福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

凄腕の殺し屋はコピノ

2023年07月20日 |  〇映画・映画音楽
귀공자  「貴公子」 〇〇〇〇〇
(1893)



2023年に公開された成人指定のバイオレンス・アクション。韓国語に
加え、英語やタガログ語の会話(韓国語字幕付き)が登場する国際色
豊かな作品。

主人公は、フィリピンと韓国の2か国を股にかけ暗躍しているコピノ
(父親が韓国人、母親が現地のフィリピン人)のイケメン殺し屋。

いい味を出していた(?)悪役は、財閥の総裁親子でサイコパス的な
韓国人。2人は、心臓を患う父親への心臓移植のために、過去、父親が
フィリピンで作って捨てた、コピノのワケあり青年の心臓を狙う。


△「貴公子」然とした凄腕の殺し屋を演じたのはキム・ソンホ

血なまぐさい紆余曲折を経て、結局、主人公の殺し屋は、財閥の極悪
親子に強烈な制裁を加えるとともに、1000万ドル(約14億円)もの
大金をせしめることに成功する。そして、コピノの青年の家族や
資金不足に苦しむフィリピンのコピノ支援施設に金銭的な援助をする。

主人公は、逆説的ながら、正義感の強い義賊的な殺し屋だったのだ。
最後は心温まるハッピーエンドで終わる、久しぶりに心が動かされた
映画だった。


(終わり)