近年、イギリスの国政選挙では、事前の世論調査を裏切り、保守党が
予想外の圧勝を収める現象が続いた。
イギリスの選挙学者らは、そうした現象を生んだ大きな要因の一つを、
アンケートや社交の場などでは自分の保守的政治傾向を明確にしたがら
ない、「シャイ(Shy)」で非確信的な保守的無党派層の増大に求めた。
いわゆる「隠れ保守党(Shy Tory)」の存在だ。
このシャイな隠れ保守層は、昨年のアメリカ大統領選挙でも、いわゆる
「隠れトランプ(Shy Trump)」として選挙の趨勢を大きく左右したと
見られている。
さて、これくらいの予備知識がないと理解できないのが、5月5日付
中央日報の時事漫画だ。
大統領選挙をめぐる事前の世論調査では中道左派系の候補に大きく水を
あけられている保守系の2人の候補が、調査結果に現れていない「シャイ」な
隠れ保守層の存在とその支持を期待している図だ。
はたして、韓国社会にも、事前の世論調査をくつがえすような、いわゆる
隠れ保守が存在しているのだろうか?
明日、9日(火)の大統領選挙が終われば、その答えが出る。
(終わり)
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