3月10日、弾劾裁判で罷免宣告を受けたパク前大統領が、12日、
大統領府を後にし、失意の中、ソウル市江南区の自宅に戻った。
△私邸前で前大統領の到着を出迎える人々(ニュース1)
私人となった前大統領には、これからも猛烈な国民感情に背を押された
司直による、ある意味で法の壁をも超える厳しい追及が待っている
ことだろう。
△前大統領の自宅(NAVER地図2016年5月撮影より)
前大統領の、まるで父親時代を彷彿とさせるかのような、一方的で
国家主義的な政策については、ずっと批判的に見てきた「ヲタク」だが、
あれよあれよという間に不幸のどん底に突き落とされた前大統領個人に
対しては、なぜか、深い同情が湧いてくる。
△Daum地図より
おそらく、最近、私生活でも仕事でも、立て続けに思いもよらなかった
不幸な出来事に見舞われた「ヲタク」が、相憐れむ対象として隣国の
前大統領を選んでしまったのだろう。
受け入れがたい辛い現実に直面し、失意に暮れている全世界の人々と
エールの交換をしたい、最近の「ヲタク」である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■[그래픽] 박 전 대통령 청와대 퇴거 후 사저까지 이동 경로
[グラフィック]パク前大統領 大統領府退去後私邸までの移動経路
(連合ニュース 3月12日)
박근혜 전 대통령이 12일 저녁 청와대를 떠나 삼성동 사저에 도착했다.
パク・クネ前大統領が12日夜、大統領府を去り江南区三成洞の
私邸に到着した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それにしても、落ち目の韓国の前大統領は大変である。
NAVER地図やDaum地図に写った前大統領の豪邸をさらして
おいて、こういうことを言えた義理ではないが、韓国の前大統領には
プライバシーも何もあったものではない。
(終わり)