福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

映画とハングルのZ

2020年01月13日 |  〇映画・映画音楽

오늘,우리  「今日、私たち」 2019年 〇〇〇--
(933)



2019年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。

4人の女性監督が、現代韓国社会を生きる4人の若い
女性を主人公に描いた、4編の短編映画のオムニバス。

一方的に別れを告げられる女性。愛情や誠意のない
彼氏との関係をズルズル続けている女性。入社予定の
会社から、突然、採用取り消しの通知を受け取った
女性。教授の不正疑惑を批判する壁新聞を貼り、
名誉棄損で告訴された女子大生。

それぞれの物語が、「くじけない」女性像を描いた、
見ごたえのある作品だった。

この映画では、映画の本筋とは全く無関係ながら、
あらためて手書き(風)のハングル文字について
考えさせられた。

日常的には、ほぼ全く手書きのハングルに接する
機会のない生活をしているのが「ヲタク」である。

ネットにしろ印刷物にしろ、目にするのは綺麗で
見やすいハングルばかりである。

ところが、韓国映画の中では、時折、読みにくい
手書きのハングルを目にして困ることがある。

主に登場人物のメモや手紙が画面に映し出される
ような場面である。


△短編映画「대자보」(壁新聞)のオープニング・タイトル

この映画の場合は、4編目の短編映画に出て来た
手書き風のオープニング・タイトルだった。

「ヲタク」には、このタイトルの最初の文字が
読めなかった。

手書きで「Zи」(ラテン文字のゼットとキリル
文字のイ)のように書かれた文字。

確認してわかったのだが、正確なハングルでは
「대」と書くべき文字だった。

あるいは、この程度の「クセ」(変形)の存在は、
ハングルを使用する「大人」なら、自分が使う
使わないは別問題として、わきまえておくべき
範囲に含まれるのかもしれない。


(終わり)


この記事についてブログを書く
« 韓国映画と柔能制剛 | トップ | ベトナム帰還兵と韓国 »
最新の画像もっと見る

 〇映画・映画音楽」カテゴリの最新記事