△プサン市東区凡一洞アンチャンマウル
2023年冬のプサン訪問では、市内バスとコミュニティバスを乗り継ぎ、
初めて東区凡一洞のアンチャンマウルを訪れた。
△プサン市東区凡一洞アンチャンマウル
マザー・ルミネ記念館を見学するためだ。
マザー・ルミネとは、過去長らく、マウルに暮らしながら児童教育に献身
したドイツ出身のカトリック修道女のこと。
ところが、いざマウルを訪ねてみると、記念館がなかなか見つからない。
下調べはしていたが、思っていた以上にマウルが広かった。
△アンチャンマウルを完全に下りきった街
結局、記念館を見つけきれないまま、気がつけば、いつの間にか完全に
マウルを下ってしまっていた。
途方に暮れたブログ主は、タクシーに助けを求めることにし、マウルの
下の街でタクシーを拾い、再び、マウルへ上った。
その年配のタクシーの運転手も記念館のことを知らなかったが、近くで
聞けばわかるだろう、とマウルまで上って行ってくれた。
△運転手が道端に車を止め、通行人に尋ねてくれたのだが・・
ところが、運転手が2度もタクシーを止め、住民に尋ねてくれたが、知る
人がいなかった。
ついには車で上れるところまで上って、タクシーをUターンさせ、3度目の
停車だ。
そこで、記念館を見つけたのはブログ主だった。事前の下調べで確認
していた建物の画像がイメージとして残っていたのだ。
建物には、小さいながらもはっきりと「루미네 수녀 기념관」の文字。
間違いない。
運転手さんは、基本料金(4800ウォン)だけくれ、と言ってくれたが、
5000ウォン札を渡し、御つりはもらわなかった。
これには、1万ウォン札を渡した方がよかったかもしれないと、ちょっと
後悔している。
△道を挟んで記念館の向かい側には豚カルビの店
ただし、肝心の記念館には驚かされた。というより、完全に肩透かしを
くらってしまった。
△タクシーの窓から撮ったアンチャンマウルの路地
「記念館」とは単なる建物の名称に過ぎず、窓からのぞくと、建物の中は
空っぽで、出入り口のドアもカギがかけられたままだった。
つまり、現状、見学するような展示物など全くなかったのである。
とりあえず今回は、そうしたことを実際にこの目で確認できただけでも、
訪れた意味はあったと考えたいところだ。
(終わり)