福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

元北工作員と義兄弟に

2018年02月20日 |  〇映画・映画音楽

의형제 「義兄弟 SECRET REUNION」 2010年  〇〇〇〇-
(104)



2010年、540万人を超える観客を動員したヒット作(年間3位)。

韓国の情報機関を解雇された男と北朝鮮の元工作員が、それぞれの
思惑を隠し持ちながらも、ともに興信所の仕事をしながら友情と
信頼を築いて行く物語。

特筆すべきは、元工作員が韓国の労働現場で長年、ベトナム人労働者と
いっしょに働いていた関係でベトナム語を習得していた点だ。

2人が在韓ベトナム人とかかわるシーンが数多く登場することで、
通常のアクション映画にはない、社会的な奥行きが感じられた。

最後に、在韓ベトナム人の小さな暴力組織のボスが、主人公の経営
する興信所の社員になる展開には、いい意味で笑ってしまった。

激しい暴力シーンにもかかわらず、ハッピーエンドで終わる結末に
救われる思いがした。

부산  「父、山」 2009年         ----- (103)



だらしない育ての父親が難病の息子への愛に目覚め、実の父親の
協力を得ながら息子の命を救う。

題名の「プサン」に引かれて見たが、街の風景以外、全くプサンとは
つながりのない映画だった。登場人物たちの言葉も、朝鮮族の女性
以外はみなソウルマル(標準語)。

納得のいかない映画だった。




(終わり)


この記事についてブログを書く
« 小平、李を韓国語で慰労 | トップ | 釜山市機張郡と元刑事 »
最新の画像もっと見る

 〇映画・映画音楽」カテゴリの最新記事