■조폭 마누라 2 : 돌아온 전설 「ザ・ブライド 花嫁はギャングスター2」
2003年 〇〇〇--
(427)
2003年、180万(公式統計)を超える観客を動員したアクション
コメディ。
2001年に大ヒットを記録した前作の続編で、主人公の女優も同じ
シン・ウンギョン。
ただし、前作から引き継がれているのは「女ヤクザ」の部分のみ。
物語は、ハサミを武器に裏社会に君臨していた女ヤクザが抗争中の
事故で記憶を失い、トラックの積荷といっしょに遠くの街に運ばれて
いくところから始まる。
2年間ほど中華料理店の店員として働きながらも、体に染みついた
戦闘的習性やハサミのワザが、時折、無意識に顔をのぞかせ、笑わせて
くれる。
結局、料理店の娘を助けようとして起きた事故で記憶を取りもどした
彼女は、悪事を働く宿敵の対立組織と再び、対決することになり、
今度も相手を打ちのめす。
前作でいい味を出していた彼女の夫が姿を消してしまったのは
残念だが、「ヲタク」好みのなかなか面白い映画だった。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
■구세주 「(直訳)救世主」 2006年 〇〇---
(426)
2006年、180万人(公式記録)を超える観客を動員したコメディ。
大学時代、MT(メンバーシップ・トレーニング、合宿コンパ)の
「ハズレ女」だった女性にやっと「救世主」が現れたかに見えたが、彼は、
彼女に全くなびかない。
この映画では、女性が男性の心を射止めるため、ハチャメチャな
ドタバタ恋愛劇を繰り広げる。
ところで、韓国の青春映画に付きものなのが、兵役中の面会。
この映画では、彼女の策略により、2人は外泊し、ついに結ばれ、
おまけに(?)子種まで得る。
「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、それなりに楽しめた。
■연애의 온도 「恋愛の温度」 2013年 〇----
(425)
2013年、180万を超える観客を動員した異色の恋愛映画。
銀行で職場恋愛する男女が主人公。3年交際した後、別れ、よりを
戻したが、また別れ、最後にまたいい雰囲気になって映画は終わる。
「ヲタク」の趣向には全く合わない映画であった。
(終わり)
■라디오 스타 「ラジオスター」 2006年 〇〇〇〇〇
(424)
2006年、180万(公式統計)を超える観客を動員した映画。
1980年代に一世を風靡した元有名歌手が、献身的なマネージャーと
苦楽をともにしながら、長い低迷期を経て、地方ラジオ局(江原道
寧越郡)のDJとして再起を果たす物語。
△MBC(実在)ならぬ「MBS(架空)寧越支局」前で再開した2人
ソウルの大手芸能事務所への移籍話を前に身を引いたマネージャーを、
元有名歌手が、全国放送となった自身の番組を通じ、寧越に呼び戻した
シーンには、素直に感動した。
また、映画に挿入されていた7、80年代の名曲は、中高年世代の
郷愁をかきたてるに十分のBGMだった。
●크게 라디오를 켜고 (보컬: 임재범) -- 시나위<1986>
ここでは、2曲だけ、紹介しておく。
●Video Killed the Radio Star - Buggles <1979>
こうした曲を聞くと、「ヲタク」にも、間違いなく青春の日々が
あったことを再確認させられる・・・。
(終わり)
■글러브 「ホームランが聞こえた夏」 2011年 〇〇〇--
(423)
2011年、180万を超える観客を動員したスポーツ映画。
忠清北道忠州市にある、実在のカトリック系聴覚障害児学校(高校)の
野球部をモデルに、彼らが全国大会での1勝をめざし、奮闘する姿を
描いた映画。
臨時コーチに招かれた失意の元有名プロ野球選手が、人間として
再生していく姿など、脚色を加えながらの展開に、自然に
引き込まれてしまった。
なかなか見ごたえのある映画だった。
ちなみに、韓国には野球部のある高校が、2015年現在、全国に
67校(登録校基準、ウィキペディア)。
この映画のモデルになった忠州聖心学校は、当然、その67校の
うちの1校である。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
■오늘의 연애 「今日の恋愛」 2015年 〇----
(422)
2015年、180万を超える観客を動員した恋愛映画。
韓国の恋愛映画には幼なじみとの恋物語が多い、というのが「ヲタク」の
印象である。
お互い自分を飾る必要もなく、何でも遠慮なく言い合える相手に、
いつしか信頼とは別の感情が芽生え、恋が始まる。
小学校教師と気象キャスターの2人が主人公のこの映画が、まさに
そんな恋の物語であった。
●이지훈 - 파라다이스 (Paradise) OST.오늘의 연애(Love Forecast ) Thai sub
ただし、2人の幼なじみが恋に到達するまでの紆余曲折は、正直、
中高年「ヲタク」をうんざりさせた。
韓国語学習という大きな目的がなければ、とても見ていられない
映画であった。
(終わり)
昨年末からネット上で見る韓国映画にハマってしまい、気が付くと、
この秋までに見た韓国映画の本数が、すでに400本を超えてしまった。
「ヲタク」の本領発揮と言いたいところだが、一種、病的な粘着ぶり
である。
ところで、再三、告白している通り、これまで「ヲタク」がネット上で
見た韓国映画は全て、中国語系を中心にした韓国語系、英語系などの
サイトに投稿された無料動画の類(たぐい)である。
今回は、この間、中・韓・英の3言語を駆使しながら、ネット上で
いくら検索しても、ついに見れなかった(見れてないままの)3本の
映画を紹介、記録しておく。
くしくも、3本の映画とも主人公(たち)がマイノリティーという
共通性を持っている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■깊고 푸른 밤 「ディープ・ブルー・ナイト」 1985年
アメリカの韓国系移民を描いた映画で、「ヲタク」の好きな韓国
映画だ。遠い昔、レンタルビデオを借り、2、3回見た映画では
あるが、見れるものなら、ネット上でも見てみたい。
とは言え、1985年公開の映画である。
古すぎて、最近の韓国映画ファンや韓流ファンの関心から漏れて
しまっている可能性が高い。
■망종 「キムチを売る女」 2006年
中国の朝鮮族女性が主人公の映画。
韓国でも公開された(2006年)映画だが、正確には中国(外国)
映画である。
朝鮮族を描いた朝鮮語による中国映画は、中国やアメリカ(移民)の
韓国映画ファンの関心からは漏れているのかもしれない。
■그라운드의 이방인 「海峡を超えた野球少年」 2015年
1980年代、韓国の高校野球大会に遠征、出場した在日韓国・朝鮮人
高校生チームの選手らの現在を追うドキュメンタリー作品。
2015年に公開された比較的、新しい作品だが、地味な性格もあってか、
ネット上で無料動画を見つけ出すことができなかった。
機会があれば、お金を出してでも見たいと思っている作品である。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
■가족 「ファミリー」 2004年 〇〇---
(421)
2004年、190万(公式統計)を超える観客を動員した映画。
韓国映画には家族愛をテーマにした映画が多い、というのは「ヲタク」の
印象だが、この映画は、題名そのものがずばり「가족(家族)」。
元警察官の父親と前科持ちで暴力組織となかなか悪縁の切れない娘の
反目と和解を描いた作品だ。
最後には、父親が娘のために、自分の命と引き換えに組織のボスの
命を奪う。
父親が白血病にかかっていたという事情はあるにしろ、父娘の絆の
強さを証明するにしては、あまりにも強引で壮絶な展開だった。
一種のノワール作品と見てよいのかもしれない。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
■효자동 이발사 「大統領の理髪師」 2004年 〇〇〇〇-
(420)
2004年、190万(公式統計)を超える観客を動員したヒット作。
大統領府近くの町で散髪屋をやっていた縁で大統領の理髪師に抜擢
された男の目を通じ、70年代の独裁政治の不条理を描いた異色の
ブラックコメディーだ。
題名から70年代の韓国や大統領個人を懐古趣味的に美化した映画かと
思いきや、「ヲタク」の予想は見事に外れた。
△一見、楽しげに電気で拷問される理髪師の息子(映画より)
小学校に通う理髪師の息子が、下痢をしただけで北のスパイとの
接触を疑われ、逮捕されてしまう。
彼が、電気による「拷問」の末、下半身不随になってしまう場面は、
コメディタッチとは言え、非常に痛々しかった。
△1960年代、出会ったころの主人公と妻
なお、主人公の妻は、若いころ、田舎(慶尚道と推測される)から
上京し、主人公の店で見習いをしていた。
△いやらしい目つき(?)で見習い女性を見る主人公
その時、主人公から無理やり(?)妊娠させられ、しかたなく結婚を
承諾した過去を持つ。女性の人権など一顧だにされなかった時代の
話である。
朴正熙政権(慶尚北道出身者閥)の性質上、大統領府に出入りする
理髪師の妻は、やはり、慶尚道方言を話していた。
脚色の多い映画とは言え、70年代の不条理の中を生き抜いた庶民の
哀歓が、うまく表現された映画である。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
「ヲタク」が地元、福岡のローカルニュース(RKB毎日放送)で入手した
情報である。
この9月、「ヲタク」もよく知る博多港の中央ふ頭が330m延伸され、
大型クルーズ船が縦に2隻、同時に着岸できるようになった、とのこと。
「ヲタク」自身、これまで何度となく中央ふ頭に立ち寄りながら、
うかつにも、岸壁の延伸工事については全く知らなかった。
博多港で働く娘から、中央ふ頭の将来的な再整備計画については
聞きかじっていたが、まさか、こんなに早く中央ふ頭が伸びることに
なるとは・・・。
将来的に、中央ふ頭の西側(現・博多港国際ターミナル)はクルーズ船
専用の岸壁になり、日韓航路のターミナルは東側に移転される計画だ。
△日韓フェリーや高速船のターミナルは西側から東側(画像右手)へ
中央ふ頭再整備の完成が待ち遠しい「ヲタク」である。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
■영어완전정복 「英語完全征服」 2003年 〇〇〇--
(419)
2003年、91万(公式統計)を超える観客を動員したラブコメディー。
「英語完全征服」なる題名に惹かれ見た。
職場で英語の研修を命じられた初級公務員の女性を主人公に、
英会話スクールを舞台に繰り広げられるコミカルな恋物語。
主人公が恋した青年は、子どもの頃、アメリカに養子に行った妹と
英語で話せるようになることを目的にスクールで学んでいた。
なかなか面白い映画だった。
■목격자 「(直訳)目撃者」 2018年8月 〇〇〇--
(418)
2018年8月に公開された最新のヒット作。
アパートの6階に住む平凡なサラリーマンが、深夜、駐車場で起きた
殺人事件を目撃したことで、恐るべき連続殺人事件に巻き込まれて
行く。
4階に住む同じ目撃者の女性と愛犬は犠牲になったものの、最後は
主人公の活躍で事件の全貌が明らかになる。
なかなか見ごたえのあるスリラー映画だった。
■잠복근무 「恋の潜伏捜査」 2005年 〇〇〇--
(417)
2005年公開のコメディ映画。
1人の敏腕女性刑事が、容疑者の一人娘を監視するため、娘が通う
高校に転校生として潜入し、事件を解決に導く。
■무방비도시 「ファム・ファタール」 2008年 〇〇---
(416)
2007年公開のノワール映画。
母親が有名なスリだった刑事が、女性ボスが率いるソウルの
スリ団を追う。
なかなか見ごたえのある映画だった。
■시실리 2km 「時失里2km」 2004年 〇〇---
(415)
2004年公開のオカルト・コメディ。
裏組織の幹部が、組織のダイヤを持ち逃げした元部下を追い、「時失里」
なる山里に入り、幽霊の力を借りながら、ダイヤを取り戻すまでの
珍騒動が描かれている。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
■더 게음 「ザ・ゲーム」 2008年 〇〇〇--
(414)
2008年公開のスリラー映画。
財閥総帥の老人と若い画家が、それぞれ大金と肉体をかけ、無作為に
かけた電話に出る相手が男か女かを当てるゲームをする。
△脳の交換手術(映画より)
ゲームに勝利した総帥は、若者と脳を交換し、若い肉体を手にれ、
さらに若い画家の記憶まで奪ってしまう、という恐ろしい展開の
映画。
近未来の医学SF映画とでも言えばよいのだろうか?
最初から最後まで、実に不気味な映画であった。
■불신지옥 「(直訳)不信地獄」 2009年 〇----
(413)
2009年公開のサスペンス映画。
ある日突然、失踪した中学生の妹を探す姉が主人公。
主人公が知らなかった妹や母親の秘密が、徐々に明らかになる。
主人公が生き残るのが唯一の救いの、実に陰惨な映画である。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
△青い丸印が「손없는 날」(ネイバーカレンダーより)
ネイバーカレンダーも教えてくれる「손없는 날」とは、「手のない日」では
なく「厄神(魔物)のいない日」を意味する。
強いて日本語に訳すとすれば、「吉日(きちじつ)」くらいが適当だろうか?
引越しや開業を「厄神(魔物)のいない日」に行う、というのが韓国社会の
民俗的伝統なのだ。
独特の民間信仰である。
(終わり)
■신과 함께-인과 연 「(直訳)神と共に 因と縁」18年8月 〇〇〇--
(412)
2018年8月1日公開の新しい映画。1400万を超える観客を動員した
「신과 함께-죄와 벌<神と共に 罪と罰>」(2017年12月公開)の
続編にあたる作品だ。
この続編も、8月1日の公開以来、1200万人を超える観客を動員する
大ヒットを記録しており、現在も上映中だ。
ところで、「ヲタク」は、前作についても、中国語系の動画共有
サイトに違法アップロードされた、ちょっとおかしな映像を見た。
同じくこの続編についても中国語系のサイトを通じて鑑賞したが、
映像はやはり、鮮明度が低く、画面の下両側に黒い影が入っていた。
△画面下両側に黒い影
まだ韓国で上映中の作品でもあり、DVDや動画ファイルなどの入手が
困難(不可能?)な段階での、急場しのぎの録画とアップロードなので
あろう。
△高麗軍の兵士が女真族の村を襲う場面(映画より)
不完全な状態の動画でもいいから、一刻も早くこの映画を見たいと
思う韓国映画ファンが、中国語圏には大勢、存在していると見える。
ちなみに、この映画では、死者の魂を転生させるために黄泉の世界で
活躍する3人組や黄泉の世界を治める閻魔大王の前世(1000年前の
高麗時代)の数奇な関係性が明らかにされる。
笑いあり涙ありの、実に見ごたえのある娯楽作品であった。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
■빅매치 「ビッグマッチ」 2014年 〇〇---
(411)
2014年公開のアクション映画。
1人の格闘家が、人質に取られた兄を救い出すため、サイバー空間を
操る天才的犯罪者と戦う異色のアクション映画。
ところで、この映画では、アジア最大のサッカー専用スタジアムで
あるソウルワールドカップ競技場が登場した。
7万人近くの観客を収容できる(ヤフオクドームの約2倍)スタジアムと
あって、映画の画面を通じて見るだけでも、その巨大さが伝わって来た。
その巨大スタジアムでのアクションシーンも含め、シンプルな娯楽
作品としては、そこそこ楽しめた映画であった。
(終わり)
← 応援のクリックをお願いします。
今年、2018年の「チュソク」(中秋節、陰暦8月15日)は、新暦の
9月24日(月)。
△ネイバーカレンダーより
韓国や中国では、秋の非常によい時期に大型連休を迎えることに
なる。毎年のことながら、うらやましい限りである。
今回は、「ヲタク」の思い付きから、日韓中越4カ国の月見団子に
ついて、ネットの画像検索を利用し、簡単に比較してみた。
△日本の「月見団子」(グーグル)
言うまでもなく、月見団子は、中秋節のシンボル的食べ物である。
△韓国の「송편」(ネイバー)
例によって、日本では旧正月にしろ中秋節にしろ、陰暦に基ずく
アジア的な伝統文化は衰退の一途をたどっているので、この秋、
こうした月見団子を口にする人は、そんなに多くはないだろう。
△中国の「月饼」(百度)
しかし、韓国や中国、台湾、あるいはベトナムなどでは、名称こそ
違え、秋の中秋節は、旧正月と並ぶ代表的な年中行事であり、盛大に
祝われる。
△台湾の「月餅」(ヤフー台湾)
例え日本で暮らしていても、韓国語の学習者なら、必ず、知って
おくべき年中行事だろう。
△ベトナムの「Bánh trung thu / 餅中秋」(グーグル)
この秋、東アジアの伝統文化に思いをはせつつ、せめて月見団子の
一つくらいは、口に運んでみたいと思っている「ヲタク」である。
(終わり)