福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

クッパ風のテールスープ

2022年09月15日 |  〇我家の韓国料理


先日食べた、我が家の韓国料理。

スープの中にご飯を入れた、クッパ風のテールスープである。



実に美味であった。

もちろん、作ってくれたのはプサン出身の妻。ブログを書きながら、
ここでも重ねて感謝しておこう。


(終わり)

韓国映画で歳の差恋愛

2022年09月14日 |  〇映画・映画音楽
완벽한 파트너「完璧なパートナー」 〇〇---
(1690)



2011年に公開された成人指定のちょいエロラブコメディ。

脚本家の中年男性がカルチャースクールの教え子である若い
女生と恋に陥る。一方、料理家を目指している男性の息子は、
著名な美人料理研究家である師匠と恋に陥るのだが、父親の
恋愛相手である若い女性は、偶然にも息子の恋愛相手の娘
だった。

要するに、2組の親子同士で年の差恋愛に身と心を焦がす、
という話だ。


△若い弟子を誘惑する美貌の料理研究家

ブログ主の趣向には全く合わない映画だった。例によって
韓国語の聞き取り学習と割り切り、最後まで鑑賞させて
もらった。


(終わり)

多様なカップチャジャン麺

2022年09月13日 |  ┣銀幕のチャジャン
머니백 「マネー・バック」 〇〇〇--
(1689)



2018年に公開された犯罪コメディ。

大金のつまったゴルフバックをめぐり、7人の切羽詰まった
ワケあり男たちが繰り広げるスリル満点のハチャメチャ犯罪コメディ。

ナンセンスな映画だったが、物語の展開にはすっかり引き込まれて
しまった。

なお、この映画に登場したチャジャン麺関連シーンについては、
シーンごとに解説しておく。

1 カップチャジャン麺は「チンチャジャン」



コンビニでアルバイトをしながら初級公務員試験を受け続けて
いる青年が、店主に借金を断られたあげく店を首にされたシーン。


△商品名は「진짜장」

コンビニの棚にはカップ麺のチャジャン麺「チンチャジャン」が
並べられていた。

2 札束とチャジャン麺



闇金業者の子分が、チャジャン麺を食べながら札束を動かして
いた。なかなか珍しいシーンだった。

3 チャジャンソースまみれの顔


△商品名は「공화춘」

宅配業者の男がカップ麺のチャジャン麺「共和春」を食べようと
したところに闇金業者の子分が乱入する。



そして、宅配業者の顔をカップ麺に押し付け、自分が頼んだ
荷物の行方を問い詰める。



宅配業者の男の顔はチャジャンソースまみれ。このシーンもまた、
なかなか珍しいシーンだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画に現われるチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、
まだまだ奥地をめざす。


(終わり)

韓国映画と亀甲船

2022年09月12日 |  〇映画・映画音楽
한산:용의 출현  「閑山:龍の出現」 〇〇---
(1688)



2022年に公開され720万を超える観客を動員した時代劇。

1592年、文禄の役において、豊臣秀吉の水軍を閑山島の海戦
撃破した李舜臣将軍の活躍を描いた作品だ。

あくまで娯楽作品なので、様々に史実とかけ離れた創作が
加えられていることは言うまでもない。


△映画に登場した亀甲船

ちなみに、この映画ではいわゆる「거북선(亀甲船)」を「구선
(亀船)」と呼んでいて、最初は少しとまどった。


(終わり)

チャジャン麺と夏目漱石

2022年09月11日 |  ┣銀幕のチャジャン
그 후  「それから」 〇〇〇--
(1687)



2017年に公開された白黒のドラマ映画。映画の題名は、日本の
文豪、夏目漱石の作品「그 후(それから) 」から取られている。

一旦は不倫相手の女性との愛に生きる決意をし家を出た中年
男性が、最終的には、1人娘のために生きる決断をし、女性と
別れて娘と妻の元に戻る。

男性が営む小さな出版社に事務員として初出勤した日、男性の
妻から男性の不倫相手と勘違いされ、暴力まで振るわれた作家
志望の女性が、不倫劇の顛末を見届ける役割を果たす。

なかなか見ごたえのある文学的な作品だった。


△中華料理店で話し込む主人公男性と初出勤の事務員

ところで、この映画にもチャジャン麺(韓国風ジャージャー麺)が、
間接的に登場した。


△店の名は「正統 昔の手作りチャジャン」

中年男性が、とある中華料理店のファンでチャジャン麺好きだった
のだ。


△照れつつも、いつもと同じチャジャン麺の出前をたのむ男性

店内で食事をしながら飲むシーンが2、3度、出前を取る
シーンが1度登場した。


△久しぶりに訪ねてきた元事務員に別れ際、夏目漱石の小説をプレゼント

特に印象的だったのは、ラストシーン。男性は、自分の不倫劇の
顛末を見届けた元事務員の女性を見送りながら、別れ際に自らが
翻訳出版した夏目漱石の小説をプレゼントした。

その小説が、おそらくは「그 후(それから)」だったに違いない。


△漱石とチャジャン麺がすれ違う印象的な場面

夏目漱石の小説(韓国語版)を手に冬の街を歩く女性と、男性の
事務所にチャジャン麺を届けに来たバイクの配達夫がすれ違う。

日本人のチャジャン麺ウォッチャーであるブログ主からすれば、
非常に感慨深いワンシーンであった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

時にはブログ主が意表を突かれるようなチャジャン麺関連シーン
だってあるのが韓国映画なのだ。


(終わり)

韓国映画でウィルステロ

2022年09月10日 |  〇映画・映画音楽
비상선언  「緊急事態宣言」 〇〇〇--
(1686)



2022年に公開され200万を超える観客を動員した韓流サスペンス
アクション。

人生に絶望した1人のサイコパス青年がハワイ行きの旅客機に
乗り込み、大勢の人々を巻き添えにした自殺テロを企てる。彼が
テロに使おうとした粉末状の物質は、ウィルスを使った殺傷力の
強い生物兵器だった。


△いかれたサイコ役を好演した男優はイム・シワン

この映画は、想定外の非常事態の中、機内や地上のそれぞれの
場で、未曽有のテロ事件に命がけで立ち向かう勇敢な人々の姿を
描いている。

あまりにも「英雄的」に過ぎる主役たちの姿に、ちょっと引いて
しまったのも事実だが、なかなか見ごたえのある映画だった。


(終わり)

つわりとチャジャン麺

2022年09月09日 |  ┣銀幕のチャジャン
사랑하기 때문에 「愛しているから」 〇〇〇〇-   
(1685)



2017年に公開されたチャ・テヒョン主演のハートフルなラブ
コメディ。

プロポーズをしようと約束の場所に向かっていた青年が交通
事故に遭い、昏睡状態に陥る。その後、幽体離脱した彼の魂が
事故現場に居合わせた複数の老若男女に次々と乗り移りながら、
結果的に人々を幸せに導いていく。

そして最後に、奇跡的に意識を取り戻した青年が大切な女性と
結ばれハッピーエンド。

見ていて、心が温かくなる映画だった。

なお、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風
ジャージャー麺)が、しっかり登場してくれた。


△友人はズルズルと音を立てながらチャジャン麺を食べた

青年の魂が、妊娠中の女子高生に乗り移っていた時の話だ。

彼は、彼の魂が乗り移った女子高生のクラスメートで、彼の
正体を知る唯一の女子高生と2人で中華料理店を訪れた。

その店で2人が食べた料理がチャジャン麺だったのだ。


△つわりで吐き気を催す青年(まわりから見える姿は女子高生)

ただし、つわりがひどかった女子高生(青年)は、タクワンを
口に運んですぐに吐き気を催し、吐き出してしまうしまう。


△食べずじまいに終わったチャジャン麺の上には食べかけのタクワンが

結局、青年(女子高生)はチャジャン麺を食べずじまいに終わった。

つわりで食べれなかったチャジャン麺、しかも食べかけのタクワン
まで上にのっている様子を目にするのは、さすがにこの映画が
初めてだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画に現われるチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、
さらに奥地を目指す。


(終わり)

悪魔祓いとチャジャン麺

2022年09月08日 |  ┣銀幕のチャジャン
韓流エクソシストアクション映画「使者」(鑑賞番号779)を、
久しぶりに再鑑賞した。

この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風ジャー
ジャー麺)が登場してくれたのだが、この映画では、とりわけ
演出関係者らの深いチャジャン麺愛が感じられた。

ここでは、チャジャン麺ウォッチャーであるブログ主をうならせた
3つのシーンをシーンごとに解説しておく。

1 子どもの頃の回想シーンから


△子どもの頃、亡父と交わした対話を回想するシーン

主人公の青年が子どもの頃、警察官だった亡父に連れられ入った
中華料理店で、神について対話したシーン。

チャジャン麺については注文のシーンだけだったが、画面左で
エキストラの客がチャジャン麺の麺を頭の上にまで持ち上げる
姿に、演出家の深いチャジャン麺愛を感じずにはいられなかった。

2 ホテルの部屋に届けられたチャジャン麺


△ホテルの部屋に出前を届ける配達員

バチカンから派遣されたエクソシスト(悪魔祓い)の韓国人神父が、
宿泊中のホテルに出前のチャジャン麺を取ったシーン。


△ホテルの部屋のモニターに映し出された配達員

チャジャン麺を届けに来た若い配達員は女性だった。

わざわざ、珍しい女性配達員による出前シーンを丁寧に描いた
ところからも、チャジャン麺愛、ひいては韓国のデリバリー
(配達)文化に対する深い愛情を感じさせられた。

3 チャジャン麺のラップの剥ぎ方


△チャジャン麺のラップがなかなか剥げない

ホテルの部屋で神父と青年が2人で出前の中華を食べるシーン。

最初、神父はチャジャン麺にかかったラップを剥ぐのに苦労する。


△青年の手元を凝視する神父

一方、青年は割箸を使い、ラップのかかった容器の角っこを
シュリシュリシュリと音を立てながら強く擦ることでラップを
破る。手慣れた様子だ。

それを見た神父も、青年のやり方をまね、シュリシュリシュリと
割箸で容器の角っこを擦り始めたのだった。


△青年のマネをして割り箸で容器の角を擦る神父

そして無事、ラップを剥がすことに成功した神父が、おいしそうに
チャジャン麺を口に運んだ。


△おいしそうにチャジャン麺を食べる神父

この映画で、演出家のチャジャン麺愛を最も強く感じさせられた
シーンだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

チャジャン麺関連シーンから、ついつい演出家のチャジャン麺愛
まで感じてしまうのがチャジャン麺ウォッチャーなのである。


(終わり)

中華の配達夫が主役

2022年09月07日 |  ┣銀幕のチャジャン
철가방 우수氏 「配達夫のウスさん」 〇〇〇--
(1684)



2012年に公開されたヒューマンドラマ。メディアでは「기부 천사
(寄付の天使)」とも呼ばれた実在の人物をモデルに創作された、
悲しくも心温まる物語。

主役は中華料理店で配達夫をしている前科持ちの男性。カトリック
系の孤児院の出身で天涯孤独の身だ。


△主人公は中華の配達夫

彼は、単身者向けの安アパート(「考試院」)に暮らしながら、
中華の配達夫の仕事で得る給料から恵まれない子どもたちに学費の
支援を続けてきた。厳しい環境にありながら希望と可能性を持つ
子どもたちから返ってくる感謝の思いが、彼の生き方を変え、
やがて生きがいとなり人生を支えてきたのだ。

そんな彼が、配達途中に事故に遭い、生涯を閉じてしまう。
何とも残酷で悲しい結末である。


△チャジャン麺やチャンポンを出前で届ける主人公

チャッチャ チャラチャラ チャジャンミョ~ン、なる軽妙な
挿入歌が物悲しく響くしかない映画だった。


△チャジャン麺が最も大きく映し出されたシーンより

なお、この映画には主人公の仕事柄、非常に多くのチャジャン麺
(韓国風ジャージャー麺)関連シーンが登場したが、ここでは
紙面(?)の都合もあり、画像のキャプチャーは一部にとどめた。

それにしても、実在のチャジャン麺配達夫の半生を描いた映画まで
存在したとは驚きである。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画に登場するチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅には、
まだまだ未知の領域が待っている。


(終わり)

チャジャン麺注文後に

2022年09月06日 |  ┣銀幕のチャジャン
토요근무  「土曜勤務」 〇〇〇〇-
(1683)



2011年に公開された短編映画。

ある土曜日の午後、インターネット回線の設置工事を行っている
青年が、その日最後の仕事をこなすため1軒のアパートを訪ねる。



そして工事終了後、青年は留守番していた少女に強くせがまれ、
しかたなく、しばらくアパートに居残ることに。やがて夕方になり、
2人は出前のチャジャン麺を注文。それを食べたら青年は帰ることを
少女に告げる。

ところが、トイレに行こうとした青年が、内側からトイレに鍵が
かかっていることに気づく。何とかトイレの鍵を開けた青年は、
トイレの中で自死した少女の母親を発見する。

何ともショッキングな展開の物語だったが、青年と少女のあまりにも
自然な演技に、すっかり引き込まれてしまった。



ラストシーンは、ラップがかかったまま公園のベンチの上に置かれた
2杯のチャジャン麺と2人の姿。



おそらく、警察に連絡した後、先に届いた出前のチャジャン麺を
受け取り、アパート近くの公園で警察の到着を待っていたのだろう。

全く手の付けられていないチャジャン麺のシーンとともに、重たい
余韻の残る映画だった。


(終わり)

「考試院」の訳し方

2022年09月06日 |  〇映画・映画音楽
고시원 「単身者向けアパート」 〇〇---
(1682)



2015年に公開されたインディーズ系のラブロマンス。GYAOにて
鑑賞。

借金苦に陥った単身者向けアパートの家主の青年と母親の入院代を
工面するためアパートの1室で売春をする女性が繰り広げるドタバタ
純愛劇。


△引かれあう男女

男性の失踪という何とも中途半端な結末が、不快な余韻を残す
映画だった。

ちなみに、この映画の題名であり、物語の主要舞台ともなった
「고시원(考試院)」は、今回、「単身者向けアパート」と訳して
みた。


(終わり)

少女と鍋チャジャン麺

2022年09月06日 |  ┣銀幕のチャジャン
ハートフルな韓流ドラマ映画「担保」(鑑賞番号1227)を、久し
ぶりに再鑑賞した。

不法滞在中の朝鮮族女性の借金の「担保」として金融業者に身柄を
拘束された少女が、まわりの温かい支援を得ながら、長じて優秀な
中韓同時通訳者として成功するまでの物語を描いた作品だ。



この映画では、主人公の朝鮮族少女がアルミ鍋の即席チャジャン麺
(韓国風ジャージャー麺)を食べるシーンが登場し、チャジャン麺
ウォッチャーであるブログ主の目を喜ばせてくれた。



少女が金融業を営む主人公男性の養子となり、韓国の小学校に
入ることが決まった夜のシーンだった。



たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

最近ではブログ主自身、子どもがチャジャン麺を食べるシーンを
目にするだけで、自然と心が和んでくる。


(終わり)

箸で麺をかき上げる

2022年09月05日 |  ┣銀幕のチャジャン
悲恋を描いた韓流ロマンス映画「幸福」(鑑賞番号529)を、
久しぶりに再鑑賞した。


△チャジャン麺を箸で持ち上げる男性

この映画では、主人公男女の初デートで、男性のみチャジャン麺
(韓国風ジャージャー麺)を食べるシーンが登場した。


△1度目に比べ2度目は若干、麺の量が少ない

そして、そのシーンでは、男性がチャジャン麺を箸でかき上げる
動作が間隔を置き2度もあり、チャジャン麺ウォッチャーである
ブログ主の目を喜ばせてくれた。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

韓国映画に登場するチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅は、
着実に前に進んで行く。


(終わり)

チャジャン麺大作戦

2022年09月04日 |  ┣銀幕のチャジャン
韓流犯罪コメディ「ゲート」(鑑賞番号400)を、久しぶりに
再鑑賞した。


△金庫破りの主人公が出所した日にチャジャン麺

この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国風
ジャージャー麺)が、何度も登場してくれた。

しかも、物語の展開の中で非常に重要な役割も担った。


△悪徳高利貸しの事務所にチャジャン麺を届ける「慶春楼」の配達夫

具体的に言えば、主人公たちが悪徳大富豪マダムの大金を狙う
前段階で、マダムにつながるある悪徳高利貸しの金庫を破るシーン。


△事務所に住み込む2人の手下にチャジャン麺を届ける配達夫

その金庫を破る作戦の中で、チャジャン麺が重要な役割を果たした
のである。


△事務所の金庫を破るための作戦をアニメで説明

主人公らは、まず、高利貸しの事務所で寝泊まりしている2人の
手下が毎日、同じ店からチャジャン麺の出前を取っている事実を
つかんだ。


△ハニートラップ(?)を使い配達夫を出前箱から引き離す

その上で、配達されるチャジャン麺に前もって睡眠薬を注入し、
手下を眠らせる計画を立てたのだった。


△配達夫がバイクを離れたスキにチャジャン麺に睡眠薬を注入

映画では、その計画をわざわざアニメで説明していた。


△計画実行の日、何も知らずチャジャン麺の配達を準備する配達夫

中華の配達夫や出前箱、そしてチャジャン麺をアニメで目に
することになろうとは。


△露出狂のフリをして配達夫を誘惑する金庫破りの娘

チャジャン麺ウォッチャーを自認するブログ主も、さすがに
この一連のシーンには目を見張り、そして心を揺さぶられた。


△別の仲間がチャジャン麺に睡眠薬を注入

韓国映画とチャジャン麺の関係は、ブログ主が思っている以上に
まだまだ奥が深いことを痛感させられた。


△手下2人は睡眠薬入りのチャジャン麺を完食し、深い眠りに

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画とチャジャン麺の関係を探るブログ主の旅は、さらに
奥を目指す。


(終わり)

韓国映画と格差社会

2022年09月02日 |  ┗注目女優
방울토마토  「ミニトマト」 〇〇〇〇〇
(1681)



2008年に公開された悲劇的な家族ドラマ。格差社会を風刺した
告発型映画として見ることもできる。


△少女役のキム・ヒャンギは、現在も個性派女優として活躍中

1人の貧しい祖父が孫娘を思う深い愛情と、1人の貧しい青年が
傲慢な富豪に向ける屈折した復讐心とが交差することによって、
何の罪もない1人の少女(孫娘)の大切な命が奪われていく。

ブログ主は、この愛くるしい少女の一見、不運で無意味な死を、
格差社会が必然的に生み出す数多(あまた)の不条理の象徴と見た。

格差社会は、決して構成員を幸せにはしないのだ。

考えさせられることや感じさせられることの多い、非常に
見ごたえのある映画だったと言える。


(終わり)