BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

ワンピース-ONE PIECE- 第1116話 『葛藤』 感想: 「空白の百年」の秘密が明かされたなら遠からずヤマトも麦わらの一味に加入かな?

2024-06-03 21:04:49 | ワンピ
引き続き、前回で「空白の百年」の秘密の核心を明かしたベガパンクの放送・配信が流れる世界。

この世界は海に沈む。

その放送の聴衆として、これまでワンピに出てきた様々な人たちが振り返られる構成はちょっとずるいといえばずるい。

今後の「世界同時騒乱」の一応、仕込みの時間なんだろうなぁ。

しかし、この先も、ロジャー海賊団の面々は、レイリーのように「空白の百年」についてだんまりを決め込むのかな?

それにしても、最後のレイリーの一言は含蓄があるなぁ。

みなまで言うな、ベガパンクよ、さすがにそれは喋りすぎ。

これからの若者たちが答え=ワンピースを突き止める意欲を削ぐんじゃない!

つまり、今回のレイリーは、ある意味、読者の代弁でもあるってことだよね。

いや前にも書いたように、ベガパンクが一気に正解を伝えることで、物語の方向も定まり加速するのは目に見えているけど、最後の落ちまで伝えたら終わりだろう、と。

そういう意味では、ヨークが見つけた「鉄の巨人」が五老星にどこまで抵抗できるかが、ベガパンクを黙らせる最後の手段なのだろうな。

で、いよいよもってベガパンクがこの世からいなくなってしまったら、あとはロビンの知恵に頼るしかない、って流れかな。

もちろん、レイリーたち元ロジャー海賊団のクルーも正解を知っているはずだけど、彼らはレイリーのように秘密を口外することはないってことかね?

あー、でもその中には、おでんの日記を読んだヤマトも含まれているはずだから、これはヤマトがいよいよルフィーたちを追って海に出る、ってことなのかね?

プルトンを押さえている以上、ワノ国の戦略的重要性はいや増すばかりだから、逆にあらためてワノ国にルフィたちが向かう展開もありなのだろうか?

ともあれ、ベガパンクがどこまでバラすのか、その程度で今後の展開の出発点も変わるだろうな。

あと、微妙に気になるのが、ヨークが疑問に思った、なぜベガパンクはすべてを知っていたのか?

時系列がおかしいという指摘。

これはまた、トキトキの実のような能力がどこかで発動しているのか?

あるいは、単にベガパンクが、未来予測を可能とするシミュレーションまで実現していたのか?

ただその場合でも、一度知った未来の事実を、一旦わざわざ忘れさせる、ってことをベガパンクが自分自身に行ったようにしか見えないのだけど。

「時間操作」の能力がどこかにあるのか。

もしかして能力に目覚めたボニーならそれも可能なの?

気になるなぁ、「時間操作」の能力。

今後の物語の鍵になるんじゃないかな?

ともあれ、物語的には、ステューシーと鉄の巨人が、それぞれ次回あたり、五老星の侵攻に対して、さながら弁慶の立ち往生ばりの活躍をしそうなので、期待大。

もっとも、ステューシーはこのままカクとともにCP-0から逃亡しそうな気もするけど。

一方、鉄の巨人は、このまま単なる出落ちになるとは思えないので、もう少しなにかありそう。

というか、そもそも自ら怒れる守護神のように立ちふさがる鉄の巨人の姿は、そのままボニーを守りに駆けつけたくまそっくりなのだけど。

やっぱり、鉄の巨人とくまの一族にはつながりがあるのかね?

こちらも気になるぞ!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鬼滅の刃 柱稽古編 第4話 『笑顔になれる』 感想: 柱たちが一緒に稽古しているのが馴れ合っているようにしか見えなくて、違和感が拭えない。

2024-06-03 12:26:39 | 鬼滅の刃
紙飛行機のシーン、必要だったか?

なんか鬼殺隊がただの部活みたいになってきてむしろ気持ち悪い。

最後に、無一郎が炭治郎に、鬼舞辻無惨を倒そう、というのも、なんか違う気がする。

柱って、良くも悪くも、人の道をみな外していて、端から見たら多少なりとも人格破綻者だったと思うのだけど。

それが急にものわかりのよい「いい人」になっているのにも違和感がある。

それをいえば、前回から続く、風柱と蛇柱の夜稽古、というのも、え?柱ってそんなに馴れ合う人たちだったっけ?と疑問に思う。

多分、原作の雰囲気で言えば、それまで基本的には人格破綻者の集団だった柱が、お館様を殺されたことで、とにかく、無惨討つべし!ってなったところで、そして、実際に無惨や上弦の鬼と対峙したところで、主君の仇を果たす!という共通の目的から、その場で即興的に連携して鬼と戦う、というのが、かっこよかったと思っていたのだけど。

こんなに事前に会話を交わしていたら、むしろそういったクールさを損ねるだけじゃない?

それぞれが、それぞれの流儀の達人だからこそ、状況の要請から、その場で共同戦線をはれる。

だからこそ、一人ひとりのが柱がその道を極めた達人だった!って見てる側に実感させるところだと思うのだけど。

なんかそういう「溜め」を全部台無しにしていると思う。

もったいないなぁ。

何がいいたいかといえば、柱って、本来、皆、エゴイストで、互いに鬼の討伐数を競っているくらいでちょうどいい、ということ。

いやだって、炎柱だった、あの空気読まない日頃の発言や、どこを見ているかわからない目、そしてひたすら大飯ぐらい、という、破綻した性格をみせてきたところで、いざ、鬼の討伐になったら、とんでもない実力を示すから、クールだったわけじゃない。

そして、最後は、炭治郎たちを守って散っていった。

そのギャップの素晴らしさを、いまのところ、柱稽古編は台無しにしてるだけ。

こんなウェット関係を事前に描く必要はないんだよ。

ましてやモブの鬼殺隊員のことなんて。

あるとすれば、ほんとに、最後に炭治郎や柱を守るために肉壁になって殺されていくときに、なんらかの感情移入をさせるためくらいでしょ?

でも、それは必要あるの?って思うよ。

それに、彼らモブ隊員だって、入隊試験に通っているわけでしょ?

だとすれば、実力が柱たちに及ばないとしても、気持ちがあんなふうに弱くなっているのが理解できない。

鬼殺隊は、いったん入隊したら「ヌケニン」できないヤバいブラック集団とかの描写があれば別だけど。

つまり自分が弱いといっても脱退だきない縛りがあるなら別だけど。

ていうか、そういう非情さを描くなら、アニオリでも納得できるけど。

とにかく、仲良し部活みたいになっているのは、マジでいただけない。

あれじゃ、炭治郎や善逸、伊之助が突出しすぎている、とわざわざ示しているようなものじゃない。

炭治郎は、主人公補正で、日の呼吸に通じるヒノカミ神楽を無意識に習得していたり、その結果、一般隊員だけど「痣」ができていたり、ついでにいえば、禰豆子が鬼になっていたり、という特殊性があるのはわかるけど、善逸や伊之助は、才能はあるけど、一般の隊員でもあって、ただ、炭治郎のそばにいたから炭治郎に感化されてあそこまで実力を伸ばしてしまった、としておいてほしかったんだよなぁ。

つまり、炭治郎たち3人以外にも、善逸や伊之助に準じた実力者の隊員が数人くらいはいてもいいはずなのだけど。

でも、なまじモブ隊員の挙動にまで焦点を当てた作りにしてしまったから、モブ隊員が皆、不甲斐ないものになってしまった。

それ、鬼滅隊のイメージとだいぶ違うんだよね。

だといって、ここでアニオリでそんな実力者を出してしまったら終盤の物語が破綻してしまうからダメなのだけど。

ということで、さすがに、誰得?の柱稽古編になってきている気がする。

これ、3話ぐらいの、せいぜい60分とか70分とかの尺で一回の放送で済ますくらいが妥当だったんじゃない?

なんか余計なことをしてるなぁ。

普通に物語をぶち壊してるじゃない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする