BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

蜘蛛ですが、なにか? 第24話 『まだ蜘蛛ですが、なにか?』 感想

2021-07-06 15:56:54 | Weblog
途中までの蜘蛛子さんパートは面白いなぁ、と思っていたのだけど、終盤の勇者とエルフの話になって、完全に失速しちゃったな。

作画もホント、ひどかったし。

原作もよくわかってなかったから、その酷さに対して、あぁ、またか、くらいにしか思わなかったけど、これ、原作ファンだったら噴飯ものだよなー、と思って見てた。

いや、それくらい、最後はひどかった。


ただ、お話としては、この後、面白くなりそうな気はするので、なんだったら、原作に手を出してみるかな、という感じ。

蜘蛛子さんパートは、意外とミステリーだな、と思って楽しめたのだけど。

いや、ほんと、勇者パート、いらなかったな、あれなら。

だって、蜘蛛子さんがアラクネになり、最後はシロになるところまでを先にやっていてもよかったわけじゃない。

その方が、ソフィアがどうやって成長したかもわかるし。

別に、魔王側だけを描いても、この世界の秘密に対して肉薄できたわけでしょ?

さらにいえば、物語的にも、魔王への対抗勢力として重要なのは、勇者パーティではなく、邪悪なエルフたちであるようだし。

少なくとも、アリエルとポティマスの因縁は、はるか以前から続いているものだし。

だったら、素直にそちらに焦点を当てればよかったのにね。

まぁ、勇者たちが魔王を倒す、というお約束のテンプレ展開を予想させておいて、いや実は、エルフがラスボスでした!というちゃぶ台返しが、物語の見せ場のひとつではあったのだろうけど。。。

でも、それをやるだけに、あれほどまで勇者側を描く必要はなかったと思うのだよね。

ということで、まぁ、誰が戦犯か?というのは、このあと、あるのだろうなぁ。


とにかく、途中までは面白かったのに、随分と残念な着地になってしまって、正直、がっかり。

でもまぁ、今どき、あれほどまでにヒドイ作画ができるんだ、というのにも驚いた。

あと、CGの酷さにも。

ほんと、ドブにカネを捨てるような仕上がりで、憐れに感じたほどだよw

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探偵はもう、死んでいる。 第1話 『お客様の中に、探偵の方はいらっしゃいませんか?』+『開幕、青春ラブコメ編』 感想

2021-07-06 15:43:59 | Weblog
何の前知識もなく、なんとなくタイトルに引かれて見ちゃったのだけど。。。

うん、これは嫌いではないなぁw

なんか、いろいろと既視感だらけなところも逆にいい。

会話の感じは、出始めの頃の西尾維新みたいだし、

名探偵による超推理とか、往年の舞城王太郎みたいだし。

設定に「人造人間」とかしれっと出してくるあたりは、上遠野浩平のブギーポップ・シリーズみたい。

主人公の君塚が「理不尽だぁ」と事ある度にもらすところは、上条当麻のもろぱくりだから、鎌池和馬だなぁ、とか。

シエスタの造形は、『デート・ア・ライブ』の折紙だよね?とかw

でも、シエスタのほうが、はるかに魅力的だけどねw


あと、これはちょっとあざといなぁ、と思ったのは、この作品は、きっと、夏真っ盛りのときの放送が、ほんと、似合う物語なんだろうなぁ、と。

なんどか、君塚が青空を見上げるシーンがあったけど、これはもう「夏の思い出」というカテゴリーに落とすために完全に似合っている。

というか、狙ってるよね? 絶対!

その意味では、どこかしら『時をかける少女』っぽくもあるんだよね。

その分、ノスタルジーを刺激する、というか。

でも、それもそのはずで、あれだけ大活躍した名探偵シエスタは、すでに故人なのだから。

喪失された〈彼女〉を想い出す物語、というフレームまで仕込まれている。


いやー、これだけ、仕込まれたら、素直に降参したくなるw

うーん、でもさ、「人造人間」なんてファンタジックな設定を最初から出してきてるんだから、シエスタが死んだ、といかいっても、絶対、生きてるよね?

あるいは生き返るよね?

とか思ってしまうんだよね。

で、ちょっとだけググったら、どうやらそういう展開みたいだしw

でも、なんていうか、それがわかってしまっても、あまり気にならない感じがするのが、さっき書いたように、この物語がどうやら、過去のラノベのいいとこ取りの、全部盛りの作品のように見えるから。

なので、どういうふうに料理してくれるのかな?ってところにすでに興味が移っている。

ということで、次回に期待。


とはいえ、1時間枠の第1話を見続けてしまえたのは、思っていた以上に作画も演出も良かったからで。

なので、このクオリティが続くことにも期待。

ということで、ノーマークだっただけに、ダークホースになりそうな予感。

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