BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

トニカクカワイイ 第158話 『青空(前編)』 感想: 時子を偲ぶ回、やっぱり続けてきたね

2021-07-21 11:45:00 | トニカクカワイイ
そうか、時子、って司がつけた名前だったのか。

変な名前だとは思っていたけど。

「与えられた今という『時』を、
我が『子』のように大切に生きれば、
きっと幸せになれる」

だったのかぁ。深いなぁ。

いかにも1400歳の司、もとい、16歳を1400回繰り返した司らしい、名前の付け方。

となると、司がお通夜の席で時子の亡骸に尋ねたかったことって、この「時子」という名前が、逆に、時子本人にとって、枷になってはいなかったか? 呪いになってはいなかった? とかいうことなのかなぁ。

時子という名前をつけ直したところから見て、時子は、司に助けられたことで、文字通り、命を拾い、ある意味、再生したようなものだから。

その再生の神であった司によって、時子の人生が歪められたのではないか? とか、心配性の司は、気にしているような気がする。

そして、このことは、あくまでも司と時子の2人の間の問題だから、ナサくんが関わる余地はない、という感じなんだろうな。

ただ、今までにもあったけど、司とナサくんが分かれて行動している時って、だいたい、裏の行動もあったりするから、今頃、ナサくんはナサくんで、時子の残した遺言的イベントにちょっと巻き込まれ始めているんじゃないかな、と。

というか、何においても、先回りするのが常だった時子からすれば、自分の死後、司がどう動くかも予想の範囲内だったろうから、それを見越して、自分が賭けたかった言葉を、ナサくんの口から、あくまでも彼の意志で発せられるように、なんか仕掛けを残しておくような気がするんだよね。

文字通りの遺言として。

遺言じゃ無視できないね、否定できないね、って感じで。

そうやって、今度は、時子が、司とナサくんに呪をかけていくw

なんか、そんな気がする。


にしても、司姉様、スイカの種も西方から日本に持ち込んでいたのかいw

こうなると、渡来文化や外来文物の多くに、実は司が関わっていた!ってことが続きそう。

長崎の出島に、司がどう関わっていたのか、とか、きっとこの後、どこかで明かされるんだろうなぁw

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彼女、お借りします 第197話 『楽園と彼女⑩』 感想: 麻美の策略は未だわからずじまい。その傍らで千鶴と和也はいいムード?

2021-07-21 11:29:03 | かのかり
いやー、ルリスズメダイ、思わず、ググっちゃったよw

でも、それで、千鶴の水着のイメージが確かに伝わってくるのだから笑えるw

別名、コバルトスズメダイ、と呼ばれるように、要するに「コバルトブルー」ってこと。

ルリは瑠璃で、紫がかった青。

それがプールサイドにいることで透き通った青さ、になり、それは千鶴のイメージだよね。

で、そのルリスズメダイに反応して大爆笑する千鶴、というのもよい。

なんだろうね、これは、やっぱりいろいろと、心の壁が崩れてきているのかね?

胸襟を開いてきているというか。

しかし、これでまだ、和也と千鶴の間で「レンカノ」という建前ワードが出てくるのだから、なんなんだろう。

もはや、恋人ごっこ、をしていることをいいことに、本当の恋人になってしまっている、という気分。

完全に八重森が言っていたとおりの「嘘から出た真」。

偽物が方が、本物に近づこうとする動機をもつ分、本物に近づき最後には追い抜く、という、西尾維新が頻繁に使う不思議理論w

そんな感じでいい雰囲気なんだけど。

そこに、満を持して現れるのが麻美。

しかも、和ばあさんと歓談中、という不穏な動き。

そりゃ、和也も千鶴も慌てるよね。

ただ、そこでぶれないのが、和ばあさんの抱く絶対的な千鶴愛w

これ、むしろ、この盲目的な千鶴愛を、どうやって麻美が崩壊させるのか、そっちのほうが気になる。

普通に考えて、麻美がどんな策を講じようが、たかが20歳そこらの娘のやることに、和ばあさんが翻弄されるとは思えないんだよな。

むしろ、麻美のほうが返り討ちにあう、というか、諭される、というか。

もっとも、そうなった場合、むしろ、新たな「和ばあさん」ミッションとして、婆さんが和也に、麻美の心のケアをしてやれ、とか、というのが出てきそう。

つまり、ここに来て、千鶴、麻美、瑠夏、による三つ巴の和也争奪戦が勃発!って感じかなぁ。

なんか、いかにも『五等分の花嫁』を担当したマガジン編集者あたりが、読者を釣るために仕掛けてきそうなギミックじゃない?

微妙なのは、意外と真剣に、千鶴が瑠夏ちゃんの言動に振り回されているところで。

それも含めて、ここに来て、千鶴、麻美、瑠夏、の間の勢力を均衡させようとしているように思えるんだよね。

もっとも、今回、瑠夏ちゃんは、最後に一瞬映っただけのことを思えば、やっぱり、瑠夏ちゃんは、単なる狂言回しの役割に過ぎないのだろうけどね。

ただそうなると、むしろ、煮え切らな和也と千鶴の間に刺激を与えるための役割が、瑠夏ちゃんから麻美に移りそうな感じもして、あれ、もしかして、瑠夏ちゃん、いらない子?的な展開になるようにも思えるけど。

どうなんだろうね。

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