B小町を卒業する「かな」とアクアがラーメンを食べながら、レッサーパンダの話をする回。
ジャイアントパンダとレッサーパンダを、アイドル論に持ち込む、二人の掛け合いはそれだけで、おおー、って思うけど。
でも、そのレッサーパンダの比喩が出揃ったところで、
かなは、アクアの映画で、「アイのことが嫌いな旧B小町メンバー」のオファーを受けたという話と、それをアクアが了承する話。
しかも、アクアは、かなの心をざわざわさせるためにわざと「かな」ならその役をやってもいいとまでいってしまう。
その直後に、自分の計算通りの反応をする「かな」をあざ笑うアクアの姿が映されて。
彼が脚本を書いたという手前、この映画製作の章では、アクアは演出側に回っていて、それもあって、役者のやる気を操作する振る舞いまでしているとは思うのだけれど、それがあまりに直球過ぎてちょっと心配。
そもそもアクアが、アイを殺したストーカーのファンを演じるわけでしょ。
作中劇にありがちだけど、アイの悲劇をなぞった実話に基づく映画を作りながら、その実、その「アイの殺害」という神話的物語のフレームに沿いながら、アクアたちの物語がその悲劇を反復しながら脱臼させる、という流れになりそうで。
この場合、すでに、あかねがアクアに対して妨害宣言をしているし、ここに、かなまで加わったら、どうなるアクア?って感じ。
どうやら、本当にアイ役はルビーになるみたいだし。
この映画の撮影中に、ルビーが、アクアの前世がゴローだと気づいた場合、それは完全なまでのブラコンの発露になるわけだし。
唐突に、妹のルビーが、魂のレベルで、アクア争奪戦に加わることになる。
・・・って書きながら、最近思うのは、この【推しの子】という物語が、その登場人物の配置まで含めて、わりとガチで神話をしているな、と思ったことで。
だって、神話の世界って、禁忌がないから、近親相姦なんて当たり前でしょ?
で、息子のアクアが、ゴローの流れで、母親のアイ一筋!であったり、
ルビーが、ゴローラブからアクアラブに転じる可能性も大いにあり、
その、ダブル近親相姦的状況を、かなとあかねの二人のミューズが審判を兼ねて介入し、
その様子を、黒い羽をまとうMEMちょが、他人事のように眺め書き留める、
そんな具合に、結局、全員が人でなし、すなわち、人間基準でネジがイカれた神様になってる気がしてきているんだよね。
もうちょっとイメージができたら、まとまったものを書くかもしれないけれど。
なので、割とこの先、悲劇も喜劇も、地獄めぐりもアイの逃避行も、なんでもありなような気がしてきている。
ともあれ、そういう意味でも、作中劇である自作批評でもある今回の映画で、アクアが「演出」をしていることは深い意味があるようなきがするんだよね。
振付師としてのアクア。
問題は、アクア自身の振り付けは誰が行っているのか、ということで。
そこで、父?であるカミキヒカルとの対決が待っているのかなーと思ったり。
さしあたって、あかねとフリルがどんな役をするのかが、とても気になる。
特に、フリルは、今のところ、アクアともルビーとも関係がフリーなので、なんでもやれる、という意味で、トリックスターになるのかな、とも思っている。
どちらかといえば級友のルビー寄りの存在としてねw
ジャイアントパンダとレッサーパンダを、アイドル論に持ち込む、二人の掛け合いはそれだけで、おおー、って思うけど。
でも、そのレッサーパンダの比喩が出揃ったところで、
かなは、アクアの映画で、「アイのことが嫌いな旧B小町メンバー」のオファーを受けたという話と、それをアクアが了承する話。
しかも、アクアは、かなの心をざわざわさせるためにわざと「かな」ならその役をやってもいいとまでいってしまう。
その直後に、自分の計算通りの反応をする「かな」をあざ笑うアクアの姿が映されて。
彼が脚本を書いたという手前、この映画製作の章では、アクアは演出側に回っていて、それもあって、役者のやる気を操作する振る舞いまでしているとは思うのだけれど、それがあまりに直球過ぎてちょっと心配。
そもそもアクアが、アイを殺したストーカーのファンを演じるわけでしょ。
作中劇にありがちだけど、アイの悲劇をなぞった実話に基づく映画を作りながら、その実、その「アイの殺害」という神話的物語のフレームに沿いながら、アクアたちの物語がその悲劇を反復しながら脱臼させる、という流れになりそうで。
この場合、すでに、あかねがアクアに対して妨害宣言をしているし、ここに、かなまで加わったら、どうなるアクア?って感じ。
どうやら、本当にアイ役はルビーになるみたいだし。
この映画の撮影中に、ルビーが、アクアの前世がゴローだと気づいた場合、それは完全なまでのブラコンの発露になるわけだし。
唐突に、妹のルビーが、魂のレベルで、アクア争奪戦に加わることになる。
・・・って書きながら、最近思うのは、この【推しの子】という物語が、その登場人物の配置まで含めて、わりとガチで神話をしているな、と思ったことで。
だって、神話の世界って、禁忌がないから、近親相姦なんて当たり前でしょ?
で、息子のアクアが、ゴローの流れで、母親のアイ一筋!であったり、
ルビーが、ゴローラブからアクアラブに転じる可能性も大いにあり、
その、ダブル近親相姦的状況を、かなとあかねの二人のミューズが審判を兼ねて介入し、
その様子を、黒い羽をまとうMEMちょが、他人事のように眺め書き留める、
そんな具合に、結局、全員が人でなし、すなわち、人間基準でネジがイカれた神様になってる気がしてきているんだよね。
もうちょっとイメージができたら、まとまったものを書くかもしれないけれど。
なので、割とこの先、悲劇も喜劇も、地獄めぐりもアイの逃避行も、なんでもありなような気がしてきている。
ともあれ、そういう意味でも、作中劇である自作批評でもある今回の映画で、アクアが「演出」をしていることは深い意味があるようなきがするんだよね。
振付師としてのアクア。
問題は、アクア自身の振り付けは誰が行っているのか、ということで。
そこで、父?であるカミキヒカルとの対決が待っているのかなーと思ったり。
さしあたって、あかねとフリルがどんな役をするのかが、とても気になる。
特に、フリルは、今のところ、アクアともルビーとも関係がフリーなので、なんでもやれる、という意味で、トリックスターになるのかな、とも思っている。
どちらかといえば級友のルビー寄りの存在としてねw