BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

地獄楽 原作・全127話 感想

2023-05-18 20:27:06 | 地獄楽
どうやら序盤が終わったようなので、気になって原作に手を出したら、一気読みしてしまった。

なんとなくの噂で、「タオ」とか陰陽五行説とか出てきて、話がつまらなくなった、って聞いていたのだけど、特に、それで失速した気はしなかったけどね。

むしろ、本作における佐切らしい「強さ」の本質を示す上で、陰陽の考え方はすんなりと理解できたけどね。

永遠の命の指標として植物が採用された、というのもよくわかるし。

確かに画眉丸の里から画眉丸暗殺のために忍びが島に乗り込んでくる、というのは唐突だった気はするけれど、

でも、あの追加部隊の存在があったからこそ、佐切や画眉丸たち先行派遣部隊の間で、死罪人か山田浅ェ門一門かとか関係なく「仲間」として協力関係を得ることができたわけなので、その意味で、追加部隊は必要だったな、と。

追加部隊の輩との問答を通じて、佐切たちの考え方が、まさに陰陽五行説の考え方通り、すべての存在はバランスの上に成り立つ、という見方に変わったことも明らかにできたし。

なので、タオや陰陽は、本作の物語構成上、不可欠な要素だと思ったけど。

むしろ、そうした二元論の超克、という主題がなかったら、終盤の決戦?の決着の付け方も変わってしまっただろうから。

その意味で、最後は最後で、きれいに終わってたし、良かったと思う。

気分的には、やっぱり『サマータイムレンダ』のノリに近い感じがした。

なので、これも最後までやってくれるといいな、と思うのだけど、難しいかなぁ。

いろいろと情報量の多い作品だから、2クールでも厳しいかもね。

ということで、またなんか思いついたら書くつもり。

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【推しの子】 第6話 『エゴサーチ』 感想: この時のあかねはまだ脆弱だね。。。

2023-05-18 20:13:24 | 推しの子
あかねの生真面目さが紹介された回。

原作既読なので、展開はわかっていたけど、あかねの追い込まれ方が克明にしつこく、これでもか、って感じで描かれていたので、結構しんどかったね。

最後のところで、アクアが身投げしようとしていたあかねを助けたところは、本来ならおおー、って感じなんだけど。

正直、この場面は原作のほうがよかったかな。

多分、カラーな分、あかねの悲壮さがちょっと減じていたからだろうけど。

あと、EDの前奏がなり始めちゃったので、あ、ここでなにか起こるな!って感じで見てしまったので、その分、感動が薄かったかも。

あのEDは好きなのだけど、今回だけは演出が勇み足になってしまったので残念。

しかし、ほぼ身投げして落ちかかっていたあかねを持ち上げて救ったアクアって、どんだけ腕力と膂力があるんだ?って驚いた。

いや、あそこは、身投げに一歩踏み込むくらいのところを無理やり陸橋側に落とすってくらいじゃないとさすがに無理でしょw

とまれ、あかねが助かってよかった。

でも、このあと、あかねって、あと3段階くらい変身して別人のようになっていくからね。

アクアとの関係も愛憎混じりのややこしいものになっていくし。

かなとあかねの対決もいいし。

そういう意味では、2.5次元演劇のところまでやってほしかったけどなぁ。

どうやら1期だけでは無理らしい。

ということで、今から2期を期待w

ちなみに、原作(118話)の方は、アクアの暗躍が悪目立ちしてきて、ほとんどギアス2期のルルーシュみたいになってきたw

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【推しの子】 第118話 『始動』 感想: 転生の謎を知る神様がアクアの下を訪れた・・・でいいのかな?

2023-05-18 10:47:27 | 推しの子
うーん、一気にオカルトっぽくなってきたね。

前にもルビーのもとに現れた神様?が、『15年目の嘘』の製作を始めようとするアクアのもとにも現れた。

しかも、二人が会うのはこれが初めてではないような口ぶり。

その上で、そのアクアいうところの「疫病神」は

「星野アイはもうどこにも居ない」

と宣言し、アイの魂は転生せずに、星と海に帰っていったとまでいう。

同時に、アクアの身に吾郎の魂が宿っていることも見抜いている。

ということは、当然、ルビーの身にさりなの魂が宿っていることも。

そういえば、この疫病神、最初に出てきたときにも

「真の意味で母親を得られなかった二人と魂の無い子を産んだ母親を神様が導いてあげた。もしかしたらそれ以上の意味があるのかもだけど」

とか意味深なことを言っていたんだよね。
吾郎とさりなが母親不在だったというのは事実として描かれていたのでいいとして、「魂のない子」ってところが気になる。

もちろん、双子を産んだのはアイなわけだけど。

なんで、魂のない子、が生まれたのだろう?

それは、父親のカミキヒカルのせい?

それとも、アイとカミキヒカルの間に「愛」がなかったから?

そんな魂のない双子にどうして吾郎とさりなの魂が宿ったのか?

アイの魂は、星と海に帰った、というのに、どうして吾郎とさりなの魂は、星と海に帰らなかったのだろう?

心残りがあって、地縛霊みたいになっていたってこと?

で、そもそもさっきの疫病神?の口ぶりだと、自分は神ではないようなのだけど。

だったら、この疫病神も、また、何らかの転生の渦に巻き込まれた子なの?


・・・という具合に次々に疑問が湧いてくる。

そして、その解決にはどう考えても、オカルト的な超常的な説明しかあてはまりそうもない。

ということで、この先、だいぶ、オカルトっぽくなっていくのかな。

で、そんなときに、どうやらさりなの実母と思しき天童寺なる女性が登場するのだから、意地が悪い。

もちろん、この女性が実母とは限らないわけだけど。。。

とりあえず、今回の映画編は、アクアが書いたシナリオの真意を、ルビーが実母?とのやり取りを通じて言語化していく、という感じなのかな。

しかし、ここに至って、かなが扇の要のような、アクアとルビーのバランスをとる天秤のような位置にあるのがスゴイ。

もっとも、アクアの方は、ひきつづき、あかねが目をつけているのだろうけど。

気になるのは、かなもあかねも、アクアとルビーから見ればひとつ年上のお姉さんなんだよね。

どこかで、本当に「姉」として振る舞う場面が出てくるのだろうか?

にしても、映画が『15年の嘘』だからね。。。

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