BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想5:最後のコマで出てきた封印された宿儺の指を通じて釘崎が共鳴りでダメージを与える説・・・を考えてみるw

2024-08-19 15:39:11 | 呪術廻戦
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最後のコマの宿儺の指だけど五条悟が秘匿していた最後の一本説がどうやら有力みたいw

では、同じく最後に明かされた虎杖の左手の指が2本ない理由だけど、

1本は、宿儺が虎杖から伏黒に乗り移る際に、伏黒に飲み込ませた虎杖の指。

もう1本は、乙骨が宿儺の術式をコピーするためにリカに食わせたもの。

ここはトリッキーで、てっきり五条先生が秘匿していた最後の1本をリカが飲み込んだと思っていたけれど、その指は虎杖のものだった、という説。

でそうなると、引き続き宿儺の指の最後の一本は、どこかで封印されていることになる。

それが最後の一コマの指、ということ。

じゃあ、虎杖が、宿儺の封印用に羂索によって飲み込まされた宿儺の指はどうなったかと言うと、どうやら伏黒に移った時に一緒に持っていかれた、と考えられる。

その場合、羂索が最初の指に施していた何らかの封印は宿儺は無条件で解除したってことになる。

正直、ここはまだ疑問なのだけど、ひとまずそういうことにすると、とにかく地球上の某所に宿儺の指の最後の1本が封印されていることになる。

じゃあ、そのどこかにある指がいきなりでてきたのはなぜか、といえば、これはなるほどと思ったことだけど、釘崎の共鳴りによって宿儺の受肉体にダメージを与えるためと言う見方が多いみたい。

その場合、ここのところの話の流れからすると、きっと、伏黒を宿儺から引き剥がすための一発なのだろうな。

じゃ、なぜ、ここまで共鳴りを使わなかったかと言うと、釘崎が相変わらず瀕死の重傷で共鳴りを使うにしても一回が限度だと思われるから。

だからその場合は、

虎杖が、宿儺と伏黒の魂を分離させるべく、取得したばかりの「解」を使って、とにかく宿儺にダメージを与える。

加えて、虎杖の領域展開で、宿儺を通じて伏黒に、立ち直ってほしいというメッセージを送る。

そうして、伏黒もその気になってきたところで、釘崎の共鳴りで、宿儺にダメージを与え、伏黒の魂を分離させる。

あるいは、逆に、釘崎の共鳴りで宿儺にダメージを与えたところで、虎杖が再び解を決めて伏黒の分離を成功させるという目論見。

どちらにせよ、共鳴りが乾坤一擲の一撃を与える。

そうして伏黒が復活!という流れ。

その後、どうやって宿儺を倒すのかは、まだわからないけど。

とにかく、このタイミングで虎杖の指が2本欠損していたことを明かしたのは、こうした指を巡るトリックを読者に考えさせるため。

もちろん、次のコマで封印された指を描いたのは、虎杖のなくした指2本との関連を勝手に想像させるため、ということなのだろうな。

うーん、悔しいけど、いいように踊らされてるなぁ。。。w

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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想4:最後の宿儺の指は虎杖の中にある羂索が封印したもので、その解放で、虎杖は「両面宿儺II」にでも変身するのか?

2024-08-19 15:38:55 | 呪術廻戦
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今回の終幕で、虎杖が指が2本、欠損している場面がでてきたのだけど、あれは、あの場で宿儺の解によって切り落とされたのではなくて、もともと切り落とされていたのか。
なるほど虎杖はピッコロハンドで指2本の欠損を隠していたのか。

で、VS宿儺戦になって虎杖の両腕がピッコロみたいな鰭つきのものになっていたのも、別に呪胎九相図をブラザーズたちを取り込んだから変化したのではなくて、単に指がちゃんと5本あるように偽装するために装着していた何らかの呪具だった、というわけか。

まぁ、虎杖は基本的に黒閃パンチで殴るしかできないから、呪具としてのグローブだった、というわけだね。

ということで、そこは見事に作者に騙されていた、と。

問題は、その虎杖の欠損した指2本と、最後に出てきた螺旋階段のあたりに封印?された宿儺の指の問題。

前の感想に書いたように、もともと虎杖は、物語の最初期に伏黒が探していた宿儺の指を飲み込む前に、実は子どものころに、宿儺耐性をつけるために羂索に、宿儺の指を一本飲み込まされていたという。

で、そうなると、どうして虎杖は、伏黒と出会った時に飲み込んだ宿儺の指をもって、宿儺に身体を奪われようとしたのか、という謎が生まれる。

考えられるのは、羂索が虎杖に宿儺耐性を付けさせるために飲み込ませた最初の宿儺の指については、何らかの呪術的処置を施して、そこから宿儺の意識が復活しないように封印していた、ということ。

そうすると、今回最後に出てきた螺旋階段で中で糸でがんじがらめにされていた宿儺の指は、その最初の一本なのではないか、と思えてくる。

で、次なる問題は、じゃあ、その最初の一本の封印が解かれたら、虎杖はどうなのか、ということ。

一番単純に起こるのは、虎杖自身が、いわば「両面宿儺II」となること。

だってもう十分、虎杖は宿儺に準じた呪術を初歩的ながら使えているわけでしょ?

宿儺を封印していた時間が長いから、それは呪物に漬けられていて、その能力を吸収してしまっていたと考えても良い、と言われるし。

それに、虎杖には、宿儺の双子の魂が継承されていると言うし。

要するに、宿儺のコピーになり得る素質を心身ともにもっている。

そこで、本来の宿儺の指の力を解放したら、今まで以上の力が引き出せるということなんじゃないの?

ということは、あのピッコロハンドは、単に指の欠損を誤魔化すためだけでなく、最初の宿儺の指一本の封印を解くための鍵なのかもしれない。

で、あのピッコロハンドを脱ぎ捨てる、あるいは、壊されることで、最後の指一本の力が解放される。

そういうことなんじゃないかな?

気になるのは、でもじゃ、なぜ、2本なのか?ってことで。

もう1本の指はどうなってるの?

単純に考えると、それが乙骨が取り込んだ宿儺の指ってことになりそうだけど。

虎杖の指を切ったら、それが宿儺の指になる、というのも、もう少し説明が必要だけど。

ともあれ、あの最後の螺旋階段の指が、虎杖が最初に飲み込んだ宿儺の指だとすれば、その封印解放によって、虎杖が宿儺化する、そういう展開が待っているのかな?

それを含めての前回の、宿儺、絶対やっつける宣言!だったのかな?

裏梅による、虎杖は宿儺クラスの力を持ちえるという、不気味な発言もあったしね。

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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想3:最後に描かれた宿儺の指は虎杖の中にあるものか、それとも乙骨の中にあるものか?

2024-08-19 15:38:26 | 呪術廻戦
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最後のコマで描かれた宿儺の指だけど、あれはどこにあるものなのか?

螺旋階段のある建物の中にあるように見えるけれど、その直前に、再び領域展開ができるようになった宿儺が、解によって虎杖の左手の薬指と小指を切り落としていたのだけど、あれは、虎杖の中にある2本の宿儺の指を切り落としたという理解でいいのか?

でも、つる下げられていた指は一本だけだよね?

だとすると、あれは、どこにあるか謎だった20本目の宿儺の指が、実は、生まれつき虎杖に羂索によって飲まされていた1本ということでいいのか?

それとも、VS宿儺戦の前に乙骨が飲み込んだとされる宿儺の指なのか?

幼少期に虎杖に取り込まれた最初の宿儺の指だとすれば、それは、虎杖のバカみたいな身体能力を支えていた頑丈な身体の基軸そのものだろうから、宿儺に食われたら虎杖のフィジカルは一気に落ちて、それこそ宿儺の斬撃に耐える頑強さを失ってしまうのではないか?

そうではなく乙骨の身体に取り込まれたものだとしたら、乙骨の死体?に寄り添うリカがあの指の周りに張り巡らされた糸の正体ということなのか。

つまり、リカがあの指を守るために乙骨の死体から離れなかったのか?

というか、そもそも乙骨は今、どうなってるの?

虎杖はどうなるのか?

改めて、伏黒の身体から抜け出した宿儺が虎杖に乗り移って虎杖の身体を支配して宿儺として振る舞うということもあり得るのか?

ということで、あの最後の宿儺の指は、虎杖の中にあるものか、乙骨の中にあるものか。

どちらであるかによって、だいぶ、次の話も変わっていくように思えるのだけど。

まぁ、流れ的にはやっぱり、虎杖のものなのかな?

しかし、羂索が、宿儺の器にするために虎杖の子供の頃に呑ませた宿儺の指だとしたら、それはもう虎杖と一体化しているというのが正しい理解じゃないのか?

ほんとにそれを奪われたら、虎杖はどうなってしまうのだろう?

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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想2:羂索の究極の狙いは「人類補完計画」なのか? 涅槃に至り、誰もが救われる世界を目指すのか?

2024-08-19 15:37:51 | 呪術廻戦
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感想1の最後に触れたように、「領域」とは、心象の具現化されたもの、だという。

つまり、術者が、心の中で強く思い描けたものが実体化されたもの。

だから、想像力の強いものほど、強烈な領域を思い描けることになる。

妄想癖のあるヤツのほうが強い、ってこと。

で、確かにそうであれば、以前に、五条先生が言っていたように、現代の呪術者には、彼ら特有の呪術を行使できるようになる、というのも理解できる。

まぁ、関西高の校長の術者が、エレキギターを鳴らしてファンキーな呪術をつかっていたところにすでにその変貌は見られていたということだよね。

感想1でも書いたように、高羽や秤がいかにもメディア慣れした現代人っぽい領域を展開していたのも納得。

要するに、思いの強さが術者の力を高める・・・だけでなく、たったひとりのユニークな存在になれる、ということで。

まぁ、乙骨のような、元ボッチっぽいやつが、「コピー」を術式として体現するのはどうかとは思うけどw

でも、とにかく妄想力が強いやつほど、凄いことができる、となれば、羂索が目指していたものって、結局、そうした妄想の世界が全域化した世界にたどり着く、ってことになりそうじゃない。

まさに人類補完計画。

あるいは、仏教的に「涅槃=ニルヴァーナ」への到達、でもいいけど。

なんていうか、そういう、誰もが幸せなユートピアに辿り着こうと千年もの間、もがいてきた、とかね。

いや、だから、本気で最後は、ナナミンとか釘崎とか五条先生とか、ここまでの戦いで死んでいった人たちが、みんな生き返って幸せに暮らしている世界、そんな平行世界にたどり着いて終幕!ってことになりそう。

『鬼滅』の最終回みたいな感じw

炭治郎たちを瓜二つの子孫たちが仲良く現代の東京で暮らしている世界。

いや、そうか、平安時代の術者だった羂索からすれば、虎杖や伏黒が生きている現代社会がすでにそうした、もう一つの平行世界のようなものなのかもしれない。

だって、現代社会の科学力をもってしても、呪術の力には対抗できないのだから。

そういう意味で、人類の妄想力についてのリミッタ解除を大々的に行おうとしたのが、死滅回游の狙いのひとつだったのかもしれない。

マジで、涅槃に至る道を探るのが、羂索のたどった道だったんじゃないかな。

そもそも「羂索」って、仏教用語で、衆生救済のための縄というのだから。

名は体を表す、ということで。

羂索からすれば、宿儺も天元も、涅槃に至るための道具に過ぎない、って気がするんだよね。

なんだったら、羂索自身の復活も組み込んだうえでの策なのかもしれない。

渋谷事変にしても死滅回游にしても、宿儺と虎杖の最終決戦にしても、全部、羂索の手のひらの上だから。


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呪術廻戦 第266話 『人外魔境新宿決戦㊲』 感想:遂に伏黒が復活か? その時、宿儺はどうなる? 最後の指の登場は、宿儺が生き残るためのものなのか?

2024-08-19 15:37:12 | 呪術廻戦
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前回、自分の「存在しない記憶」の領域の中で、イキって宿儺に最後通牒を突きつけた虎杖だったけど。

いきなり今回は、伏黒と魂の会話を始めていた。

伏黒としてはとにかく、津美紀の幸せが全てだったのだけど、それが呪霊・万に乗っ取られた上に宿儺にあっさり倒されてしまった。

つまり、伏黒からすれば、津美紀を失ったことで生きる希望も失った。

その絶望に対して、虎杖は、爺ちゃんがガンを診断され治療を拒んだことを話しながら、苦渋の選択を敷いられている人たちに、頑張れとは言えないと返す。

同時に、でも、やっぱり伏黒がいないのは寂しい、とも添えて。

多分、そうした想いがようやく通じて、伏黒は伏黒で、宿儺の内部から、宿儺の邪魔をしようとしているのだろうな。

宿儺も、浴で沈めた伏黒の魂が息を吹き返している? とか言ってるし。

でも、宿儺の話だと、伏黒と魂が分離したら、自分は依代?を失って存在できなくなってしまうということだったはずだけど。。。

で、そう思ったら突然最後に出てきたのが、宿儺の指。

しかも、厳重に管理された状態にあるもの。

これは、あれかな? 天元とか呪術協会とかが最後まで秘匿していたものかな?

だったら、宿儺はこの指を取り込むことで、完全体として自律的に復活することができるのか?

それともやっぱり、天元あたりの身体を乗っ取るのか?

あるいは、またぞろ虎杖の身体を奪って復活するのか?

なんかどれもありそうで嫌だなぁ。


あと、今回、宿儺がさらっと言った解説だと、どうやら「領域」とは、呪術者の心象を具体化したもの、ということだから、要するに、脳内妄想が具現化されたものと、と思っていいのだろうね。

となると、宿儺との決着も最後は、妄想合戦になって終わりそうな気もする。

なるほど、高羽が、五条先生を越えて最強かも?とか言われたはずだ。

あるいは、秤のパチンコ領域も、実現可能になるはずだ。

などなど妙に納得してしまった。

ともあれ、ぼちぼち、VS宿儺戦も決着かな?

もっとも、まだ天元を使った羂索の策略が残っているはずなので、宿儺戦が終わったからと言って、終幕ってことではないだろうけど。

しかし、領域とは妄想の具現化かぁ。

なんか天元を使って羂索は、それこそエヴァなみ「人類補完計画」とかやってきそうだなぁ。

これまで死んだ術者たちがみんな生き返って、仲良く笑いながら暮らしている世界。

そんな世界が生まれて終わり!ってことになりそうな気がしてきたw


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ワンピース-ONE PIECE- 第1123話 『空白の2週間』感想3:【考察】今回ベカパンクを襲った「空白の2週間」は「空白の100年」を圧縮した出来事だったのではないか?

2024-08-19 12:12:58 | ワンピ
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ちょっと気づいてしまっただけど、「空白の2週間」というタイトルは、あまりも「空白の100年」と似ている。

そこから想像できるのは、今回の「空白の2週間」の出来事は、そのまま、かつて起こった「空白の100年」についてのメタ語りなのではないか? ということ。

ベガパンクたちが経験した2週間が、かつての空白の100年に起こったことを圧縮して経験した、一種のアナロジーではないのか?

さらに、ワンピース(ひとつながりの秘宝)の本質とは「空白の100年」の再生を試みるための、バンクレコードを超えるような記憶装置ではないか?

「空白の100年」にあった文明を再起動させる記憶装置が「ワンピース」の正体なのではないか?

だって、ベガパンクたちが今回やったことは、とにかく自分たちが、ヨークの裏切りに気づいていることをヨークに悟らせないようにするために、自分たちの記憶をバンクレコードに残らないように、記憶をわざわざ消したわけでしょ?

ふりかえれば

2週間前に、裏切り者がステラの中にいることに気づく
1週間前に、ヨークが裏切り者だと判明
6日前に、ルルシア王国にマザーフレームで消える
2日前に、ベガパンク放送を収録 その後に記憶を消去

そうして、ベガパンクは、未完のマザーフレームの完成を、未来に委ねた。

未完であるからこそ、希望であると。

その完成?を、ヨークの抑止力として残したリリスに、麦わらの一味に託した。

で、多分、ジョイボーイが「空白の100年」をもたらしたのも、同じような理屈だったんじゃないかな、と。

ジョイボーイがエメトに「覇気の塊」を「イザッテトキ」のために残したようん。

いってしまえば、一種の文明の「封印」。

ジョイボーイは、かつてあった「ある巨大な王国」の出身で、今の世界政府のもととなった20の王国が連合軍を組まなければ対抗できないほど、強大な力をもっていた。

で、伝えられる歴史では、連合軍がジョイボーイに勝って今の世界が成立したとされているけれど、

実は、ジョイボーイのほうが勝手に消えて、連合軍が勝った、というふうに、世界政府が歴史をでっち上げたのではないかな?

つまり、ジョイボーイは敗れたのではなく、自分たち王国の文明を含めて、然るべき時が来るまで封印した。

だったら、おでん様が、ワノ国を再びジョイボーイが訪れるまでに開国しなくてならない、と言っていたのも腑に落ちるよね?

光月トキは、そのメッセージを伝える役割を担っていて、おでん様はその要請にも応えた。

何だったら、実は、イフ様も、もとの出身はジョイボーイと同じ「王国」で、ジョイボーイが封印した「空白の100年」に消えたことになっている文明を取り戻すために、つなぎとして、世界政府を組織したのではないか。

それからその時の連合軍の王族を骨抜きにするために天竜人という特権階級をつくったのではにないか。

要するに飼い殺しだけど、その意図に気づいたアラバスタ王だけが、天竜人になるのを拒んで国のある地に戻ったんじゃないかな?

そういう意味では、ベガパンクが知り得た歴史も完全というわけではない。

むしろこの先の物語、とりわけ終盤における展開に対してミスディレクションとなる仕込みもされているように思える。

そういう意味でも、「空白の100年」と似たようなタイトルして「空白の2週間」というタイトルが付けられたのでないか。

空白の100年について研究していたベガパンクたちは、期せずして、かつてジョイボーイが行ったのと同じことを、今回、繰り返したのではないか。

重要なのは、文明の基盤である知的遺産を、後世の人びとが必要とする時に届けること。

その意味では、ベガパンクが、自分の死後も残すべくものとして島雲製造機「雲フト」を取り上げたのは示唆的なのかもしれない。

ロジャーやおでんといった、かつてワンピースの真実にたどり着いた先達たちは、ワンピースを残したのがジョイボーイであることに気づいていた。

その事実を多分ベガパンクも知っていて、だから、ジョイボーイの残した遺産を手にするのは、ニカの精神を継いだルフィたちであるべきだ、とベガパンクも直感的に思ったのだろうな。

だから、ワンピースは、この先やってくる世界の危機に備えるために、ジョイボーイが残してくれた贈り物、なんだと思う。

そして、その起動には、ニカがいなくてはならない。

そのことを暗示したのが、ニカとなったルフィの危機に再起動したエメトだったんじゃないかな?

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ワンピース-ONE PIECE- 第1123話 『空白の2週間』 感想2:世界政府に狙われていたベガパンクにとって、ルフィたち麦わらの一味との出会いはきっと運命だったはず!

2024-08-19 12:12:42 | ワンピ
感想1感想3もあります)

今回の「空白の2週間」の話は、いわばベガパンクが仕込んだエッグヘッド編の騒動の舞台裏のような話だったので、今回を持って、エッグヘッド編は完全に終了ということ。

だから、最後に巨人族の面々と船上で宴を開いて終わっていた。

でも、その場にはベガパンク本人がいない、というのは、なかなか来るものがあるよね。

だって、ベガパンクは世界政府に消されることを覚悟したうえで、この2週間を過ごしてきたから。

だから、そんな中、ルフィたち麦わらの一味が訪れたことを運命だと感じたにちがいない。

だから、あれだけルフィたちに当初から好意的に接していたのだろうな。

あとは、エッグヘッド編の最初の頃に、シャカがドラゴンたちに、自分たちはもうじき死ぬと伝えていたけど、今回の「空白の2週間」の内容からすると、自分たちが死んだあとのことを最初は革命軍に託そうとしていたのかもね。

それがドラゴン本人ではなくその息子のルフィがやってきた。

しかもボニーを連れて。

そうなるとルフィたちをイチ推しにしたくもなるはずで。

しかし、ベガパンクの亡骸は、サンジが海賊船にまで運んできてるんだよね。

となると、次回、エルバフで、ベガパンクの墓が作られる、ということなのかな。

あと、ベガパンクも言っていたけど、ヨークが裏切ったとなると、「未完成」の技術が今後の鍵となるのは確かで。

その「未完成」の技術を完成させるのがリリスの役割になるのかな。

フランキーも、ベガパンクの意志を継ぐものとして協力しそうだけど。

あとは、かつてのベガパンクの同僚であるジャッジやシーザーとか。

サンジがベガパンクを看取ったところからすると、ジャッジが絡んでくるのかな。

しかし、そう思うと、ベガパンクって、これまで登場したたいていの重要人物と知り合いなんだな。

まさに最後の大決戦に向けて、ワンピの重要キャラを集わせるための要となるキャラだったということで。。。

一回、じっくりエッグヘッド編を読み返してもいいのかも。

今回の「空白の2週間」という、ベガパンクのメタ語りを読んだら、そう強く思った。

古代機械兵のところでヨークと出会ったシーンとか、ベカパンク的にはきっと冷や汗ものだったのだろうけど。

そういう、ああここで、なるほどなぁ、と思わせる箇所が他にもあるような気がする。

そういえば、ルッチとか黄猿は最後、どうなったのだろう?

カクとスチューシーも。

黄猿もこれで海軍、辞めそうだよなぁ。


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ワンピース-ONE PIECE- 第1123話 『空白の2週間』 感想:そうかベガパンクたちは、世界政府の襲撃をすでに予想して対策を練っていたのか!

2024-08-19 12:12:13 | ワンピ
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なるほどねー。

前回を含めて、ここまでの、ルフィたちが上陸して以後のエッグヘッドでの展開は、あらかじめベガパンクが予期して対処していたものだったんだ。

ベガパンク放送は、起こるべくして起こった。

ベガパンクが死ぬことも織り込み済みの計画。

ヨークへの情報漏れを防ぐために、バンクレコードへの同期を拒む形で対策を練り、その後で、世界征服対策に使った記憶を2日前に全部消去していた。

例のベガパンク放送も、記憶消去前に行っていた。

まぁ、ヨークが裏切ったのが全て悪いのだけど。

でもその後の対処にはベストを尽くした。

まさにワンピのテーマのひとつである「受け継がれる意志」を地で行くように、死後の展開を麦わらの一味に委ねることで。。。

ベガパンク、かっこよすぎ!


しかし、面白いのは、こういうときのメッセンジャーって、たいていサンジが選ばれることだよね。

もちろん、ルフィやゾロは頭が良いほうではなくて、世情を含めた判断をできる男といえばサンジくらいしかいないのも確かだけど。

でも、そのサンジに対して、ワンピースは、麦わらの一味が見つけろ、とベガパンクが託したことは大きいんだろうなぁ。

あとは、ひとり残った、リリスが、ヨークを除くベガパンクたちの期待にどう応えるのか?

これは、あれかな、リリスが麦わらの一味の「10人目」になるのかな?

しかし、残ったのがリリス=悪、かぁ。

やっぱり義賊としての悪、なんだろうな。

そういう意味でも、海賊は、悪だが正義、ということになりそう。

唐突だけど、青キジ=クザンもこの「悪」のラインに乗ってきそうだけど。

ともあれ、次回、いよいよ、エルバフへ!


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