(感想1、感想2、感想3もあります)
今回ようやく霧島透子の正体がわかったところで、じゃあ、結局、大学生編の青ブタって、
「ランドセルガール」って何なのか?
誰が生み出したのか?
という問いに行き着くしかない気がしてきていた。
以前書いたときは、そもそも大学生編そのものが、麻衣が翔子さんに対する嫉妬から生み出したもう一つの世界だと思って、その世界の案内役として登場したのがランドセルガールだと思っていたのだけど、
今回、とうとう翔子ちゃんが大学生編のストーリー、それも霧島透子の謎解きにダイレクトに絡んできたことで、これは麻衣が生み出した世界ってわけでもなさそう、という感じがしてきた。
なぜなら、大学生編を生み出した麻衣が、嫉妬深い麻衣だとすれば、翔子ちゃんをできるだけ遠ざける、本音を言えばいなくなってもらっても構わないと考えると思っていたから。
でも、翔子ちゃんは戻ってきた。
それも咲太が大ピンチの中にいるという、絶妙のタイミングで。
そんな大逆転を、この世界が生み出したゲーマスたる麻衣が許すはずがない。
となると、麻衣ではない他の人物が、ということになるのだけど。
で、そうなると、俄然、浮上してくるのが、咲太がこの世界を作った、ってこと。
だって、翔子ちゃんの生存のための帳尻を今回も合わせないといけないから。
つまり、高校生編と大学生編はメタなレベルでより大きな世界として一つの世界に統合されている。
そうすると、俄然気になるのは、この物語のタイトル。
「青春ブタ野郎は、XXXXの夢を見ない」
で、青春ブタ野郎とは双葉による命名で咲太のことだから、要するに、
「咲太はXXXXの夢を見ない」
ということになって、つまりは、個々の物語は全て「咲太の夢」で、正確には、物語の最初で起こったような奇っ怪な夢のことだけど、それは咲太自身の関与によって解決される。
ただ、別に咲太が探偵のように正解を引き当てて問題が解決されるのではなく、咲太が他のキャラたちとやりとりすることで、その困った状況、多くは思春期症候群の結果と解釈されるやばい状況、が消失するような形で決着が図られる。
なので、素直に、これまでの物語が全て咲太の見る夢と考えると、量子力学的摩訶不思議現象も含めて全てが上手く、というか、都合よく解釈できる。
だって、全部が夢オチになるのでw
さすがにそれはないと思いたいのだけど、根本的なところで、どうして物語のそもそもの発端で、咲太だけがバニーガールになった麻衣を「認識」できたのか、という話になる。
あれは、麻衣の思春期症候群が引き起こした事件だってことで決着はついたはずだけど、それにしたってどうして咲太だけが認識できたのか?
その説明って実はされていない。
だから、一番単純な解答としては、いやそれは咲太が見た夢で、咲太が一年先輩の桜島麻衣と特別な関係になりたいと思ったから、というのが一番もっともらしくなる。
それなら、ランドセルガールを生み出したのも咲太だった、で済むから。
その意味では、桜島麻衣を想った咲太が作った世界に、同じく桜島麻衣の大ファンだった生前の霧島透子が作った世界が鑑賞してきた世界が、大学生編、ということになるのかもしれないけれど。
なんか、領域展開の対決みたいだがw
まぁこんな「夢オチ」ですべて説明されるとは、はなから思ってはいないけど、そもそもどうして、咲太だけが麻衣を認識できたのか、という疑問は消えないんだよね。
要するに、
麻衣のバニーガールで高校生編が始まり、
麻衣のランドセルガールで大学生編が始まった。
どちらも咲太だけが麻衣を認識している。
本巻でも冒頭の麻衣のコンサート会場に現れたランドセルガールほかの麻衣の姿を、咲太以外は認識していない。
赤城だけでなく、麻衣自身も認識していない。
それってもう咲太の脳内イメージが現実に漏れ出たとしか思えないじゃない。
だから、やっぱりこの世界の「夢の調律」をしているのは咲太じゃないのかな、と思うんだよね。
その方が「~の夢は見ない」というシリーズ全体のタイトル回収にもつながるから。
どうだろう?
今回ようやく霧島透子の正体がわかったところで、じゃあ、結局、大学生編の青ブタって、
「ランドセルガール」って何なのか?
誰が生み出したのか?
という問いに行き着くしかない気がしてきていた。
以前書いたときは、そもそも大学生編そのものが、麻衣が翔子さんに対する嫉妬から生み出したもう一つの世界だと思って、その世界の案内役として登場したのがランドセルガールだと思っていたのだけど、
今回、とうとう翔子ちゃんが大学生編のストーリー、それも霧島透子の謎解きにダイレクトに絡んできたことで、これは麻衣が生み出した世界ってわけでもなさそう、という感じがしてきた。
なぜなら、大学生編を生み出した麻衣が、嫉妬深い麻衣だとすれば、翔子ちゃんをできるだけ遠ざける、本音を言えばいなくなってもらっても構わないと考えると思っていたから。
でも、翔子ちゃんは戻ってきた。
それも咲太が大ピンチの中にいるという、絶妙のタイミングで。
そんな大逆転を、この世界が生み出したゲーマスたる麻衣が許すはずがない。
となると、麻衣ではない他の人物が、ということになるのだけど。
で、そうなると、俄然、浮上してくるのが、咲太がこの世界を作った、ってこと。
だって、翔子ちゃんの生存のための帳尻を今回も合わせないといけないから。
つまり、高校生編と大学生編はメタなレベルでより大きな世界として一つの世界に統合されている。
そうすると、俄然気になるのは、この物語のタイトル。
「青春ブタ野郎は、XXXXの夢を見ない」
で、青春ブタ野郎とは双葉による命名で咲太のことだから、要するに、
「咲太はXXXXの夢を見ない」
ということになって、つまりは、個々の物語は全て「咲太の夢」で、正確には、物語の最初で起こったような奇っ怪な夢のことだけど、それは咲太自身の関与によって解決される。
ただ、別に咲太が探偵のように正解を引き当てて問題が解決されるのではなく、咲太が他のキャラたちとやりとりすることで、その困った状況、多くは思春期症候群の結果と解釈されるやばい状況、が消失するような形で決着が図られる。
なので、素直に、これまでの物語が全て咲太の見る夢と考えると、量子力学的摩訶不思議現象も含めて全てが上手く、というか、都合よく解釈できる。
だって、全部が夢オチになるのでw
さすがにそれはないと思いたいのだけど、根本的なところで、どうして物語のそもそもの発端で、咲太だけがバニーガールになった麻衣を「認識」できたのか、という話になる。
あれは、麻衣の思春期症候群が引き起こした事件だってことで決着はついたはずだけど、それにしたってどうして咲太だけが認識できたのか?
その説明って実はされていない。
だから、一番単純な解答としては、いやそれは咲太が見た夢で、咲太が一年先輩の桜島麻衣と特別な関係になりたいと思ったから、というのが一番もっともらしくなる。
それなら、ランドセルガールを生み出したのも咲太だった、で済むから。
その意味では、桜島麻衣を想った咲太が作った世界に、同じく桜島麻衣の大ファンだった生前の霧島透子が作った世界が鑑賞してきた世界が、大学生編、ということになるのかもしれないけれど。
なんか、領域展開の対決みたいだがw
まぁこんな「夢オチ」ですべて説明されるとは、はなから思ってはいないけど、そもそもどうして、咲太だけが麻衣を認識できたのか、という疑問は消えないんだよね。
要するに、
麻衣のバニーガールで高校生編が始まり、
麻衣のランドセルガールで大学生編が始まった。
どちらも咲太だけが麻衣を認識している。
本巻でも冒頭の麻衣のコンサート会場に現れたランドセルガールほかの麻衣の姿を、咲太以外は認識していない。
赤城だけでなく、麻衣自身も認識していない。
それってもう咲太の脳内イメージが現実に漏れ出たとしか思えないじゃない。
だから、やっぱりこの世界の「夢の調律」をしているのは咲太じゃないのかな、と思うんだよね。
その方が「~の夢は見ない」というシリーズ全体のタイトル回収にもつながるから。
どうだろう?