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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん 第7話 『嵐、来たる』 感想:どうして誰も彼もがこんなに「マサーチカ、私を見て!」って叫び続けるの?

2024-08-15 15:19:53 | Weblog
いやー、いきなり「ラブストーリーは突然に」ですかw

全然、小田和正のキーに届いてないじゃん!

さすがにそれはないだろ!

・・・ってのは、まぁ、御愛嬌としてw

第1話からコンスタントに見てたけど、どうも今ひとつ何て書けばいいか、わからなかったのだけど、ちょうど折り返し点だから、頃合いかなと思って書いておくと。

なんていうか、評価が難しいよね、この作品。

タイトルの

「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」

はそれこそ出オチ的に第1話でわかってしまったので。

とはいえ、主人公はアーリャじゃなくてマサーチカなわけで、その周りにアーリャをはじめとして「私を見て!」って叫ぶ女子がてんこ盛りw

じゃ、なんでマサーチカはそんなにモテるの?ってことだけど、それは今回、いみじくも谷山が今のマサーチカに対して「腑抜け」と言っていたことからもわかるように、

だって、マサーチカ、本気を出したら凄いんです!ってことでしょ?

それも、裏のヲタ趣味を除けば完璧超人を装っている実妹の周防有希を超える実力なわけでしょ?

しかも有希の実兄なのだから、マサーチカも名門周防家の出なわけで。

なんだよ、要するにただのサラブレッドが、すかして「腑抜けた」ふりしてたところから、一転して本気出してチートしていく!って(だけの)話ってことだよね。

だから、タイトルにいるアーリャは、そのマサーチカが無双するために用意されたただの舞台装置でしかない。

少なくとも今までの描写は完全にそれ。

だって、主人公マサーチカとの距離感においては、圧倒的に有希とマーシャの方が距離、詰めてるでしょ。

なんだったら、詰め寄るってことなら谷山だってマサーチカに迫ってるし、

綾乃だって、明後日の方向からだけどツッコんでくるw

でも、そうしたグイグイ系の女子には、逆にマサーチカの方が最終防衛ラインを敷いて、侵入を拒んでいる。

ただ一人、アーリャだけが、マサーチカのほうから距離を狭められる。

だから、結局、マサーチカって、自分を主人公にしてくれる相手がいい、ってだけの騎士体質ってことでしょ?

なんか、そこが色々わかってきて、ちょっと想像してたのと違う、って思ってきてしまった。

要するに、ただのボンボンでしょ、マサーチカって。

自分が十分承認されていることに気づかず、それを無下にして、自分から承認できる相手を選ぶ。

なんかね。

マサーチカって、すごい自己チューで、見ようによっては、相当、嫌なヤツだよ、これ。

まさにその点に、谷山はムカついているのだろうけど。

マサーチカのそんな本性が、ここのところはっきりしてきて、あんまり面白そうにみえなくなってきた。

そのあたりは、徹底的にマケインに水を開けられているところw

だって、全然、コメディとしての面白くないし、楽しくもない。

もちろん、アーリャも、ただの「頑張ってる女子」でしかないのもダメな理由なのだけど。

要するに、いろいろと至らないアーリャを、マサーチカがあれこれ手取り足取り矯正していく、って話。

なんだかなぁ。

で、これで生徒会選挙とかに向かうわけでしょ。

なんでわざわざ、そんな選択肢の少ないテーマにツッコんでいくんだろ?作者?って思うくらい、狭い世界だよね、生徒会長選って?

それくらいなら、もっとアーリャがのびのびと生きていく世界を描いてあげればいいのに。

マサーチカがやるべきは、アーリャの選挙戦を支えるんじゃなくて、アーリャを選挙戦のような狭い世界から救い出して上げる方だろ?って思ってたよ。

ていうか、マサーチカは中学時代の生徒会選挙で、その不毛さに気付いたから、高校生になったらすかしたヤレヤレくんに扮していたわけでしょ?

マサーチカ、ブレブレじゃん。

そんなところも、アーリャが、マジでただの舞台装置にしか見えないところ。

アーリャこそが不憫すぎる。

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