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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

『怪獣8号』、最新話(108話)まで読んだ・・・感想: 怪獣9号がいつまで「死ぬ死ぬ詐欺」を続けるかで、物語の評価が決まりそうw

2024-06-16 12:47:45 | 怪獣8号
どうにも中途半端な展開が続いたので、原作の方にあたってみた。

で、一応、最新話まで読んだけど。

なんか、『進撃の巨人』だけでなく『東京グール』までパクったような展開になってきて、ちょっと???となった。

かつて討伐した怪獣の力を防衛隊隊員が利用する、ってもう、完全に『東京グール』じゃんw

しかも、その適合者としてなぜかレノが超飛び抜けた適性で抜擢されるとか、えー、それはさすがにご都合主義すぎない?

その結果、ミナや鳴海のような隊長クラスの戦闘力をキコルやレノも得ることができるようになった。

つまり、キコルやレノも、怪獣8号/カフカの横に立って戦える仲間になった。

しかもいつの間にか、怪獣9号の暗躍から、彼に対抗できる唯一の防衛隊戦力がカフカ=怪獣8号になってしまっていて。

えっと、それってもう防衛隊、詰んでない?って思うよね?

だって完全にカフカ頼みの防衛ラインになってしまうわけだから。

そして最新話の方では、怪獣9号の殺戮(というか取り込み)目標がミナ、ということになって、いつの間にか、防衛隊最強のミナが、カフカに救出される姫になってしまったw

そのうえで、幼少時の「カフカ隊副隊長」の方をミナが思い出して行動するようになるのだからw

・・・で、ここまで来て、なるほどなぁ、と思ったのは、なんで怪獣9号がわりと物語の早い段階からうろちょろしていたのか、ということと、なんで9号はいつまでも討伐されないのか、ということ。

で、その理由は、怪獣9号の存在によって、討伐対象の怪獣のレベルが爆上げして、いつの間に、強さのインフレが起こってしまい、その中で、防衛隊が、めんどくさいことはすっとばして、さしあたりカフカ=怪獣8号に頼らざるを得ない状況をつくるためだった、ってことなんだろうな。

なので、俄然、気になってきたのは、9号っていつまでも「死ぬ死ぬ詐欺」を繰り返してダラダラと登場し続けるんじゃないかということ。

ラスボスとして。

で、そうなると、9号が随分昔から存在する怪獣で、これまでの怪獣の歴史をそのまま飲み込んだようなメタな上位存在としての怪獣、になってしまう。

で、その「古の因縁」の中で、カフカを怪獣8号にした「ミツケタ」さんの存在の意味や目的も明らかになるのかな・・・と。

なんか慰霊神社でカフカがみた亡霊のような武者は、どこか鬼っぽい形相をしていたから、きっと、カフカは、怪獣の系譜とは異なる「鬼」とかの系譜なんだろうね。

それこそ、古の時代に人間と協力して討伐する側にたった怪獣、すなわち鬼として。

だったら、8号のフォルティテュードが大怪獣トップクラスというのも納得できる。

で、「ミツケタ」と言われた以上、何らかの「血脈」的つながりがその鬼とあったとおもうべきなのだろうな、とか。

ということで、いまやっている決戦で、はたして9号を葬ることができるのかどうか、が割と今後の展開の基本プロットを決めると思っている。

けどなー、問題があるとすれば、作者の画力が、こういうシビアな物語を語るには、どうにも軽すぎるんだよねぇ。。。

なので、しばしばギャグにふって、それが空振りする、ということを繰り返す。

え、それ、ここで必要?という寒いギャグをなんとかしてくれると、もう少し読みやすくなるのだけどなぁ。。。
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