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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

グレイプニル 第13話 『二人で一つ』 感想: 上手いこと改変してきれいに終わらせた上に原作にも影響を与えそうな新事実を出してきたことに驚愕!

2020-06-29 01:16:51 | グレイプニル
うまいこと、改変してきたね。

原作だと35話と36話の間の「補完」って感じで。

この13話の流れで行くと、修一とクレアは一度、エレナに消された記憶を思い出したのだけれど、それもまた、エレナの能力によって消し直したので元通り、ということで。

これなら、このまま、原作の方の流れにそのまま接続しても、一応、話は通じることになる。

まぁ、もう一つ、小柳ともう一度、仲間となる証のチョーカーを着けてもらわないといけないけれどw

とはいえ、紛いなりにも、この話で、一応、エレナと修一ならびにクレアとの間に何があったのか、説明もしているので、最低限は一つ、謎が解かれたことになる。


ただ、一つ気になったのは、修一が記憶を取り戻すと、化け物のほのかがやってきて、修一もまた、ほのかの力によって消されてしまうらしい、という、この13話で描かれた内容。

これ、どこまで、原作と整合性のあるものなのだろう?

原作者も了解の上での、新たなヒントなのか?

それとも、単に、アニメのほうで最終話の形をつけるために無理やり付け加えられたものなのか?

ただ、原作の方では、修一と合体したことで修一の記憶を共有した千尋が、やはりほのかに取り憑かれてしまったことを思うと、この怪物ほのかは、自分のことを記憶している人を消しにまわっている、というのは説得力があることなのも確か。

となると、いよいよ千尋と合体することで、自分の記憶をサルベージしようと修一が描かれるはずの、原作の次の55話で、そのあたりの仕組みも明かられることになるのかな?

あと、修一の記憶を消すとエレナの力が弱まる、という新設定も気になる。

原作の35話の最後では、直人とエレナに修一は呼び出されて、そこでカイトの様子がおかしい、ということを聞かされたのだけど、その後、多分、カイトが宇宙人から能力を授けられている。

で、35話では、そこで過去の話は終わって、いきなり修一とクレアが再び山に挑むシーンに変わってしまう。

多分、今回の13話は、その間を補完しているはずで、となると、あの後、カイトがほのかを復活させることで、修一とエレナ/クレアの両親が、ほのかに消されてしまうのだけど、その事実も含めて、エレナが修一とクレアの記憶を消した、ということになるのかな?

そうすると気になるのは、ほのかがエレナ/クレアの家に現れたのは、エレナが目的だったのか、それともクレアが目的だったのか、ということ。

クレアに対するカイトの「悪魔!」という評価からすると、やっぱり、クレアはクレアで、愛子なりほのかなりのことを知っていたようにも思うのだけど。

でも、このあたりの詳細もやはり、原作の55話以降で扱われるのだろうな、きっと。


ともあれ、アニメとしてはこれで終了。

いやー、おもしろかった。

なにより、このコロナ禍のなかで最後まで続けてくれたのがありがたかったし、作画がくずれないどころか、むしろ決めるべきところはしっかり描きこんでいたのにも感心した。

ということで、この13話の終わり方だと、2期は多分、望めないのだろうけど、できれば、続きもやってほしい。

とりあえず、これからは、原作を楽しみにしていきたい!


追記: 全13話の感想も書いたので、よければどうぞ。
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