BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

【推しの子】 第156話 『MEMe』 感想: 困ったときの「芸能界あるある!」のMEMちょ回w でもこれはきっとニノと旧B小町の逸話に向けたティザーだよね?

2024-07-25 09:39:33 | 推しの子
うーん、これはまさに「嵐の前の静けさ」としての、MEMちょ主役の箸休め回なんだろうなぁ。

だって、前回の終わりでアクアとあかねの間でアイ殺害の黒幕の一人として、元「B小町」でアイの同僚だったニノが怪しい・・・という話をしたばかりじゃない。

まぁ、その手の「アイ殺害の真相捜査」モードになるとルビーの出番もなくなるから、ここで、ちょっとルビーとMEMちょ、それに「かな」も含めた、新生「B小町」の裏話をしておいた、って感じなんだろうな。


・・・って思っていたのだけど、しかし、これって、芸能界を漁るレポーターやライターの魔の手に、かつての「B小町」が狙われていた、でも、当時は今回のMEMちょのようには上手く対処できなかった! だからアイは・・・、という昔の事情を説明するための前振りだったんじゃないのか?とだんだん思えてきた。

つまり、MEMちょ言うところの

「右向けば批判
 左向けば炎上
 誰もが清廉潔の聖人である事を押し付けられる芸能界」

という芸能界の圧力に、アイたちのB小町が押しつぶされそうになっていた、でも、MEMちょとちがって、自衛の方法がなかった、だから、ファンを使った殺害・・・なんてところにまで堕ちてしまった、

・・・とか言う話になるんじゃないのかなー。

簡単にいえば、超売れっ子アイドルである「アイ」が妊娠して出産したことを知ったニノが、何らかの形でファンに殺意を抱かせるようにまで焚き付けた、ということ。

ニノを襲った事情はそれこそいくらでも考えられて、

たとえば、ニノ自身がアイの猛烈なファンで、アイが他の男に汚されたことに怒ってしまった、とか、

あるいは、もっと冷静に、アイを貶められば、自分がB小町の中でセンターを取れる、とか、

もしくは、単純に、アイを殺した男が実はニノの恋人だったのだけど、ニノに近づいた理由が、アイの代替として・・・だった、とか。

とにかく、「アイドルは聖人であるべし」という信仰=建前の上で投げ銭が行われる芸能界の闇に飲まれた・・・という感じ。

いまならアイドルの裾野が広がった分、何らかの「バレ」によるリスクをもひっくり返してアクセス数のネタにするような図太さが必要だし、実際、勝手にそうした技能まで身につけるけど、

かつてのアイドルは、「カゴの中の鳥」だったから、そんな自衛手段を考えることもできなかった・・・云々、とか。

ともあれ、今回のMEMちょのプチ騒動は、そうした今なら笑い話にしてやり過ごすことが、かつてはマジだった、という次回からの展開に向けた現状確認だったんじゃないかなw

しかし、年齢のサバを読んでJKを詐称していた、というのを、今度は「真正のJDを目指す」といってうっちゃるのは、確かに、なるほどね、その手があったか、とは思ったw

MEMちょ、なんだかんだ言って、この作品のバランサーだなw

フリルがなにげに気にいるはずだよ。

そうしたMEMちょのスタンスが、きっと小気味よいのだろうな、フリルにとってw

まぁだから今回のタイトルも「ミーム」だった、ってことで。

ていうか、「MEMちょ」という愛称自体がmemeからとったものだったのねw
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トニカクカワイイ 第281話 ... | トップ | 【推しの子】 第2期 第15話 ... »

推しの子」カテゴリの最新記事