写真は西域南道の「玉」で有名なホータンでの現地ガイド・ウイグル人のジュレットさんです。写真では色がすこし黒いようですが白人的な日焼けの感じでした。本業はウイグル大学の医学部の先生でお医者さんです。日本の大学(日本医科大学?私の記憶があいまい)にも1年留学をしていたこともあり、流暢な日本語でした。西洋医学、中国医学、チベット医学のいずれですか、と尋ねると、ウイグル医学でチベット医学はウイグル医学から学んだ医学です、という返事が返ってきました。ウイグル語で講義している大学はここのウイグル大学だけです、と誇らしく話してくれました。
彼は共産党員ですが、敬虔なイスラム教徒でラマダンも毎日の礼拝も欠かさないそうです。共産党とイスラム教との関係について少し話をしましたが、微妙なニュアンスを正確に伝える自信が私にはないので省略します。
一人っ子政策について少数民族は3人までということは知っていましたが、彼のような公務員の場合は2人までとは知りませんでした。彼も制限いっぱいの二人の子持ちでした。なお、以前紹介した(11月9日)満州族の場合、数が多いためか子供の数については漢民族と同じ1人だそうです。ただし1人子同士の結婚の場合2人まではよいことに最近なったそうです。
なお、漢民族と少数民族との夫婦の場合どうなるかということです。これについては8年前に旅行した時に聞いた話ですが、ある現地ガイド(男性)は相手が少数民族の人で3人までよいということで3人の子持ちでした。