写真は「100年後には見られない可能性が一番高い世界遺産」とされているジェンネの大モスクです。「泥モスク」などと日本語では言われていますが余り品の良い言葉でないので「日乾しレンガモスク」と呼びたいと思います。またそのほうが実態にも合います。
この壁から突き出ている棒(トロン)は修理の時の足場です。毎年、年に一回の雨季の後代々技術を受け継いだ約90人の専門の職人とともに4000人のボランティアが参加して修理をします。この仕事は単なる補修作業ではなく、信仰心を表す神聖な宗教行事で、一種のお祭的現象を呈するそうです。
26代目ジェンネ王コイ・コンボロがイスラーム教に改宗した記念に1280年創建されました。その後1819年イスラーム原理主義者(lonely planet による)によって破壊されました。その後1907年に再建されました。
屋根は100本の柱で支えられ奥行き75m、高さ20mで1000人の信徒が収容できます。非イスラーム教徒は現在中には入れません。以前、色々トラブルがあったようです。