100倍楽しむ海外旅行  時々国内旅行

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歳(終末期後期高齢者)のジジイの53

回の旅行103ヶ国を100倍楽しんだ話 付録で時々エンディングノート

「東南アフリカ7カ国」編 アフリカーナ2

2009年10月26日 09時05分05秒 | アフリカ

 ソエトのガイドのサインです。二番目の名前の中ほどにあるWの字をVの発音をしていたのでオランダ系であることわかります。 「いくつの言語を話しますか」の質問には4つ、「アフリカーンス」「英語」(ともに南アフリカ共和国の公用語)「オランダ語」「ベルギー語」と答えてくれました。ベルギーはご承知のようにオランダ語の方言「フラマン語」とフランス語の「ワロン語」に分かれるので「フラマン語」か、と聞くとそうだと答えてくれました。 

 ついでに2007年11月12日に書いている南アフリカ共和国のプレトリアの地名変更問題について、今回、新しい情報があったので紹介しておきます。2010年のサッカーのワールドカップの終了後に正式に「ツワネ」と改名されることになったそうです。


「東南アフリカ7カ国」編 アフリカーナ1

2009年10月26日 08時57分12秒 | アフリカ

 写真はこのソエトでの現地ガイドです。

 ご覧のように白人なので「あなたはアフリカーナ(注)ですか」と尋ねました。彼は非常に喜んでそうだと答えたまでは良かったのですが、後がいけません。私に対して「あなたの英語は素晴らしい、ロンドンで勉強したのか」などのオベンチャラで恥ずかしくて身がすくむ思いをしました。私は英会話はほとんどできません。ただ「アフリカーナですか」と「いくつの言語を話しますか」の二つの質問をしただけです。なぜこのようなオベンチャラが出たのかと考えてみました。どうやら「アフリカーナ」という言葉が理由のようです。「アフリカーナ」と呼ばれることがうれしいようです。

 レソトのマセル空港のチェックインカウンターに黒人の中で一人だけ白人の威張った感じの女性がいました。「アフリカーナ?」と尋ねた途端相好を崩してペラペラと話しかけてきました。ほとんどわかりませんでしたが、その中で「アフリカーンスを話すのか」ということはわかりましたが,これにはびっくりしました。「アフリカーンス」というのは「アフリカーナ」の母語でオランダ語の変化した言葉です。「アフリカーンス」を話す人は極めて限られているので、「アフリカーナ」がよほどうれしく、親密感を感じたのだと思いました。

 もともと彼らはオランダ語の「百姓」を意味する「ボーア人」と呼ばれていました。しかし「ボーア人」と呼ばれることを好まないようです。皆さんが南アフリカ共和国を訪れる機会があった時は彼らに「ボーア人」と呼びかけるのではなく、「アフリカーナ」と呼んであげてください。

 (注)2007年11月12日に「アフリカーナ」「ボーア人」などについて紹介しているのでご覧ください。左の欄の「バックナンバー」と表示してあるところの2007年11月をクリックしてください。