韓国編は未完ですが後日再開の予定です。
写真はブータンの首都ティンプーにある伝統技芸院の教室にあった張り紙です。この英文を英語に堪能な同行者に訳してもらい、その後私がこの文章の下にあるメッセージの作者の名前を音読した時、この室内にいた生徒たちが一斉に立ち上がり何か叫びました。私は一瞬何が起きたのか分かりませんでした。どうやら私が音読した名前は王で、彼らは「王様だ、この壁にある王様の写真を撮れ」と言っているようでした。ブータン人の国王に対する敬愛の念については事前に書物では知っていましたが、ここで初めて肌で実感しました。
参考までにこの文章の日本語訳をしておきます。
「あなたが良き人間であろうとするならば、あなたが得た知識と技能を全社会に益することに使わなければならない。さもなくば子供に武器を与えたことと同じことになる」(すこし意訳をしました。誤訳でないことを願って)
最後に王の名前(写真では不鮮明)、人民のブータン国王とあります。
注を三つ、ブータンの国語はゾンガ語ですが、英語も準公用語になっています。
ブータン人は写真撮影を歓迎します。今回の旅行では国境の町サムドルップ・ジョンカでインド人に断られただけです。
国王の写真は至る所に飾られています。
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