“ Gross National Happiness is more important than Gross National Product”
( 国民総幸福は国民総生産よりは重要である)
この言葉は先代の国王が21歳の時1976年スリランカのコロンボで開かれた非同盟諸国会議後に記者会見で発表したものです。この“GNH” の思想は今世界でも注目を浴びています。
この国王は2008年に立憲君主制に移行し国会選挙を行うことを宣言し2006年に息子に王位を譲り引退しました。初の国政選挙の模様については最初に紹介したユーラシア旅行者の添乗員伊藤さんのレポートを2008年2月22日、24日に載せていますのでご覧ください。(操作は画面を下におろし左にあるカレンダーのところです)なお、ここで紹介されていた候補者の内男性の方は当選で、女性は落選したということを今回の旅行で確認しました。
2007年12月15日の朝日新聞は以下のように当時の様子を報じています。
「泣きながら王制の存続を直訴する各地の国民に『悪い王の時にも国が存続できる仕組みが必要だ』と懸命に説得する前国王の姿が人々の心に焼き付いているという」
憲法は国王の65歳定年制、環境権などが記載されています。なお、国王に男子継承者がいない場合は女子に継承権があるとは現地ガイドのブタさんの話です。
写真はこの先代の国王と4人の后妃です。后妃は姉妹です。1979年4人同時結婚です。現在の国王は最初に生まれた男子で3番目の后妃との子供です。
なお現在の国王が何人の后妃を持つかとの質問に現地ガイドのブタさんによれば多分(maybe)一人だけとのことでした。