中でキョロキョロとしているとこのようの場面に出会いました。何時ものマリアと幼子イエスと思ってすぐに立ち去ろうとしたとき、なんだかこのマリアは変だなあ、と思ってよく見ると男のようです。無知の私はビックリしました。そうです。イエスの父ヨセフなんです。私にとっては始めての構図でした。
パックツアーの観光対象物にカトリック教会が多すぎると私はいつも感じています。そして大概同じようでいつも退屈です。聖書をあまり読んではいませんが聖書にはマリアはあまり登場していないような気がしますが、カトリック教会へいくとカトリックはキリスト教ではなくマリア教ではないかといつも思います。あるいはマリアとイエスの二神教ではないかと。それに対して父(養父)ヨセフの姿にはほとんど出会いません。イスラエルのナザレで聖ヨセフ教会に出会ったとき少し興奮しました。(2010年5月30日、6月1日紹介)ところが今回は4つのカトリック関係の建物を訪れましたが、そのうち3箇所でヨセフに出会いました。以下紹介。
アルジェの「ノートルダムアフリーク」はいつもの教会で退屈でした。(周囲の景観がよかったので後日紹介予定)
写真はアンナバ(後日紹介)にある聖アウグスティヌス(354~430)の大聖堂内部の正面です。彼は日本の高校の歴史教科書(中学校?)にも記載されているキリスト教を代表する教父・神学者です。彼はベルベル人で敬虔なキリスト教の母親とローマ人で異教徒の父親の間にアルジェリアで生まれ、ここアンバナで司教になりました。この教会はフランスの過去の栄光の復活を意図して1881年に始まり1900年に完成したとはlonely planetの記述です。写真は内部正面です。無知の私にはちょっと変わって見えました。
マリア信仰で思い出したことを一つ。エチオピアでのことです。2011年12月31日に紹介したものを再録します。
「ほとんどが白い外衣をかぶる女性で沢山の人が教会に向かっていました。この日、聖母マリアが生まれて初めてシナゴーグ(ユダヤ教の祈禱所でマリアはまだユダヤ教徒)行ったとされ、それを祝福するために多くの人が教会に出かけているところでした。この白衣の行列は延々と続いていました」ビックリしました。