安重根(朝鮮語読み アン・ジュングン 1879~1910)は朝鮮の大韓帝国時代の朝鮮独立運動家で1909年朝鮮を日本の保護国にした責任者として伊藤博文をハルビン駅構内で射殺した人物です。
その「安重根義士記念館」がハルビン駅構内にも隣接してありました。ツアーコースにはありません。事前ににもの存在を知りませんでした。それは「観光コースでない『満州』」(高文研 2011年第3刷p165)の以下の文章によります。
「**暗殺現場は、終戦まで***円形のガラスがはめられ***解放後も目印があると聞いていたが***我々が訪れた時は***駅員に聞いてもどのホームかさえもわからなかった。**考えてみれば、日本人がロシア人に会うために訪れ、朝鮮人に殺された場所など中国人には全く関係が無いのだから、なにも残ってなくても当然かもしれない」
旅名人「大連と中国・東北歴史散歩」(2007年 p287)にも同趣旨の文章がありました。
そこで私は現地ガイドに目印だけでも残ってはいないですか尋ねるとそのようなものは一切ありませんとの返事でした。ところが同行の一人が「地球の歩き方」に「記念館」があると記載していると指摘しました。(「地球の歩き方」p214の欄外に小さく出ていて私もそれまで気づきませんでした)すると一転してその存在を認め、しかし予定にないのでそこには案内できませんし、閉館時間も迫っていますとの返答でした。そこで同行者3人と場所を確認して出かけました。時間はたっぷりありました。われわれのホテルはハルビン駅の近くにあったので全く支障はありませんでした。
なぜ、現地ガイドは最初その存在を否定し、存在が明らかになった後も閉館が迫っているとか、案内はできないなど言ったのでしょうか。帰国後日本の旅行会社にこのことを話したところ、個人旅行をしなさいと強く指導?されました。
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