風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

娘夫婦

2007年04月22日 | チンゲル亭裏日記

娘夫婦が、遊びに来た。
夫が、携帯を手にして、メールを娘に送った。
『・・・・・・・・・・風邪が治ったら、遊びにいらっしゃい。』というメッセージを送り、「遊びに」というくだりに大いに気に入って、しばらく「いいね、いいね」と言い言いしていました。

風邪も治り、二人で最近買った新車に乗ってやってきた。
結婚して1年半、相変わらず仲が良い。
見ていて気持ちの良い二人である。

今日は、私の手料理ではなく、ご近所の信濃川さんというすし屋さんに行くことに。
友人でもあるご主人は、とても喜んでくれて、娘の連れ合いの来訪を自分の婿殿のように遇してくれた。

夫からも、「しあわせだねぇ」という言葉が、二度も出てきた。
良かったねぇ。

食事の後は、娘たちからのお土産のハーゲンダッツを食べながら、お土産の選定。
お父さんには、銅の杯は決まっていたのですが、お母さん妹さん弟さんには、娘たちの意見を聞きながら、決めました。
スリッパは、思った以上に好評で、4足とももらわれていきました。
ほっ、良かった。
一応車に積んでもらって、来月ご挨拶に伺うときにお届けの予定。
婿殿が、車で連れて行ってくれるつもりらしい。

12時になる前に家に着く時間になると、夫がそろそろ帰りなさいと、娘には無粋な言葉。
婿殿は、ほっとしたかも。。。

また、今度彼の泊まりの日にゆっくり遊びに来るからと、言って帰っていきました。
良いねぇ。娘夫婦の来訪。こんな喜びもあるんだねぇ。
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友達に会う

2007年04月22日 | チンゲル亭裏日記

娘の高校生のときに縁ができて今でも続いているグループがあります。
その高校の近くの懐かしい喫茶店で、会いました。

古い木のインテリアのバーカウンターのある喫茶店です。
メニューを見て、コーヒーをすっ飛ばして、どうしてもこれと選んだのが、パフェ。
軽い生クリームの食べられなかったUBでの後遺症(笑)で、生クリームをたべたかった!
うーん、おいしい。
これじゃぁ、やせられないぞ。
と、思いつつ(帰ってから2キロもふえたのに)おいしくてたまらない。

そして、都合をつけて一人、二人と集まってきて、4人になりました。
このメンバーの良いことは、愚痴になりそうなことを前向きに捕らえるので、話が暗くならないこと。
いつも先を考えているから、話が明るいことです。
いつもと変わらない、様子が伝わってきて、「私モンゴル流になって、人がかわってない?」と、思わずたずねそうになる。

もし、変わっていたとしても、初めて知り合ったときの気持ちは今も変わらず持ち合わせているから、それで、この友人たちとの関係が変わるとは思えず、話を続けたことでした。
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潤い

2007年04月18日 | チンゲル亭裏日記

湿度60%の昨日今日は、特別肌の潤いがあって、私ってこんなに肌が潤っていると大喜び。
あのモンゴルの日射しと乾燥に耐えてきたのだから、これほど潤う日本では、手放しで肌のお手入れを怠り、ノーメイクで隣のスーパーへ平気で出かけています。

お肌に水分を補うことは、ほんとに大切です。

乗馬のときは、ばっちり日焼け止めを塗っていっても、汗でサングラスが滑り、すぐに剥げてしまって、肝心の頬はほとんど効果をなさず、キャンディキャンディ状態。
来年の、そばかす?の浮き上がりが浮「。くわばら、くわばら。

スーパーでは、みずみずしい野菜や果物がずらりと並び、お菓子売り場にはチョコレート以外のおいしいそうなものがいっぱい。
あまり沢山で、どれに手を伸ばそうか、思案投げ首。

夕方急に思い立って作りたくなっても、食材があっという間にそろってしまう。しかも、必要な量だけ買うことが出来る。
なんて、贅沢なことだろうか。

そう、思いつつ、モンゴルに惹かれる思いがあって、これはなんなんだと一人で自問自答。

いろんなものが足りない状態にあると、人は、優しく鷹揚になり、小さいことにこだわらなくなるもののようです。
完璧を望まなければ、楽ちんで楽しく、豊かに過ごせるのでした。

日本に居たら、知りあえなかった人。物理的心理的に遠くに居るはずの人が、にわかに距離を狭め親近感を持つのも、モンゴルマジックなのだろう。

モンゴルの強烈な乾燥は、汚れがこびりつくことがほとんどなくて、パタパタと払えば落ちてくれた。
雑菌はほとんど繁殖しないから、いろんな好ましくないにおいも感じられなかったし。
雑巾は、軽く洗うだけで真っ白になった。
だから、ゲルの生活が成り立つのだなぁ。

肉は、塊でしか買えなかったけれど、ハーブという自然食を食べてきた牛や豚は、羊ほどではなくても固有のにおいを発散して、元気な肉だった。
よく噛んで食べるとエネルギーが沸いて来る気がした。

パックにきれいに並べられて売っている肉にはないエネルギーがあったと思う。
薄切りの肉は、短時間で火が通り、ほんとに便利なんだけど。

ほんとに気持ちが潤ったのは、モンゴルだったのかもしれない。
そう思うのは、長年の母の介護で、心も体も干からびそうになっていたときだったから余計にそう思うのかもしれませんが。。。

内からの潤いと外からの潤いと。
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2007年04月16日 | チンゲル亭裏日記

7日に帰国してから、初めての雨。
部屋の温度は23度ですが、UBのアパートの温度と変わりはないのですが、冷え冷えとした感じがあり、足が冷たく感じます。
湿度は、65%を示しています。
UBでは、たぶん40%くらいでしょう。

一日中どんよりとして、灰色の空の下に、さまざまに色を変える緑や、花の色は、モンゴルにはないものです。
息を吸うだけで力の入った毎日が、帰ってきて、穏やかな静かな毎日を過ごせることにほっと一息つきました。

そうとは思わずに緊張した毎日を送っていたことに、わずかばかりの名残惜しさを感じています。
そして、UBでは、耳になじまなかったホンゴルゾルのオルティンドーを、ネットサーフィンの最中に偶然耳にして、とても懐かしく、心にしみるものを感じて、驚いています。

同じものを聞いてこうも感じの違うものかと、そして、それが、心を揺さぶるものだっただけに、不意打ちを食らったように、ちょっと動揺しています。
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終わりに向けて

2007年03月27日 | チンゲル亭裏日記

今日は、昼間と、夕方からの予定が二つ。
終わりの日が近づくにつれて、いろいろと予定が立て込んでいます。

料理講習会は、もともとのメンバーではないモンゴル女性3人を迎えて、発案のOさん宅で行われました。

かねて私に教えてほしかったという三人のうちの一人は、日本で、習ってきたというだけあって、私などの出る幕ではない腕前でした。

残りの二人は、日本の料理ということで興味深々でやってきていましたから、その、目を見張った様子は、とても新鮮で、やりがいがありました。

Oさんの招きでこられた若い日本人御夫妻は、奥様が料理上手で、すし飯の混ぜ方を上手に教えられていました。

私って何なのかなぁ、スタートメンバーのこられない料理の会を開く意味はあったのかなぁと、ふと思いましたが、それはそれ、楽しく時を過ごせたのだからこれもよしと思ったことでした。

夕方からは、日本語教師のSさん宅で、日本語教師とTISの所属の人の送別会の末席に加えてもらいました。
Sさんは、前回の來蒙時は、TISでしたから、そのときのゲストスピーカーとして授業に出たときのご縁と、今回はSAVE THE CHILDREN UKでのボランティアで、日本語を教えているということの多少のご縁から、私は教師ではありませんが、幸せなことに、日本語教師の会に迎えられたわけです。

こうして、教師でもないのに、教師の列に加えてもらって、うれしいようなおこがましいような、気分でした。
持参した、お花も春の黄色を愛でていただいて、良くぞ家の近くにお店が出来たものと喜んだことでした。

あと13日。終わりに向かって加速しているこのときに、好意的にすべてが行われていくことに、不思議な感慨があります。

これは、ひとえに夫が良い仕事をして、その良いエネルギーを受けていることの証明のように思います。

モンゴルくんだりまでつれてこられて、とこぼしつつ、私の好きなことを追求してきたことも、無理をしなかったことも、一つ一つ夫の慎重な意見の元に決めてきたことと、深い思いを持って、思い出します。

思いがけない教師の会からのお誘いに、いろんなことを思いました。
夫の仕事と、思いがけないSAVE THE CHILDREN UKとの出会い。。。
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送別会

2007年03月25日 | チンゲル亭裏日記

モンゴル人御夫妻とその友達、地質関係の方なので、漢字を習いに来ている大学院生も一緒に、送別会をしてくださいました。

イチカさんは、今二人目の男のお孫さんが生まれたばかりで、そのお世話に疲れているらしく、いつも精彩ががな買ったので、少々心配です。
忙しい中を時間を作ってくださって、ご主人様までいらしていただいて、恐縮でした。

今、日本にいるジャルガランさんと無二の親友で、帰ってくるのを首を長くして待っています。

セルツマーさんは、ねっからの学者で、地質のフィールドワークに真夏の暑いさなか3週間に及ぶキャンプ生活をなさいますが、冬になるとすっかり顔の色が白く戻るのにはいつも驚かされます。

私のむちゃくちゃなモンゴル語と、彼女たちのなまりの強い英語とで、夫が通訳をしながら、楽しいテーブルを囲みました。

この次いつ会えるかわからない人たちです。
院生のマンチョクは、今、日本から先生が来て、留学できるかどうかの瀬戸際です。

それぞれの、近況を語り合い、別れはちょっとだけ惜しんで、分かれました。
利害関係の無いモンゴルの人たちとの、心温まる時間は、かけがえの無いものでした。

ご主人は、運転をなさるので、気をつけてと夫の言葉にうんうんとうなずいて、帰って行きました。
今度こそ女子の孫がほしいと、言っていました。

マンチョクは日本で会う可能性があります。

セルツマーさんは、私たちがモンゴルを訪れない限り、会うことは無いでしょう。

イチカさんは、もしかしたら、仕事で日本にくる可能性があります。

狭い日本にいたら、こんな気持ちを味わう別れは無いのですが、、、
海を挟むと、二度とないということもあるのですねぇ。
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59才誕生日

2007年03月22日 | チンゲル亭裏日記

SAVE THE CHILDREN UKの第2センターでの、ボランティアのこの日は、私の誕生日です。
何かいいこと有るかなぁと思ったら、JICAの佐藤調整員が通訳さんを連れて視察に来てくれました。
施設長のドヤーさんと、授業の参観の前にゆっくり話をしてくれたようです。

今日は、Yさんのほかに、Kさんも勉強のためと見学に来てくださっていたので、4人の観客に見守られて、子供たちは大張り切りでした。

娘の選んでくれた「とってください」の絵本が、最高の立役者でした。
年長で、出席率も良いトプシントルは、持てる自分の会話力を聞いてもらおうと、一生懸命。
最後に、「とってください」の絵本をモンゴル語で、説明してくれました。
こんにちは、ありがとう、どういたしまして、さようならが、子供たちにどのくらい覚えてもらったのかしら。

そして、授業が終わって、事務所に帰ったら、感謝状が待っていました。
思いがけない贈り物です。
年度末には、モンゴルグッヅの贈り物は、いつものことですが、感謝状が待っていようとは、思いもかけないことでした。
ドヤーさんと、涙を拭きながら、受け渡しです。
皮製のャVェットは、すみこが好きだろうからといって赤い色でした。

物事をやり遂げるということを、初めてしたような感動でした。
子供たちと自然体で、過ごせたことが、今日まで続いたのです。
残りの1回を、つつがなく終わるように、気負わず行きましょう。
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送別会

2007年03月20日 | チンゲル亭裏日記

第一回目の送別会。

主人の付き合いを、残り1年を残すころから、特別少なくしてきたので、個別の送別会をしていただく機会は、ほとんど無さそうですが、貴重な同期の送別会がありました。

UB到着前から、東京でのオリエンテーリングや語学研修でご一緒だった方たちですから、送別会という名前を抜きにしたら、愉快に安心して座っていられる集まりです。
楽しく、感想を語り合い、和気藹々とした時を過ごしました。

残り14日になりました。
予定としては、すっかり、荷物の片づけが終わっているはずですが、一割も終わっていないのです。

最後の週には、田舎へ旅行ができるんだろうか。
いつも、留守番だった夫と、UB最を離れる前にきれいな空気を吸いに行きたいなぁ!
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54回目のボランティア

2007年03月15日 | チンゲル亭裏日記

あと、2回でボランティア終了になりました。
今日は、気が付けば54回目。

UBに来てしりあったYさんに、一緒に来てもらうようになって4回目。
子供たちは、彼女の優しさに、毎回いい気分で、日本語を覚えていったようです。
おととしと違って、年齢の小さい子供たちの集まる授業は、あやうく騒がしい授業になるところでした。

ちょうど、Yさんが来てくれることによって、観客を意識しながら、私の授業を聞き、良いタイミングで拍手をしてくれて、子供たちの騒ぎ虫が、眠ってくれたようでした。

はじめから、折り紙を担当してくださって、どうやら、子供を教えたことがあったらしく、手馴れていました。

そして、今日は、春が来たをみんなで歌って、なんだか幸せ気分。
今日の教室は、とても、穏やかで、楽しく、誰かに見守られているような気分でした。

冷静なYさんと、のんびりサローラさんとのかもし出す雰囲気も、いつもに無い平和なものでした。

この感覚ってなんだろう?

誰かに見せようとか、ほめられようとしてやったことではない、ただ子供の笑顔が見たいと言う気持ちで続けてきたことが、モンゴル人のドヤーさんの感謝を感じることによって、起こった感情だろうか。
いや、それにしても、授業をしているときから、気がづけばこんな気分だったなぁ。

やはり、何かに包まれている感じだった。
それにしても、UB生活の思っても見ない良い締めくくりができそう。

      ゴイである!
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遠くのモンゴルで

2007年03月13日 | チンゲル亭裏日記

日本にいたら決して出会うことの無い、UBならこその出会いをして、気の置けないおしゃべりのできる幸せを、味わいました。

なんて楽しかったのだろう。
あれを言ってもいいかしら?これは、言わないほうがいいかしら?などと、考えることも無く、思ったままを口に出せる幸せ。

息を吸うだけでもストレスを感じるこの2年間の中で、めったに味わうことの無かったことです。

ふっと肩の力を抜いて、はぁーーーと大きく息を吐いて、そして、新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込んで、頭がすっきりして、頬を思いっきり引き上げました。
自然と、目じりが下がり、、眉根のしわが無くなった。

きょうは、ありがとう。
まもなく、UBからさようならというときに、であった人たち。
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