風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

2006年09月30日 | UBから


先週親子二人で作っていた柵が完成していました。一仕事して帰ってきた馬を柵につなぎ、鞍をはずし、放牧してやります。鞍をはずされた馬は、うれしそうに、走り、最後の緑を食んでいました。



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テレルジ乗馬

2006年09月30日 | UBから






黄金色の最後の輝きでしょう。
林の中を行くとき、馬はひづめでカサコソと音を立てながら、歩きます。
来週は、もっと、落ち葉の散り敷いた中を歩くことになるでしょう。
木々は、葉を落とし、スリムになることでしょう。


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「日・モ障害者交流セミナー」その2

2006年09月28日 | UBから
セミナーについて、後日談が入りました。

昨日は、車で4~5時間のダルハン(モンゴル第2の都市)でセミナーを開催したそうです。
初めてのモンゴルで、笠羽さん三嶋さんのお二人が疲れも見せずはるばる出かけ、日帰りをされたと言うエネルギーに圧唐ウれました。

ダルハンは、UBに比べてかなり小さな町のことですから、宣伝が行き届いていて、障害児の家族の参加が多かったそうです。
お二人の話されたことは、仕事として従事している人も聞かねばならないお話ですが、やはり、身近な家族が聞いてこそ、勇気をもらい、恥じることではないと言うことがわかるのです。
そして、同じ立場の三嶋さんの励ましを受けて、涙を流された家族が多かったと聞きました。
それでこそ、そのセミナーを開いた甲斐があったというものです。
1ヶ月に及ぶ長丁場を乗り切って、疲れも見せず、ある会合に出席なさった担当者に、お話を聞き、ほんとに良かったと思いました。

それで、天狗になることなく助けてくださった方への感謝の気持ちを忘れないで、きちんとお礼の言える若者に、見習うところがありました。

苦労の先に、その甲斐があったといえる結末がいつでもありますように。
これから後を続く若者たちの上にも、公平に注ぎますように。

人差し指1本の手助けだったのに、ほんとに喜んでもらって、私も、一緒にセミナーをやりきったような心地よい満足感を味わえました。ありがとうございました。
お疲れ様、お二人を見送った後、ゆっくり休んでください。

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かぶとをつくりました

2006年09月28日 | SAVE THE CHILDREN

          おてつだいしてくださったWさんと子供たち

今日のクラスは、12名。
カタカナの五十音表を作り子供たちに渡しました。
先週習ったのは、ア行とカ行です。表の中から、自分の名前の字を探し出して、丸をつけてもらいました。
一生懸命です。
そして、表のサ行とタ行の文字の右側の空欄にモンゴル語で読み方を記入すること、サ行とタ行の文字を1行ずつ書いてくるのを宿題にしました。

今日の、会話は、「私の名前は、○○です。」「あなたの名前はなんですか?」
生徒と私、生徒同士で名前の聞きっこをしました。
「あなた」と「わたし」を理解し、ついでに「これはなんですか?」も繰り返し、行いました。

ずいぶん勘の鋭い子が居て、いきなり「これはなんですか」に飛んでも食いついてきて、果てはクラスの子供たちが、ほとんど理解したのには驚きました。

私の出たとこ勝負の、思いつき授業は、こうして始まりました。
先週は、子供たちの様子を伺うのに精一杯でした。
子供たちは、モンゴル語を使わないおばさん先生の言うことを、隣の仲良しと相談し頭をひねりあって居ました。
宿題の○付けを待っている間も、今のところ静かに待ってくれています。
娘にもらった、サクラの花のゴム印と赤のスタンプを宿題に押してもらうと、喜んでいました。

サインザヤには、一緒に行ってくれたWさんに、通訳をお願いして、もし、知りたいことがあったらいうように、よくできるから、退屈したら別の宿題を考えるからと伝えてもらいました。
彼女は、夏休み前の教室に遅れて入った生徒です。
はじめは、わからないことだらけだったのを我慢して、毎週通ってきて、今は、一番よくわかる生徒になり、通訳をしてくれています。

行き帰りの道路は、混み合って10分ほどのところを30分以上かかりました。
運転手さんは、ご機嫌が悪く、同乗のWさんが一生懸命おしゃべりをして、気持ちよく運転するように配慮してくださったのはありがたかった。
モンゴル語のできない私には、無理な話で、一人で乗るときには、こんな混雑するときではありませんようにと願ったことでした。

子供たちの名札を作る便宜上、カタカナを先に教え始めたのですが、カタカナは名前だけだから、教える必要は無いと言われ、シュンとなりましたが、はじめたい上は終わらせねばと、五十音表を作ったり自分の名前の文字を探させることを思いつきました。

そして、日本語の後は、新聞に素材を戻すために大きなものを作るには、かぶとしかありません。
今日見学にいらっしゃったWさんに、指導してもらいました。
出来上がりに思い思いの飾りをつけてもらうことにしたら、飾り用だからと4分の1に切った小さな折り紙で先週習い覚えて風船を折って貼り付けた男子生徒が居ました。
ほーーっ、そうかぁ。思わず拍手。
かと思うと、その折り紙で同じかぶとを折って貼り付けた子も居て、丸とか花とかに切って貼り付けることしか考えていなかった私は、子供たちに脱帽!

子供たちが好きだということで始めたボランティアも、30回を越えましたが、いろんな人に助けられながら、ネタが尽きることなくここまで来ました。
まだ、子供たちを楽しませることについて、アイディアは出てきそうです。
なんてうれしいことでしょう。
子供たちの、「来週もね」に答えて、大きな「はい」をもらって、力をもらいました。

Wさんは、日本語教師、国立幼稚園で教えていらっしゃいます。
近く、帰国なさるので、忙しい中を見学に来てくださり、お手伝いまでさせてしまいました。写真掲載は了承済みです。



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TUULさん

2006年09月27日 | チンゲル亭裏日記

通訳さんが決まりました。
TISの4年生。ドイツ語の方が得意だそうです。
モンゴル人は、語学に堪能な人が多く、2カ国、3カ国語を話すと言う人が結構居ます。
トゥールさん5年間ドイツに居て学んだそうですが、ドイツ語だけでは飽き足らず、日本語も学びたくてTISの学生になったそうです。
今年28才です。結婚もしていないし、子供も居ないとのことですが、9才の妹のシッターをする必要があると言っていました。

とりあえず、今日は、お茶を飲みながら、時間のある曜日や必要最小限のプライベートも聞かせてもらって、どの程度手助けしてもらえるか話し合いました。
彼女は、日本語の会話のスキルアップのためにとても良いと思って名乗りを上げてくれたそうです。
お互いに、助け合いながら、楽しくできそうです。

今日は、先生の携帯の電源が入っていなくて、お稽古の日を決められませんでしたが、彼女が夜に電話をしてくれるそうです。
そのための必要経費として、モビコムのテレカをお渡ししました。
バイト料は、払えませんが、必要とされる費用を負担させることはありませんと言う約束をして、今日はさよならです。

今日は、手始めとして、買物をしながら、あれこれおしゃべりをしました。
次々と尋ねたいことがいっぱいあって、ずっとしゃべりっぱなしでした。
チョカさんとは、また、彩の違った通訳さんです。

お稽古の初日が楽しみです。
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通訳さん二題

2006年09月27日 | UBから
通訳さんその1

オルティンドーの通訳さんがやっと見つかりました。
オルティンドーといっても、オルティンドーのことはわからなくても日常会話のできる人であれば、専門的なことを通訳してもらうわけではないので、簡単に見つかると思っていたのですが、意外に遅くなりました。

夏休み前から、はじめるのは10月になってと思っていたので、遅すぎると言うことは無いのですが、なんと9月はじめに先生のほうから連絡が有ったという画期的なことが起きていたので、できるだけ早く見つけたいと思っていたところです。

TUULさんというTISの日本語科の学生さんです。
どうやら住まいもそんなに離れていないようです。
授業のほかは、9才になる妹のシッターさんをしているようです。
先生との連絡を取るこ時をまずお願いして、今日は、街中で買い物などをしながら、会話の練習を始めました。
なかなか、頭の良いまじめな学生さんでした。

ドイツ語は5年ほど住んで、得意なのだそうです。
さらに日本語も習得したくて、TISの学生になったそうですが、来年はドイツで日本語を勉強すると言っていました。
ほんとに、モンゴルの女性は勉強好きですねぇ。
第一印象は、合格。オルティンドーの練習日が決まったら、連絡をもらえます。
今日は、先生の携帯が通じませんでした。もしや、田舎に行ったのでは?


通訳さんその2

夫の通訳さんは、今まで調子よく勤めてくれていたのですが、いざ、末ェ始まったら、2日目にして遅刻して、その日のうちにギブアップ。
次の通訳を探さねばならなくなったようです。

これからは、会話より末d視の作業内容になるので、どんな人が来てくれるやら。
いい人が見つかりますように。


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不思議に静か

2006年09月27日 | チンゲル亭裏日記

心身ともにUB復帰したと思ったら、矢も立てもたまらない旅行熱に浮かされて、あれこれ、問い合わせやら、依頼やら、あくせくしていました。

ところがふっと、スイッチがオフになってしまって、あの、矢も盾もたまらなさはなんだったんだろうと、いぶかっています。

夫がモンゴルに派遣されることが決まったとき、モンゴルと言ったら乗馬でしょうと、始めた乗馬も、モンゴルに住むことになって、半年で終わってしまいましたのですが、あのとき、馬に乗る心地よさを知ってしまいました。
そして、モンゴルに来て以来ずっと思い続けていた週末乗馬の願いがかなって、毎週のように馬に乗れるようになりました。

それだけでも十分うれしいのに、副産物として、毎週のように定点観測をして自然の移り変わりを目のあたりにして、なんて素敵なんだろうと感動しています。
刻々と美しくなる草原にため息をつき、モンゴルの草原は晴れの日ばかりではないことを知り、馬との数時間を楽しみました。
くたくたになり、もう疲れすぎていや!来週は来ないと思っていても、二日もするとまた行きたくなる。
そのうち、うれしいことに体力がついてきて、乗る距離は伸びているのに、疲れすぎるということもなくなり、良いことばかりです。

心からしたいと思うことをし続けることが、いかに難しいか、そしてそれができたときどれだけ得るものがあるか、身をもって知ったというのに。

モンゴルの最後の夏を楽しめなかったという押し付けがましい気持ちがそうさせたようです。

ご迷惑をおかけした方、情報をもらいっぱなしにしてしまった方、ほんとにごめんなさい。
あの気持ちのまま、モンゴル人の通訳さんと二人で行っていたら、楽しめたかしら。
楽しめたかもしれないし、楽しめなかったかもしれません。
別の自分が開眼していたかもしれないと言う考えもちらりとよぎりました。

ただ、「今は行かない」ということを決めたあとの心の平安は、何にたとえようも無いくらい静かです。

モンゴルに来て波立ち続けていた気持ちは、日本に帰らないと収まらないと思っていたのですが、こんなになるとは驚きでもあり不思議でもあります。
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4階さーん

2006年09月26日 | UBから
       
         =我が家の上の階の住人さんへ=

ここ何日も、夜の11時を過ぎると、頭に響く音が始まります。
最初は、おそらくフローリング工事と思われる音に始まり、カーペットがフローリングになって余計に響くこつこつと眠ろうにも眠れない音が、、、
ある日は、ランニングしているらしい音、バスケットボールをドリブルしているのではないかと言う音。

とにかく、日本人の感覚では、日中でしかありえない音が、深夜に響いてくる。

いつまで耐えられるか。
大家さんにどこまで訴えるか。
大家さんに言ったとして、どこまで理解してもらえるか。

何しろ、真夜中に花火を打ち上げる国だから、うるさいのを我慢するか、無理解にへこむことを覚悟で、意思表示をするか。

とりあえず、部屋に露出している温水管を、ドライバーでかんかんかんとたたいてみる。
一度では、効かない。
今日は、3度目にして、静かになった。ただいまの時間0時30分。
あと、半年、大家さんがとても良い人だから、問題を起こさず平和に住み終えたいものと思っているのですが。
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若い人たち

2006年09月25日 | UBから
UBで活動している若い人たちの笑顔は、輝いている。
いつも、その笑顔にはげまされ、元気をもらう。
そして、娘たちと鼓太郎を思う。

足取り軽く、UBの町を歩いて帰る。
今日の私は、UBの快晴のお天気と同じ。

オルティンドーのときの通訳を、探しています。
知り合いの先生に頼んでいるのですが、どうやら、オルティンドーというのに引っかかって、名乗りを上げてくれるモンゴル人学生が居ません。

今回は、ビャンバジャルガル先生のほうから、9月になって、元の通訳さんに「練習はなぜしない?」と電話があったというのに、通訳の要るときは、先生が忙しく、先生がその気になっているとき通訳が居ない。うまくいかないものです。
明日は、オルティンドーという言葉抜きで当たってもらうことになってます。
いざとなったら、通訳抜きで始めるかなぁ。


散歩中に出くわしました

こんな大きなクレーン車?が2台もそろって作業していました!
前回は確か1台しかいなくて、ちょうど一緒に通りすがりだった夫が、「2台でやれば、安全ではやいのに、無いんだろうなぁ」とつぶや居たのを思い出しました。



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テレルジ乗馬

2006年09月24日 | チンゲル亭裏日記

30キロに及ぶ乗馬トレッキングを、ほとんど歩くことなく、4拍子の並足で鰍ッ続けて、4時間。(2回休憩あり)
マラソンの苦手な私にとって、これだけの長時間を駆け続けると言うことは驚異的なことです。

鞍の上にどっかり腰を下ろしていては、どんなに丈夫な人でも、お尻の皮はひとたまりもありません。
あぶみの上に立つくらいな気持ちで、腰を鞍の上で上下させ、馬のゆれに合わせていくのです。

馬と呼吸を合わせ、体を上下させながら、たずなで馬を誘導します。
馬の足元と、500メートルから1キロ先を見ながら、方向を間違いなく進めていく必要があります。
草原は、整備された馬場と違って、地リスやタルバカンなどの小動物の住居穴がいたるところに穴をあけています。
進みたい方向に、一直線で進めそうに思うのですが、地形をよく確認しながら、時には、迂回することも必要です。
そういうコース選択は、方向音痴の私にはできないのですが、足元と、500メートル先を交互に視野に入れながら、そして、せっかくのトレッキングですから、周りの景色も楽しみつつ、馬を進めます。

馬の足元ばかり、たずなの握り方ばかり、リズムの取り方ばかり、前方ばかりに気を取られていると、「ほら、リスが、」とか、「黄葉が、黄金色だ・・」との声鰍ッに、はっとして、一つのことにだけ気をとられている自分に気がつきます。

今日の馬は、ほんのちょっとの合図で、指示に従うとても相性の良い馬でした。
今日は、素直な馬に乗れたおかげで、私の操作方法は間違っていないことがわかり、苦手な前の馬との間隔を自在につめることも簡単にできました。
列から離れ別行動もとれることもわかり、ちょっと自信がつきました。
おかげで、いままでで最高の上機嫌トレッキングでした。

まだ、初心者の私は、つい最近まで、自分の水のボトルを持つだけでした。
馬の揺れに飛び跳ねないように持つ工夫をしています。
カメラも、はじめは、泣く泣く置いてきていたのですが、今は、水のボトルより軽いでしょと勝手に解釈し、ャPットに持って行くようになり、おかげでテレルジの美しい自然の移り変わりを、写真に残せるようになりました。
それ以外は、キャンディーのみです。

トレッキングから帰ったら、おかみさんの作るお昼ご飯をゲルで食べるのです。
今日のツツギー(生クリーム)は最高でした。
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