風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

論語素読の会

2015年04月27日 | 論語と
須藤先生の新しい講座が新越谷のサンシティを会場に始まりました。
今日のテーマは、「三字経」
三字を一句として、叙述した子供向けの教科書です。
来月も、今日の続きを習います。

この次のページには、孟母三遷の教えがでてきます。
親は、子を養うだけでなく教え育てなければならないと。
そして、「教不厳 師之惰(おしえてげんならざるは しのおこたりなり)」と。



須藤先生の教科書は、書家による毛筆で書かれてあります。
そして、おくりがなが左にあるのは、大いに意味があると思いました。
本当は先生にお聞きしなければなりませんが、私がこの教科書を素読するとき、左に送り仮名があると、なるべく漢字を読もうとする力が働くということでした。

須藤先生も、漢字をなるべく読みましょうとおっしゃいます。
右にルビがあったら、躊躇なくひらがなのほうを読んでしいます。




いつもながら、先生の教科書は、心のこもった丁寧な作りです。
先生のお人柄が、強力な助っ人を吸寄せるのだなぁと、いつも感じ入っています。




今日は、会場にほど近くのところに住んでいる友人をお誘いしました。
須藤先生の論語に親しんで人柄に触れてもらいたいとの思いが最初にあったのです。
数年ぶりに会うので、ただ、ランチだけでは心もとなかったのです。
その友人は、つい最近まで、バリバリに仕事をしていた人で、定年なのでしょうか、お仕事を辞めたばかりでした。

きっと、論語の講座にお呼びして、そこに参加する詩吟仲間とのランチを画策したのは、「あなたが仕事をしていた間には、私は仕事をしなかったけれど、こんなに詩吟教室で頑張っていたの」と、知らせたい、あるいは、張り合いたい気持ちがあったからかもしれません。




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東京芦孝会春の集い

2015年04月26日 | 詩吟
春の集いとは、芦孝会の春季昇段試験と総会です。

今年は、50人越えの出席者で、急遽予定した会場を広いところに変更するといううれしい誤算がありました。

間近に迫っての会場探しは、めでたく空いている部屋があったのですが、舞台付きの畳の部屋でした。

ひざに問題を抱えている私は、立ち座りにみっともない姿をさらしてしまいました。
踊りの会に使うような一段高い舞台は、受験者にとって、緊張を強いられたかもしれませんね。


いつもは、昇段試験が先に行われるので、終わるころでよいですよと、夢組さんたちにお伝えしていたのですが、総会が先に行われて、肝心の総会に間に合わない方がいたという事態が起こりました。
失敗、失敗。




総会も無事終わり、昇段試験は、わが、夢組さんは、春は受験者がいませんから、のんびりしたものです。
受験者も全員合格でした。おめでとうございます。

さて、前回の中央会で、懇親会の前に、30分で何かお話をしてほしいとのことでしたので、今年は「大山」がテーマですから、二回目になりますが、「大山」を取り上げました。

前回は、基本の形について、丁寧にお話をしました。
その時の参加者は、少なかったのですが、同じ話ではつまらないので、少し味付けをしたないようにしました。

吟道大学で習ったという錦の御旗のもとに、かなり、辛辣に話をさせていただき、一部には、ご不満もあろうかと思いました。

しかし、こちらが必死になれば、その思いは伝わるもののようで、諸先輩がたに向かって、「レジメを見ないで上を見て、私の手をみて!」との命令口調にも、ブーイングは出ず、さっと私の手をほとんどの人が見てくれたのには、驚きました。
それで、揺りに至る声の出し方を[おぉおぉおぉおぉ------]と続けながら、声を合わせて練習ができました。


スピーカーの準備をするときは、手とひざがぶるぶる震えるほどの緊張でしたが、ちゃんとマイクを使わないと声が聞こえないとの指摘に、背中がしゃんとしました。
それだけ、期待をもって聞きたいと思っている人が居るというのは、しっかりしなくてはと、思ったのです。

今回は、白板がないときのためにレジメを作りましたが、これが好評でした。
声を出すとき、文字を読んだり図を見たりするのは、声を出すのに集中できないし、下を向いての声は十分に出ないから、私は好きではありません。

声を頼りに聞き覚えるタイプと、文字から情報を得るタイプとそれぞれに会わせて、資料も必要なのだと、わかりました。


基本の形をちゃんと支えられた音が出るまで、卒業してはならぬと言い放った自分に驚きながら、「吟道大学で勉強してきました」との、一言は、ほぼ全員に大きな効果があったと思います。

そして、大山のそれぞれ特徴的な形を関吟の諸先生のCD(特にその四から)から大山の部分のみ録音したICレコーダーのサンプルは、自己満足ながら、良い教材だったと思います。

どう違うか、聞き分けられたら、習い覚えるチャンスとは、いつも言っていることですが、聞き分けられるまで、揺りは下手な真似をしてはいけないと、私の意見も述べさせてもらいました。

吟道大学で、中島先生がおっしゃったのは、決してしてはならぬの言葉はありませんでした。
「しっかりと支えられた声で」とおっしゃっただけです。

力のないものは、脅しをかけるような言葉になってしまうものだと、大反省。

心づもりは、その音源を聞いて、どこに揺りが入っているかを聞き分けてもらうために、レジメを用意しましたが、時間切れで、1回だけ聞いていただいただけに終わりました。

揺りに至るまでの声の出し方についての、ヒントは、みなさんの参考になったと、言って頂きました。

もっと、自分が体得してお伝えしたいのですが、いち早く情報をお伝えしたく思い、そして、チャンスを頂いたので、つたないながら、お話をさせていただきました。
おかげ様で、みなさんに聞いていただけました。ありがとうございました。

無礼な物言いにもかかわらず、お叱りも受けず、歓迎していただきました。
皆様の温かい気持ち、応援団に、感謝。


此の私の投げかけて話をネタに、お互いの真摯な意見交換と切磋琢磨が始まることを願っています。

それが実現したら、何時でも言いだしっぺや、ネタ提供をさせていただくつもりです。
押しの強さに、唖然として、言葉がないなんてことはないですよね。
「言わせておけ」というのが、一番つらい。


そして、今吟じている大山を否定したわけではなく、そのワンランクアップを目指していただきたくて、お伝えしたのだということを、お分かりいただけたら、この上もなくうれしい。

この、講義の準備のため、7歳になる孫の誕生日を忘れていたことを反省中。
物があふれるという娘の一言で、離れて住むジジババからは、贈り物をせず、遊びに来た時に目いっぱい楽しんでもらうとの方針に変えてから、気楽になりすぎた。

まして、主人が出張なんてタイミングだったので、いくらでもアイディアをひねり出す時間がありました。資料つくりにも、時間をかけ、レコーダーへの録音も、夜周りが静かになってから、十分にできたし、たった30分のお話にも、準備って大変。
日頃、懇切丁寧なレジメを作ってくださる幹事さんに予想以上のエネルギーを使わせていることを思う。

きっとこのことを言葉にして伝えたとしても、「あなたと私では、パソコンやその他機器の習熟度が違うよ」と、一蹴されそうだから、言葉にはしないことにしよう。



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帰り道

2015年04月24日 | 
春だねぇ。

駅からのほんのちょっとの距離に、こんなに花が咲いてる。

はなみずき、最後の八重桜、バラ園のさきがけのばら、桜草、すみれ、カラー etc.




これから、バラ園の花が次々に咲いて、楽しませてくれる。

そして、我がベランダの花 君子蘭も咲きました。





こたろうも、ホットカーペットから脱出してお昼寝。
そして、一緒に絵本を読む。

          あ~~ ゆったり、のんびり。


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夢松風4月2回目

2015年04月22日 | 詩吟
今日の出席は、4人。

Aその2からAその1のテキストに入り、今日で2回目。
江南春望の仕上げに入りました。前回宿題となった26番の大山早送りが、ちゃんとできました。

処が、独吟をして見ると、気に入らない部分が出てきて、会員さんのほうから、今日で終了しないで、出来なかったところの詳しい説明を、マグネットを使って教えてくださいとの、希望が出ました。

それで、終了は次回へ先延ばしです。

参段の受験のため、律詩に取り組まねばなりませんが、なかなか取り組めません。
ゆっくりのんびり納得のいく練習を望む会員さんの要望に答えます。

詩吟としての力量が徐々についてきていますが、細かい吟法が、いまいちです。
そこに、どこまで要求するか、違っているというから、もう一回となるわけです。
小賢しい私は、OKを出す前に、一言口に出してしまうのです。

そういわれたら、もう一度と言いたくなるよね。

詩吟として、十分な力が出ているのに、ちょっとした違いを取り上げている。

どうしても言いたくなる、子育て中のママの大部分が犯してしまう、間違い。


これだけの吟詠をしているのだから、黙ってOKをしようよ。

そして、次の機会に、きっちりと指導をしましょうよ。

子育ては、パパとママがいてこそ十分に育つ。
ママ理論だけでは、軟な子になる。

でもね、私は、母親であって、父親の真似はできない。





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姉と母

2015年04月22日 | こたろう語録
大きい姉が来て、花を活けてくれる。
今日は、「紫の斑入りがきれいだねぇ」といいながら、おじいさんの退職記念に頂いた花瓶に活けてくれた。

姉が来る日は、母さんはとてもうれしそうに柔らかい表情になる。

此の処、母さんは娘である姉との語らいで、大きな発見をしたり、鏡のように映してみて、反省もしたり、いい時間を過ごせているよね。

こうして姉と思いがけず波長があってきたことをことのほか喜んでいるね。



母娘って、いいねぇ。

僕は男だし、お父さんも男だし、ちょっとかかわり方が違うみたいだけど、よくわからないや。

姉が前回やってきたときは、二匹のお荷物付きだったけど、今日は、花を持ってきた。
かすかに、あの時のにおいがするような気がするけど。
あの時は、伯父としてずいぶん寛容に接したよね。
今日は、花だから、大歓迎だよ。
母さんも機嫌が良いし。

合宿の前1週間から、母さんが、ピリピリし始めて、帰って来た時が最高潮だったけどね。

このところ歯切れの悪い母さんだったけど、姉の「行くね」の電話で、緊張がほぐれかけて、それでもって、10時間ぶっ続けて眠ったよ。よほど疲れていたんだね。
そういえば、今日で、特訓も終わりって言ってたね。おつかれさま。

それで、姉との会話で、気持ちに柔軟さが戻って、いつもの母さんに戻ったよ。


この姉は不思議だ。母さんの不調の時は、ことさらに呼び寄せなくても、なんだかタイミング良くやってきて、いつも通りに笑顔で過ごして、母さんだけでなく父さんまでも穏やかにしてしまうのだから。
残念ながら、今週は父さんは出張で居ないけどね。父さん残念だったね。


さてと、母さんは次へ向けて、準備再開。
父さんがいないと、集中できるといってる。がんばって!母さん。








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合宿について

2015年04月21日 | 詩吟
週末の足利合宿は、江戸川詩吟道場という一教室主宰で、少人数参加の良い企画でした。
照準を初心者に向けて、行いましたが、実は、上級者にとっても、基本に立ち戻って詩吟の基礎に思いをいたし、自らの吟詠を振り返る作業ができたことは、地味ですが、とても大事なことだと思います。
螺旋の理論です。

それぞれの持つ個性が、癖ではなく、よき個性として発揮されるには、やはり、基礎固めをきっちりしてこその個性だと思います。

相田みつをの書は有名ですが、彼の修業時代の「般若心経」は、緻密に正確にまるで印刷のようにぶれない文字を書いていらっしゃいました。
あの、絶対的な基礎があるから、あの文字ができて、人に感動を与え、飽きさせないのだという事実を知ったとき、大きなカルチャーショックでしたが、あの事実が、さらにさらに基礎をしっかり、更にしっかりという気持ちを駆り立てています。



そして、上級テクニックを真似して早く先輩を追いつき追い越したいとの願いで精進を続けるのは、とても良いことです。
基本が固まっていないうちに下手な真似をすると、小賢しい吟詠になってしまいます。
しかし、もう大丈夫と判断する力は、当の本人には、まだ備わっていないのだから、そんな時、
初心者のあなたにとって、まだ、背丈の足りないテクニックなのよ、まだ、無理をしないようにとの判断を押し付けるのは、余計なお世話なのだろうねぇ。


今年は吟道大学で大山のレクチャーを受けてから、大山について、話をする機会を頂きました。
基本の大山と揺りの入った大山とを、私なりの考えで、わかりやすくお伝えしたつもりなのですが、揺りは、あくまでも基本の大山をマスターして、定まった音が出るようになってからと、お話したことを、すっかり忘れて、揺りの大山に果敢に挑戦された方がいました。

それで、却って、大山がかすんでしまって、力のないものになっていることに、ご自分では気づいていないようでした。

こんな時、私の教室で物事が起これば、どんなに時間がかかっても、訂正あるいは理解を深める努力をすることができるのですが、教室を出て限られた時間内では、そこまですることができません。

良い話を聞いてきたら、すみやかに、より正しく伝えたい。そして、より正しく表現してほしい。

参考になる良い話は、なるべくたくさんの人に知ってほしいけれど、間違って伝わったら、聞かない方が良かったことになります。

近く、ちょっとだけ時間を頂けることになりそうですが、今、一刻も早くお伝えしたいという気持ちが、そがれているのは、そのことに起因しています。

先輩として、知識を伝える、技を伝えるのは、これほどに難しいことかと、いまさらに思う。

夢組のメンバーは、息遣いのわかる距離で、接して来ているので、誤解を早いうちに解消できています。
人数が多くなりおたがいの距離も感覚も遠くなると、私には、力が足りないのです。

大山について、とても大事な内容を学んできましたが、大事だからこそ間違って伝わってほしくないと、切に願います。
そして、間違って伝わってしまったとわかったとき、勇気をもって、訂正したいのですが、そのチャンスを頂けるかどうかが、頂いたとして、私に訂正して伸ばしてあげる、その力があるかどうかが問題だなぁ。










なんだか、最近上から目線だこと。
きっと、吟道大学で習ったことが、本当にはこなれてないのだろうねぇ。
伝えなくては、広めなくては、一刻も早くと焦ってはいけないよね。
一人で焦れて、焦って、しょうがないことに、もがいている。

こんな時は、どんな言葉を思いだせばよいのだろう。


           cloversakurasakurasakurasakurasakurasakurasakurasakuraclover


夢組のメンバーに思いを実現するだけで、それ以上を望んではいけないのよねぇ。
所詮は、他教室の人と言ってしまってはおしまいだなぁ。

他教室の人でも、ご自分から働きかけて来てくださる人たちはだいじにしなくてはと、考えたらとても楽になる。
後姿を追いかけ追いすがる必要が、どこにあるだろうか。


柄にもなく講座に参加した人を全部何とかしようと思うから、焦るのだよ。
夢組プラスアルファで、十分だと、今までは思っていたよね。

吟道大学で大興奮したばかりに、道を踏み外しそうになっていたみたい。危ないなぁ。
地道に、しっかり足元を見つめて。

気になるからと、こちらからちょっかいは出さないのだよ。

          冷心 冷眼 冷耳 冷情






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江戸川詩吟道場 足利合宿

2015年04月18日 | 詩吟
北千住10時05分出発  12時30分「ホテルニュー大栄」着 昼食

足利駅前から渡良瀬川の土手を歩いて,お馴染みになったホテルに到着、ご無理を言ってお昼ごはんもここで頂き、合宿終了まで、お世話になりました。

江戸川詩吟道場を中心に10名の参加。

昼食後より発声練習 腹から声を出すそして喉を開くを課題に一時間
休憩を挟んで、吟詠心得として、口の体操 詩心について、面白い教材を使って、言葉運び、緩急、声の大小、強弱の練習
この日最後に、吟詠特別講座と続きます。

江戸川詩吟道場で、行っている丁寧な練習をさらに発展させて、それぞれの段階が無理なく充実した学びがある練習が続きました。
夕食後も、ホテルのご厚意で、そのまま食堂で、またまた、詩吟のレクチャー。
昇段試験受験者に特化した、全員が取り組む練習という流れになり、遅くまで、続きました。

廊下ですれ違ったホテルの社長が、本当に良く練習をしますねぇ!と驚いていらっしゃいました。それほど、まじめに取り組むのは、江戸川詩吟道場の指導者たちのまじめさであり、それに続く会員さんたちも非常にまじめであるということなのよねぇ。

そして、入浴後の座談会も、状況が許せば、詩吟への流れになりたいところを、ほかの宿泊者への配慮で、吟詠は断念。

それぞれの習熟度にそれぞれが学びのあるというのが、とても有意義で、それぞれが満足できる内容であったと思います。

二日目は、この、ホテルの社長であり、論語素読の会会長の早朝素読に習って、朝6時から渡良瀬河畔での論語の素読です。
素読には、足利学校編「論語抄」をつかいます。

素読はちょうど良い喉の刺激となって、つぎは、合宿ならではの全員が輪になって、縮刷本の100ページから順に合吟を20題。ちょうど、それぞれが出だしをして、2順したことになります。

誰も、疲れを見せず、元気に、そして、整然と素直に、滞らず続けられたことには、大きな喜びがありました。
幹事団の身を引き締めながら、縛りすぎない緊張感を維持されたことの賜物と思います。

そしてやっと朝食、8時。
小休止の後、更に最後の吟詠練習。            
 
それぞれが、満足感を味わいながら、特に昇段試験を受ける方たちは、軽い驚きと疲労をお土産に、ホテル出発です。

学生とは違って、大人の集まりの合宿です。この後は、足利学校、鑁阿寺、織姫神社への観光散策をして、最後の食事を駅近くで取り、明るいうちに家に帰れる時間に足利を後にしました。



チェックアウトをして、元の静かなホテルに戻り、おかみさんもほっとしたことでしょう。
ありがとうございました。いつも心のこもった美味しい食事をありがとうございました。




無事、合宿の成果を上げて、それぞれがそれぞれの思いを胸に、北千住で解散。

お疲れ様でした。ねぎらいは、言葉だけにさせていただきました。

そして、此の処、昇段に向けて練習に励んで時間を過ごすことの多い女子二人は、お茶と甘いケーキで、二人だけの意味のある、打ち上げをいたしました。

多分に漏れず、芦孝会の複数の教室に通い、複数の指導者に教えを乞うこの会員さんは、私とは違う角度から、私からすると思いもかけない助言を頂いて、着々と昇段試験に向かって準備をしています。


大事に大事に、慌てずゆっくり育ててきた子供が、一段ずつ階段を降りることを教えているときに、別の大人の言葉であなたならできるとばかり三段飛ばしで飛び降りたと聞いて、心臓が飛び出る思いをする母の心境のようなことが起こりました。

結果的に良い方向へ進んだので、終わりよければすべて良しでした。
私以外は、それがどれほどの衝撃があったかは、わかろうはずもなく、出来た!と喜んでいるので、
良かったねと言うしかありません。

こんなことは、これからどんどん起こるのだろうなぁ。どう折り合いを付けていこうか。

そして、自由な気風のこの会は、教室の指導者以外の、会員であって、その人の後輩でありながら、言葉を差し挟み助言をしたがる様子を見るのは、いまだに慣れないのでいます。

といいつつ、この私も、指導者を差し置いて、様々にいろいろと言葉を差し挟んでいるのは、その指導者さんたちよりは、吟歴が長く先輩だからです。
先輩であることを盾に後輩はものを言うなとは言いませんが、初心者は、其れらしく自分の精進をなさいませ。


今回、道場主から依頼を受けて、一コマを担当させていただきました。
そのテーマは、「平引き」と「大山」
「大山」は、吟道大学のレクチャーから、「平引き」は、支えられた音を出すにはと考えた時、中音は、おろそかになりがちなので、きっちりと吟じるため、メリハリをつけるために、取り上げました。

基本の基です。物事らせんを描いて上達していくことを考えれば、今の吟の実力での身につけ方があると思いました。
いみじくも、それぞれが学ぶところがあったとの、まとめの感想を頂いて、わが意を得たりでした。

お世話になりました。ありがとうございました。
二日では、足りないねぇ。

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4月夢青葉

2015年04月17日 | 詩吟
4月夢青葉
論語仲間の尺八の先生が、青葉を訪問してくださり、おかげで、はじめて、尺八の伴奏で、吟詠をすることができました。

青葉の幹事さんは、パソコンの達人で、6月に計画している会のチラシも、私のイメージ通りのものが出来上がり、着々と進んでいます。

ちょうど5年目となる今年、会員の二人が御家庭の事情が詩吟に時間をとれる状況となったものですから、心身共にゆとりをもって来られました。
吟詠の練習だけでなく、お楽しみにもエネルギーを向けることができるようになりました。


それぞれの、得意分野で、それぞれが楽しく会を盛り上げて、下さいます。
計画の段階で、相談したりして、自然と耳に入る方たち、すなわち、ごく親しい方たちで、ほとんどの席が埋まりかかっています。

初めての催しですから、夢組にゆかりの深い方たちばかりで、行うのが自然な流れであるように思います。

会場を提供してくださっている会員さんにも、予定の時間を超えて、場所提供をしていただき、感謝です。
そして、忙しい中を、練習に駆けつけてくださる会員さんにも、青葉に対する愛着を持っていただいていると感じられて、できることをできるようにともに進みましょうね!




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菜根譚 はじめの一歩

2015年04月16日 | 論語と
新しい年度に入りました。
そして、第一と第三のカリキュラムが、変わりました。
第一木曜日は、二コマとも論語の日です。
そして、第三木曜日は、菜根譚を新しくはじめ、二コマ目は、引き続き吟詠指導「はじめの一歩」です。


「冷眼 冷耳 冷情 冷心」について。
文字のみを見たときは、冷たい心と感じましたが、「冷」とは「冷静」ということでした。

冷静な眼で人を観察し、冷静な耳で人の言うことを聞き、冷静な感情で人の心を動かすものに対処し、冷静な心で道理を考える。

私には、「冷」という冷静なものには無縁で、すべて、「ホット」なんだなぁと思う。
冷たくなくて、冷静に、冷静を過ぎると冷たくなる境を超えないで、温かい心をもって、物事に対処できるようになると、私の、詩吟人生は変わるだろうか。


冷静に波立たない心は、面白いものではないと思っていたが、、、、、



さて、二年目に入った詩吟の会。
尺八の伴奏での模範吟は、もはや日常となりました。
助っ人さんのおかげで、模範吟も吟詠上級者三人に手助けしてもらえて、大助かりです。
吟詠指導したうえで、模範吟をするのは、とても面はゆいものです。

今月から、青葉からお二人が、菜根譚の講義にはるばる参加してくださるようになり、受付会計の仕事も手伝ってくださり、ありがたい限りです。

今日の、漢詩は、「春暁」ゆったりと吟詠しました。
漢詩の選択は、須藤先生のお考えで、「論語 唐詩への誘い」≪足利学校編≫の本を使うことになりました。
その中で、唐詩名編10の第一番は時期を得た「春暁」です。

二年目ともなると、先導した一節を繰り返すのも、なめらかです。
かくして、二年目も滑らかに、滑り出しました。

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夢松風4月1回目

2015年04月08日 | 詩吟
今年度最初の松風。

ゲストさんをお迎えしました。
ほんの少し経験のある方と聞いていましたので、失礼ながら、どのような形で詩吟をなさっていたのかおたずねしました。


東京芦孝会のシステムは、自由なので、どなたにもすべての教室は開かれていますが、やはり、過去のことを差支えない範囲で、おたずねして失礼のないように計らいたいと思いました。

他流派の方ではなく、何も問題はなさそうなので、一安心。

最初の登録はそのままで、新しいメンバーとして、お迎えしました。 ウェルカム!


今日の課題は、「江南春望」です。
タイミングよく、春の詩を今年の初めのお稽古の日に、練習できるなんてね。

初心者20題のうち、テキストAその2がおわり、ちょうど今日Aその1のテキストに入ったところで、その第一番目の吟題が「江南春望」だったのです。

26番の大山送りを説明しすぎて、却って難しく感じさせてしまいました。
大山なのに。ごめんなさ~い。緊張させてしまった。
これは私のミス。つまらないところで、立ち止まらせてしまった。

短い練習でしたが、先輩二人は、見事に独吟をなさいました。今までは、初回の練習では、なかなか独吟にもっていけなかったのですが、先輩お二人は確実に進歩が目に見えてきました。

今年は三年目ですからね。やっぱり、こうして節目に振り返ってみると、順調に成長なさっています。うれしいことです。
ありがたいことです。


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