風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

おとついだったかな満月

2004年09月30日 | チンゲル亭過去日記

きれいな満月が、こちらでも見ることができました。
月は、どこへでも着いてくるものだから、こちらでもついてきて、日本と同じ月が見えているんだなぁ。

でも、何で、同じ満月がみえるの?
こんなに離れているのに、どうしてなんかなぁ。

月末なので、通訳さんのお給料の支払いだったそうです。
1ヶ月の予定でお願いしていたのですが、10月も引き続きお願いすることになったのですが、その来月分の支払いではなくて、今月分の給料の後払いなのだそうです。

交通費、昼食代、連絡用の携帯電話のピンカードなど、必要経費がけっこうかかるのに、かわいそうです。
これは、ジャイカだけでなく、モンゴルでは当たり前なのです。

こんな話があります。
夫の知り合いの地質屋さんが出張で調査に来て、モンゴルの地質の調査会社と契約をしたのですが、他の仕事が忙しいと言って、約束の仕事をしないのだそうです。

契約書を取り交わしたときに、賃金も前払いしたそうです。
日本では、当たり前のことですが、モンゴルではそれをすると、上記のようなことがよく起こるそうです。

彼は、いい勉強をしました。と言っていたそうですが、彼は技術屋さんで事務屋さんではないので、契約書の最後に「契約に違反したときは。。。。。」の1行も忘れていたそうです。
通訳さんとの契約書にも、最後に、必ず、「以上の項目以外で問題が生じたときはお互いに話し合いにより決める」と言う1行を加えるそうです。

契約に詳しい方は、そんなこと当たり前といわれそうですが、契約が契約として機能しないところだから余計にその1行が重要になるようです。
コメント

雪2番

2004年09月27日 | チンゲル亭過去日記

昨日は、2回目の雪が降りました。
はじめは粉雪で、そのうち綿毛のようになり、向かいのアパートの屋根が白くなっていきました。

窓から外を眺めて初めて分かるのです、まるで、テレビの画面を見るような寒さの実態のない雪です。
室内は、24度で隙間風もないし、「明け方にしんしんと冷えて。。。あぁ、雪か」なんてこともないのです。
知らずに飛び出したら、風邪を引いてしまいます。

それでも、大学の施設にはまだ暖房がありません。
日のよく当たる夫の研究室はまだ暖かいのですが、午後になって日がかげるとさすがの夫も重ね着をしているようです。

日のあたらない側の部屋では、個人で電気ストーブを持ち込んでいるようですが、よくヒューズが飛ぶそうです。
電気代のほうが高くつくと思うのですが、暖房はどういうシステムになっているのか、大きくて公の施設は暖房は早めに切れて、遅く入るのです。

今日は、よい天気で、カイの散歩に出て草の上に残った雪を見て、昨日は降ったのだと思うくらい暖かいのです。

油断して、頭を冷やさないようにしないければ。

そうそう、これから来る友人に帽子を忘れないようにとメールしなくちゃ。
コメント

パソコンまだ・・・

2004年09月25日 | チンゲル亭過去日記

直りません。
もうだめかもしれません。
可能な限り、日記を書いていますが、写真がないとつまらないですよね。
あしからず。

夜の10時ごろから、十三夜くらいの月の隣にまた花火が上がっています。
最後の議席が、決まったのかなぁ。

大統領が変わったりすると、それぞれが活動している先の長が変わったりして、今までの流れが変わってしまうそうで、隊員さんたちは大変なのです。

と言っても、深夜のこととて、ことの真偽を確かめるすべもなく、しかも明日は土曜日。。。。。
明日のテレビを見たとて、言葉が分からず、ちんぷんかんぷん。
アナウンサーの言葉は早過ぎて、よほど慣れてこないと聞き分けられません。
日本に住む外国人も、私と同じ様な思いをしている人が多いことでしょう。

ほんとに、街のことを何も知らないで、よく生活してきたなぁと、恐ろしいような気持ちです。

外国人だからと許される部分が多く、何かと言えば、夫の手を煩わせる生活とも、そろそろお別れかと思うと、とっとと帰りたい気持ちと、ちょっぴりさびしい気持ちとがあります。

10ヶ月の不在は、私を浦島にしているのでしょうか、それとも、とりあえず、NHKのニュースのおかげで、大丈夫なのでしょうか。

帰り支度をする前に、3人のお客さんを迎えることになりました。
これが、とてもユニークな組み合わせで、今から、楽しみです。
寒いから、そのつもりでね! 

               ☆
  
さて、お客さんのカイもやっと落ち着いてきたようです。
玄関の物音に、吼えたり、カーペットをかじりかけたり、ティッシュをかんだり、、、、、お家でもこんなことをしているのねと思わせることが、始まりました。

引き綱をつけたら、外に出られることも、分かってきて、てこずらないでつけることができる回数が増えてきました。
コメント

朝の挨拶のあと、いきなり

2004年09月24日 | チンゲル亭過去日記

朝一番に、ドガラ教授から、「奥さんは昨日の結婚式のパーティーで日本のオルティンドーを歌ったね」と言われて、驚いたそうだ。

どうやら、教授の知り合いが出席していたようで、うわさは千里を走ったみたい。
教授曰く、「私は、インターネットなんか要らないんですよ。」と。

誰がどこへ行って、何を食べたかまで、すっかり把握されているようでした。

同じような顔をしているので、私たちはすっかりなじんでいるつもりでも、そうではないようです。
ガイジンだから余計に目立って、行く先々のアンテナにキャッチされているのだなぁ。

教授には、「次から、ドーチン オユン・シュルと名乗るとよいですね」ともいわれたそうです。

オユン・シュルとは娘と南ゴビにいったとき、みんなで考えて私の名前を決めたのです。
意味は、「澄んだ珊瑚」オユンは聡明と言う意味もあるようですが、シュルは3月生まれの誕生石にちなんでつけたのです。
そのことも、結婚式に向かうために待ち合わせをしているとき、そばにいた通訳さんと助手の女性に昨日の朝教えてあげたばかりでした。
デール姿で教授に挨拶して私がいなくなった後、すぐに教授に教えたのでしょう。

ウランバートルは、狭いのねぇ。

               ☆

どうやら、10月に日本から友人が来るらしいです。
9月で、観光シーズンの終わってしまうモンゴルです。
どんな楽しみ方があるでしょう。
いろいろと、尋ねてみることにしましょう。

楽しみでーす。
コメント

結婚式に出席しました

2004年09月22日 | チンゲル亭過去日記

今日は、モンゴルは、日本の大安のようなよい日だそうです。

知り合いのお嬢さんの結婚式に招待され、午前中の結婚宮殿での儀式には、ジャララガンさんと私が列席しました。
デールに帽子をかぶり、デジカメ片手にいざ出陣という風な、意気込みです。

結婚宮殿では、黒い燕尾服の新郎と白いすその長いウエディングドレスの新婦それから介添え役の二人がそれぞれ書類にサインをします。
別室で、モリンホールの演奏される中で、デールを着た男性が青いハダクを持って重々しい言葉をお二人に向かって述べていました。
その後、銀杯のアルヒと一口のお菓子が配られ乾杯します。

儀式のあとは、宮殿の階段で全員の記念撮影。

その後、ご親戚の方々はスフバートル広場とガンダン寺におまいりして、披露宴会場へ戻ってこられました。

私たちは、いったん引き上げて、披露宴の会場に出直しました。
驚いたのは、着席した順にいきなり料理を食べ始めるのです。

そのうち、プロの司会のもとに、プロの歌手の歌が始まり、親族紹介が延々と続きます。
司会者は、とても素敵な、言葉を連発し場を盛り上げているらしいのです。ジャララガンさんは日本語に訳せないのでごめんね、めでたい言葉をいっていると思ってくださいといわれました。

次に、プレゼントを直接新郎新婦に渡す行列が始まりました。
その間にも、料理が運ばれ、旺盛な食欲で、みなパクパク食べていました。

おそらく深夜まで続きそうな勢いの、パーティーに恐れをなしかけていたとき、ジャララガンさんがすみこさん歌ってくれますよねといって、司会者に耳打ちをしにいきました。

新郎新婦のダンスの後で、「ヤャ踏・・」の声が聞こえ、ジャララガンさんにせかされて、みんなの前に出ました。

こういうこともあろうかと、用意した「松樗~」の詩吟を一吟披露させていただきました。
日本のオルティンドーだといって、食事を手を止めて、全員が聞き入ってくださったのには驚きました。
その様子に、新婦のお母さんのイチカは、とても喜んでくださいました。

歌や踊りの大好きなモンゴル人の宴会は、おそらく今も続いていることでしょう。
帰り際に、アルヒを飲み干し、白い乳製品の盛られたお皿から一つを選んで、口にしながら私たちは、会場を後にしました。

愉快で、気さくで楽しい披露宴でした。
末永くお幸せに。
コメント

ウランバートルの冬時間

2004年09月20日 | チンゲル亭過去日記

9月25日の午前2時に冬時間になります。

時計を1時間遅らせることになります。
朝、7時でも位のですが、25日土曜日からは6時過ぎには明るくなることになります。
そして、朝のドラマ「天花」はウランバートルでは、7時15分に始まるようになります。

12時前のつもりで、娘に電話をすると、もう眠っていて、たたき起こすことになるのは、避けようと思います。

昨日は、帽子を買いました。
どんな帽子か、そのうち写真をアップできるときまで、お楽しみに。
コメント

初雪!

2004年09月16日 | チンゲル亭過去日記

昨日、朝青龍に土がついたとき、ウランバートルは雷が鳴り、大雨が降りました。

そして、今朝、初雪です。
市内の雪はお昼には解けて消えましたが、ボクト山は今でも白いままです。
その後ろに見える山は、黒いのですなんだか不思議な光景です。
後ろに見えるということは、高いのですもの。
ボクト山の向きが後ろの山と違っているのでしょう。多分。。。

まだ暖房が入っていませんが、室内は19.5度、60%です。
戸外は10度くらいですから、ウインドブレーカーを着用していれば、寒くはありません。

去年も、17日に初雪だったそうです。
日差しは、まだ、強いのですが、大陸の気候はものすごい変化を見せるのですねぇ。
コメント

ご無沙汰しています

2004年09月15日 | チンゲル亭過去日記

ご心配をおかけしています。
電話も通じているし、私も元気なのですが、今度は肝心のパソコンが壊れてしまいました。
夫があれこれと試しているのですが、原因不明でうんともすんともいってくれません。

大変申し訳ありませんが、更新がほとんどできないでいます。

夫のパソコンも、今、最後の仕上げに入っていて、フル稼働中です。
なかなか、私の番が回ってこないのです。

そんなわけで、帰国まで、どうなるか分かりません。
旅の様子は全てお伝えしたので、後は、主婦の愚痴日記と化すところだったので、まぁ、私としては、よかったかなと思うしかありません。

街のインターネットカフェを使う手もあるかと思うのですが、時間のある日本語科の学生さんを今花ちゃんに探してもらっているところです。

よい人が見つかって、いろいろと試してみようと思っています。

それから、ニュースです。
夫が、フィットネスに通い始めました。

空手隊員のチカちゃんにつれて行ってもらったフィットネスの話をしたら、夫のほうが興味を持ち、月曜日に見学に行ってそのまま入会しました。
そんなわけで、初回は、私はそばで見学していました。

夕方6時からの時間帯が、週3回1ヶ月間で、35,000トグルクです。
入会金などはありません。

体のあちこちを触りながら、筋肉の状態を調べながら、メニューを決めてくれていたようです。
はじめは、「あちこち触って変なやつ」と思ったそうですが、途中からそうなのだと分かったそうです。(笑)

無理のない動きで、体中の筋肉を満遍なく動かして、心地よい疲れだったのです。
これで、お湯に浸かってゆっくり筋肉をほぐして・・・と思っていたら、お湯が出ません。

はぁー、モンゴルだ!

ニュースといえば、これだけです。
新しい、通訳さんは順調に仕事をこなしているようです。

二人とも元気です。

TV5というテレビ局で隊員たちの活躍の様子を取材する番組があるのですが、その番組に空手隊員のチカちゃんの様子が放映されるそうです。
これで、空手を習いたい希望者が殺到するといいねと話したことでした。
時間通りに放映されるかどうか怪しいので、9時前から、チャンネルを回しておきましょう。

お母さんに見せたいねぇ。番組の全ては、ビデオで事務所に保管されるそうです。
ダビングできたら、もってかえってあげたい。
ただし、アナウンサーのモンゴル語は、早すぎて、夫にも分からないかも。
コメント

花ちゃん9月10日の全国紙に載るかも!

2004年09月06日 | チンゲル亭過去日記

今日久しぶりに花ちゃんに会いました。
8月に、共同通信社の記者とカメラマンのモンゴル取材に同行したそうです。
そのときの、モンゴル、特にモンゴル舞踊の取材記事が出るそうです。
9月10日の全国紙ということしかわかりませんが、もし、目にしたら読んでみてください。
花ちゃんの写真もあるそうですが、それが、掲載されるかどうかはわからないそうです。

               ☆

夏休みの間は、内モンゴルでコンサートをしていたトゥメン・エヘがUBにやっと帰ってきました。
それで、ビャンバジャルガルさんも帰ってきました。今日、突然連絡が取れたものですから、オルティンドーの練習再開でした。

花ちゃんは、オルティンドーの練習に最後まで付き添ってくれるということで、花ちゃんの授業の無い時間に合わせて練習時間を決めました。

久しぶりの練習は、気持ちよい再開になりました。
できる限り家で、発声練習をし、テープを聴いていたので、先生の期待に添うことができて、一安心。
花ちゃんも、良かったですよといってくれました。

3曲で終わりかと思ったら、どうやらもう1曲教えてもらえそうです。
しかし、3曲目の歌の、シルシットと言う技法はむずかしく、てこずっています。
それでも、厭わず、もう1曲教えてくださるとのこと、感激です。
コメント

通訳さんその後 2

2004年09月06日 | チンゲル亭過去日記
次の通訳さんが、見つかりました。
残念ですが、最初に面接した人はお断りしたようです。

モンゴルでは、通訳さんに振り回されることが多いようです。
夫は、道具として、上手に使えばよいと豪語していますが、上手に使いきれるでしょうか。

母のように、つかいにくい道具をうまく手なずけられると良いのですが。

まだ、仕事が始まらないうちから、使いにくい道具なんていってしまって、ごめんなさい。一般的な話ですから。

今度の方は、日本語で「虹」と言う名前のかたです。

夫と、モンゴルの間に虹の架け橋をかけてくださいね。
コメント