風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

おみおくりいたしました

2017年01月28日 | 徒然に日々のことを
平成29年1月25日 通夜
平成29年1月26日 告別式 と初七日の法要

娘の恩師であり、私の友人の土田周梅教授を見送りました。

お花をこよなく愛した方にふさわしく、ほんとうにたくさんの花に囲まれた、しめやかな葬儀でした。

いろいろと、思いがけない事を起こして、いろんな置き土産をしてくださったと感謝の思いいっぱいで故人をしのんで今日まで過ごしてきました。

残される者に対してだけでなく、今生の最後の日に、ご本人に向けての奇跡が起こりました。

それは、親しい友人が「お庭にこんなに早く梅が咲きました」と言って、お持ちになりました。
梅をこよなく愛した梅子さんへお花の精の計らいだったのでしょうか。

最後のお見送りに棺はお花でいっぱいになり、胡蝶蘭の白さが目に染みて、更に涙を誘いました。
故人の愛した一輪の梅が届いて、お顔の間近に置かれたことは、何よりの手向けになり、なぜか安堵の思いで、見送ることができました。

娘も、人前では懸命に禁じていた涙を思いっきり流して、心からの見送りをいたしました。


心よりお悔やみを申し上げます。




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訃報

2017年01月18日 | 出会った人
平成29年1月17日、娘のお花の先生 古流松庭派 土田周梅先生が逝ってしまいました。

友人の娘だから、初めての弟子だからというだけでもかなりの思い入れがあるはずですが、それ以上の思いがお互いにあったように思います。
娘もその思いに応えて、精進しました。
「仕事が忙しくても必ずお稽古に来て、ちょっとの間に居眠りしながらも、花を持つとシャキッとしたよね。」という、先生の言葉が、思いだされます。


病を得てから、そして、意識の薄れて目に見える反応が無くなってからのあれこれを思いだしていると、偶然と思われたことが、すべて、先生の娘のことを考えた深い思いやりのこもった計らいであったように、感じます。
その陰には、ご主人様の先生の深い思いを十分に汲んだ上での共感があってこその導きであることも、感じられます。


この日記の2006年9月2日にも、先生と娘と花展のことが書いてあります。
あれから、10年余り。
「華道連盟や家元に実力を認められ、どんどん上へ上へと登り、それ以上にお花の腕もおろそかにせず、磨かれて名実ともに」というところだったように漏れ聞いています。

小柄な体に、強靭な心と、やさしい心遣いと、センスの良さを秘めた素晴らしい女性でした。
私よりも若いのに、あまりに早すぎます。

心のよりどころを亡くした娘は、いかばかりの想いでいるのか、気丈にふるまっています。
今日から週末まで、仕事で忙殺されるから、もしかしたら、申し訳ないけれど、お通夜にも告別式にも出席できないと思う。
きっと、先生は、自由になった身で、励ましに来てくれると思うよと、娘は言っています。

先生の闘病中、娘は、会うからには、先生には、涙は見せないと固く決めていました。
病室に招じ入れられたときは、明るく気丈にふるまい、お花の写真を見ながら、まだまだ、教えてもらわねばならないことがあるのに、と訴えていました。


その時を待つ時間の遠くて、長くて、鼓太郎に手助けを受けながら、過ごした数日間。


とうとう、その知らせが来てしまいました。



娘だけでなく、私にとって、友人としても、教える立場の身としても、いろいろと、学ぶところのある方で、これからますます、教えて欲しいこと、語り合いたいことがふえるはずなのに。

喪失感は、大きく深い。    

2015年8月29日彩花展 土田周梅教授の作品 
私の知る限りでは、公式の会では最後の作品

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待つ時間

2017年01月16日 | こたろう語録
その知らせが来るまで、日頃と同じ時間を過ごしていようねといわれても、特別な予定のない日の時計の針は、動いてくれないものだね。

       だから、僕は、あれこれと画策する


 狭いよ~開けてニャ~♪


      
        やぶれたにゃ~♪







ごめんにゃ~♪


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三六と五六

2017年01月15日 | 詩吟
春夜笛を聞くの転句  「曲中」の譜付け《作曲》は、五六六五となっています。
転句のこの場所の譜付けは、三から六に上がる形が多く、音階を注意してみていないと、三六と吟じてしまいがちです。

三六の音階と五六の音階では、表す情緒がかなり違って聞こえます。
このあたり、譜付けをした作者の意図を良く汲んで、正確に吟じましょう。

転句に限らず,「舟中子規を聞く」の起句の「暮れんと」の音階も五六六六となっていて、三六の音階で吟じても、アクセントとしては、間違いではないのですが、情緒がかなり違ってきます。

頑張って情緒、詩情を出そうと思う前に、譜付けに正確に詠うことによって、譜付けをした人(作曲者)の意図あるいは、自分の思いを表現することができます。


テキストに沿って正しく吟詠することが、基本です。
その基本を忠実に再現することができて、初めて関吟の流統としての吟詠が、身についてきます。

譜(吟法)がたくさんあって、なかなかうまく吟じられないと嘆くなかれ、譜を忠実に再現することができたら、最低限の詩情は出すことができます。

基本の基ができて初めて、関吟の詩情、吟情、情緒が出せるのです。
無理やりな、情緒は、却って無い方が良いのです。

基本ができて、考えること無く基本の基ができるようになったら、自身の詩の読み解きと表したい吟情が自然と出てきます。
それもできないうちに、あれこれ画策するのは、押しつけになります。

吟情は、出そうとして出るものではなく、滲み出るものと思ったほうが良いと思います。


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カレンダー

2017年01月14日 | 徒然に日々のことを


数年ぶりの東洋アルミニウム(株)のカレンダーを、持ち帰ってくれました。

とても立派なカレンダーです。今年は、若冲の絵です。
黒の背景が、若冲の色を渋くおさめています。
そして、アルミニウムのシルバーの抑えた輝きが、落ち着いた風情を醸しています。

この二曲一双の形をとるカレンダーによって、ささやかな我が家の玄関に、さながら、大広間であるかの如く奥行と広がりと動きを添えてくれます。


今年は、都合で、娘のお花がないので、寂しく思っていたので、ちょうど良い装飾です。

夫が、今の会社勤めをしている間だけ、我が家に来る可能性が有ります。
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夢青葉1月1回目

2017年01月13日 | 詩吟
マンツーマンのお稽古でした。

今日は、10題の課題の中から、会員さんチョイスの漢詩を二題、復習です。

一吟して見て、自分で見つけた問題点を、復習です。

自分で、意識した問題点は、必ず改善されますということを言いづづけて、2時間。
マンツーマンで、2時間は、初めてのことでは無く、3時間連続で試したこともあるのですが、今日は、本当につかれました。

同じようなペースで、やっていても、複数人数がいて、相手が変わると気持ちがスイッチされて、これほどは、疲れないのですが、今日は、特別疲れました。


ということで、今まで、マンツーマンでお稽古した時に、自分から、時短を申し出たことはないのですが、1時間時間を繰り上げて、4時に終了とさせていただきました。

今日の、問題点を、次回まで、どのくらい体が覚えていてくれるでしょうねぇと、話をしました。

細かいけれど重要な箇所です。 

「テキストを見たら、一瞬で、注意喚起をするようなメモを取って、吟詠を始める瞬間に、教えてもらったことを体によみがえらせられるように、テキストにメモをしましょう。」なんて、馬鹿にするにもほどがあるんじゃないの?というようなことまで、言及してしまいました。

メモは書き込みすぎても、焦点が合わなくなります。
一番大事なャCントというのは、なかなか、わからないのかもしれません。
伝える言葉を、上手に選んで、心に届くように、伝えねばなりません。

かつて、書き込んだことで、今では必要なくなったことがらでも、なかなか消せないもののようです。
ここにも、断捨離が必要です。




今日も、乗換駅で、いつもの気分転換を十分にしてから、帰宅しました。

そして帰宅すると、こたろうをなでて、毛並みの柔らかさや、ゴロゴロの音を聞いていると、いろんな塊がほどけて流されていきます。




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夢松風1月1回目

2017年01月11日 | 詩吟
新年初めての、夢松風の練習日。

数日前から、寒さ厳しくなりました。
今冬は、暖かめだったので、当たり前の寒さが厳しく思えます。
みなさんお元気で参加なさいました。

最初に習った「松樗~」と、新テキストの1号から順番に全員合吟をいたしました。
2014年8月に松風会員さんになった方は、習ってない漢詩もあるので、これまでは、順番に全員合吟という形をとるのは、控えていましたが、先輩方が安定してきたこと、そして、ゲストさんが来てくださったことで、その方たちの支えと、ご本人の感の良さ頼みで、行いました。


先輩会員さんの感想は、「私って、上達しているんですねぇ! うれしくて涙が出ました。」です。

2011年11月に、お試し詩吟の会で、取り上げたのが、「松樗~」でした。
その詩を久しぶりに、吟じてみての感想です。


なんて嬉しくて、ありがたい言葉なのでしょう。
春から縁起の良い、夢松風の盛り上がりを予感する言葉です。

こんな前向きの会員さんに支えられているんですねぇ。


そして、関吟ニュースの「きらり道場トピックス」への投稿も、やっと、応じてくださり、原稿を受け取りました。
そして、ゲストさんにシャッターを押してもらって、二人の会員さん欠席のまま写真撮影をいたしました。

2月から、休止していた、施設訪問も幹事さんの体調が良くなったことで、再開します。
無理なく、続けていきましょう。



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新年模様

2017年01月10日 | こたろう語録
母さんは、ぼくに「あけましておめでとうございます」にふさわし姿勢をとらせたがったんだけどね。

そんなこと、強制しないでよね。
僕の一番好きな格好は、暖かいところで伸びていることだよ。
かあさんは、ツチノコモドキと呼ぶけどね。
 




まぁ、たまには、きりっとしたところも見せてあげねばにゃぁ、サービスだよ。。








新年だから、もう一つ大サービスしてあげるよ。ごあいさつもどきをね。























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関吟「詩集」

2017年01月09日 | こたろう





古い関吟の詩集が出てきました。

日付だけでも、饒舌に語ってくれるのに、「伊豆丸鷺州先生最後の吟詩 42、12、21,19:23永眠」などという書き込みに胸を打たれます。

そして、その漢詩「代悲白頭翁」は、「S48、三段昇段試験 」「S43.1.冬季合宿(閑谷にて)」「S48.1.25.公民館 2.8後ろ10行」などと、節目にこの詩を吟詠したり、習ったりしているメモがある。

ただ、S48は、三段ではなく、師範代昇格のはずだけれど。。。




懐かしいいとおしい詩集です。

この次に手にした縮刷本もいろんな書き込みがあって、、今は、ちょっとよそに出かけている。
お貸しした時は、それほどまでの感慨がなく、気楽に出かけさせたのです。
もちろんその方は、信頼する人だから、お貸したのですが、さしあげたのだったかなぁ。
今になって、急に、大事に感じています。

今頃になって、取り出してきた訳は一つには、母の介護で、詩吟を休止する決断をした時、心みだされないために段ボールに入れて奥深く目に付かないところに仕舞いました。
懐かしさも封印されてしまったのだろう。

そして、最近やっと気持ちに潤いがよみがえって、ときめくようになり、前のように饒舌になったら、過去の思い出を、懐かしく思えるようになった。

良かったねぇ。


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あんぱんまんたいそう

2017年01月08日 | 徒然に日々のことを
山田先生に孫のためにアレンジしていただいた「あんぱんまんたいそう」

ゲームをする前と後に、体操をしてからと約束したこのお正月。
アイパットに入れたゲームをしたくなると、先に体操をして申告をするようになった孫でした。

一番重要なのは、胸と背のャCントに力が集まること。

6日に今年初めての整体の日に、この体操のバージョンアップをしていただきました。
孫の体の感受性が、高まり、体の使い方が、上手になってきました。
これを、先生の指導の通りやると、一回だけで、十分な効果が得られます。


昨日までの体操(写真)は5回くらい出来ていましたから、ャCントがずれていたのだねぇ。




まっすぐに進め       左に回旋            右に回旋


これで、背中が曲がったり、首に負担がかかったり、胸がクシャッと縮んだりしたりが改善されます。


ゲームをするたびに、体のメンテナンスが行われました。
ゲームをすると、体が、おかしくなるから、元に戻そうねと言ってね。

山田先生ありがとうございました。




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