ーよろこびを描く―
黄金色に咲く 菊
大輪の菊
菊 きく 起句 「嵐山に到らざること既に五年」
錦秋の25周年大会に発表したミニミニ構成吟は
季節外れの桜が主題でした。
私たち弱小メンバーでできるものを選ぶ時、「母」と「桜」は
主題としては強い味方でした。
筆が走りすぎるIさんの原稿を、バサリ バサリと切り落として、
時間内に納め、テーマから逸れないようにする作業は、
初めてのことでした。
心から楽しんだとも言えます。ありがとうございました。
そんな私を応援してくれたのは、パソコンの右上に
掲げているこの大輪の菊でした。
一つ一つの花弁が中心に向かって巻き上がっていく様子は、
29日に向けて歩く私たちの様です。
一人もかけることなくそれぞれが、それぞれの役割を果たして
大輪の花を咲かせました。
背景の金箔は、当日の金屏風に見えます。
重陽の節句に酒に浮かべる黄菊の時に、ここに載せるべきを
大会を終えて、やっと気持ちの落ち着いてきた遅ればせの
今日になってしまいました。
大輪の花を咲かせたと思っているのは、私だけかもしれません。
パワーを秘めた黄金の菊は、「胸に沁みてまいりますぞ」とは
当日の私のセリフ。
画からこんなにパワーを頂けるとは、初めてのことです。