風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

KKRホテル東京瑞宝の間実踏下見

2024年08月29日 | 詩吟
東京芦孝会創立25周年記念大会の会場であるKKRホテル東京の2回目の
下見確認にご一緒してきました。
メインバンケットの瑞宝の間は、皇居に隣接していて緑豊かな景色とその緑を
囲むビルの群れに圧倒されました。
地下鉄竹橋駅から上がったところにメイン玄関があり、雨に濡れずに済みます。

音響の一端に居るものですから、何かの時のピンチヒッターになるかもと、
音響のボスに伴って、瑞宝の間に。
ほー、シャンデリアが!ホテルだものね。いつもの公共施設とは仕様が違う
のは当たり前。さっそくそれぞれがそれぞれの担当のポイントを確認に散る。

音響設備は、大きな機器で、しかもついたてに囲まれているので、舞台を
観ながらの操作ができないことがわかりました。
いつもの舞台ですと、舞台の吟者の動きを見ながらタイミングを計ります。
ここでは、タイミングを指示する人が必要なことがわかりました。
これは、大きなことです。そんなわけで、私は、伴奏集のCDつくりの最終
チェックが終わったら、作業完了のつもりでしたが、現場にかかわる必要が
出てきました。
現場のこのタイミングに関しては、家に帰って台本を確認しながら、
メモをしていくことに致します。
こんな時、具体的な作業に携わっていなくても、長年参加している内に
いつの間にか体が覚えている事があって、机上での作業が可能となっています。
へーぇ、そうなんだ意外とできるんだと思う。

何事にも予備軍と後方支援が大切ですねぇ。
手出し、口出しして表に立つ人も必要ですが、表に出ないからこその役割も
あるわけで、そんなことを慮れる人材が必要となるほど、大きく成長した
東京芦孝会でもあるわけです。

きょうも、伴奏曲CDの確認ですから、機器の操作をしているうちに自然と
ディスクの順番3番の西郷隆盛の伴奏曲を何度か聞くこととなりました。
そして、帰宅してからもその伴奏曲を加工する必要が出たものですから、
タイムを計りながら、何度も聴きました。
そのたびに泣きそうになりながら、かつて詩吟練習を共にした方に対して
こんな思いになるものなのかといぶかしく思うほど心が揺れてしまいます。
伴奏曲を流しながら、頭の中には、不思議に地藏先生の吟声が響き渡りました。
東京連絡所と言っていたころは、何の忖度もなくただただ詩吟をする日々。
錚々たる顔ぶれにもかかわらず平らな気持ちでいて下さったので、先輩と
思って遠慮のない接し方をして居た頃のことです。

来たる25周年大会には、哲皚会傘下松戸支部のS先生も関東地区の詩吟仲間
として参加下さいます。
S先生は、どの様な思いになられるのかと想像すると胸が痛みます。
手を合わせ思いを馳せることでご冥福を祈るしかありません。

話がそれましたが、大事な話は終わりました。
次の打ち合わせに、現場を見てきたものとして意見が言えます。もちろん、
ボスにお任せしますけれど。

あとは、松風と草加のミニミニ構成吟の仕上げに頑張るのみ。
ありがたいことに当初の予定よりマイクの数を増やしていただいたので、
セリフが言いやすくなりました。21日の合同練習には、頑張ろうね。

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中央会会場予約

2024年08月27日 | 詩吟
8月25日(日)会場のは、いつもと違う部屋しか取れませんでした。
今日は、昇段試験ということもあって、いつもより参加人数が多いのは、始め
からわかっていたことなので、十分な広さのある部屋を確保したかったのです。
定員数は、クリアしていますが、スクール形式ではなく「ロ」の字で全員を
見わたせる並び方をする芦孝会中央会では、通常参加人数の倍ほどの定員の
部屋が必要です。
残念ながら、消防法には抵触しないので、活動には許可が下りますが、とても
窮屈なことになりました。
しかも、エアコンの利きの悪い上におおきな窓から思いきり太陽の降り注ぐ
会議室でした。カーテンをしても部屋の温度は上がりっぱなしです。

扇風機で風を送り、扉を開けたままで声も出して良いとの許可も施設側からの指示でした。

皆さんよく我慢をして、腹を立てることなく粛々と試験が行われました。
ご苦労様でした。
皆さんの努力が報われて、全員合格!

            おめでとうございます

毎月の会場確保は、それぞれの月によって、第一希望の部屋を確保するのは、
難しく、幸い定員をクリアする空いている部屋をタイミングよく予約をする
しかないのです。毎月のスリリングな会場確保、今まで長らく担当していた
方のご苦労がよくわかりました。
さて、明日は、11月の予約を12時00分スタートで入力します。
此のプレッシャーにあとどのくらいで慣れるのかなぁ。

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2011年の中央会飲み会

2024年08月24日 | 詩吟
「久しぶりに、練習の後の飲み会にも参加して、若い人から、吟じ方について
真剣な質問を受けたり、詩吟論などを戦わせて、ほんとに充実した飲み会
でした。」

未だ東京支部と言っていたころの飲み会の話題は、吟じ方について語っていた
のでしたねぇ。

芦孝会と呼ばれる位置に昇格して、会員数も増えてくると、幹事会では吟詠に
ついて話題よりも運営についての話題に変わっています。

今では、関吟流の吟詠について論議する前に、運営が大事な問題となりました。
吟詠については、確かな考えを持っていて、はっきりと意見を言えますが、
事、運営に関しては議論はお任せして、決まった事を忠実に守ることに徹して
きました。

懐かしい記述です。もっとせねばならない議論ですが、会が大きくなると、
そうもいっていられないのです。
その頃、13番目の教場が誕生したとあります。
それからあっという間に13年が経ち、23教場に増えました。

そして、きょうの22番目の吟友草加のフレッシュニュースです。
草加市地域情報サイトの草加市マイ・ステージ「マイプレ」に登録されました。
芦孝会の活動内容などが認められ草加市の生涯教育に貢献するとして登録が
受理されたと吟友草加幹事さんより昨夜入りました。
これがどんな効果を表すか楽しみです。



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使いっ放しのiTunes

2024年08月21日 | 詩吟
何の問題もなく動いていると思っていたiTunesが、いっぱいゴミを抱えて
いた事がわかり、その整理に大変な時間を費やしています。
アクシデントにつながる前に、気がついたので、時間をかけてあせらずに
お掃除が出来ています。

物を作る作業は、糸くずや木くずが落ちて目に見えますからそのたびに掃除をすることが出来る。

パソコン仕事は、表面上の作業のみに気を取られていると、知らない間に目に
見えない深い位置に障害の種を作ったりするものだと、今回初めて知りました。

夫の手を借りて、重なってファイルが残っている物、かけている物を見つけ出し
その改善に努めました。

一字違いだったり、余計なブランクが有ったり、単語の最後にブランクがあったり、
その程度のことで違うものと受け取るパソコンは、賢いのにおバカさんだ。
そう言うそばで、夫が苦笑している。
とりあえず、問題個所を根気よく書き替えたり削除したりしています。
20年もため込んでいたからなぁ。屋根裏の埃のようなものだ。

パソコンさま、いつもありがとう。私でも出来ることがどんどん増えました。
ゴミが出るなんてこと知らなかったので、今から心を入れ替えてなるべく早く
ゴミを取ってあげますね。

お蔭で、2月以来おかしかったスマホとの同期が完璧に行われました。
プレイリストも使いやすくなっているつもりです。

F先生と夫に感謝。
これでまた当分、芦孝会のお役に立てる作業を続けることが出来ます。

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ミニミニ構成吟の練習

2024年08月20日 | 詩吟
夢松風土曜日教室で、ミニミニ構成吟の練習をする。
思いがけなくセリフが私の担当になりましたので、慌てました。
やってみると思いがけなくうまい具合にセリフが動き、楽しいと感じました。
思いを込めて、セリフを言うことも、詩の内容を自分なりに感じて、吟じる
事も同じなのだねぇ。詩吟を続けてきたおかげです。
母が、息子と等しい年齢の会員さんを相手に、母のセリフを言うという環境は
そのままでよいということもあって、少しずつ恥ずかしさが薄れていきます。
なんて楽しいのだろう!
母が母を演じる。現代の母でないところがしっくりくる。
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正しい愚痴のこぼしかた?

2024年08月19日 | 詩吟
MP3の作業をするきっかけを、F先生が画面プリントで、作業過程を教えて
下さいました。
お蔭で、メール送信で曲を送るという作業が出来ました。

最初そのプリントを読んだときは、意味不明の箇所がありましたが、落ち着いて
読むと理解が届いてきました。
それでもわからないところは、夫の助言を得ました。
夫曰く「プロの指示書だね」「こんな素晴らしい指示書を観たのは久し振だ!」
と喜び、さっさと自分のファイルに仕舞いこんでしまいました。
お家に居る人となって、「プロの技」を見るのはほとんどなくなっているんだね。
お蔭で、F先生の背景が一つ見えました。
主人の目に留まらなければ、そんなに素晴らしい技術をお持ちなのねと理解
することが出来なくて、失礼なことになるところでした。

その先生は、きっかけを頂いておもわず愚痴った時、皆まで聞き終わる前に、
「先生はそんなこと言うはずがない!」と言ってくれた方です。

閉ざした口からポロリとこぼれた愚痴に、愚痴扱いしないで、まっとうに
捉えた上に素早い反応をしてその本心が伝わった時、どれだけ気持ちが
楽になったことか。
お蔭様、あの時も
ありがとうございました。

そして、きょうの表題は間違っていました。
     「正しい愚痴の受け止め方に喜ぶ」と、致しましょう。


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音源は正規のCDから

2024年08月14日 | 詩吟
練成会の伴奏曲をプログラム順にまとめてディスクに収める作業をしてきました。
その流れで、25周年大会の伴奏曲をディスクに収める仕事も、自然の流れで
作業開始をしています。

詩吟の伴奏曲はCDが音源と決まっていますから、芦孝会の財産としてほぼ
すべての伴奏曲が揃っています。
それをお借りして、私のパソコンのiTunesにらくだと吟剣の伴奏曲はすべての
本数が入っています。

お蔭で、暫定的なディスクはすでに作りました。

この作業を始めて、すべての本数、あるいはその日必要な本数分の伴奏CDを
吟詠会場に運ばなくて良くなりCD2枚ほどに練成会の伴奏曲が収まりました。
必要ないとはいえ、CD管理者は音響も兼ねていますから、まさかの時のために鞄に潜ませているかもしれませんね。

今回の25周年では、はじめて芦孝会財産の伴奏CD以外の音源を使用したい
との希望がありました。
mp3,mp4のかたちでメール送受信できる音源と言う事でした。
そんなことはしたことが無いので、戸惑いました。
幸い、親切に教えて下さる先生が居て、メール対応も出来るようになりました。

新しいことを覚え対応できることを喜び、この先、伴奏を得るのには、
どの様な形になっていくのだろうと思う。
音は空を飛んでくるけど、音のファイルも飛んでいったり来たりするんだね。

出来上がったCDにリストを添えて、更に一筆も添えてスマートレターで送る
スタイルが無くなるのだねぇ。
舞台にもスマホあるいはICレコーダー一つ。
CDプレーヤーさえ要らなくなるのだね。

次の幹事会を待たなくても、郵便が届くのを待たなくても一瞬で届くのだ。
手渡しと「ありがとう」おじぎという体温の感じられる温かいやり取りが無く
なってしまう。

音楽を作る人はどうなってしまう?それを使う人の感謝と喜びはどう伝えるのだろう?
 
将来は、音楽の加工に鍵がかかり、容認されていたことが一切いかなる理由
でも加工を加えることが不可能になるのかもね。そうなると、どうなる?

私って「旧態依然」の言葉を無礼にも投げかけることがあったけどいまでは
「旧態依然」の人の仲間入りをしたんだね。
まだ気づかせてくれて、そして請えば教えてくれる人が居て幸い。
これからは、あたらしいってことは感受性の若い人にお任せすることにしましょう。

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夢松風・吟友草加合同構成吟はミニミニ

2024年08月14日 | 詩吟
今日の夢松風は、中央会開催直後ですから、様々な資料とKANGIN TOKYO
 NEWSそして、今月は吟詩日本の配布があります。
これまで、れんらく事項に手間暇をかけていましたが、この教場に必要のない
項目は、省略してみました。
長年れんらく事項を伝えてきて興味の無い物はわかってきました。
興味のない事には手を変え品を変え説明してもこれまで変化なし。
説明し、興味を持ってもらおうとすればするだけ時間がかかるだけでした。

25周年大会の準備のこともあるので、ばっさりと切り落としました。
その為、時間にゆとりが出来て、いつもなら補習に回すことが2時間の正規の
練習時間内で行うことが出来ました。

省エネもいろんな切り口があるなぁと、思う。

25周年の練習は、スマホに録音したナレーションで、吟詠のタイミングを計ります。
それぞれの声の高さと女性ナレーションの声の高さによる音のとらえ方の違いが
分かりました。不安の無い人2人、有る人2人。
これを踏まえて、次の教場と9月21日の2教場合同の練習で仕上げていきます。
 
1行だけの短い吟詠時間ですが、それぞれ自信を持って自分なりの脚色を
入れても良いので、たっぷりとおおらかに詠いましょう。
音源は使いません。
どうしてもだめなら、出だしの一音だけでサポートするかもしれません。
それは、音響さん対応でなく、私がスマホで行うことになるでしょう。

その作品はというと、絶句は起承転結で創られていますから、その一題を骨子
として、ミニミニ構成吟を作りました。
女性のナレーションの後吟じるたった1行の吟詠が、どの様にし上がるか。
楽しみです。
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金メダルと転句 

2024年08月12日 | 詩吟
武井壮さんが、やり投げで金メダルを取った北口さんの投げ方の解説をしていました。(8月11日の放送)
女性用の槍は、2.2~2.3メートル 重量600グラム
それを掲げて、助走をする。
北口さんは、投げる前にいったん槍を下におろす。
助走を始めてから投擲までの間に槍を掲げるために緊張していた肩の筋肉を
緩ませるので、投擲すると槍に十分な推進力が与えられる。
北口さんがそのスタイルで十分な力を出せるのは、その背の高さにあるという。
背が低いと下ろした槍が地面に着いてしまうのでそのスタイルは難しい。
身長だけでなく恵まれた身体能力あっての投擲スタイルなのだそうです。

武井壮サンは、ご自身もアスリートで今も磨き続けているらしい筋肉の存在と
しなやかさと中心がまっすぐに決まっているその体で実際に槍を持ちその形を
見せてくれたので、よくわかりました。
武井さんは、体で表現しながら、説明もわかりやすく、ただの元気なタレント
だと思っていましたが、そうではなかった。
そして、武井さんにそのすごさを説明させるほどすごい腕を持っている北口
さんは当然の到達点に立ったわけですね。おめでとうございます。

転句の大山の息が切れるという方に、息を吸い過ぎない。
転句の一節目が終わったとき、残った息を保持しようとせずに一旦ふっと
息を抜いてごらんなさいな。
それで、すっと息を短時間に吸うくらいの息の量で、次の大山が詠えるよ。
転句、転句と思いこんで、いっぱい息を吸い過ぎて、吸った息を保持するため
無駄な力を使っているのだから。

それと同じだなぁと、思いました。
一旦脱力すると、強瞬発力を産んで、伸びやかに槍は空を飛び、吟者の声も
豊かに踊るのだ。

転句、転句と力んでいた私は、力みっぱなしでいたから、高い声を出しさびを
詠った後に失速していたんだなぁ。。。

転句で力任せではいけない、そこからの飛翔が4行の詩を豊かに伸びやかに
作り上げるのだなと。
転句の一節目で息を継ぐのではなく一旦、息を吐きましょうと思いついた
のは、正しかった。
武井さんのわかりやすい説明とその姿勢は美しかった。

頑張るだけの吟詠ではなく、伸びやかに遠くに届く吟詠をイメージしました。
伸びやかにしなやかに、豊かに遠くに届く声を喉だけでなく、体で創りましょう。

      
             2024・08・12朝日新聞
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田村仁美 7月 8月カレンダー

2024年08月03日 | 詩吟
         令和6年 ーよろこびを描く―  

         

           「風心地よく」ヨシ・ハクセキレイ

一幅の涼をありがとうございます。
 風が吹き抜けていく爽やかさを感じる。
この暑い、暑い日本に、ハクセキレイの青と白 ヨシの薄緑
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