風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

昇段試験

2024年03月25日 | 詩吟
  =令和6年度前期昇段試験=
夢松風のYさんが、四段受験でした。
「筑前城下の作」をご自身が選ばれて、ここ一年間、可能な限り練習を重ね
ました。
受験としては、最後ですから、この一年は辛口の批評が続きました。
へこたれることなく嬉々として、課題に取り組む姿勢は、見ていて快感!
私への大きなエールともなりました。
お陰様と、自然に頭が垂れてしまうような日々でした。

今日は受験者が多く、中央会は大賑わい。
そんな中で、審査されるのですから、緊張と不安とでいつもの力は出しにく
かったはずです。
自分自身の心と闘って、終盤にいつもにない吟詠もありましたが、Yさん
らしい大人の女性の吟詠でした。
私にも良い刺激となりました。



久し振りに参加した飲み会では、かつて個人練習したことのある二人が眼の前
に座りました。
二人は、Yさんの吟詠を、「すみこ先生の25番だ!あ、19番だと思いながら
聴いてくださっていたとのこと。
おかげさまで、この一年の精進が実を結びました。
このような評を直接頂くことはこれまでになかったので、ことのほかうれしく
その言葉を受け取りました。

本日、いよいよ25周年に向けての拡大幹事会が始まりました。
たくさんの意見を集めて、皆が楽しみ祝うことのできる25周年にしましょう!

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吟友草加

2024年03月14日 | 詩吟
今日の参加は三人。
草加メンバーは一人。そのIさんは、参段の昇段試験を8月に控えています。
先輩の男性ビジターの助言で決まった「題壁」の練習が始まりました。
出だしの「男児」の七六の音程は難なく発声できました。
思いきりだせるので、出だしに迷うことは無いと安心していました。
あら!安心したとたんに音が外れた!
今のうちに外して、安心してしまわないように、本番で慌てないようにしましょう。


最近安定感を増してきて、譜を詠うことを感じ取ってきたようです。
それで、楽しさが増したきたようです。
後輩も出来たことだし、新年度に向けて、確かに歩き始めた感有り。

男性は、感じ取ることが苦手の方が多いようです。
頭で詠うからです。それでも、外さなければ良いのですが、感覚派の私が
伝えたいことは、なかなか伝わりにくいものです。
体で覚えなさいと言う代わりに、詩吟体操をして体の感受性を高めることを
大事にしたいのです。
頭だけでなく、体でコントロールすることを知ってくれたらなぁと思う。
目指している先は同じなのに、頭脳と体との入口の違いのため相反するが
如くに受け止められ、伝えあうことが難しくお互いに苦しむことになって
しまっているのを感じます。

私の教室では、反発されることは無いのですが、受け入れには苦労をなさって
いると思います。
それを、男性の指導者、女性の指導者と簡単に表現しているのだが...

いつの間にかそのねじれが無くなってきたのが、Mさん。
去年の今頃大きな決断をして練習方法を変えた方です。
そういう、先輩ビジターの存在は、後を追いかけるIさんにとってかけがえの
ないものとなりそうです。

頭をかしげながらも、繰り返して吟じるごとに、前進していく様子は、見て
いて気持ちが良い。
たっぷりの時間のおかげで、何度も吟じることのが出来るのは、とても良い。

そして、律詩で四段受験のYさん。
この一年で、変わりました。
体を震わせるはかなげなひな鳥だったのが、しっかりと大人の羽を携えて、
まっすぐに立ち、体もしっかりと立って揺れなくなっています。
キチンと支えられるようになったら声も変わりました。
指摘されたことをただ聞くだけでなくしっかりと意見もいえるようになって、
ご自身の吟詠に対する理解も深まりました。
何しろ指摘する前に反省点を申告出来るまでになりました。
それが、吟詠への自信となってきたことをよく表している。
良い循環が生まれました。

吟友草加の二人のメンバーの頑張りとビジターさんのサポートのおかげで、
細々と活動が成り立っています。
そして、興味を惹くお話も頂いたりしますが、先を急がせない対応にあり難く
思っています。
興味深いお話は、じっくりと考えさせていただきましょう。



春とともに、内から湧き上がってくる手ごたえが私自身の中にも生まれてきました。

気持ちだけでなく体にも良い影響があって、首や股関節が楽になめらかに
なりました。
少しずつでも前進していけば必ず上昇する。
だって螺旋を描いているのだから。
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夢松風と補習授業

2024年03月12日 | 詩吟
今日の吟題は「月夜三叉江に舟を泛ぶ」です。
芦孝会10周年大会で瑞江教室メンバーの合吟の伴吟で詩舞を舞った忘れられ
ない記念であり、物事が動きだしたきっかけの漢詩です。

そのエポックメイキングな吟題のお稽古日に、その時の指導者I先生ゆかりの
会員さんビジターとして初めて夢松風にいらっしゃることになりました。

以前から、夢松風に興味を持っていて下さったのが、今日、やっと実現です。
そして、補習にも参加なさるとのこと、嬉しい限り。
別のビジターさんも今日初めての補習参加なさり、否が応でも盛り上がりました。


補習教室参加初めての女性二人の期待感に触発されて、私も今日はパワー全開でした。
体操の説明も感受性豊かな二人は、ポイントを救い上げています。
体は楽器と言う事も十分にご理解頂いて、自分の楽器磨きにも精を出される
ことでしょう。

最近、YouTubeでより伝わりやすい表現を学んで、持論のブラッシュアップが
出来たばかりです。
正に、今日のお二人は、その知識を必要とされていました。

一つは、息を吐くこと。
もう一つは、喉をごっくんとして下げること。

伝えたいことが面白いように伝わって、見る見る満足げな表情に変わって行く。

詩吟体操初体験の方のためいつもより丁寧に説明したことから、次々と花が
咲くように満足感が伝わりました。
この体操で、胸が開くと表情が明るくなるのです。
それを見て、実感するのは、私だけというのは、勿体ないなぁと思います。

こんなにパワー全開で、練習に携われるなんて!と喜びに溢れました。
なかなか、こんな満足そうな笑顔にであうことめったに無いのです。
それも一度に二人も。嬉しい限り。

伝えたいことと、知りたいことが二つも、さらに一度に2人に伝わるなんてねぇ。
冥利、冥利。ありがとう。


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他流温習会

2024年03月11日 | 詩吟
結婚して関東に住むこととなり、縁あって詩吟を続けている友人がいます。
Sさんののお誘いで、温習会の鑑賞に行ってきました。

6才の年の違いは、未だに取り去ることが出来ないのは、学生吟で出会った人
だからかもしれません。やっと「先輩」が抜けて、ほっとしています。
優しくてあったかいSさんは、ずっとずっと変わらない。
きょうは、喉の不調と打撲を押して、本数を下げて登壇されました。
芯に強いところのあるSさんらしいところ。
所属の会の会長に直接師事し、ご自身にもお弟子さんが出来たとのこと
次の花を咲かせると気が来ましたね。
Sさんに取っては、女性の指導者であることが、何よりのことと思います。

去年は、お役目がなかったのと懇親会も開かれなかったので、終了後に
たっぷりとお茶の時間が取れました。
今年は、お役目も懇親会もあるので、会長吟詠を拝聴して閉会すると、思いを伝える間もなくさよならバイバイでした。

それでも、とても充足感のある吟詠鑑賞の時を過ごすことができ、2時間足らずの帰路はホカホカとしていました。

気さくな会長さんは、休憩時間に客席に来られて、一人一人に声をかけ、
果ては、お弟子さんの友人である私のご挨拶にも気さくに応じてくださいました。

会長さんは、黒いベルベットのロングスカートのスーツに白いブラウスという衣装でした。
お弟子さんたちも、着物はごく少なく、白のブラウスに黒のパンツスタイルも
結構いらっしゃって、気楽な装いでした。

また来年、お誘いください。楽しみにしています。


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胸のこわばり

2024年03月09日 | 体を整える
体調が上向きになるにつれて、声が楽に出せるようになってきました。
そして、足湯、肘湯を丁寧に行うようになっていびきもなくなってきました。

心を込めて世話をしてあげればよい循環が生まれてくることがわかります。
今まで、朝と寝る前の5分ほどの体操も滞りがちでした。
自分の体を過信していました。

少々手を抜いても、すぐに回復出来ていたのは、昔話。
日々新たに心を込めて続けることが、欠かせなくなりました。

今日の施術では、胸のこわばりがかなり取れてきているようでした。
ちょっとした調整を施すことで、腰の安定が良くなりました。

腰がよく支えてくれたと理解するのは、翌朝になってからのこと。
めったやたらな腰の体操をするよりも、もっと効果の上がる体操を教えて
下さったおかげです。

その体操は、今までにないほどのフィット感のある動きが家にかえってから
再現することが出来ました。
オーダーメイド体操というのは、このことなのだねと

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