風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

ただいまー

2004年07月31日 | チンゲル亭過去日記

南ゴビへの2泊3日の旅から帰ってきました。
娘は28日に、到着し、翌朝4時起きで南ゴビに行ってきました。
フブスグルとはまったく違った景色の、ゴビと馬乗りとゲル宿泊を楽しんできました。

たくさん写真が撮れました。
赤い砂漠、白い砂漠、緑の草原、まだ氷が残っているかなとの期待を持たせた渓谷、残念ながら、氷は解けていましたが、手の切れるような冷たい水が流れていました。
「海は広いな大きいな」の唄と同じに、西に日が沈んで、東を見ると十三夜の月が!と言う風景を見せてもらいました。

夕食後、空がアカネに染まるころ、月明かりの中を馬に乗って、走ったつもりになりました。
ほんとは馬方がしっかりと手綱をにぎっていてくれたわけなのですが。

馬初体験の娘は、大興奮。

ゴビと言えば、砂漠という感覚しかありませんが、ゴビにはいろんな自然の形がありました。

私達の泊まったツーリストキャンプは、茶色の平原に立っていました。
1週間前は、緑の平原だったのですが、バッタの大群が来たので、荒れ野の様相でした。
小さなバッタが、どうして生きているのだろうと不思議でしたが、よーく見るとまだ、緑が残っています。

今、娘が、写真を眺めながら、歓声を上げたり、「やーだ、お母さんとそっくりぃー」などと笑っています。

二人で顔を突き合わせて、マンネリ気味になっていた我が家に、二つ目の風がふきこんで、笑い声がたびたび、たびたび上がります。

1日、2日と市内にいますが、3日から5日までは、ウンドゥルシレットに出かけて、馬を楽しんできます。
知り合いに、4駆と運転手さんを手配してもらえそうなので、車大好きの娘は大喜びです。

モンゴルでは国際免許は実施されていないので、娘は最初から運転免許を取るしかモンゴルで運転する方法はありませんから、大好きな運転はできません。

せめて、4駆の正しい乗り心地?を楽しむことにしましょう。

南ゴビでは、珍しくぱらぱらと雨が降りました。
そして、UBに到着したら、UBでも雨上がりで、緑が埃を落としてとてもきれいでした。

乾燥したぱりぱり音を立てそうな肌のていれをして、今日は早めに休もうといっているのですが、写真に見入っている娘は、早寝ができるでしょうか?
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うれしい日

2004年07月28日 | チンゲル亭過去日記

あさからうきうき、南ゴビから帰ってからの予定もほぼ手配が終わりました。
後は、飛行機がつくのを待つだけ。

あれこれと、心配はよして、娘の顔を見るのを楽しむことにしましょう。

夫との歩調をあわせる無理をすると、せっかくの喜びが半減してしまいます。

オールガの写真が見えるようになりました。
長い竿の先のループで、馬の首を引っ鰍ッて捕まえるのですが、自分の乗っている馬との息を合わせながら、先を走る馬の様子を良く見ている野が肝心です。
その競技会もあるようで、先日テレビで放送されるのを見ていました。

全速力で走る馬の首にオールガをかけること
乗っている馬にブレーキをかけるだけでなく、しっかり足を踏んばって、逃げようとする馬の走ろうとする力を吸収してしまうこと
素手でもったオールガをしっかり握って離さないこと

それらが、タイミングよく行われると、全速力で走っていた馬がぴたっと止まるのです。
オールガをかけられると、馬は自然に止まるのかと思ったら、そうではなくタイミングが合わないと、馬はいつまでも走ろうとするので、ブレーキをかけたほうの馬はいつまでも引きずられるのです。

さすがに、耐え切れずにオールガを手放す人はいませんでしたが。。。
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うきうき

2004年07月27日 | チンゲル亭過去日記

明日、12時30分、長女がUBの空港に到着します。

半年ぶりの再会です。うれしくてしかたがありません。
夫は、私以上にうれしくてたまらないのに、ちっとも表に表れないのが癪の種です。
けんかにならないように、早めに眠ります。

写真は、ブルドとハラホリンのエルデニゾーをアップしようとしていますが、ブツ切れ状態で、完全に表示できていません。

肝心の、オールガの写真が表示できなくて残念です。
しばらくお待ちいただくことになるかと思います。
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フブスグル花への旅と題して

2004年07月26日 | チンゲル亭過去日記

ウランバートル到着の日と、観光第一日目の写真をアップしました。

到着日は、家から歩いて5分のところにある、「チンギスレストラン」
提供される料理は、韓国料理なのですが、内装と生演奏がモンゴルと言う不思議な取り合わせのレストランです。
これって、モンゴルでは許されることなんです!?
観光シーズンなので、水準の高い人の出演でした。オルティンドー、ホーミー、馬頭琴、ヨーチン(真ん中の台の上に四角い琴が置かれ、細い撥でたたく)、モンゴル琴などの、アンサンブル、ソロを堪能しました。

ザイサントルゴイ
1971年に立てられたソ連との友好の記念碑です。
ウランバートル市南のザイサンの丘に建てられ、市街がいちぼうできます。

ボクトハーン宮殿博物館
革命前は、第8代活仏の宮殿。建築様式は釘を1本も使わない木組み方式です。
チベット仏教の曼荼羅、仏像、ボクトハーンの生活用品が納められています。
中でも、圧巻だったのは、世界各国から献納された動物の剥製でした。
曼荼羅も、モンゴル独自の手法を用いて描かれており、件p水準の高さハ驚くばかりです。
このような件pが、牧民としての生活をしながら、花開いたということが不思議な感じがしました。
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気持ちを切り替えて

2004年07月25日 | チンゲル亭過去日記

長女を迎える準備に入ります。
そのかたわら、写真をあっぷしていきます。

旅行記は、まだ書ける状態ではないので、お見せしたい写真をランダムにアップして行こうと思います。

お二人の運んでくださった穏やかな日本の風おかげと、タイミングよく戻ってきた、お気に入りを入れたMP3から流れる音楽を聞きながら、心穏やかに写真の整理をしています。
昨日は、ホームシックにかかりかけましたが、ふみとどまりましたよ!
流れている音楽は、ピーターメ[ルアンドマリーの「花は何処へ行った」です。
なんだか叔父といとこの撮影した花の写真を見ながら、花は何処へ行った?をきいているなんて、作り話みたい。

いままでは、強いてモンゴルのものをと頑張りすぎていたようです。
好きな音楽は好きな音楽なんだよね。
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夏休み旅行第一弾

2004年07月24日 | チンゲル亭過去日記

叔父といとことの楽しい旅行が終わりました。
旅行は、終わりましたが、叔父といとこの心の中に「モンゴル」のスイッチがオンになったような気がします。

今、叔母から途中駅から連絡があったと、ご丁寧に電話がありました。
そして、長女の北京行きの飛行機の発走が迫っています。
叔父の念願の、モンゴルで一緒にと言うのは、娘とのスケジュールが会わなくて、同じ日に成田空港の建物の中に居たのですが、顔をあわせることは無かったようです。

叔父さんが十分お疲れを直して、花の写真の整理を始めてくださいと、夫が叔母の電話に答えていました。
いとこは、東京に一泊して、更に自宅に向かって、飛行機に乗ります。

いろんなカルチャーショックを感じたようでした。
そのショックがどのように熟成していくのかとても楽しみです。

そして、数十年前に一度か二度しか会ったことのない夫のいとこと、まるで、私のいとこのように親しみを感じられたのは、いとこのお人柄と、ホームページを読んでいていただいたおかげかなと思いました。

叔父も、初対面の花ちゃんに、会う前から、他人のような気がしないと思っていてくださったようです。

夫の是非お連れしたいと言う思いが、強行軍な旅程になりました。
はらはらしながら、ハラホリンに到着して、叔父といとこの驚きと満足の表情によかった!と思ったのは、私だけではなく、夫はそれ以上に感激したことでしょう。

さらに、第一の目的地にアクシデントがありながら、到着し、第一の目的である「花」の探索をし、写真に収めている表情は、ほんとにうれしそう満足そのもののお顔でした。

今年も是非行きたいと思っていたフブスグルに行くことができて、私も大満足です。

旅のご報告を、なるべく早くと思っています。
28日には、中国の友人を訪ねた後長女が来ます。

これも、いまから、わくわくです。
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写真

2004年07月14日 | チンゲル亭過去日記

ナーダムの写真、とりあえずアップしました。
叔父は、今、無事空港に着きました。
私は、家で待っている間になんとか。。。

楽しんでいただけるとうれしいです。
あ、車の音
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今日まで、ナーダム

2004年07月13日 | チンゲル亭過去日記

町に人がいないのは、ナーダムの会場に行っている人もいたのでした!
お友達のメールに、昨日もナーダム、きょうもナーダムといってきました。
テレビをつけると、大統領が昨日と違う色のデールを着て写っていました。
チケットは、最終日が一番人気なのでしょう。
旅行社の彼が持っていたチケットも、1日目と2日目だけのだったもの。
それも、私の単なる想像だ。

あのスタジアムがいっぱいになったら、何人収容されるのだろうか。
今日は、穏やかな天気だったので、観戦しやすかったでしょう。

情報がないということは、何も行われていないと思ってしまうのです。
今まで伝えてきたモンゴルは、「私の見た」 を強調しなければ、うその情報になってしまうぞ。
なんだか、浮「と思いました。

田舎に出払っていると思っていた人が、有る場所から突然わんさか出てきたら、どんなに驚くことでしょう。
さながら、「おばけ」ですね。
それも、特別生きのいいお化けだ(笑)

そう言えば、チンゲル亭の東屋でもモンゴル人が宴会をやっている様子です。
楽しげに、だんだんアルヒがまわって、ろれつの回らない笑い声になってきました。
けんかになりませんように。

10時でも、まだ明るい、宴会日和のウランバートルじゃ無くて、チンゲル亭でした。
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穏やかな天気です

2004年07月13日 | チンゲル亭過去日記

24度、55%、風なし。
日差しは強力ですが、日陰はここちよく、お昼寝には最適の日です。
どんなに温度があがっても、さらりとしていて、日陰はひんやりなのがいいですねぇ。

足りない買い物を終えて、一段落。
大物の洗濯も気持ちよく乾いて、アイロンのすべりもよく、準備がほぼ整いました。
後は、あすの飛行機の到着を待つばかりです。

今年は、いつもと違う雨の多い天候だったようですが、今日からはほどほどの雨降りでありますように。

モンゴルでは、女性でも雨が降ったらうれしくて外に出て雨を浴びたいのだそうです。
それでも、土砂降りの雨ではびしょぬれになりますから、浴びてうれしいほどにお願いします。

道路がながされて、超迂回路というのも困ります。
勝手なことを申しますが、どうかよろしく。

フブスグルへの飛行機も予定通り飛んでくれますように。
旅の祈願をオボーに行ってしたほうがよいのかしら。

今日までの3日間、UBの街は、ほとんどのお店がお休みです。
外人向けの店だけが開店しています。
街を歩いているのも、リュックをしょった外国人ばかりが目立ちます。

モンゴル人は、それぞれの田舎へ帰って行ったのでしょうね。
いつもは、車で混む道路もすいすいでした。
明日からは、またもとのように帰ってくるのでしょうか、それとも、そのまま長い夏休みを取るのでしょうか。

日本人は、どうして1週間しか休みを取らないのかといぶかるモンゴル人です。
田舎に好きなだけ行けていいなぁ。
行くと言ったら行くのよという休みの取り方なのだそうですよ。

夏休みを夏休みらしく過ごせるのは、心のゆとりか、はたまたいい加減で自分勝手なのか。
人のことより、まず、自分の家族ガ優先で家族で楽しむのがモンゴル流。

人のことはさておく、モンゴル人ですが、自分の家族については、自分のことは二の次でがんばるそうです。
何よりも、父や母、そして、妹や弟のことを優先して考える心優しいモンゴル人なのだそうです。

しかし、そうではない人もいるような気がします。
私達のために思い悩んでいる人もいるかと思うと、本心を言ってください。
ノーでもいいのよと、言いたくなります。

それなら、気持ちを察してよといわれそうですが。。。。。
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ナーダム2日目

2004年07月12日 | チンゲル亭過去日記

モンゴルのテレビでは終日ナーダムの中継が行われています。
それが分かると言うことは、我が家では、テレビの前にいたということなのですが。。。

ナーダムと言えば、うきうき出かける人とテレビのほうがよっぽど良いという人とに別れるのです。
昨日は現場へ、今日はテレビを見ていると、野球観戦への思いと同じで、なるほどと思います。

朝から見ているのは、相撲なのですが、衣装や、表情まで手にとるようにわかり、勝った人の鳥の舞、帽子の受け取り方まで、よく判ります。

チョッキは、背中のゼッケンに袖がついた形のものを紐でおなかにくくりつけてあります。
勝負が決まると負けた人はその紐を解き,勝った相手の右わきの下を右回りに回って敗北を認めます。
勝った力士は、介添えが預かっていた帽子をかぶって、旗の回りを鳥の羽ばたきをしながら右回りに回り回って戻るのです。

力士の称号は、アブラガ(チャンピオン)、ガルーディ(カルーダ)、アスラン(獅子)、ザーン(像)、ハルツァグ(鷹)などがあり、それらの約束事が細かく決められています。

モンゴルの女性は、この力士タイプの男性がかっこいいのだそうです。
街を歩いていると、女性は限りなく細く足が長いのですが、男性は、丸っこい顔と更に丸いおなかの、少々短めの足の人が多いのです。
テレビに出てくる若者の歌手も、丸いずんぐりして人が人気なのです。

相撲は、超人気のモンゴルです。

昨日の、朝青龍の取り直しの勝負を見て、モンゴル人はどう思ったでしょう。
朝青龍は完全に裏返しに為ってしまったのに、琴の若が、一瞬先に手を着いてしまったそうですが、モンゴル相撲は、手が着いただけでは負けではありません。
日本の、「死に体」と言う考え方はわかるのでしょうか。
こんど、モンゴル人に聞いてみましょう。

今頃郊外では、子供競馬が真っ盛りに行われていることでしょう。
テレビでは、一瞬放映されました。
悲喜こもごもの情景があったことでしょう。

草原に子供と馬が走ってくるのが、ゴマ粒ほどに見えただけで、それが誰かわかるほどモンゴルの牧民は目がよく見えるそうです。
すごい!
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