風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

もう何もない

2023年04月29日 | 詩吟
もう私は言うことは何もないよ。
これからは、問題点を指摘されても、盲目的に従うことは無いよ。
自分なりの解釈を加えて、自分なりに試行錯誤をして、あなたの吟詠を
作ったらいいよ。
わざわざ私との時間をとる必要はないよ。と、私は言う。

それでも、まだまだと。
時間をとって欲しいと言う。

それだったら、一方的な教えを受けるということでなく、同じ位置に立って
考えを届け合う双方向のおしゃべりをしましょうか?
吟詠にかかわるあれこれの会話が、もっともっと必要と言うことだね。

それでは、そのつもりになることにしましょう。
暇が出来て、場所が撮れたら、また、会いましょうか。


大きな衝撃を経て、山あり谷ありのこれまでを良くあきらめないで、進んで
きたあなたにとって、これが最善の方法かもねぇ。

あなたの指導者は、申し分のないサポートをなさる心豊かな方よね。
その指導のもとで成長をしてきたから、へこたれなかったんだねぇ。
実りある詩吟生活が続いている様子をうかがうにつけて、もう私の出る幕は
なくなりました。
今日だって、実際に声を出す時間なんて、少なくて、話を聞いているか、
しゃべっているかのどちらかだったよね。
そして、発声の技術について、意見の交換もできたし。
そんな会話ができるようになったことを掛け値なしにうれしく思います。

会話をたのしむことのできる練習が、あなたにとって大きな実りとなる為に、
私のあるがままをもう少しレベルアップしなくてはね。

私も、そこから得たプラスのエネルギーを自分に還元できるように工夫を
しましょう。誰にも指摘されず、叱られもせず、ただ淡々と声を出して、
自己満足の吟詠をするしかない私は、不幸だねとは言わないけれど。
何でも指摘してくれる人が居るということは、最大の幸せ。
まだ、私には、その幸せをさしあげることが出来るんだね。


そしてもう一人の初心者さんは、たった一つの大きな命題をのぞけば、
完璧な吟詠を聴かせてもらいました。
感動すら覚えるほどでした。
始めたばかりででこんなに聴かせる豊かな吟詠を聴いたことが無い。
シャッポを脱ぐってこんなことを言うのかな。
この方も、もう、私の出る幕はないと思うよ。
吟詠独特の発声は、焦らずに体得なさいませ。

あぁ、いい気分だったなぁ。
ありがとう。


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近江八景 GOOD JOB!

2023年04月27日 | 詩吟
25日(火)の夢松風 4月から、来年の昇段準備のため律詩を取り上げています。
今日の課題は「近江八景」でした。

珍しくゲストさんの居ない夢松風のメンバーのみ4人の練習となりました。
難解な譜が無いので、落ち着いて豊かに吟じることが出来ました。

今日の喜びは、11年目となるスタートメンバーの吟詠が、聞いてて嬉しくなる
吟詠でした。
握りしめたペンを置いて、ゆったりと聞いていました。
特に女性のKさん、このところご家庭が忙しく、練習に参加するのがやっとと
いう状況で、昨年は、声も満足に出ないことがあったり、そのせいで、音が
外れることもあり、元気がありませんでした。

今日は、そんなことをすっかり忘れさせるほどの、魅力的な吟詠です。
さらに、めったにつけないマル印が8個!
置いていたペンを取り上げて、丸印をせっせと付けました。

なんて嬉しいことか。

おかげで、入会5年目となる後輩二人もそれにつられて、ゆったりと吟じて、
直すところはありません。

始まって以来のメンバー全員が、直しのない吟詠でした。

こんなうれしいことがあるとはねぇ!

4番目のメンバーは、三段の申請をしたところで、お名前をどうしようかと
楽しく悩んでいるところです。
これで、9月には、4名全員が雅号を持つこととなります。
そして、来年は、4段の昇段をすれば、昇段試験から縁が無くなります。

そうなったら、厳しい縛りを解いて楽しく詠うことにしましょうと言って
居りましたが、その状況になる前に、律詩が豊かに詠えるようになるなんて、
三月までの絶句の悪戦苦闘は、どういうことだったのだろうかと、
首を傾げます。

昨年は、私は詩吟には体を運んでいるだけのうつろ状態にあったので、
良い影響はあるはずもなかったのですよねぇ。
                        

まだ脱出してはいないと思うのですが、もしかしたら、ここいらで私たちが
ちょっと頑張って先生のお尻をたたこうとしてくれたのかもしれません。

11年目ともなると、そうなんだねぇ。
お兄様、お姉様たちから頂いたそれとない励ましは、二日経ってから
ふつふつと湧き上がるように体を包んで、暖かく効いてきました。

こんなことってあるのねぇ。
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2023年04月24日 | こたろう
声  のこる 千翔の講座は枯山唄

「9分あたりにこたろうの声 10分あたり千翔吟詠」メモにある。
古賀千翔先生のzoom講座の音源。

「本能寺」の音源探し中、手が停まる。
   (山口華雋吟詠 山口華雋愛吟集・藤本曙洌吟詠 和漢名詩選(六)
     の二つがみつかりました。)
   (松野春秀先生の声で、「本能寺」と言うのが頭にこだましている
    けれど、記憶違いだった。)
昨日の武勇伝を書こうとして思わず聞いてしまったら腰砕けになる。

鼓太郎の声は、昨日のことは昨日のこととして強制終了する力あり。

いろんな思いを抱えながら、飲み会の更に二次会の(なんねんぶりだろう?)
少人数の締めでは、思いがかけない先生から、お褒めの言葉を頂き大満足を
得たこともあり、その「幸せ」を思い返してそのままにしておこう。



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ねじりの体操

2023年04月15日 | 体を整える
季節の変わり目の特徴的な体の様相を呈しています。
特に、左骨盤あたりに問題があり、それに特化した体操を私向けに指導を
頂きました。

初めは右手と右足、次はクロスで右手左足、次に左手右足で引きあいました。
この引きあいの体操は、最近やっと形になってきました。
決してダメとは言わない先生が、「そうそう、よくできてます」とおっしゃる
回数が増えてきたので、そうなんだなぁと、思う。

今まで、力が入らなかったり、こつんと当たるという感覚のないところは、
問題がないと思っていました。
そうではないということが、やっとわかってきて、分かってくると体操が
ただ形をまねるのではなく、ちゃんとした意味を持ってしかるべく動かす
それが、分かってくると面白いようには重要なところに焦点があたるように
なりました。

体は、全体が繋がっているので、連鎖を起こしながら体が変わっていきます。
良い方にもわるいほうにも、これも螺旋の考え方かもねぇ。

華雋先生のYouTubeを見ていると、正に、螺旋を思う。

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七の音が!

2023年04月12日 | 詩吟
11日の補習以来、あの日の練習は、ちょっと厳しすぎたかと反省して、
もしかの時のフォローをなんどもシミュレーションしていました。

今日も、グループ練習はお休み頂いて、個人練習の時間にふらりと長身を
滑りこませるようにして入ってきました。

例の如く、他の人の自分とは違う高さの吟詠を耳にしないうちに、すなわち
一番に今日の課題の吟詠をして頂きました。

あんなに心配したのに、完璧な音階で、一吟を詠い終えました。
一番唖然としたのは、きっとこの私だったと思う。

私の診断と処方は正しかった。思いのほか早い完治に、驚くやら喜ぶやら。
そして、今日の吟詠は、1分50秒!
いつも駆け足で30~40秒台なのに。
ゆったりと優しくそしてやっと安定した吟調になりました!
おめでとう!

「今日は、体調が良かったんです」と、あくまでも謙遜なさる。
もっと、手放しで喜んでくださいな。
聞くところによると、11日は帰宅して、自主練習をなさったとか。
それで、翌日の所属教室の吟詠披露では、ちゃんと詠えたそうです。
そして翌日の今日もご自身の身につけた物をいかんなく発揮されました。
これで、体が正しい譜を覚え直してくれたらしい。
関吟の型にはまりましたね。おめでとう!

お好きな教室で学びなさいと言う芦孝会のシステムの良いところが発揮
されました。

心配がなくなったら、夢松風の本教室のグループ練習に復活なさいませ。
ご自分の判断でね。



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補習授業

2023年04月11日 | 詩吟
夢松風の前回に続いて、今回も補習授業は、運よく1時間の延長ができて、2時間となりました。

頑固な音程不良を治すため、ご本人の希望もあって時間を全部使っての練習。
下手すると、どちらかが折れてしまうかもしれないという危機感を抱きながら
続けています。
熱心にくらいついてくる。何度も繰り返す。
そうして時間切れ。私が心配するくらいでしたが、後味は悪くありません。

傾斜があるとわからない道をゆったりと歩いて、ふと後ろを振り向いたら、
こんなに高くまで来たね。
そんな習練の方法がある。

正面切って、問題点を指摘して、ばっさりと切る。
まだまだと、突き返す。そんなやり方もある。

ほんとうは、穏やかな波風の立たない人生を歩いてこられ、詩吟を
しなければ大きな声を上げることすらない一生を終えるはずだった方に、
私は、激しい波を起こしてしまった。
まだ、私はそれに応える力はあると思うけれど、もしかしたら、力及ばずに
共倒れになってしまうかもしれない、そうなったらどうしよう。
身が震えるようだ。
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O先生からの電話

2023年04月06日 | 詩吟
連合吟の練習について、O先生から電話がありました。
ご相談と言いつつ、今日の練習報告でした。

練習とは、先日の中央会で聞かせてもらったコンクール出場女性チームの
「本能寺」の連合吟です。
O先生は、チーム三人の内の二人の所属する指導者ですから、野田会長と私
からの指摘をうけて、強く思うところがあった様でした。
『「本能寺」のコンクール出場チームへの指導は責任を持っていたします。』と、おっしゃったその練習は、十分な成果があったようです。
仕上がりは、これからの練習回数にさらに磨きがかかることでしょう。
何よりも、O先生の豊富な知識をわかりやすく伝えた上に、それをただちに
吟詠に反映するところまで持っていった様子がつぶさに語られました。
その吟詠を聴かずして、何でわかるのと、言われそうですが、O先生と私の
間柄だから、電話でも十分に伝わるものがありました。
それは、次回の中央会で、聞かせていただくこととなりますから、楽しみ
にしています。

先日の私の言葉の足りない箇所が完璧に補完され、チームメンバーの心に
届く言葉選びです。
更にO先生の経験からくる最も欲しい表現が授けられたと、感じました。

特に、学生時代からの思い入れのある「本能寺」を女性がどう表現するかの
ご指導は、O先生ならではのものと拝察しました。

この経験で、O先生がさらに自信を持ってご指導に当たられるようになると
確信しました。

師範の資格を持っているのですから、これからは、指導を受けたことのない詩
であっても自分なりの解釈で、正しい譜で詠えばよいのですよ。
これからどんどん習ってない詩が増えるのですよ。
「自力」が問われます。

今日のO 先生の練習の様子について、先生の語りの部分は、教養の深さを
いかんなく発揮しながらも、わかりやすく語られた言葉は、ノートを取りたい
位でした。
これらは、本当に詩吟が好きで、歴史が好きで、李白や杜甫が好きで、
詩の解釈のなんと自由で瑞々しいことかと感動すら覚えました。

先生の自在な表現、伝達力、指導力、深い学びにこれからファンが増える
ことでしょう。

こんな風に、相談のような報告のような雑談のような会話は、飲み会で
アルコールと言うオブラートに包んで行われることが多いのですが、
飲まない私と飲める先生とが電話でできるというのは、お互いの面白い
関係性であると思いました。
知識、感性についてはピカイチ、そして、教え方、言葉の選び方は、
伝え方には、学ぶところのあるO先生であると、改めて知りました。

そして、この教場の強みは、新人さんの感性が豊かであるということ。
練習を見学に来て、先生の指摘を瑞々しい感性で受け止め、眼を輝かせ
良いところは良いと聞き分ける耳を持って見学されていたそうです。
当事者ではない人が、チームと一体になって心を傾けてくれること。
その感性が、O先生と同期しているというのが、おおきな強みであると思う。
やがて、その方が成長してチームに入ることになったらとかんがえると、
期待感はいや増します。    逸材発見!
それも、ご指導をしながら、それらの表情を掴み取っていたと語るO先生。
これからどれだけ伸びていくやら。楽しみです。

出だしの「本能寺」の表現と二半 三半の取り組みについて、私の指摘を
余すところなく伝えてくださったようです。
さらに吟詠の上にも反映された様子を聞いて、先生への期待感を深めました。

いい先生です。この若さですから、先は長いよ!忙しくても頑張れ!
失敗しないようにとか、ご指導いただいた先生に恥じないようになんて
気を使わないでいいよ。
誰に遠慮することなく、存分に力を発揮なさいませ。
貴女はすでに教場の指導者なのだから、あなたの感性で、教室運営を
なさいませ。
どんどんやって、失敗も重ねて、大きくなりなさいね。
姉さんとして、応援してますよ。   今日は、電話をありがとう。

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田村仁美 3月 4月カレンダー

2023年04月06日 | 徒然に日々のことを
  「春たけなわ」   八重櫻  シジュウカラ 
   
     

八重桜がぽってりと咲き、
   シジュウカラがその黄緑色の背を見せて飛び立つ
      風切羽は蒼い色なんだね、藍かと思った。
 

        春よ春 
物事の始まり、入学式。新しい制服。新しい出会い。


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