風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

帰ってきた

2010年12月24日 | こたろう語録
腰の引けていたかあさんも、ギャングボーイと外遊びをしたり、お風呂で遊ばせたりするうちに、敵の行動パターンがわかってきた。
何よりも好物がわかってきて、おいしそうな顔をして大きな口をあけて食べる様子を見ているうちに、受身の姿勢かから脱出したみたい。

こうなると、こっちのもの。

おたおたして、後手に回っていたのを、先手必勝とばかり、次々とアイディアを出しては、ギャングボーイの母親と笑顔をかわし、ピースサインをすことが多くなってきた。

彼も、理不尽な出来事に慣れてきて、静かにすることを覚え、ほめられることによって、赤ちゃんのそばにいるときのマナーを少しずつ覚えていっているみたい。

ぼくも、時々、赤ちゃんベッドのある部屋から母さんのそばに連れてこられる赤ちゃんのために部屋から閉め出され、僕のふとんが、リビングに出されるという理不尽が起こる。

これは、ちょっと腹の立つことなんだけど、彼でさえ我慢しているのだから、大人の僕が異議を唱えるわけにも行かず、我慢している。

我慢すると、ご褒美ももらえるし、いつもより長めにブラッシングをしてくれるし。
まぁ、良しとしよう。

おねえちゃんも、彼と赤ちゃんとが、夜中に交互に起きて、極度の睡眠不足に見舞われたりして、不安になったりしたけれど、きのうあたりから、赤ちゃんの様子が変わってきて、少しずつ楽になってきたみたい。
最初の3週間で、一つの山を超えるって言っていたのはこのことらしい。

かあさんとねえさんが、笑顔で話をしていることも増えた。
驚くほど聞き分けの良くなるときもある彼の出現に、二倍も三倍も心がらくになっているみたい。

きのうは、早めのクリスマスをして、ケーキとプレゼントをもらった彼は大喜び。

ママが選んで母さんが注文した「機関車トーマス」に出てくる緑色の機関車パーシーが、amazonから届いた。
それなのに、何の苦労もアイディアも出してないとうさんからのプレゼントだと言って渡しているのには、驚いた。

パーシーをこよなく愛し、電車が大好きな彼は、いちころ。
しかも昨日と今日と続けて、電車に乗って近くの操車場まで行って、本物の電車やら、重機を目の当たりにした彼は、もう、じぃじにくびったけ。 

こんなに、やにさがったとうさんを見るのは、初めてだ。

ママとかあさんのおしゃべりに、「とんびに油揚げ」って言葉が出てきたけど、たぶん、あれこれお膳立てをするのは、かあさんで、情報を与えるのはママで、最後の1%を実行するのがとうさんで、孫に直接喜んでもらえるのがとうさんでってことらしい。

それでも、じぶんの父親だからそれでも腹は立たないけどねっていうのは、どういう意味だろう?

じぃじのほかにも、とんびになってあぶらげをもらう人がいるってことだよねぇ。

嵐の時期が過ぎて、赤ちゃんも一段落、お兄ちゃんも家に来たばかりのころよりも、お尻に付けた卵の殻を落としつつあるし、ぼくのもとの平和な日々もそう遠くはないんだろうなぁ。

でも、なんだか1月一杯って言っているのは、何のことだろうねぇ。


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あした帰ってくる

2010年12月18日 | 徒然に日々のことを
体力の有り余っているギャング ボーイが明日帰ってくる。

なるべく外遊びをさせて、睡眠をたっぷり取れるための作戦を娘と考えています。

今日は、娘のリクエストで、いろんなグッヅを買いに出かけてきました。
これらのものが、功を奏すことを念じながら、静かな時間に名残をおしみました。

私自身の反省として、すこし、腰が引けていたなぁとおもうのです。

こんどは、大丈夫。明日帰ってきたら、きちんと向き合って彼とつきあいましょう。


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静かだぁ~

2010年12月16日 | こたろう語録
我が家が、騒がしくなって10日あまり。

今朝は、ことのほか静か。

2歳半のギャング坊やが、昨夜からいないからだ。

耳の敏感な僕は、ほんとに、うるさくて、それでなくても、赤ちゃん部屋にははいれないし、異常事態が続いている。

我が家が我が家でなくて、唯一、夜母さんの布団の上で寝るときだけが、平和な時間なんだ。


昨日は、パパが会いに来て、くたくたになって抱っこされて眠って帰ってきた。
御昼寝からおきてもパパがいて、晩御飯もパパのお膝の上で。
さぞ、しあわせだったことだろう。

外遊びになれないばぁばとの遊びで、体力の不消化、家の中では、赤ちゃんが寝てるから静かにねと言われ、抱っこして欲しいときにその胸には赤ちゃんがいて。。。

家猫の俺様にとって、体力のある男の子の運動量ってのは、どの程度かわからないけれど、
彼が家に来てから、ぐったりと寝込んで抱かれて帰ってきた様子は、始めてみた。


そして、夜、パパがお決まりの言葉「お父さんと一緒に帰る?」の問いに、みんなの期待に反して、「かえる!」と言い切った。


ママもいないし、バァバ(ぼくのかあさんのこと)もいないよ。
お風呂はお父さんと入るんだよと、「いやだ」と日ごろ応えることを何度確認しても、「かえる」と。

お父さんは戸惑いながら、相好を崩してうれしがっている。

決心は固いと見たお父さんは、電話をして仕事の間の世話をバァバに頼んで了解を得たみたい。

それでも、車に乗ってママがいなかったら、気持ちを変えるかと思ったのだけれど、ドアの音も電話の音もしない。

ママとかあさんは、いつ帰ってきてもよい準備をしながら、待って2時間。
顔を見合わせて、もう家についたねぇと、かおをみあわせていた。

ママは、なんともさびしそうな顔をしていた。

これで、男の子のお父さんが、生まれたことになる。
あちらで、数日過ごしてさらに甘やかされて、帰ってくるか、お兄さんになったままで帰ってくるか。

よほどのことがなければ、日曜日に帰ってくるらしい。


そのあいだに、ママは、睡眠をとり、赤ちゃんは静かな環境ですごし、良い循環がうまれたらいいなぁと、かあさんは思っている。


ママは、いろいろと考えすぎてしまうみたいだなぁ。
今ある環境で、最上のことを選び取るのは、ギャング自身なんだから、あちらに帰ったら甘やかすことになるとか、こちらでは厳しくしかりすぎたのではと、思い悩むことはないと思う。


かあさんが、ママを育てたときは、お姉ちゃんがおとなしくて、わがままを言わなかったから、とうさんが出張で留守勝ちでも、実家が遠くて手助けはお産のときだけでも、なんてことなく過ぎたらしい。
2歳半のまだわけのわからない男の子と赤ちゃんとの生活は、かあさんにもはじめてのことだ。


今出来ることが一番のことと、思って心安らかに、いてほしいなぁ。

そんな風にしていてくれたら、ぼくも、安心していられるんだから。ぼくのためでもある。

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