風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

雨の卒業式

2006年05月31日 | モンゴル風景
 我が家の6階建てのアパートの建物に挟まれて、平屋の建物があります。
そこは、コンピューターの専門学校のようです。
 今日は、雨の中の卒業式のようでした。

それぞれ晴れ着を着ていますが、大学のようにシルクの高価なデールを来ている人は居なくてそれぞれ、思い思いのおしゃれをしているようでした。
手には、バラの花、胸には赤いリボンの付いた小さな金色のベルをつけてもらっています。
このベルは、何か意味があると聞いたのですが、忘れました。(^_^.)

校長先生らしき人の挨拶の後、おそらく優秀な人の紹介だったのでしょう、ぱらぱらと拍手が起こっていました。

来賓などという人は居ないらしく、あっという間に終わりました。

最後に、ベルを鳴らして退場。

彼らは、この先就職できるのか、それとも、まだまだスキルアップといって別の学校に入るのか。
若いときじゃないと勉強できないからと、UBの若者は、次々と学校をはしごする人が居ます。





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母さんのページ

2006年05月31日 | チンゲル亭裏日記

1999年9月13日にオープン(2003年リニューアルオープン)して以来長いお付き合いをさせていただいた『母さんのページ http://www.occn.zaq.ne.jp/kaasan/ 』が介護を終えられて、今日閉鎖されることになりました。

同じ年齢の同じ症状の高齢者を介護する仲間として、どれほど大きな支えになってくれていたか分からないほど大きなページです。
同じ思いといっても、私は母親、彼女は姑と言う大きな違いがありましたが、一度として「貴方は実のお母さんだから」と言われたことがありません。

本音で係わってきたページだから、そこに集まる人となりが見えてきて、いつしか会ってみたいと思いはじめ、恐る恐るオフ会出席に名乗りを上げました。
掲示板に思いのたけを書いているだけで、写真の交換もしていないのに、集合場所で出会ったとたん、その人と分かったのでした。

ネットの良いところは、こちらの都合の良いときに開いて、発信することができることです。
介護中は、ほっと一息ついて、人寂しくなる時が真夜中だったりすると、聞いてもらいたいことを電話やファックスするわけにもいかず、誰にも迷惑をかけずに、思いのたけを書き、そして同じ思いをする人がそれを読み、共感する。

何の解決にもなら無いけれど、ひとまず思いのたけを書くそして、共感を得るということで、気持ちの収まることがありました。
介護中に知り合った人は、かけがえの無い人たちです。

一足先に介護を卒業し、しかも、モンゴルという地に住み始めた私の今の状況は、お気楽すぎてページを訪問しづらい状況になりました。
時々、ページを訪問しては、そっと帰ってくる。
そして、私は私で、モンゴルの生活をブログで紹介する。

介護時代のような、熱いやり取りはなくなっても、それぞれの近況をそっと知る、今はそんな、静かな関係になっています。

私にとってのHPもブログも、メール代わりの近況報告と返事の要らないメールです。

パソコンを開けて、まず見るページが一つなくなります。
いつの日にか、また、別の再会が出来ることを願いながら、言えることは一つ。
   長い間ご苦労様でした。ほんとにありがとう。
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一日で四季を体験

2006年05月29日 | モンゴル風景
モンゴルの春は、一日で四季を体験すると言われます。
今日は、明け方雨が降り、出勤時には、太陽が降り注ぎ、雨上がりの柔らかな空気に誘われて、つい、上着を脱ぎたくなるほど暖かでした。

それでも、今の時期は危ないから上着を来ていって頂戴とお願いしたにもかかわらず、こんな気持ちのいいときに上着は要らないと、夫は、上着なしで出かけてしまいました。

ナンダカお昼というのに薄暗くなってきたと思ったら、雨。
どんどん気温が下がって。。。
私の言ったとおりだったでしょう?
てこでも動かない夫のことは、あきらめていますが、風邪をひかないでね。

夫の帰宅は、帽子がたっぷり雨を吸ってしたたりおちていました。そして、縮み上がって帰ってきました。
恵みの雨が氷雨に変身したのでした。あー、浮「、浮「。
お湯を入れる間も待てずに、熱いお茶を飲みました。
せめて、帰りはタクシーに乗ってねといったのですが、タクシーも拾えなかったようです。

そして、夕食後雪になりました。

この時期の雪は、モンゴルでも珍しいのです。
昼間の雨の降り方も、土が雨を吸い込む以上に多いので、川になっているところも有ったとか。

この冬は、雪が少なかったので、夏の水の確保を心配しているところです。
もう少し、穏やかに降ってくださいな。



 今日の雨は、いつもの降り方よりも大粒で激しく、珍しく傘をさして通る人が居ました。
 そして、今日の雪は、みぞれになって、いつものさらさらではたけば落ちる雪ではありません。
珍しいみぞれに、きっと子どもはめずらしかったのでしょう。雪と遊んでいる子どもをはじめてみました。
そして、みぞれに小走りになる人も、始めてみました。

モンゴルの人は、殆どの人が雨が大好きです。
少々の雨では、小走りになることはなく、悠然と歩くのです。
わざわざ、帽子を取って歩いている人さえ見たことが有ります。
はじめその光景を見たときは、驚きましたが、日ごろの乾燥を体験するとさもありなんと思うのでした。



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体調良好

2006年05月29日 | チンゲル亭裏日記

誰に教わったんだったかなぁ、「風邪は上手に引いたら、毒消しになる」と。

初めてUBに来たときは、乾燥しているんだからと水分を意識して飲んでいました。
最近、そういえば飲まなくて済んでいるのは、環境になれたせいと思っていました。
そうではなかったようで、やはり、意識して水分補給をしなくてはいけなかったようです。
加湿をし、水分を取り、暖かくして体の循環をよくする。
簡単なことが、忘れがちになっていました。

暖房の切れるこの時期を過ごすのは今回で3度目。
3度目の正直ではなく、その反対になってしまいました。
ちょっといや、かなり油断でした。
しかし、終わりよければすべてよしで、体調の調節になったのだから、それもまたよしと言うことにしておきましょう。

週末の乗馬で、足腰の運動になっていることも有って、まんまるく膨らんでいた膝がすっきりして、射すよう痛みで夜中に目が覚めることもなくなってきて、押すとへこんでいた足もへこまなくなりました。
このまま、放っておいたら、膝に水が溜まっていたかも知れません。

痛みという警告に、早めに対処できてよかった。
介護の時は、分かっていても、だましだまし体を使って、「早めに対処」が出来なかったなぁ。はぁ~ ~ ~。。。
冬の間、出不精になっていた怠惰な体に、喝も入ったし。

これで、友達が遊びに来ても、心配なくご案内が出来ます。
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日本語関係のブログ

2006年05月28日 | SAVE THE CHILDREN
 =毎週木曜日に、訪問しているSAVE THE CHILDRENの施設について=
 
 英語の正式名称は
Community based Child Development and Protection Centre 2
です。


モンゴルの日本語教育機関http://blog.goo.ne.jp/mongolia_2005/m/200502
と言うブログの2005年2月にここの紹介が書いてあります。

このブログは、先ごろ任期を終えて帰国されたモンゴル日本センターの村上先生の手によるものです。

迂闊にも、今日、初めて目を通し始めたので、ここ以外にSAVE THE CHILDRENについての記述があるかどうかは、まだ分かりません。

ここのほかにも、SAVE THE CHILDRENの施設が4箇所あると聞いていますが、それぞれの施設で、役割が違っているようで、孤児院のようなところもあるそうです。

子どもたちが好きなときにやってくるので、先週のように突然新人がどっと詰め鰍ッることもあるし、何時もの顔ぶれだけの時もあるし、その日蓋をあけてみないと分かりません。
教材を準備するのも、いくつ作るか、悩みの種です。

人数がたくさんいるのが良いとは思いませんが、来た子どもには、続けてきて欲しいと思っています。
先週のような、私には手におえそうも無い子どもが来ると、とても不安になります。

わたしには、少人数の女の子にじっくりゆっくりと継続していけたらそれがいいのかなぁと、やってみて思うことでした。

学校ではないので、気に入らなければ、その日から来なくなるわけで、好みに合った子どもたちが、継続して残っていくわけです。
それに、一喜一憂していては身が持たないわけですが、来なくなった子のなかで何人か気にかかって居ます。

あと1回、訪問したら、当分お休みを頂くのですが、肝心の夏休みを田舎のない子どもたちは、どこでどう過ごすのでしょう。

学校の授業が始まる頃、私も再開する予定ですが、こんどは、どんな子どもが来るでしょう。
今来ている子どもたちの一人でも二人でも復活してくれると良いなぁと思います。

やみくも、出たとこ勝負の授業は相変わらず続くことでしょう。
日本語指導のプロが、一日も早く、きちんとした授業を行なってくれるようになりますように。





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お茶会

2006年05月28日 | チンゲル亭裏日記

カレンダーに書いた『お茶会』の文字。
自分で書いて、てっきりUBでどなたかと約束したものだと思っていたのですが、おそらく、どちらもが忘れていたものだと思っていました。

なーんだ、誰も何も言ってこないのは、当たり前だった。
日本のお友だちの、お茶会をメモしていたのをすっかり忘れていた。
日本でのお茶会は、お茶会として忘れては居なかったのですが、この手元にあるカレンダーがその意味であったのを、今、思い出したのです。

今日は、何人集まったのだろう、わたしが期待している人物は来るのだろうか。
若し来たとして、楽しんで帰ることが出来るだろうか。
とってもおいしいシフォンケーキは出るんだろうか。
今日は、たこ焼きがでるのかなぁ。
プロはだしの、たこ焼きの味を思い浮かべて、ごっくん。

日本に居たときは、都合の付く限り出席していたのです。
今日のお茶会は特別意味のあるお茶会ですから、出席したかったなぁ。

大阪とUBでは、遠すぎるねぇ。

にぎやかに、楽しく進んでいくんだろうなぁ。
お孫さんも5人に増えて、それだけでもにぎやかよねぇ。
何時も前日から泊まりでくるあの人は来るかしら、この人は、タクシーで?
何時もの顔ぶれを思い浮かべながら、一緒に参加している気分になろうとしていますが、ちょっと、無理だった。

楽しい時間をすごしてくださいね!
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奥テレルジ

2006年05月27日 | 




氷はすっかり解けて川の水量が少なくなって、車も渡りや
すくなっていました。今日は、水の中で立ち往生している車も居ませんでした。
この冬の雪が少なかったせいだそうです。

川をわたってくる風も、先週は頬を刺すようでしたが、今日は、冷たさを感じません。
上流の滞った水が、完全に流されて、水が透明度を増していました。

枝の先の赤い新芽が、すっかり緑に取り代わってきています。
紫を先頭に咲き始めた花も、先週黄色が加わり、今日は、白い花が咲いていました。
エーデルワイスの、葉もみずみずしい緑を土から覗かせています。
これが、花が咲くとちょっと様子が変わってくるのが面白いです。

空が、高くなり、青い空と白い雲の色の対比が強くなり、ますますまぶしくなります。
日差しがきついので、サングラスをかけているのを忘れがちです。
白い花を見つけたとき、サングラスをはずしてみました。
サングラスをかけていても、人間の脳は、かなり色の調子を調節してみているらしく、余り違った色に見えなかったのが不思議。
それが、きっと白だったからでしょう。

へぼ俳句のイメージが出来上がり、結構馬を乗りながら、余裕が出来てきていることを感じます。
特に今日はのんびりゆっくり、休憩の時間も何時もの何倍もとっておしゃべりに花を咲かせたものですからね。

乗馬のおかげで腿の筋肉が鍛えられ、膝の痛みが殆ど消えてきました。
ほんとにありがたい。
出国前に、整形外科の医師に寄ると「年です」時にべもなく言われました。太ももの筋肉を鍛えなさいと言われていましたから、それが、本当だと毎週毎週実感しています。

おいしい空気と、適度な運動と、馬と語り、風と語り、汗をかき、おいしいゲルのオカミサンのスーテイチャと恥ずかしがり屋の女の子との距離が確実に狭まっていること。
いろいろ一杯楽しいことがあって、その上おまけに、刺すような膝の痛みがなくなって、いいことずくめ。

馬の背で ゆらり揺られて へぼ俳句

紫黄白 春の深まり見せて咲く

五月晴れ 川風ゆるむ トーラ川 馬を下りて 水を一口
五月晴れ 川風ゆるむ テレルジ乗馬









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風邪なおりました

2006年05月26日 | チンゲル亭裏日記

幸いなことに熱が出なかったので、適当な休養ということで、肩にパシュミナをかけて暖かくして、本を読んでいました。

木曜日は、SAVE THE CHILDRENへ行く日ですから、前日から準備をするくらい元気でした。
ゆっくり休養をとったおかげで、いろいろとアイディアが浮かんできて、教材の準備が出来上がり、朝が来るのを待ちかねていました。
それでも、咳が出るので、見鰍ッは重病のように見えたようです。

女性の運転手さんですから、いろいろと心配してくれて、荷物を持ってくれたり手助けをしてくれました。

子どものことが有ると、元気が出るのは何時ものことでした。
いつもの顔なじみの子どもばかりで、気楽な授業とお絵かき、紙きり、紙貼り作業でした。

車があるついでに、荷物が局留めになっているのが分かったので、早速とりに行きました。

中から出てきたのは、ブリザード フラワーhttp://www.alexand.net/topic/bflower/ でした。
思わず息を呑み、うれしさがこみ上げてきました。

モンゴルには無い、やさしい、可憐なブーケの花たちでした。
早速、写真を撮り、こたろうにアップ。

いろいろと忙しくしているようですが、母の日当日にモンゴルに向けてプレゼントを贈るのは、さすが、私の娘です。
神様の思し召しで、4日で届きました。

うれしいよ、ありがとう。

それから、今日のメールで、大阪にいる花ちゃんと私の友人とが知り合いになりご縁が始まりそうな気配。

    わくわく
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ブリザード フラワー

2006年05月25日 | 

 
日本から届きました。こんなに自然な可憐な花が、日本から航空便で届くなんて思っても見ませんでした。
ブリザード フラワーのおかげです。
娘のおかげです。

              ありがとう




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私のうたのほん

2006年05月25日 | SAVE THE CHILDREN
先週のように、心かき乱されないように、昨日は、ベッドの中で今日の教材について考えをめぐらしていました。

先週は、つい、教師経験者の金井さんが一緒と言うことで、浮かれ気分だったことを反省。

自分なりに納得のいく授業を考えて準備していかなかった初めての授業でした。
今日は、昨日の午後から、ベッドを抜け出して、教材を作りました。

今日と、6月8日の授業をしたら、3ヶ月ほどお休みさせていただくので、まとめになるようなものを考えました。

去年の10月から今月までの間に、8曲の歌を習いました。
その歌の歌詞を漢字交じりとひらかなだけの物を並べてプリントし、拍子を入れて、6ページガ出来上がりました。
フリーのイラストを歌の内容にあわせたものを何点かカラー印刷しました。
そして、それをサッシに束ねるためのリボンを準備しました。

今日は、バヤルジャルガルさんが通訳についてきてくれました。
はじめは一人で行くつもりでしたが、いろいろな作業をするのに、通訳が居たほうが楽に早く作業が進むので、朝になって連絡したら、来てくれると言うので、喜んできてもらいました。

色を塗ったり、はさみで切ったり、鼻歌交じりで、作業が続きました。
歌詞の部分にまで色を塗ると言うのは、日本人には無いところです。

8曲の歌の載った、自分なりに飾った「私のうたのほん」が時間一杯かかって出来上がりました。

先週のにぎやかさと打って変わって、今日は5人のレギュラーメンバーでした。
穏やかに、楽しく時間が過ぎてゆきました。
先週の、あの突然たくさんの新人さんとその中の問題児君は、どこへ行ったのでしょう。

準備した教材が残ったので、もう1冊作りたい人は?と聞くと全員手を揚げました。
そして、今日作ったのか、もう1冊の方がどちらか好きなほうを、SAVE THE CHILDRENに残してくださいとお願いしたら、全員大喜びで、家に帰ってゆっくり作ってくると約束してくれました。

来週の6月1日は、こどもの日でここはおやすみです。
次は、再来週の6月8日です。
忘れずに、持ってきてくれるでしょうか。

SAVE THE CHILDREN http://www.savechildren.or.jp/


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