風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

朝ドラに深入り

2023年06月24日 | 徒然に日々のことを
万太郎の実家の酒は、四万十の清麗な水でできている違いないと思う。
万太郎のやさしさは、母から、強さはおばあさまから、受け継いだのだね。
23日放送のおばあさまの万太郎への愛の深さには胸がシンとして語る言葉がない。
その前に、医者の告げたおばあさまへの終わりを見据えた言葉は、
「本心をお言いなさい」命と心が一体の主治医ならではの言葉であった。
その言葉が、心の安寧を与えてくれたのだが、そして、寿恵子もその事を提案
したのであるが、、、
エアメール便の報を聞くことによって、ぐっとこらえただけでなく更に進めと
万太郎に告げるおばあさまは、なんて強い人だろう。
現代の医者は、こんなこと言ってくれるだろうか。
言える医者もどこかに居るだろうよねぇ。
若し言ってもらったら、甘えてしまうだろう。
言ってもらった言葉に、力をもらえるおばあさまは酒蔵を女伊達に仕切って
きただけのことはある。

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バイカオウレン

2023年06月24日 | 徒然に日々のことを
寿恵子「光の粒みたい」 
      バイカオウレンの白い花を始めてみてこぼれたことば
      バイカオウレンは万太郎の母の好きだった花
      寿恵子は、(朝ドラの主人公)万太郎の愛妻

万太郎が子供のころ、黄色いマルバマンネングサを「昼間の星の様じゃ」と言った。

その「草をきわめて」と後押しをしたおばあさまは命の消える前に万太郎の
快挙を知ることが出来ました。そして、心の奥の望みを押し殺して、さらに後押しをする。

感性の似た男女が夫婦となり、これからどのように「草」が「植物」へ、
そして「植物学」へとなっていくその入口にいる。
今日は、ドラマの外に出て四万十川と俵万智の短歌とが私の中でつながった。

       四万十の光の粒はバイカオウレン    鼓さんご

関西吟詩文化協会の和歌のテキストに選ばれている俵万智の短歌。
    
       四万十に光の粒をまきながら 川面をなでる風の手のひら
                               俵万智

朝ドラの見方が、前作から変わってきたなぁ。

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夢松風 

2023年06月20日 | 詩吟
この処ビジターさんも、オリジナルメンバーも休みがちです。
今日は、三人参加です。
そして、連絡事項もないので、最初から練習に入りたっぷりの時間を
使うことが出来ました。

今日は、A3のテキストが全員に行き渡ったので、久し振りに絶句の練習に
戻りました。
A3 のテキスト第一番目の詩は、「中秋月無く母に持す」 頼山陽 
この詩の一節目は、言葉が長いので、間の取り方に気を付けないと、
それに続く言葉に思いを載せていくことができにくくなります。

事前の発声練習を、特に念入りにして、納得の行く模範吟をしたいと思います。
会員さんたちが、最初に聴く吟詠は、上手でなくてもよいので、かなり正確な
模範吟詠を聴いていただかないといけません。不十分な吟詠をすると、罰で
あるかの如く足りない吟詠に流れてしまって、軌道修正に苦労させられます。

難易度の高いところでも、私の事前練習がとてもうまくいって、私なりの
最高の吟詠が出来た時は、すんなりと体が覚えてくれて、何の修正もいらない
事があります。

集中して、模範吟詠を聞いてくださるときと、そうでない時の違いは、
やはり私の集中度なのだろうと思います。
それぞれの楽器が頭ではなく、体で聴いている時、不思議が起こる。
最近は、キチンと発声練習をしないと、肝心なところで、喉が滑らず、
声の伸びもなくなって、間違った詠い方になる。
若い時にはなかった、練習をしなくてもすぐに声が出ていたのになぁ。


出だしの長い言葉をどう表現するかと言うことを、重ねて歌ってみました。
力の入れ方、間の取り方、それぞれを工夫してみました。
そのほかの部分も、少々表現を大袈裟に詠ってみました。
間の取り方を少し多めにして見たら、気づきがあった様子です。
今日は、おけいこの後の独吟は、、それぞれ三回吟じることが出来ました。
そのため、一吟目のチェックは軽めにしました。
二吟目は、そのポイントを難なくクリア。三吟目は、ゆったりと50秒超えで
吟じられました。
正しく聞いて、正しく吟じることの間には、まだ、いろいろ工夫が必要です。

今日は、大満足で、お稽古終了。

四段以上の顔ぶれで、三人となると、ここまで出来るんだねぇ。
残りの時間を、吟詠を繰り返すことにしたのだが、近い将来、漢詩の勉強を
と所望されるようになることでしょう。
座学については、伝えるのに難ががありますから、これをどうしたら良いでしょうか。
他力本願で良いかという問題を考えることにします。

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音程が違うよ?

2023年06月17日 | 詩吟
以前、オルティンドーの三枝彩子(歌の帆ブログhttps://utanoho.blog.jp/)さん
にお聞きしたことがあります。
『私には歌えない音程で、素晴らしいオルティンドーを詠う歌手がいます。』

その時は、草原で育ち、馬頭琴を伴奏に詠うのだからそんなこともあるのだろうと
なんとなく理解しました。

昨日、山田先生の横隔膜の話のつながりで、音程についてもお聞きしました。
ピアノの音階にはない間の音程の声もある。
先生は、整体とは離れた講義内容だったので、危うく聞き逃すところだった
そうですが、私がかつて言ったことを思い出したのだそうです。
私が語ったこととは、「微妙に外れた音程で吟じる人がいる。その方の詠う
音程のとらえ方について、2人で試行錯誤中です。」

そうなんだ!その人の出せる音階で詠えばよい。コンダクターの音程と違って
居ても良いのだ。
一音だけ外れるのと、全体が、半分いやもっと微妙なのかもしれないの音程の
違いは、違いではなかったのだ。
その人が表現する楽器に合った音程で、詠えばよい。
コンダクターは、サポートするのであって、それが正解ではないのだ。
二人以上で吟じるのではない、昇段試験も終了した、コンクールに出るのでもない。
Mさんは、楽しく吟詠したいのだ。
それなら、Mさんの音程で詠えばよいのだ。
今まで、水二と言う低い音程、しかも、音域がないという困難の中で、
ともすると暗くなりがちななかを今まで続けてこられたということは、
稀有なこと。
これからは、縛られないで自由に羽ばたいて、行けばよい。
吟詠後の会心の笑顔を見たい。ニヤリと笑うだろうか、ニコリと笑うだろうか。「やったー!」と叫ぶだろうか。
楽しみだ。

Mさん固有の高さでお詠いなさい。
模範吟詠を当てに出来ないのだから、人一倍苦労するかもしれませんが、
ここまで、何とかやってきたのだから、音階を読みながら、自分の楽器の
出せる音程で詠って、これからは楽しみましょう。
今までの苦労を帳消しにして、楽しみましょう。


前回の練習で私は、コンダクターに問いかけると、違うよと返事が
帰ってくるけれど、問いかけなければ問題はない。
と言うことは、あなたのその音程で、詠うしかないですねと、言ったなぁ。

自信はなかったけれど、楽しく吟詠するには、それが良い!と思ったのです。

昨日、音楽の専門家の講義から、山田先生を通じてそのことをお聞きして、
Mさんのこれからの吟詠のこたえが明確に出ました。
コンダクターに頼らないと。
その物差しのメモリーの目盛りの刻みがなかっただけなのだ。
私は、運よくコンダクターの刻みに合った高さで詠えただけだったのだよ。
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横隔膜

2023年06月16日 | 詩吟
息を吐く。吐き切ろうとしている時、どこが緊張していますか。
山田先生に質問されました。
このあたりと両手のひらで触ってみる。

斜腹筋ですね。そして、ここもと指摘されたのは、背筋です。
その時、私が自分で意識してなかったのですが、背筋にも緊張があったようです。
そう言われれば、という感じです。
先生は、背筋の力が弱いから自分では意識しにくいのだそうです。
今、巻き肩(先生はその表現は使いません)が少しずつ改善しているところです。
それには、背筋の力が必要ですが、先生のご指導は、あくまでも気持ちが良い
というところで肩甲骨やその周りを動かしましょうと、おっしゃいます。

いろんな場面で、「気持ちが良い」とおっしゃいます。
無理やりグイっとと動かしても、その反動で、元に戻ってしまうからです。
穏やかにやり続けることによって、気が付いたら、正しい位置にあった。
そんなやり方が、いつも山田先生のおっしゃる方法です。

そんな穏やかなやり方でも、今まで、動かすことを忘れていたところの筋肉が
動き始めると、筋肉痛になります。
その痛みを、症状の悪化ととらえてはもったいないことになります。
「痛みは、信号」と先生はおっしゃいます。
「その信号を正しく受け取って、正しく次のステップに移る」そのヒントを
毎回の施術の中で、身につけてきました。

話が井本整体になりました。今日のテーマの自分では動けない横隔膜を動かす
には、その二つの大きな筋肉を使って機能させることが必要です。
私は、斜腹筋のとらえ方を間違って伝えていました。
これからは、斜腹筋と間違いなく言います。

腹斜筋と背筋と横隔膜が、具体的にどのように動いて息を吐き、息を吸い、
声を出し、声を支えているのか、これから、試行錯誤です。
今は、どの言葉を使っても私の横隔膜の理解をすることが出来ません。
斜腹筋と背筋とが、どのように関係しあっているかを観察して観察して
観察します。

整体施術後のカラオケでは、それまでより、軽く弱い声が出たような気が
しました。
先生のおっしゃったことを言葉ではなく、感覚で受け止めました。
この感覚が消えないうちに、体に定着させることが大事です。
なかなか、わかったつもりでもするりと逃げられるのです。

意識しすぎてはいけません。作為的になってしまわないように、声を出して
観ました。 
「八」と「水」の音程が、たぶん今までよりも響きのあるゆとりのある声で
出たようなきがします。
こんな時、一人カラオケは、寂しい。
2人カラオケでも、もしかしたら、寂しいかもしれないなぁ。
どういう形で、私の成果を知ることが出来るのかな?
あるいは、成果を上げてないことを、知るのかな?
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1分体操

2023年06月06日 | 詩吟
2021年3月の日記を読み返す機会がありました。
「1分体操」という言葉が初出しており、其の一か月前に中央会でご披露したと
書いてありました。
そうなんだ、今年で12年、干支が一回りしたことになる。
たった1分の体操が何ができると思う向きもあることでしょう。
ずっと続けてきたことで、いつの間にか、中央会の会の始まりの風景が
変わってきたのを感じているのは、私だけですが、確かにそうなのです。

山田先生は、その風景を見てみたいとおっしゃいます。
体を見つめ続けてきた先生だから、12年前の最初の姿をご存じなくても
何か感じ取るものがあるはずと思うのは、あまりに手前味噌の自己満足かもしれませんね。
 
それを語るのは、ここだけにしておきましょう。
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夢松風土曜日教室

2023年06月03日 | 詩吟
今日の練習は都合で、1時間のみでした。
忙しい中、いそいで3時に息せき切っての参加。
目が輝いています。

昇段試験に向けて心づもりをしながら、何を選ぶか迷うところ。
数少ない中でも、私の好きな詩、詠いやすい詩と、より分けることが出来る
Yさんに、私の習い始めの頃を思い出して、なんて私ってへなちょこだったか
思い出して、笑ってしまいました。

今の私とYさんは、親子の歳の差、そして、その頃の私とYさんも親子の歳の差
2人で、「あはは・・・」と笑い合う。

1時間でも十分な、練習ができました。
コンクールは出ませんと今から言っているYさんですが、「今から決めなくても」と
申し上げておきますね。
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