風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

孫の整体生活

2021年04月29日 | 体を整える
孫は、今年中学生になりました。
父親の希望と本人の決意のもとに、野球とラグビーを始めることとなりました。
激しい運動をするので、気にかかっていたら、山田先生の施術を受けることとなって、今日、浅草(田原町)にやってきました。

施術を受けながら、過去の不調と怪我との因果関係もわかり、それは、すべて彼の弱点から来ることを教えられ、それに合わせた井本整体の体操を習ったそうです。

施術後私にも、ご丁寧な説明をいただきました。
彼が、先生のことを覚えていたことを喜び、先生も彼の体を覚えていたことに、驚かれたそうです。

彼は、孫の中で、唯一、山田先生の施術を受けたことがあります。
私の強い希望が、良いめぐりあわせにつながりました。

最初は、ママの産後の予後のために我が家に滞在していた時、ママの産後の体修復で往診していただきました。その時、ついでに見てもらいました。
二度目は、夏休みに一人で我が家に来ていた時、私の受診の日に当たったので、だめもとで誘ったら、行きたいというので、連れて行きました。
その時は、「アンパンマンが空を飛ぶ」体操を教えてもらいました。

子どもは、柔軟な体をしているので、スメ[ツをやりながら、体が育っていくのだと思うのですが、ほんのちょっとした不調、不具合を今のうちに、自分が知り、自分で正しい体へと導くことを学んだなら、怪我をすること無く、たとえけがをしても上手に修復できるはずです。そしてより、スキルを上げられると思います。

その自信から、心も強くなり、さらに、力を蓄えるというサイクルを作ることができるはずです。

ママの上手な助言があったから、その気になったのだと思うと、時間の経過も必要だと、性急なのは、育つものも育たないと、思いました。

まだ、幼稚園の頃、彼の後姿を見て、山田先生に相談したことがありました。
同居もしていない孫のことで、娘の方針に注文を付けてはいけないとの気持ちで、そのことは言葉にしませんでした。
今日、そのことが解決して、私の見た孫の体に抱いた疑問と箇所は正しかったと、嬉しい限り。

彼自身の意志で、物事が動き始め、ました。これこそ「整体生活」の始まりです。
バランスの取れた強い体を自分で獲得するのです。

ぶっちぎりで、ついてきた末っ娘の孫は、よそながらにお兄ちゃんの様子を覗っていたので、ゆくゆくは、彼女も「整体生活」に自分の意志で入っていくだろうと、密かに思い願うばぁばでした。

女の子は、お産という大事業を控えているので、自分だけでなく、生まれる子ども、そして家族に深い関わりを持っていますから、自然な流れで、整体生活に入って、豊かな実りをほしいままにして欲しいと願いました。


コメント

よ~くわかっています

2021年04月26日 | 詩吟
     はい、よ~くわかっています。
     恐いくらいにわかっています。

     一人カラオケの、落とし穴。

     自己満足の落とし穴。


何年も前のこと、カラオケで詩吟仲間と吟詠練習をした時のことを思いだします。
あの時は、よかったなぁ。声を出すのが楽しくて仕方がなかった。
単純、明快、快感、充足、満足。

今、あの時の状況が手に入るなら、今一度、基本に立ち返って、ただひたすら吟詠をたのしみたいなぁ~。

お願いしても、お願いしても、実現しそうにないことなのだけれど、今一度、真摯に自分の吟詠に向き合い、お互いに助言をし合って、高め合いたいなぁ。

自己満足の声が出たというだけの練習から、もう一段上を目指すにも、いまは、一人で頑張るしかない。

もっともっと上手になりたい。願わくは、私一人のことだけでなく、影響を与えあいたい。

今のコロナ下では、感染防止のため、カラオケは一人で楽しむのが最も良い練習形態かもしれない。
いろいろと、問題はあっても、今はこれが一番と思って、練習しよう。

この状況から解き放たれたとき、一番、何を目指す?



コメント

声が出た

2021年04月23日 | 体を整える
調整していただいた最上の体で、夫の反対を押し切って、カラオケで練習。
入り口で、アルコール消毒。入室の際は、手袋をしているので余計な場所には直接触らないで、それぞれの準備をする。
あとは、自分の道具をつかうだけだから、手袋を外し、マスクを外す。

前回の練習の時と違って、ずいぶん早い段階で、声が出てくる。
声が出てくると、低い音の滑りが良くなり、濁る声が回を追って少なくなって快調である。

「あ」の音は、とてもいい。
三半、三の音程に気を付けて、パッと六に上がる譜が、回を追うごとに、滑らかになる。
これを習ったはじめは、「爾霊山」だったなぁ。
言葉が違うと、同じ「あ」の母音で、吟じるのに、感触が全く違っている。

昔の発声と、今開発中の発声の違いだけではない気がする。

伴奏も良く聞こえるし、結句の大山が最後まで安定してきたし、結びの三の高さの音が安定したので、ゆとりを感じる。

予定した練習回数の半分にも達してないのですが、「声を出さない発声練習」で、少しは補えたかもしれない。

関吟HPの掲示板にも、小さい声の練習は、発声の練習にはならないが、情緒的な工夫をするのには、適しているというのがありました。

自宅では、よそ眼(耳)を憚らず、好きなだけ練習していたあのころのことを懐かしむこと無く、今ある環境で、出来ることを工夫をすればよいと思えるようになった。

「おおきなこえ」に対する忌避感から口をつぐまざるを得ない状況に、大きな声を出せないと、ひもじい思いすることはない。

もうこのまま声が出なくなるのではないかとの不安から解消され、まだ、大丈夫、やればできると、安心を得たことも確か。
出ない声を無理に絞り出さないで、楽器のメンテナンスに勤しんだことは、不安もあったけれど、とても良かった
あとは、何度も何度も、鳥が羽ばたきを覚える時のように、「習」って「習」うのみ。

山田先生!楽器の調整、心の調整をありがとうございます。
そして、むしろ声を出さない発声練習を見つけた私を、褒めてもらおう。

若いときの幼い楽器で、出していた思い切りの声と、年を重ねて、少しくたびれて、気持ちもくたびれた楽器を、奏でるのは、同じ自分の体でも、まるで違う楽器を奏でるのだと、認識し、同じ声を出すには、楽器に合わせなくてはいけない。
それ以上の声を出すには、どういう意識改革が必要か、考える。

「いつものあれ」ではだめなのです。

自分の老いを知り、力の入れ具合が変わったことを知り、だからこそ、できる限りの体のメンテナンスを心がけることが、とても大事と、分かりました。

喉は、使いすぎてもいけないが、使っていなければ、どんなに体のメンテナンスを行っても、出にくいものだということもわかりました。
ほどほどというのが、それぞれに違っているから、自分のことを理解するにも、誰かへの助言の時も、これからどう言葉にしてよいのか、検証の要あり。

私の根本の発声は間違っていたわけではないのだと、安心しました。

本当に間違っていたなら、今までの練習はご破算にしなくてはならないところだった。
人生が変わる位の、重要案件になるところだった。
あぁ、良かった。



コメント

背骨の10番

2021年04月23日 | 体を整える
背骨の10番は、腎臓系の不調により、固くなるそうです。
そこに敢えて力をあたえて、ふっと力を抜くことで、凝り(のようなもの)をほぐすことができます。

上下の念転の体操を、教えて頂きましたが、教えられるままに、手や足を動かしていると、自然と10番に力が集中していました。そこで、足と手で、その箇所の引き合いがしぜんと起きることになります。
それは、山田先生がそのように誘導して下さっているからなのですが。
この動きと感覚を覚えることが出来たら、腎臓系の不調を自力で改善することが出来ます。
ただし、治すには、悪化した年数の倍は、かかるそうなので、ゼロにしようと焦らないで、それ以上悪化させないことを当面の目標にすることです。

引きあって、ふっと力を抜くと、呼吸が深く入って、心地よいのです。
先生の指示通りに、手足を動かしているとその場所に行きあたっていくようになってきました。
自分で、「探し当てることが出来るようになった」入り口に来たようです。
腎臓と聞くと、不調個所と十分に知っているので、満足し、興味深々となる。
この先はどうなるの?

その気になって体操をするようになる。
全力で力を入れるのではないのに、不思議なことに、終わったときに、ふわぁーっと脱力し、空気が余計に入ってくるのが、何よりの証明なのだと思う。




コメント

鵬の飛ぶ空、飛ばない空

2021年04月14日 | 詩吟
今、吟じる漢詩を選ぶとしたら、今までと違って、テキストの後ろから始めます。
私は、海が好きです。「海を望む」はことのほか好きです。
草原に立った時も、果てしなく広がる草原を海になぞらえて、小高い丘の上で馬に乗ってこの詩を吟じました。若いころからどの漢詩よりも多く吟じてきたから、気持ちよく吟じられるはずだけれど、一応、休憩のリストに入れようか。

誰かが「好きな詩」と耳に入ってしまったら、その詩は、選びにくくなるから、「躊躇」という付箋を付けて保留にしようか。
ご縁の薄い方の言葉だったら、付箋は付けないから、選びたい漢詩の数にそれほど影響はないだろうから。

テキストを眺めながら、「心頭滅却」私にはできないなぁ、折角夏の詩だけれど。

次は、酒をたしなまない私が、酒仙の詩はねぇ、この酒飲みさんの勝手さ加減は羨ましいが、、、羨ましい思いを託して詠う?いや、いや、いや。

その次のは、「真の男子」ーじゃないし。

こんな風に、漢詩を読み、初めての時を思い出したりするのは、楽しい。

次は、杜甫の「江、碧、青、赤、白」いいねぇ、でもこれは春の詩です。須藤先生の解説に、目から鱗の漢詩だったなぁ。
そうそう、「私の好きな詩」と宣言された詩は、仲良く吟じる時のために取っておこう。

ん?「太平洋」海だ。「太陽」「碧空」「海水」「洋々」「紫」「日」「鵬」「鯤」「白」いいねぇ!
やはり私は、作者より、好きな漢字から選ぶんだねぇ。

この詩は、H22年9月に、横浜で、習いました。10年のブランクの後、復帰直後は、10周年大会に、没頭し、その後は、新教室創設と忙しい日々だったから、見ないで過ごしてきたけれど。お休みの10年の間にずいぶんと詩の数も増えていたはず。そのことに思い至って、少々焦っていたときだった。


そして、その後、縁あって須藤明実先生に、初めてお話を伺ったのも、「空の蒼と鵬」のお話だったなぁ。
今度お目にかかる時に、あの時の蒼と鵬のお話を聞きたいものです。そして、理解を深めたら、もっと、漢詩が身に迫ってくるだろう。

もしこれを吟じるとしたら、先生は、良しあしは、おっしゃいません。「あなたなりの理解で、いいですよ。」「理解度は、刻刻に変わりますからね。」
「今のあなたを大事になさいませ。」と、おっしゃるでしょう。

作者の漢城が夢想した世は、鵬が九千里をかけ上ったあと、ゆったりと休んでいる様を言っています。
そしてその空の色は、碧々としている。(漢城は碧、須藤先生は、蒼と表現するのです。)

今のコロナの試練は、その背丈が何千里もあるという鵬が飛び立とうとして荒れ狂う海なのだろう。これを凌げば、静かな平和が来るはずです。


こんな雄大な詩を、吟じるのは至難の技です。安らかに過ごせるようにと心からの願いと、この試練を乗り越えて、碧空を仰ぎたいという思いで吟じるならば、何とかなるかもしれません。

そして、一たびかけ上ってしまえば、大きすぎて、おおきすぎて存在すらわからなくなるという鵬の加護がそこにあることをも忘れてしまうのだろう。

もし、そうだとしても、空の「あおさ」だけは、この目に沁みることでしょう。


コメント

最初に習った漢詩

2021年04月13日 | 詩吟
あれ?どうしてこんなに、違うのだろう?

喉を大きく開けて、しっかりと腹で支える発声へと、改善しつつあるのですが、どうしようもなく、若いころの力んだ発声になってしまうのは、なぜだろう?

              
               ⇓
               
 
やっとわかったのは、若いころに習い、いく度となく吟じた詩は、体が覚えてしまっているということです。
そのころの頑張りすぎる発声で、詠ってしまっています。

最初に習ったのは、頭ではなく、体に入っているのです。
そうか、そうか、懐かしくも、悲しくもある。

今は、頭で考えて、理屈で、体を動かそうとしているのだから、勝ち目はないかもしれません。

これほどまでに、沁みついている詠い方をどうやって、拭い去るのか。


まず、その一  寒さと花粉の時期も過ぎたから、喉には、優しい時が来ました。
柔軟な体を作り、喉への影響を上手に調整して、望みの発声を獲得する努力を始めます。


二つ目の方法は、若いころに詠った詩は、当分、詠わないということ。

洗礼を受けなかった詩を、理想の歌い方で歌えるように何度も練習です。
それで、ちゃんと身についたかを確かめる。
この、試行錯誤をさぁ、はじめよう。


コメント

食べねばならぬ

2021年04月12日 | 詩吟
「たべねばならぬ」に、支配されていたのかと思う。

三度三度、分量にしても、数十品目にしても、あら、もう時、あれにも、これにも。

二人しかいない家族だから、それぞれが、好きにしても混乱することは無さそうだからと、食に関するねばならぬを止めてみたら、何と、快適なことか。

心身共に、心地よい。

消化能力がもともと劣っていたのだから、食べないという選択は、もっと早くにしても良かったのに。

おなかが空いてから食べると、何とおいしいことか。

大好きな乳製品ではあるが、私の体には、合っていないことは、分かっていました。
摂らないでいると、ほどほどの時間が来たら、ちゃんとおなかが空いて、おいしく頂けるし、量が少なくても満足感があり、体調が良い。

特に、心のビタミンだった生クリームのケーキは、おいしさに満足して、不調は、見えてなかったらしい。
食べないということを想像するだけで、悲しくなる位でしたもの。

よほどのストレスがかからない限り、ケーキ屋さんの前を通っても、生クリームの白とイチゴの赤に吸い寄せられることは、無くなることでしょう。
ソフトクリームは、どうだろう?(秋葉原駅の、ソフトクリームの看板は、中央会へと向かう経路を変えたので、目にすることが無くなったからねぇ。)


コメント

猫のポーズ

2021年04月09日 | 体を整える

正式な名前は、憶えそこないましたが、「猫のメ[ズ」で、背骨全体を整えていきます。

最初のャCントのとらえ方が、勘違いしたために、上半身を引き寄せる時に、にっちもさっちもいかなくて、必要以上に力を入れてしまいました。

腰に筋肉痛を起こすくらいの、強い動きは、やったという感覚確かにあるのですが、それは間違いです。
気持ちのいいところで、行い、止めるのが、井本整体の正しい体操のやり方です。
正しい位置と角度を体が覚えたら、息が深く入って、これが体操?と思うくらい楽で、心地よく感じます。

もう一つは、股関節の体操。
おかげで、股関節の動きが良くなると、歩くときに、真っすぐ足が振り出ていくのが、ガラスに映って、ちょっと嬉しくなる。

そして、膝と膝の間隔もこすれ合うくらいに近づきました。
歩幅も、伸びて、歩く速度もちょっとは、速くなったかな?
体のバランスが取れてきて、歩幅が伸びたら、風を切って歩けるようになることだろう。



コメント

吟友・SOKA 新田塾

2021年04月08日 | 詩吟
1月開始予定だった、新しい会場での練習が始まりました。

コロナで、使用規制のかかった会場が、やっと、使用可能となりました。

今日は、幹事さん以下4名、合計5名の出席です。
60名収容可能の大きな会議室で、十分すぎる間隔を取り、消毒、換気も怠りなく、始まりました。

この教室は、はじめの一歩の会員対応の方と、関吟の会員対応の方、これから、入会する方と、いろんな形で入り混じっています。

これから入会する方については、当然関吟の会員となっていただきますが、その、入会のタイミングをどのようにしたらよいのか、思案中です。

いろんな立場と言っても、詩吟をしたいという気持ちは一つですから、一たび声を出し始めたら、心ひとつです。

それぞれの、習熟度を見ながら、声を出し、吟詠の始まり、始まり!
この、始まりの時の、特別な高揚感は、たまりません。

さぁ、船出。「おーーーーーい、ふねがでるぞぉー」と、大向こうに声を届けるように、胸を張ってください。

今日は、練習中盤には、急な雨と雷とに祝福されました。鳴り物入りの粋な計らいをお天道様がして下さったということでしょうか。

そして、ワクチン接種が終了して、心おきなく、会員募集ができるようになるまで、様子を見ているのですが、地元の方が何人、会員となってくださるでしょうか。

それまで、テキストの新A-1を使用して、自由練習を致します。




コメント

超特急

2021年04月07日 | 詩吟
夢松風再開2回目の教室。
会場の都合で、1時間しか取れませんでした。

幸い、事務連絡は前回終えたので、ちょこッとしたお話の後は、すぐに吟詠練習です。
発声練習だけというのも考えました。
春に向けて、緩んできた体を、最高の声を出すための練習には、1時間をかけるのは、もってこいなのです。

それには、先導する私の声ができ上がっている必要があり、まだ、やっと出始めた時なので、無理と判断。

それで、基本吟であることを助けに、5人といつもより少ない人数でもあったので、超スピードで、練習を進めました。皆さんもすごい集中力でした。
おかげで、ぴったり5分前には退室できました。

いつもぎりぎりなので、入室時には、職員さんに「次の利用者がいますから・・・」と念押しをされてしまいましたから。タイマーセットも怠りなく、致しました。

基本吟であった事にも助けられ、今日一回で、終了できました。よかった!
皆さんの集中力にも、助けられましたが、発声練習なしで、吟詠を行うのは、私には、ちょっと苦しかった。


こんな日もあり。次回も1時間。今日の途切れない集中で、がんばろう。



コメント