風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

夢松風8月2回目 雅号

2016年08月31日 | 詩吟
松風の練習風景も、同じ吟題も何回も繰り返すことなく、前回の題を復習して、独吟という形になりました。

おさらいをして、「ハイ独吟」というと、「一回しかしてませんが、、、」というコメントがありましたが、抵抗なく独吟を発表することができました。

基本吟で、新しい譜も出てこない「白帝城」ですから、何の問題もなく、やりおおせました。
「不思議」と言う表情で、とても可愛かったです。
そう、これからは、このペースになりますからね。

何度も重ねて習わないと、完成しないとの思いこみを植え付けてしまうところでした。

久し振りに長期お休み中だったメンバーが、出席です。
私との合吟で、発表をしました。大幅に外れること無く、吟じ終えました。
これなら、私がしゃしゃり出ること無く先輩との合吟でも問題はなかったはずです。
先輩がここまで上達していらっしゃると思っていなかったでしょうから、まずは、安心感はあったかと思います。

ゲストさん、それから、松風の先輩二人。
問題なし。

これからは、このペースでそして、いずれは、一回の練習で、終了と言う、他の教室の進度にちかづけますよ。

さて、次は、連合吟コンクールの練習です。
チームワークは、良いので、それぞれのパートの細かい習熟と、3本での吟詠のための低音を響かせるのが、課題です。



さて、9月1日付で、三段へ昇格した会員さんの吟号が発令されました。
先日のプログラム作成は、10月10日の練成会ですから、この9月1日付で吟号の決まった方も、新たな名前で、掲載されました。
公にしても良いときが来たので、ここで、ご披露いたします。

野田 芦孝先生に、お二人が所望して吟号を決めていただきました。
下に記したように、それぞれの風情、来し方にぴったりのお名前を付けていただきました。

お二人とも、すっかり、心揺さぶられるほど、大好きになった雅号です。大事にしましょうね。

芦文 文は学校、教育のシンボルの文字、
詩文の出典は、「弘道館に梅花を賞す」(徳川斉昭)です。好文木、文武の道です。

芦風 風は教室名・夢松風の風から。詩文の出典は、「松」(宮崎東明)です。


前回の松風のお稽古の日に、わざわざ教場までお越しいただいて、御名前を授けていただき、身に余る光栄と、会員一同感動いたしました。
こちらから、伺うのが、本当なのでしょうが、これも、野田 芦孝先生のお考えで、こだわりのない、平らかなお気持ちを、いまさらながら、感じいりました。
ありがとうございました。



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中村紘子

2016年08月30日 | 徒然に日々のことを
つい最近惜しくも亡くなられたピアニストの中村紘子さんの言葉
最後まで、模索し続け、亡くなるつい2か月前にもテレビ出演をされて、若い後進を励まし、これから進み始める若者のために言葉を残されました。

上手い人は山ほどいる。大切なのは、聞き手に何を伝えるか。』

未完成でも「聴いてほしい」と引っ張るものが必要

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11番への愛その2

2016年08月30日 | 詩吟
譜番号 11番 二段上げに愛を感じる私は、新しく出た教科書の譜名表には、追加音階として、別の吟法になっかのような表示が加わりました。(その1の写真参照あれ)

ステップアップの努力目標とでも言ったらよいのでしょうか。

「大きくはっきり音程を捕えて、揺る」ではなく、しっかりと支えられた声が出せるようになって、細かく揺る、一本調子ではなく、音をのばすの時、彩を与え、吟調にあでやかな変化を与えることのできるテクニックとでも言ったらよいのでしょうか。
一般には、「揺り」と言われています。


これは、しっかりと支えられた声が出せて、強いばかりではない正確な声の押し引きのできるようになることが必要です。
小賢しくごまかすこともできるかもしれませんが、この美しい揺りのできるのは、関吟では中島菖豊先生においては居ないように思います。(関吟HP 吟詠コーナー参照ください)


若々しく伸びやかな声の出るうちは、11番への愛その1でお伝えした吟法で、吟じる方が、好きです。(あくまで好きなのです。正しい、間違いと言うのではありません。くれぐれも)

しっかりとした音階がとらえられて、初めて、三’三 三’の半音の違いの音の連なりが滑らかにできるようになります。
それが美しく吟じられるようになったら、中島先生のような「揺り」に近づけるように思うのですが、間違っているでしょうか。


11番を愛するがゆえに、二回にわたって、音の問題、音階の問題を言葉だけで表現しようとする、荒業をやってみました。


『実際に吟じてみて、これ(大きく変化する方)と、これ(中島流)とどっちが好き?』
これで、済むのにねぇ。

大山については、はっきりした見解が出てきていますが、二段上げについては、まだ出ていません。出るのか、出ないのか。
大きく揺る方が、関吟としての吟法では、良しとしないという見解が出るまで、このまま吟じていきたいと思います。

そして、中島流揺りがたくさんの人が吟じられるようになり、私も揺りができるようになり、その時に、また、「これとこれどっちがすき?」と聞いて、選んでもらおう。


それまでは、私の好きな二段上げを教場でも、教えていくことになると思います。

それぞれの先生の、個性を大事にして、その人らしい吟を育てていくうえに、大事なことって何なのだろうねぇ。

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東京芦孝会HP

2016年08月29日 | 詩吟
      
                 
公益社団法人関西吟詩文化協会公認 東京芦孝会のホームページが着々と完成に近づいています。

念願だった東京芦孝会のHPが、会員さんの手によって、立ち上がろうとしています。

すでに、ヤフーでは、「関吟 東京芦孝会」あるいは、「関吟 野田芦孝」で検索しますと、ページが出現します。
まだ、建設途中で、公式に一般公開する段階ではないのですが、概要がわかるので、ここでお知らせいたします。



完成が楽しみです。
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11番への愛その1

2016年08月29日 | 詩吟
11番と言うと、それぞれの趣味で、いろんな人や物を浮かべることでしょう。

関吟の詩吟を習っている人は、譜№ 11番を浮かべることでしょう。












譜№11 譜名「二段上げ」の数字を音階に置き換えると、
「ミ  ファ ミ ファ ラ 」となります。
その音の長さは、「タァァン タン タ タ たーあーぁん」と表したらよいのかな?

それぞれの、間や伸ばし方は、それぞれの好みが反映されて、個性的に吟じられます。

この11番が好きなのは、三’三 三’(ファミファ)のところを柔らかく、たゆとうようにぎんじられたら、ティン シャオ カンや森下洋子が、ハクチョウを踊るときのような、肩先から指の先の先までの、なめらかな動きが想像されて、指の先が上を向いて止まったとき、それは、その指の先から永遠へと向かう軌跡が生じる思いがする。
そして、その永遠には、五(ラ)の音が載せられて、心まで持っていってしまう。

だから、三’三 三’は、滑らかに大きく揺らねばならない。

だから、五の音が限りなく飛んで行ける。



だから、三 三’三を単純に三’だけの音にまとめてしまって「三’五」と単純に上がっていては困るのです。

そして、追加音階に表示された波のような音の表現では、小刻みすぎて、好きじゃないのです。

ここは、優雅に大きく豊かに吟じたい、吟じてほしい。


此の処の追加音階や、新しいテキストの11線譜の上に表れた音階の連なりは、すべてが、好きじゃないわけではありません。

11番と、それとつながっていると感じる、20番もゆったりと吟じたい、吟じてほしい。

と、これは、私の個人的な願いであります。







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東京芦孝会中央会8月

2016年08月28日 | 徒然に日々のことを
8月の中央会は、午前中は、後期昇段試験です。
15人の受験者が、緊張の面持ちで、参加されました。

皆さん無事、合格なさいました。 おめでとうございます。

今日の、会の終了後の幹事会の大事な作業は、10月10日の28年度秋季錬成大会のプログラム作りです。

みなさんの提出されたエントリーシートの短冊を、プログラムの項目別に分類し、しかるべく手順で、並べていきます。
それを台紙に張って、送り番号を打ち、順番に落ちがないかを再度確かめて、コピーを取ります。

それを手分けして、自宅のパソコンで、打ち込みます。
その校正が終わったら、印刷をして、各教室に配る手はずを整えます。

打ち込みを終えて、次の作業をするのは、22日です。

年々作業が能率化して、手早くなっていますが、このメンバーには、新しい顔ぶれが入っていません。

このような作業は、なるべくたくさんの方がかかわって、次につながっていくと、良いのですが、幹事を新しく増やすのは、なかなか難しいことの要で、一向に、増員されません。

それぞれが重要な役を担って、今は皆さん元気ですが、年を重ねるのは、皆同じ条件ですから、新しい顔ぶれが、増えることを望みます。

今日の一番のお疲れさんは、エントリーシートと参加費を受け取って、集計確認をなさった幹事さんでしょう。
数字を間違いなくするのは、大変な作業で、しかもお金を扱うのは、気遣いも並大抵ではないことです。

愚痴もこぼさず、淡々とこなされた幹事さんお疲れ様でした。




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夢青葉8月1回目

2016年08月26日 | 詩吟
8月は、今回一回のみの練習です。

月2回のペースに慣れてきたので、1回練習が空くと、ずいぶん長いお休みに感じました。

今日は、少し早い時間に出たのですが、なんだか、間の悪い時間帯だったようで、5回も乗り換えて、1時間20程かかりました。
無理に乗り換えないで、各駅停車で、のんびり行けばよかったのに。

10分弱の道の亮をゴロゴロ引っ張っていると、タイル舗装の道路は、音が高くて、周りへ騒音をまき散らしているように思えて、気疲れする時があります。

気づかれしそうなときは、商店街ではなく、何もない方の道を行くことになります。
すれ違う人がほとんどいないから。


パンパンの脳内の音が消えてから、周りに対するイラつきや闘争心が失われてくれたのはとても良かったと思います。
気持ちが穏やかになった分、以前は平気だったことが、ちょっと気になり始めました。
平和な商店街を騒音を立てて闊歩できる時は、少なくなりそうです。

静音キャスターが開発されて、部品請求できるようになってほしいなぁと、思う。



今日の練習は、指導資格のある先輩の指導のもとに、律詩の練習が始まりました。
すべてお任せするねと言いながら、横から口を差し挟む私でしたが、穏やかに、指導力を発揮なさいました。




さて、今日から、テキスト新A-2を使っての練習が始まりました。

課題として抜粋された10題を、この1年の間に会得する必要があります。

今までの、納得するまで続ける方式では間に合いません。今日から、練習の進度を早くします。

他教室見学の宿題が、ここで生きてきます。
今までは、比べること無く、会員さんのペースを私一人の判断で、練習を進行していました。

他の教室は、一回一題あるいは、上級者の多い教室は、二題、三題の課題をこなしています。
違う練習ほうがある、進度もそれぞれ、取り組み方もそれぞれと言うことが同じ芦孝会のなかの教室でも、それぞれのやり方があることを、キチンとわかっていただけました。
そのことを、一度だけでもその目で見てきたことは、それぞれの、感覚に、良い作用があったと思いたい。


まず手始めに、今日は、二題取り組みました。
思いがけず、予習をしてきてくださり、また、それが正確に行われていたことに、驚きました。

前々回の練習で、outputがなさ過ぎたことが判明したので、危惧していました。
今日の二題は、基本吟でしたから、難なく、練習場では初見だったのですが、難なく吟じられました。

今までの、カタツムリ進行は、何だったのかなぁ。甘やかしすぎていたのかなぁ...
いえいえ、あれがあったから、今日の二題終了が可能だったのだと、思うことにして、自分で自分を鼓舞していました。

自学自習で、予習をして来ていても、それが、間違いの多い習得の仕方しかできないのであれば、正しく治すのに、何倍も時間がかかります。
それをするなら、予習をしないで、白紙の状態で、練習をして、復習を多くしてほしい。

そう願って、これまでの練習は、「予習無しで」を貫きました。

今回初めて、「予習」をして来てくださったのは、いままでののんびりペースでは、1年後には間に合わないという危機感がありました。

それよりも、やはり、思った以上に、力がついてきていたと、思うべきなのでしょう。






連絡事項について、夢青葉SNSの解説の提案がありました。
時間をとることや、メールのやり取りを会員すべてにオープンにすること、そして、スケジュールの公開、伝えたことが、クラウドで、資料倉庫ができるので、いつでも見直しができるなどの理由です。そして、私の無駄話をちょっと軽減する役目も果たすかもしれません。

パソコン上手が二人いるし、間もなく留学から帰ってくるメンバーもいるので、情報共有するには、ちょうど良い時期かもしれません。
まず、お試しお試し。

                        (大幅に加筆しました。)

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台風一過

2016年08月23日 | 徒然に日々のことを
昨日は、首都圏上空を台風9号が通過、一日台風情報で、テレビは点けっぱなしでした。
明けて、今朝は、朝からセミが元気に暑い日が明けたと鳴いています。

我が家付近は、台風という感覚はなくちょっと激しい雨と風も強いなという感じでした。
それでも、台風銀座に生まれ育った夫は、予防に余念がなく、禁足令を発して、私の外出を阻んだ。

台風の浮ウを身に染みて知っている人たちは、長年の経験で、無駄に外に出ず、安全の確保に余念がなかったのだなぁと思う。


余り、人様のことをあしざまに言う人ではないが、台風のために起こった事故は、防げたものをと残念に思う気持ちが強いらしく、テレビに向かって、「馬鹿だなぁ」といつも声が高くなる。

そして、一日が終わり、これだったら、出かけても大丈夫だったのにと言うと、そうだねとは決して言わない。

経験値とは、奥深いものがあって、台風に免疫のない私は、ちょっと風が吹くだけと思ってしまう。
だから、この悪天候の中を出かけていった人を、「よくもまぁ!」と褒める。
それは、何も起こらなかったから。何かあったら、そうはいかない。
よのなか、こんなことがいっぱいあります。

すべて、自己責任で、物事を決めて、他人のせいにせず、良し悪しを論じてはいけない。

私の浅はかな考えだと、台風のニュースを見ながら、いつも夫に反論されてしまう。
絶対に危険を冒さないということは、不便な田舎では、大前提です。
ほんのちょっとした事故でも、処理が間に合わなくて、おおごとに発展していくことがある。

誰も、「これだったら出かけても大丈夫だった」とは決して口にしない。
「みんな無事でよかった。」と言いあう。
決してリスクを犯さないという生活態度は、ここから生まれたのだ。

田舎にいた義母は、天気図を読み、気圧の数字を日頃の会話の中で口にする。
そして、道筋を予測し、台風対策に余念がなかったという。
それが、長年、体で覚えたことと新聞、ラジオの情報とで、外れることがなかった。

今は、首都圏に住むようになった義母は、台風のことをすっかり忘れ、天気図を確認することもなくなったという。
平和で、いいのだけれどねぇと、義妹は言う。

台風のニュースを見るたびに、思うこのこと。


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白桃の日

2016年08月21日 | 徒然に日々のことを
8月9日10日は、白桃の日でした。
 
ちょうどその日、倉敷の佐藤果樹園から届いた桃の食べごろ。
友人の営む果樹園から届く一箱は、品種のネームカードが添えてあるらしい。
年長のフルーツだいすき孫娘ちゃんのお好みは、「なつおとめ」この日の絶品熟度の桃は、「白麗」だそうな。

どうやら、この一皿、一人で食べきりそうな勢いだね。






           佐藤果樹園の御自慢の製品

コンフィチュール         と      白桃のハードゼリー







大変なミスがあります。「水分が添加されてないジャムとは・・・」

「○」があるのとないのでは、大きな意味の違いですね。
佐藤果樹園さんごめんなさい。こだわりのコンフィチュールの説明をミスしてごめんなさい。

いろいろ調べると、ジャムとコンフィチュールって、同じというコメントもありますが、違うのですよ。

世間が同じというなら、百歩譲ってそうだとしましょう。

でもね、今取れた白桃をその場で、加工してその日の内に瓶詰にするんです。佐藤果樹園のコンフィチュールはね。

大量に収穫したフルーツを、シロップの液に付け込んで、ストックしておいて、摘果から時間が経ったものをもっと大量になってから加工して、水分をゼラチンで固めたものとは、違うんですよ。

これ、すべて佐藤果樹園さんの佐藤さんの受け売りです。

そして、ハードゼリーも、心を込めで少量ずつ手作業で、作っているそうです。
頃合いを見測りながらね。

     佐藤果樹園がんばれ!
来年もおいしい白桃をおねがいしますね!

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町会の役員

2016年08月20日 | 徒然に日々のことを
今年は、三年ごとの四谷稲荷の大祭の年です。夕刻よりその打ち合わせが急きょ決まって、お約束をキャンセルして、参加せねばなりませんでした。


大祭は、9月10日(土)と11日(日)の予定です。

ところが、10日の土曜日は、地元小学校の授業のある日となってしまった。

子供神輿を引っ張る子供がいなくて、頭を痛めている。

そして、家の近くが例年休憩地の一つになっていて、子供へのお菓子を配り、大人の担ぎ手さんや、付き添いさんに飲み物や食べ物を接待する役目があります。

その前には、お菓子の調達、飲み物、食べ物の調達と、役員には、忙しい仕事が待っているとの説明があり、今年は、頑張って役員をお願いしますとは、このことだったのか。

二日間の内、11日のお手伝いをと決めていたのですが、一日目、二日目のコース取りが違っていて、二日目はお役御免となるそうです。
と言うことで、10日に全面的にお手伝いとなりました。

今年は、窒フ塚で詩吟の会があるので、応援に駆けつけるつもりが、重なってしまいました。
去年は、足利の薪能へ行きましたねぇ。
この日は、いろいろな予定が、目白押しで、あれもこれもお断りすることになりました。

秋は、いろいろと行事が多くて、優先順位を決めねばならないことが、起こります。

本当に行きたいものと、ねばならない優先順位とは、往々にして、違う物ですねぇ。
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