風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

オルティンドーの練習

2007年02月27日 | UBから
ツァガンサルの前後は、オルティンドーの歌手にかかわらず、民俗券\に携わるプロ集団は、演奏に呼ばれるため、忙しい日々を過ごします。

そのため、練習はお休みでしたが、今日やっと始まりました。
風邪のため、喉の調子が悪いのですが、先生の言う呼吸ができていたら、声は出るのは、分かってきましたから、練習をお休みしないで、出かけました。

ずっと、喉が痛くて、練習が出来ていないのは一声目で見破られていたようでしたが、私としては、風邪なのにこれだけ声が出ていると、勇気百倍で声を出していました。

風邪ですからというと、思いっきり、私も風邪を引いているけれど、声は出るといわれ、確かに、いつもと変わらない声が出る。
理論では、私も出るはずだけれど、やはり、入れてはならないところに力が入っていて、ひどい声らしい。

ビャンバジャルガル先生は、当然ながら不満足です。
前回はとても良かったのに、今日は、「モーだ。(《最》悪)」とジェスチャー付きで言われ、果ては、ヤギの断末魔の声だとまで言われてしまいました。
そういう言われ方は、初めてなので、よほど、練習をしていないことが腹に据えかねたのだろうと思います。

確かに、そうだけど。日本のお稽古事の先生のように、風邪なのに熱心に練習に来て偉いですと褒めて欲しいと思って練習に来たわけではないけれど、ちょっと、へこみそうになる。

はぁあー、、、  体調を整え、おなかいっぱいにして、睡眠を十分にとっていなければオルティンドーの腹式呼吸は、難しい。
練習はお休みしたほうが良かったのかなぁ。
週末の乗馬に耐えられる体力のあるときでないと、無理ということなのか。
捕らえたと思っていたら、するりと、アカンベーをされて逃げられた。

風邪気味でも声は出るはずと、勇んで練習に臨んだのは、かなり時期尚早であったなぁ。。。。。

今日は、いつもの応援団の彼女に、発声練習をしてもらいたいと先生に頼んだら、快く受けていただいて、短時間でしたが、発声練習をしてくださいました。
汗が出て、快感だったそうです。

良かった、彼女が見ていてくれたおかげで、前回すごくパワーを貰って、初めて先生に褒めてもらえたのですから、そのくらいお願いすることは、なんでもないのですが、いつも私は、他力本願だなぁと、思ったことでした。

次は、ちゃんとやるぞと決めたら、先生は2週間ほど、田舎に行くので、練習は、ありません。
帰国までに後何回練習をしてもらえるのかなぁ。
コメント (2)

ザナバザル美術館にて写真展

2007年02月26日 | SAVE THE CHILDREN






ザナバザル美術館にて開催されたハイリャスのSAVE THE CHILDREN UKの写真クラブの展覧会に行ってきました。

去年終了した子供たちの終了式がありました。
テレビ局からも取材に来ていて、トヤ先生の指導力が認められてきています。

そのほかに、今習っている子供たち(3期生)の作品も展示されています。
3期生の中には、一昨年、私が日本語教室を始めたばかりの時の生徒が居て、二人で先生と声をかけてくれました。
一人は、オーガンバヤルもう一人は、名前が思い出せず、尋ねるチャンスも失ってしまって分かりません。(^_^;)
先週入校したばかりの子供たちも、トゥールさんが今教えている子供たちもたくさん見に来ていました。

そして、私がお誘いした日本人5人も来てくださり、日本人が見に来てくれていることは、ドヤーさんやトヤ先生、子供たちにとってもうれしいことのようでした。

トヤ先生の教え子の中にデザインに興味のある子供も居て、その方面のボランティアをしている人もお連れした人の中にたまたま居て、喜んでくれました。
これから、新しい縁を結べるかどうかは分かりませんが、子供たちのために、よい方向に進んでくれるとうれしいと思います。

そのほかに、子供たちの教室の様子も知りたいという方もいらっしゃいました。
もっと、もっと子供たちの笑顔を見たいものです。





コメント (2)

ご招待

2007年02月25日 | チンゲル亭裏日記

夕食のご招待を頂いて、夫といそいそと出かける。
やーンスゴーイ。お二人でこちらにいらっしゃるときに食材をたくさん持ってこられたと有って、こちらでは食べられないものも並んでいて、何から手をつけてよいやら、、、

お酒とつまみと心地よい会話だけでも、どんなにか慰められるか分からないのに、懐かしい日本食の心をこめたもてなしは、うれしくて、思いっきりがつがつと食べてしまい、赤面の至りでした。

奥様は、ご主人の健康管理をなさりながらの70日間の滞在だそうです。
少し、退屈をなさるかもしれないと、週1回のボランティアにお誘いしました。
気持ちよく、来てくださることになり、今週で2回目を数えました。
子供たちは、観客が居ることで、恥ずかしがることは無く、とたんに元気に積極的になり、盛り上がった授業をすることが出来ました。
コメント

関西吟詩文化協会CM

2007年02月25日 | UBから
間もなく3回目の練習を迎えようとする詩吟教室。
私の所属は、社団法人 関西吟詩文化協会 東京支部です。
現在、東京支部長(野田芦孝先生)のご理解を得て、練習会に参加できないで居ても、本人にその気さえあれば、支部の一員として存在を認めていただいています。
間もなく、来年度の会員登録更新の4月が来ます。

総本部会費来年度分 準師範は3,000円
東京支部費         2,000円 で、計5,000円を払えばよいのです。
そのほか、練習は会場に出かけたときだけ、1,000円を支払います。
いたって、手軽に詩吟を習い続けることが出来て、しかも、指導者の人格、吟の技は逸品です。

この会の指導者は、仕事を持って居る人たちですから、月謝やその他のものを、生活に当てることはありません。全て実費です。
昇段、昇格も、数千円の手数料で受けることが出来ます。
現在私は、7段です。
学生だった私にも、負担無く続けられ、その後主婦となり、無職となっても、楽に練習が続けることができました。

いつも、おかげさまと思っています。

UBで、教室を開くことが出来たことの報告をしましたら、誰よりも野田先生が喜んでくださっています。
期限付きの教室ですから、会員登録などをしていませんから、正式のものではありませんが、ほんの一時期でも、はるかウランバートルの地で、詩吟の練習が行われたということは、わくわくすることです。
後、一ヶ月、どれだけの成果を上げることができるでしょうか。
精一杯、出来る限りのことをさせていただきます。感謝を持って。


ちょっと言い訳
学生時代から続けていて、7段 準師範という資格は、あまりに遅すぎる進歩です。
学生時代は、先生の考え方で、昇段はしない、卒業してからという方針でした。
ちょうど、結婚した年に関西を離れましたから、本当は指導を出来る状態ではなかったのですが、それまでの活動を認めていただいて、師範代の受験資格を頂いて、昇格しました。

その後、5年ほどの後に、大阪から指導者が転勤で東京勤務になられたのを機会に、東京連絡所が開設され、関東一円の転勤、転居組、そして、関東の地で新たに会員登録なさった方が練習を始めました。
東京で一箇所だった練習会場が、それぞれの会員の努力の甲斐あって、会場も増え、会員も増えることにより、東京支部へと成長しました。
それを、最初から支えてこられたのが、野田芦孝先生です。

師範代から、準師範への昇格は、教室を持つ自信がなかったことと、いよいよ母の介護が厳しくなってきていたので、迷いに迷って、何度寡占性のお勧めを断って、やっと、準師範を受験し、昇格いたしました。

その後、師範への昇格も何度か勧められたのですが、責任を逃れてきたと言うのが正しいのでしょう。
そして、モンゴルへ3年。
先生のお勧めどおりにしていれば、段位も昇格ももっと上に居たはずです。

興味をもたれる方、新しく始められる方がいらっしゃったら、私の昇段昇格は遅すぎて、目安にはなりませんので、ご安心ください。
コメント

こだわりというよりしこり

2007年02月24日 | チンゲル亭裏日記

私のこだわってきたことを、当たり前に身にまとっている人は、私がこだわっていることに逆の視点からすると、なぜなのだろうと、不可解に思って居るのだろうなぁとおもう。

私も、反対側の立場で、そのことに対面したとしたら、こんなこだわりというよりしこりを残すことは無かったかもしれません。
出会いというものは、いろんな側面があり、いろんな出来事を持ってきます。

「もし、たら」とどう考えても反対の立場で会うことは無かったと思えるので、その出会いは、どうしてもそのしこりを作るしかなかったのでしょう。

それは、私にとって大きな苦痛であったけれど、大きな学びをもたらしました。
そして、密かに決めたことがあります。

あきれるぐらい物事にこだわらない夫にも、UB生活で、人生たった一つ胸の中にしこっているものがあるようです。

そのことは口に出せるものではないから、私の生活にまで影響していることが一つ有ります。
言ってしまえば、私は楽になれるけれど、悪者を一人作ってしまうことになります。

今は、まだ我慢できているけど。。。

しこりというものは、頑固なものなのだけれど、一つのキーワードによって、簡単に消える、あるいは、胸の中から追い出すことが出来る。

今回は消えたと思っていたら、小さい形になって舞い戻りそうになったのを押し戻して、消えたことにしている今の状態は、不安定です。
けれど、心が動いていれば、遠心力で吹き飛んでいくことでしょう。

遠心力といえば、今までは、モンゴル語を学び挫折したり、オルティンドーを習い手応えを得て、ほどほどの遠心力を獲ていたのですが、さらに強い遠心力が加ったのです。
詩吟を教えさせてもらっていることです。

母の介護生活に入って、忘れた振りをしていた詩吟を、介護が終わってもなかなか思い出して、手にとることができず、のらりくらりと過ごすうち、モンゴル生活が始まり、忘れた振りをしなくて良くなって3年。

帰国を目前にして、心が和らいだからでしょうか、テレビで風林火山という文字を目にして、詩吟を思い出し、手に取ることがきたのでした。

今日で、二度目の練習は、一人増えて三人のお弟子さんに恵まれました。
ありがたいというしかありません。

感謝
コメント

詩吟教室

2007年02月23日 | UBから
2回目の詩吟教室は、『風林火山』のおさらいです。
もともと、絶句ではない一行4文字の漢文を詩吟にしているので、少々無理があるのですが、初めてのこととて、無理か無理でないかは、生徒さんたちは承知では有りません。
次の吟題「松樗~」は、七言の律詩ですから、基本の吟の形が整っています。
この詩を練習するとき、どちらに違和感を感じるか、来週やってみて始めてわかるはずです。

お腹に力を入れて、歌を歌うのは、息をたくさん吸って、吐いて、胸の中の空気の総入れ替えです。
よほど、緊張したり、頑張りすぎなければ、ほどほどの爽快感があるはずです。

そして、吟という形になってきて、声を自在に操れるようになると、病み付きになるはずです。

そして、練習後の気楽な語らいも、また、楽しです。

今日の練習の後は、私たちより1年贈れてUB入りされたご夫妻の趣味の歌を聴く機会に恵まれました。

これが最初で最後のチャンスなので、頑張って聞かせてもらいに行きました。

オルティンドーや詩吟とは違った発声の歌は、私には無い軽やかさを持っている歌声です。
ご夫妻の歌声は、よく調和が取れ、彼女のサンバのリズムは絶妙でした。

詩吟とサンバとおしゃべりと酒の今宵でした。
コメント

写真クラブ

2007年02月22日 | SAVE THE CHILDREN






トヤ先生が指導する写真クラブの新しい生徒の初顔合わせだったそうです。

              記

SAVE THE CHILDREN UK の写真クラブの子供たちが撮った写真の展覧会が有ります。

日にち 2月26日(月)14時開会式ののち⇒3月2日(金)
開場  ザナバザル美術館内、特設開場(入場無料)

是非、ご覧になってください。



ブーさんに頂いた白黒のフィルムは、(自分たちで現像焼き増しをするので、白黒しか使いません)とても性能が良いので、子供たちに大好評だったそうです。「先生、もうないの~」といわれるそうですよ。
日頃使っているのは、中国製品なのだそうです。。。


コメント

とってください

2007年02月22日 | SAVE THE CHILDREN
今日の会話は、取ってくださいバージョンが、先週に引き続き、子供たちがやりたくてしょうがない。
日本語の言葉がまだでにくい子供は、せりふの無いりんごの役を、はいはいと言って手を上げる。

教室が始まって依頼、あっという間に時間が過ぎて、1時間半が終了しました。
おかげで、折り紙をする時間が有りませんでした。

「かめさんとってください」は、いまや子供たちの大変な楽しみです。
今日は、ほかの絵本をバッグから取り出しかけても、「かめさん」だと思って、大喜びする様子を目にして、どうしてこんなに楽しいのか、分からないのでした。

今日は、授業のあとも残っていたので、一昨年初めての授業をした頃の生徒に会うことが出来ました。
「教え子」と行っていいのかしらと、胸の中でひそかに『この子は教え子』と言ってみたら、何ともいえない幸福感が広がって、一人うれしがっていたのでした。

写真クラブに入っている教え子の一人に私のデジカメを渡して、写真を撮ってねといったら、とても良い写真を撮ってくれました。
これで、やはり、デジカメが古いせいではなく、私の腕がいまいちであることの証明がなされたのでした。(^_^;)

今日も、お手伝いに来てくださったKさん、写真をみんなで撮ったのですが、許可を得るのを忘れたので、みんなとの集合写真のアップは出来ませんが。。。






写真下の、左は写真クラブに入っている男子生徒、右は、先生の居ないクラスで、世話係をしているそうです。
二人とも、すっかり大人らしくなって、私の方が子供になったような気分で、先生大丈夫?と心配されているような気分でした。
二人とも、今やっていることが大好きで、自信を持って居るようでした。



のしり込み三兄妹は、この写真を撮った後、3人の内2人が急にその気になり、りんご役をやりました。
そして、次には見事に亀さんの役に挑戦したりして、その気になってしまいました。
何がそうさせたのでしょうか?<by cleaer all>



コメント (2)

モンゴル語が意味のある言葉として聞こえる

2007年02月21日 | チンゲル亭裏日記

最近、妙に、値段がはっきり耳に聞こえるようになりました。
「ミャンガ(千)」が、その音の通りに聞こえるだけでなく、ちゃんと頭の中に、千トグルクの札がイメージできるようになっています。

まったく聞き取れなかったモンゴル語が、外国人の私のためにゆっくり分かりやすくしゃべってくれているのかと思うほど、鮮明に聞こえます。

私の覚えた数少ないモンゴル語の単語は、モンゴル人の話の中から、飛びぬけて鮮明に聞こえることもあります。

単語の数を増やす地道な努力をしていたら、今頃、もっと相手の言うことが理解できていたことだろう。

「ある日突然、相手の言葉が理解できて、しゃべれるようになる」というのは、信じられなかったけれど、このことらしい。

今日、ジャフランという有名な演歌歌手のCDを買いました。
聴いてみるとジャフランの口笛でした。私は彼の声が好きなのだから、すぐさま取替えに行きました。

「ジャフラニー ドー バイフグイ(ジャフランの 歌が ない)」「ウール CD (ほかのCD)]それだけで、レジに居た女性店員は分かってくれました。
ジャフランのCDのところに行ったら、小柄な男性がCDを見ていたので、「ジャフラニー ドー?」と尋ね、「エージーン ドー バイノー(お母さんの 歌は ありますか)」と尋ね、彼が、これとこれと選んでくれました。

見ず知らずのモンゴル人に声をかけて、反応が戻ってきたのは、うれしいものだなぁ。

ヤッター!

めでたく、CDを取り替えてもらい、ジャフランのオリジナルのCDの方が半分以下の値段ということに驚き、お釣りを貰って意気揚々と帰ってくる。

モンゴルでは、CDの取替えは、OKですが、ちょっと気が引けたので、クッキーを持参して、店員さんにありがとうと渡すと、初めてにっこり笑いました。アラ、可愛いじゃないと思ったのです。

初めてのお使いをした幼児のように、高揚感にあふれる私でした。
去年CDの音が出なかった時は、サクラで、なんて言えばいいのか教えてもらい一人で行ったのはいいのですが、結局はお店からサクラの奥さんに電話をして応対をして貰ったのでした。

一人でやりおおせたことに、ひそかに大満足して、悦に入ったのでした。
もう、一人で行ってきたよと、自慢するには恥ずかしい私でした。
コメント

ツァガンサルのごちそう

2007年02月21日 | UBから
  教授宅のツァガンサル












夫の羊肉嫌いは、教授も先刻ご承知、奥様の心づくしの牛肉のボーズを特別に作ってご用意いただきました。
奥様、お手数をおかけしました。ありがとうございました。
夫も、ボーズをいつに無くたくさん食べていました。
チャツァルガンのジュースは、どこで飲むのより一番おいしい味です。
お孫ちゃんは、日本語を習い始めたところで、日本語で挨拶をしてくれました。



コメント