風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

東京芦孝会中央会新年

2015年01月25日 | 詩吟
例年、新年のご酒を頂いて、年の初めの会を乾杯で始めます。

関吟の公認会を目指して、100人越えの悲願が、達成されようとしています。
例年退会者があるのは、仕方のないことですが、できる限り在籍していただいて、100人越えを維持できるように、幹事一同、額を寄せて、考えました。

        認証会から公認会へGO


今日は、大阪から引っ越してきた方の再入会者の初お目見えでした。
ご年配にもかかわらず、遠方からいらっしゃるのも心配ないほど足腰達者で、吟声もさすが5段の有段有資格者という女性でした。
中央会へは遠いのですが、教場の一つは、20分ほどで、通える距離にあることがわかり、一安心。

つつがなく、年初の吟詠練習も終えました。
昨年は、和歌が多かったので、悩み多き練習でした。今年の年頭は、漢詩がテーマだったので、古巣に戻った感じです。


レクチャーでは、新しい表記の方法について、秋季号通巻167号の吟詩日本の譜名表一部追加の記事内容についての、懇切な説明がありました。

吟法は変わりませんが、表記がかわります。という紛らわしいことが起こっているので、一部には勘違いを起こさせています。

以前のものは初心者向けには、適当な表記と思っていました。新しい表記は指導者がしっかり把握していないと、混乱が起こりそうに思います。

こういう広報は、中央の理想として掲げられたとしか思えず、とりあえず、お手本を示す立場の人が、ほぼ完ぺきに吟じられるようになってから、一般に告知していただきたいと思います。

副読本が出てから、経験を無視して、音感の良い人が分かった風なことをいう風潮があり、すべて公平な関吟のあり方が、負の様相を呈している場面に遭遇するとがあります。

指導者も、いったん資格を得てしまったからといって、うかうかとしていられません。
そして、「わたしはこう習ったんだから」と言ってはいられないなぁと、気持ちを引き締めました。
また、こういう変化の告知があったとき、わかりやすく説明できるように出来なくてはねぇ。

早い音の上下・ビブラート・揺り・それぞれの吟じ分けは、テクニックを要します。
そして、それぞれの個性の出る箇所です。
益々、高度なテクニックを要求されるようになってくるなぁ。


初心者には、やはり、きっちりと音をとらえて、踏み外さないことが基礎的な技術会得には大事なことだと思っています。
耳が育たないうちに、ニュアンスで吟法を大まかにとらえ、それが正しいとすると、大きな間違いが起こります。
音程をしっかりとらえたうえで、揺るというテクニックを会得したいものだと思います。


古き良き時代の懐かしい関吟の吟詠は、懐かしいという引き出しの中に押し込められる。

関吟の吟詠はどこへ向かっているのだろう。いつまで、それを捕えつづけられるだろうか。

佐藤鷺照先生の吟詠を聞く。
いつ聞いても、変わらない、世の喧騒を超越した吟詠である。
「何が問題なの?」と笑っていらっしゃる。







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船橋吟詩

2015年01月24日 | 詩吟
船橋吟詩の教室~愛称ふなツ詩~へ、初めて行ってきました。

晴れた日には、富士山が見える、詩吟にはベストなこじんまりした会場でした。

今日は、私以外は、コンクール出場の会員ばかりが集まりましたので、最初から白熱した練習でした。

私も、思い切ったことを言わせていただき、目の前で変わっていく発声に、満足感たっぷり。

こんな会場も、ありだねぇ。

切磋琢磨、言葉を惜しまず、慎まず投げかけて、大きな反応が返ってきた。


将来、この町会のお祭りなどの時、この小高い丘の上の会館の前の道路で、本物の富士山をバックに、芦孝会のメンバーが石川丈山の「富士山」を合吟する姿が、思い描かれた。
実現しようよ。ねぇ、みんな!
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夢青葉1月

2015年01月23日 | 詩吟
今年初めての夢青葉。
今月は第4週金曜日。1週間伸びたら、ずいぶん長く間が空いたと感じ、待ち遠しかった。

二人は来たのだけれど、あと一人が来ない。

その間、話に花が咲く。伝えたいこと、伝えねばならないこと、しゃべりたいことが、次々と出てくる。
練習の時間い食い込んでしまう。
ま、それも良し。

三人目は、メールで連絡が来た。体調が悪くてお休みだ。
来月を楽しみにしているとのメールに、ほっとしている。


待っている間に例のごとく話が弾みすぎた。
おかげで、気持ちがいつになく念入りにほぐされたので、ちょっと思い切った告知やお願い事もすんなり告げることができ、受け入れられた。


昨年は、参段の昇段試験に合格し、さらに今年の秋は、1年が過ぎるので、四段の受験資格がある。
今年から、昇段のタイミングがずいぶんと早くなったのです。

夢青葉のメンバーは、弐段に合格して二年を待って参段の受験資格を得たのが去年のこと。
今までなら、二年の経過後四段の受験となるが、今年からは、1年の経過後に四段の受験が可能となる。
果たして、1年で四段相当の力が付くものだろうか。

また、秋に一緒に四段受験をする人の中には、三段を受けて二年間みっちり研鑽を積んで、人間的にも学んでこられた人が居る。

月に一回の練習で、一年の後に受ける夢青葉の会員と、改定前の決まり通り、三段合格ののち、二年間可能な限り他教室にも通って練習を積んでこられた方とが、並んで受験するなんて、きっと、穏やかならざるものがあることでしょう。


今年の秋の四段の受験については、四段相当の力が付いたと確信できなければ受験はみおくらねばと思う。
本人には、自信をもって受験してもらいたい。
「そのために、あとから来た人に追い越される可能性が有るとしたらどうですか?」と質問したら、全然平気と答える。

よっし!それなら、覚悟を決めて、今までイメージしていた通りの練習で、続けていくことにしよう。


そして、夢青葉の三人は、今年の1月1日付で、三段に昇格しましたから、お名前を頂くことになります。
芦孝先生の「芦」の字が上について、「芦○」となります。

心血注いで、ここまで育ってくれて、いざ産声を上げる名前を私は付けてあげることができない。
私は、いわば姉の立場でしかない。
親は、あくまで「芦孝先生」なのだ。

今は、私は師範。今年その上の高師範の申請をすることになっているが、それでも、まだ、届かない。
上の上の資格である「総師範」を頂かなければ、名前を付けてあげられないのだ。

ブランクがなければ、などという「もし、たら。。。」は、言っても仕方がない。

たぶんこのお名前については、初めてゼロから指導させていただいた会員さんたちだから、その思いは、格別に強いものだと思う。

私自身は、今は、芦孝先生のもとに居ながら、最初にご指導を受けた佐藤鷺照先生に頂いたお名前のままなのです。

大好きな先生の「照」の字を頂いて、私の好きな字と組み合わさったお名前は、大事な大事な宝。

お名前とは、会のトップにいらっしゃる方の字を頂くのが、習わしだからね。
良い字と巡り合って、一生涯大好きで満足するお名前になってくださいね。
先生に選んでいただきますか、それとも、相談しながら、自分で探しますか?


さて、今日の律詩吟題は、「鳳凰䑓」
私にとって、この「鳳凰䑓」は、学生の時同級生と連合吟を鷺照会の練成会で発表させていただきました。そして、会の講評に、鷺照先生の師匠であられる伊豆丸鷺州先生にが、若者らしい元気な吟詠だったとおほめいただき、うれしくて鼻高々だったという、栄光の想い出がある。

今から考えると、もしかしたら、最晩年の鷺州先生が岡山まで来てくださったことと、鷺照会発祥のタイミングとを考えると、鷺照会の創立の会だったのかもしれないと、今頃うかつにも思い至った次第。

その時、会い方と歴然たる実力の差があったにもかかわらず、平気で連合吟ができたのは、自分の姿が見えていなかったことだ。
当時、レコーダーなど持ち歩ける時代ではなかったから、外で行った吟詠を録音していた人は皆無のはず。

おかげで、自分の姿を鏡に映して見返すこともなく、想像の世界で、私は合い方に伍して戦っていたと勘違いができていたのだ。

自画自賛、自己満足の可愛い十代の私だったこと!

あの、懸命に駆け巡っていた私は、撫でさすりたいくらいに懐かしくいとおしい。



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初吟会にさんかして

2015年01月18日 | 詩吟
20周年初吟会にご招待されて出席の返事をしてすぐに、幹事のIさんから、懇親会にはぜひオルティンドーをと所望されました。

ありがたくお受けして、初めて発表する吟詠と共に練習に励みました。

「酔うて祝融峯を下る」は、娘に教えられることがあり、オルティンドーは、モンゴルとのかかわりの新しい出発として、私にとって記念になるものとなりました。


吟詠は、「イ」の音への挑戦となりました。
身に引き寄せて詠うことには、十分満足で、初めての爽快感でした。

オルティンドーは、誰にも内緒で、モンゴルデールを用意していきました。
飾りボタンが、はめにくいため直前にお手伝いをNさんに頼みました。

踊りの名手のいる東大島では、着物で参加の方がいて、華やかでした。
その中で、幹事のIさんの、ロイヤルブルーのワンピース姿は、秀逸でした。
きりっとしていて、素材感のある布地でベストチョイスでした。
あとで聞くと、本当は黒のスーツで来たかったとおっしゃる。
あの場の、あの立場では、華やか過ぎず軽やかで動きやすく、上品なブルーは、最高でした。

さて、オルティンドーを詠うので、乾杯のアルコールは舐める程度にしたにもかかわらず、いざオルティンドーを始めると、息が上がっていました。

なんて、アルコールに弱い私だ事!

華やかさを添えるためのシルクのモンゴルデールが、練習不足の息不足を補うツールになってくれたとはねぇ。
誰か、写真をとってくれていたよね。後で、くださいな。

オルティンドーが初めての人のためにちょっとした説明と、ちょっとしたモンゴル情報をお伝えして、レパートリーの中で、一番難しいのだけれど、お祝いの曲「エンヒ メンディン バヤル」を歌わせていただきました。

やんやの喝さいを頂き、懇親会の出し物のリクエストをいち早く頂き、10分もの時間を提供してくださったIさんへの、面目躍如。

こうして私の出番は終わり。

処で、衣装の着替えをお願いしたNとても良い吟をなされ、日頃ご指導をなさっている方の冥利に尽きる思いを味あわせてあげて、これも内輪でやんやの喝さい。






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関吟東京芦孝会東大島20周年記念初吟会

2015年01月18日 | 詩吟
東大島教室が開設されて、20年が過ぎました。
1994年11月にその当時、他に野田 芦孝先生が開設した3つの教室に続いて、開かれました。

その時のKANGINN TOKYO NEWSに練習日が表になって示されています。

その表が、開設順ではなく、第何週目との日にち順になっているのが、野田 芦孝先生の何かに権威を持たせようとしない、お人柄と感じいりました。

このニュースは、目にしていたはずですが、すっかり忘れています。
この表の欄外に、
「瑞江教室ウイークデー1:00~4:00、東武区民館  問い合わせは、○○さんまで。」との記載もしていただいています。《○○さんとは、実は私のことです。》






初吟会は、ゲストも加えて、30名、ちょうど良い.良く見て良く聞けるこじんまりとした、発表会でした。

熟練の幹事さん、デビューの司会者さん、それぞれが、良くかみ合って、暖かい良い会でした。
さぞ幹事さんは、ご苦労様のことだったでしょう。
こんな手作り感たっぷりの初吟会におよび頂いて、ありがとうございました。
そして、ご苦労様でした。

        20周年おめでとうございます!

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論語勇の会 はじめの一歩

2015年01月15日 | 論語と
勇の会でも、まず「あらたしき」の吟詠から。

須藤先生の論語の教室も、会を重ねて、生徒さんも少しずつ増えてきました。
いつも、生徒さんのことを考え、一番良い方法を模索していらっしゃいます。

今日は、昨日から泊まっていた娘を伴って、いつもランチをしているはずの展望レストラン「さくら」へ行ってみました。

あ、いました、いました。すでに、食事が始まっていました。
席に侵入して一緒にランチです。
娘を伴ったことをとても喜んでくださって、話が弾みました。

そして、来年度の4こまの教室のについて、予定を教えていただきました。
第三木曜日の、基礎論語に勇の会では、菜根譚を始めて教授なさる予定のようです。
そして、第一木曜日に、論語の基礎クラスを移転することになるそうです。

菜根譚は、NHKでも100分で名著でとりあげられたり、巷では、再認識されてきたこともあって、かねてからの先生の望みが叶ったということです。

娘にも、漢詩の中にある彩や、身に引き寄せて感じることなどを押しつけがましくなく語ってくださって、良い時間を過ごせました。

今日の授業は、これも思想家として、「楊子」を取り上げられました。

たとえ髪の毛一本たりとも抜かぬ。それが天下が救えるとしても。
つまらない欲望を捨てて、本当の生き方楽しみ方ができたらいいと言う。

さて、この「本当の生き方」とは。
 




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夢松風 新年

2015年01月14日 | 詩吟
今年初めての、夢松風。
皆さんお元気で、集まりました。

今年の抱負は、明るく楽しく、吟詠をいたしましょう。
三段目指して、ゴー!
昨年入会の会員さんは、秋の昇段は、今一つ考えて、決めることにいたします。

昨年より、律詩が始まりました。
今年の三段昇段に向けて、まず、関吟会歌をならい、夢青葉にならって、「近江八景」を課題としました。

私自身を思い返してみると、八行の詩を始めて吟じた時は、最後のほうに來ると息切れがしていて、今から考えるととても無理な発声をしていたとわかるのです。

会員さんたちは、その、様子も見せず、吟じきられました。

良い発声をしていると感じて、うれしいと思います。

難しい吟法がないので、今までの復習をしながら、少しランクアップした吟詠を目指します。

穏やかな、新年のスタートとなりました。

今日は、10時から12時までの練習時間でしたから、練習後は、近くのファミレスで、ランチ新年会を、わいわいがやがやと、行いました。

今年もよろしく。
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知 仁の会

2015年01月08日 | 論語と
年の初めに、家持の和歌の吟詠から始まりました。
 
あらたしき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事                               
                               (いやしけよごと)


昨年もこの和歌で、年の初めの会が始まりました。

「新しい年の初め、この初春の、今日降る雪のように、良いことが皆様のもとに次々と積もることを祈ります。」
そして、須藤先生の新年の言葉は、「少欲知足

今年のことはじめは、詩吟ではなく、論語教室でした。
須藤先生に、お引き立ていただき、赤子が母親の愛情とやさしい言葉のシャワーを浴びながら、すくすくと育っていくそのような思いを体験する、論語教室です。

ニュースは、三年前の足利学校論語の翌日先生が末フ詩とともに読みといてくださった、菜根譚の講座が始まるということ。
言葉としては論語より難しいかもしれませんが、内容はわかりやすいそうです。

そして、吉田松陰について、すごい人なのだと、語られました。

エピソード1 暮れに妹にしたためた手紙に、「お正月は下らぬ遊びをしないで、本を読んでもらいなさい。」と書いたこと。

エピソード2 松陰は、たったの1年ほどしか講義をしていないのに、その弟子が本を1冊ものした。

今年の大河ドラマは、吉田松陰。





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ぼくだって

2015年01月01日 | こたろう語録
年に一度くらいきりっとすることがあるんだよ。
開けましておめでとうございますって言うときに、寝っ転がってちゃねぇ。

母さんは、僕の写真のシャッターチャンスが遅いんだ。
一番上手なのは、大きい姉さん、その次は、うーん、、、とうさんかなぁ。

てなわけで、今日の一枚は、とうさん撮です。
表紙の写真は、今よりずっと若いときの写真だけど、変わってないだろう?
僕って、ストレスがないからね。



   今年は、去年よりももっと良い年になると思うよ。  
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あけましておめでとうございます

2015年01月01日 | こたろう語録
 
     
2015年 賀正



今年も、昨年同様よろしくお願いいたします。

皆様にも良いお年でありますように。
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