風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

着物って 2

2008年09月30日 | 風のこたろう裏日記
来年は、錬成会ではなく、本部からの招待客に今の東京支部の実力のほどをお見せする(顕示する?)大きな目的がありますから、それなりの格式のある着物でなくてはならないことになるのでしょう。

今から気の張ることばかりが目に付いて、緊張を増すことばかり。
晴れの舞台ですから、そして、10年の歩みを知らしめる場で巣から、先生始め、理事の皆さんの気遣いは並大抵のことではないでしょう。

気楽にぽんと言うわけには、、、いかないなぁ。。。。。

私の着た着物は、母が縫い花嫁道具に入れてくれたものでした。
一度も手を通すことがなく、今回始めて、しつけを解いたのです。

母の縫う着物は着易いと評判でした。遠くから、人が反物を持って依頼に来ていたようです。
そういう母に、反抗していたのか、着物を着ることは5本の指でも余るほどしかなかったのです。

娘の手によって着せ付けられていると、むかーしむかし、着たときの紐の苦しさを思い出しました。
娘の着付けは、ちっとも苦しくなく心地よいのです。
好きで自分で着るようになり、母にも着せ付けられる孫の姿は、亡き母にとって心からうれしいことでしょう。
多聞、そのあたりで、見守ってくれていたことでしょう。

母ちゃん、着物着たよ。

これは、無理やり呉服屋さんに連れて行かれ、あれだったら着てもいいと指差したのを覚えています。
それは、母の予算をオーバーしていたのでしょう、それから、しばらくして忘れた頃に我が家に届けられました。
そして、あっという間に縫い上げられて、40年近く経ちました。

罰当たりなことに、生前一度も手を通すことなく、衣装缶の中にしまわれていました。
これだったら、詩吟の会に着て行きたいと思ったのです。

一つ紋の色無地は、会にふさわしい格のものとは、乏しい知識の中から知ってはいましたが、候補から降りました。

来年は、気に入らなくてもこの色無地を着ることになることでしょう。
悩まなくて済むのは、来年は、11月ですから、ひとえの着物はいくらなんでも着ることは出来ません。

正しい知識って何だろうね。
いまどき、暖房も効いているから11月でもひとえの着物でも寒くは無いし、ゆかたでなければ良いんじゃない?なんて考えは、ぶっ飛びすぎているのだね。

10周年大会は、錬成会ではないのだから、お祭りを盛り上げるのには、常識を重んじることが大切なのだろう。
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着物って 1

2008年09月30日 | 風のこたろう裏日記
21日に関西吟の詩吟錬成会が終わりました。
着物を着て、詩吟をするのは、初めてでした。
帯を締めるときりっと気持ちが引き締まり、背筋が伸びて姿勢がよくなるのでした。

着物好きの娘にひとえの着物だったら大丈夫だよと着付けをしてもらうほど、着物に縁の無い生活をしてきた私でした。
着物を着ることに決心したことについて、娘に「良く決めたね」と言ってもらって、かなりうれしかったのです。

詩吟は、日本の伝統券\ですから、オルティンドーにはデールを着るごとく普通のことです。

ただ、今の環境では着物を着るということが派手で贅沢であるイメージが強いように思えて、抵抗があったのでした。

洋服については、思い思いに身につけてふさわしいものと言うより好みに有ったものを身につけている人でも、いざ着物となると、格が問題になりました。

来年の10周年と言う冠の付く会には、格式のある着物が望まれます。
似合う色の場を和ませ明るくする着物では、その目のある人からは、おかしいと言われます。

さて、それを踏まえて、私は、どんな着物を着て10周年の詩吟をうたうことになるのかなぁ。

ちなみに、先日の会には、私の相棒は、髪をアップに結い、薄紫色の無地の着物でした。
私は、オレンジ系の色の普段着に近い着物でした。

その色は、周りを明るくし、私を若く見せ、先生たち殿方を喜ばせました。
女性からは、着付けが良いと誉められました。

着物の格とかしきたりとかを考えない方たちからは絶賛(たぶん)され、着物の知識のある方たちからは、普段着と言われました。
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東京支部 10周年大会へのこころづもり

2008年09月16日 | 風のこたろう裏日記
やっと、詩吟への参加を決心して、ここ2ヶ月中央会へ出席しました。

長い、閉じこもりを終了したのかなぁ。

しかし、始まったが最後、先生の次に長いお付き合いをしている東京支部では、10年のブランクは消滅してしまう。

今はとっくに追い抜いているはずの元お弟子さんが、いつまでも先生と言ってくださることにとても違和感を覚えているのです。

東京連絡所が、東京支部に昇格して来年が10周年。
その間、お休みしていた私は、10周年に繋がる活動は一切していなかったことになります。
だから、ここは、先生とたてていただくことに甘えないで、初心者のつもりで、何かの形で貢献したいと思うのでした。

決して無理をしないで、私にあった詩吟って何かなぁ。
この2ヶ月間は、詩吟に関してはそればかり考えてきました。
幸い、声は、練習をすればするほどどんどん出るようになってきて、野田先生の心配を一つだけなくすことが出来ました。

構成吟の中の連合吟は、永田さんと言う良いお相手を得て、練習を重ねると意気もぴったり合ってきました。
それで、今まで抵抗していた着物を着ると言うことにも、挑戦することになったのです。

コレからずっとと言うことではなく、とりあえず10周年に向けてということで。

着物の好きな娘を相談相手に、21日は、手持ちの花嫁道具の中の単の着物を着ることになりました。
長じゅばんは、汗染みが出て去年処分したので、とりあえずャ潟Gステルのものを購入。
小物は、ちょうど色が合うので、娘のものを借りることにしました。

秋の錬成会は、10周年の予行演習のようなものだから、その出来によって、これからの1年の活動の方向が決まっていくことでしょう。

そして、13日の練習のあとの飲み会で、詩舞を習うと公言、元習っていた方が心当たりを探してくださると言うことに、なりました。

先生は、ちょっと、いや、かなり心配している。
私が、吟に復活したと言うことだけで評価してくださっているのに、その上詩舞を習うとは!
君は、やるといったら必ずやる人だからと、半分了承してくれたようでした。

具体的には、21日の錬成会が終わってから、舞いの先生に会って練習が可能かどうかの話をすることになるから、本番までにちょうど1年あることになります。

あーぁ、言ってしまった。

やる気と同じだけの不安感。
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