風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

肩甲骨

2023年07月28日 | 体を整える
今日の施術では、肩甲骨をもっと内側に寄せましょうと、肩甲骨の内側の塊の
をほぐしながら、体操の起点の持っていき方を教えてもらいました。

さらに、左肩の内側の塊を感じるようになり、そこを起点に引きあいの体操も
指示していただきました。

この体操をしていると深く息が入ることを実感します。
これまでで一番深い息と思えました。体が喜んでいるのがわかります。

そして嬉しいことに、膝の痛みがほとんどなくなりました。こんなに湿度の
高い時なのに、肩甲骨が中に寄り,巻き肩がほんのちょっと良くなったことで、
腰がよく支えてくれるようになったのでしょう。
足の運びが良く鳴り、太ももの前も後ろもしっかりと伸びて十分に支えられる
ようになったからなのでしょうか。

最近は、私の短絡的な考え方を助長しないように、先生は、容易に御返事を
下さいません。
よほど違うことを言わない限り、あいまいな返事。
決めつけてはいけませんね、と沈黙で教えます。



コメント

夢松風

2023年07月25日 | 詩吟
私自身の興味で聞いていればいいと思っていた音源を、夢松風のメンバーにも
聴いて頂いています。
特に男性は、同じ男性のわかりやすい表現ではあるが、上級の詩吟を聞いて、
自習に目覚めたらしい。
好きな時にいつでも聞けるというので、最近4段取得なさったTさんは好きな
吟詠を選んで、聞きに聴いているのだそうです。
その律詩吟詠を、補習の時間に聴かせてもらいました。
いつもよりも良い仕上がりになって驚きました。
「あら、私のしどうなんていらないじゃない。」
喜んでよいのだろうねぇ。

何度聞いても、何度も聴きたくなる吟詠であることで、興味の赴くまま聞いて
いるのだそうです。特に眠る前に聴くことが多いので、睡眠学習になって
いるのかもしれません。
もう、自分の足で歩くようになった彼は、自分の方向を自分で決めて歩きだし
ました。

昇段試験が無くなって、表向き型にこだわらなくて良くなったら、楽しく詠いましょう。
来年3月の昇段試験受験を控えているYさんは、夢松風の最後の受験者です。
自由に楽しい吟詠をしましょう。
一方、夢松風土曜日教室は、まだ始まったばかりで、来月初めての昇段試験
受験です。
型にはめたい人たちと、型から離れても良いかもしれない人たちと。
たまたま二つに分けざるを得なくなった教室ですが、いい感じに、教室の 
あり方も必要性もわかれました。
それを味方に、出来ることを出来るように、無理なく進め!です。
コメント

詩吟体操 胸骨

2023年07月25日 | 体を整える
詩吟体操の始まりは、なるべく体に添って腕を持ちあげる。
肘から持ち上げると楽ですが、それではこの体操の良さが半減します。
指の先から上げていくようにすると、腕とはなんて重いんだろうと思います。
その重さを感じながら、脇も一緒に誘いあげていきます。
そして、今度は、その重さを胸骨で受け止めます。
それを実感するには、反対の手の指先を胸骨に置いて、腕を回して行くと
実感できます。

此の胸骨を感じることが出来ると、しぼんでいた胸が巨大な空洞となります。
喉を大きく開けてと言うと、喉に力がかかってしまいます。
胸骨を感じて、そこを視点にやじろべぇのように両手を開いて、小さくゆすると
胸骨が持ち上がる感じがして、結果的にバストアップします。

胸骨に与えた緊張の力を抜いた時、より開放されできた大きな胸の空間に
どれだけの声が響いて、相手に届くだろうか。

その次に、手のひらを返したときに肩甲骨へと導かれていく様子は、
小指から肩甲骨へと電気が通じるようにつながっていくと、次の体操への
理想的な始まりとなる。
次の始まりが、次の緊張と解放を呼び、また次へと。
この体操の本質を、ほんとうに説明して理解していただくには、長い長い
時間がかかります。
完璧に出来なくても、することに大きな意義があります。
体感するのは、女性が得意ですが、男性にも体感していただくのには私の
伝える力が足りないと感じることが、しばしば。
それでも、あきらめないで、続けて行く。実感できなくても、体には着実に
良い影響が届いているはずです。


23日は、会の始まりの体操の時、初めて、胸骨に言及しました。
理想的に喉が開くと、楽に声が出て大きく響きます。
この姿勢を保つのには、背筋の支えが必要と感じます。

先日山田先生の発声のための筋肉は腹斜筋と背筋であるとの音楽の講義で
習ったということを思い出し、このことをどのように伝えたらよいかを
考えました。
力を入れるのと、支えるのとは、的確に伝えないと誤解が生じます。
これは、思ったより難しく、力を入れると取られたかもしれません。

生半可にわかった体のことだから言葉にするのは、まだ、早かった。
ただ、体操のかたちを知っていただくことの方が、感覚的には正しく
伝わったかもしれない、想像すると言葉の危うさを知る。

前回の、吟友草加での体操は、効果的に伝わったと思ったのですが、
次回のお稽古で、確かめてみましょう。

体は楽器、理想のかたちをまず自分に。
きゅっと力を与えた後に脱力することが大事。
力を入れるのが重要なのではない。力を抜いた後の連鎖が重要。
今ある楽器の最高の力を引き出したい。
コメント

田村仁美 7月 8月 カレンダー

2023年07月24日 | 詩吟
2023年 ー四季のよろこびー   田村仁美
「いのち輝く」
 
                フヨウと雀 

芙蓉は蓮の美称であることから、特に区別する時は
「木芙蓉(もくふよう)」と、呼ぶそう。
花言葉は、「繊細な美」「しとやか」
  芙蓉峰は富士山はの雅称 神秘的で美しい山と言う意味が込められている。





 


コメント

見事な頭高

2023年07月23日 | 詩吟
今日は、中央会。
朝一に、大きいお土産と小さいお土産を頂いて、ほくほくする。
小さいお土産は、懐かしいロゴの袋に入ったお菓子。ありがとう!

中央会幹事会の後、昇段免許状授与式の後吟詠披露がありました。
そして15人の合吟の練習、新題の吟詠講習と、盛りだくさんでした。

吟詠指導後の吟詠発表で、4人組で律詩の合吟チームを組むのですが、私の
チームのラストバッターのI先生の吟詠は、聞きほれました。

私の苦手な頭高の発声が素晴らしかった。
このところ大きな荷物を下ろされたI先生は、何時になくすっきりとした様子と
お見受けしました。
いつものように、発声練習なしの吟詠ですから、私は声が出にくくて、
四苦八苦しているのに、何とクリアな頭高なのか!と驚きました。

昨日は、練習なさったのですか。何か良いことあったのですか。
今まで聞いた中で、最高の「頭高」でした。
伸びやかで美しくてチャンと高さも確保された声でした。
逆立ちしてもまねのできない音の響きに、わぁーと胸の中で手をたたきました。
うらやむばかりではなく、切磋琢磨です。

コメント

総本部帰り

2023年07月23日 | 詩吟
受験のため関吟総本部に出かけていたTさん。
一回りも二回りも大きくなって帰ってこられました。

十分な準備の上、直前まで最善を尽くして情報を得たそうです。
受験は首尾よく行われ、最高の褒め言葉を頂いたそうです。
そして、稀なことに未来に向かっての最高の助言を得たそうです。
大きなお土産を持ち帰られました。

おめでとうございます!

私は、サポート役へと立場が変わったなぁ!
もしかしたら、サポートもいらないかもしれないと思うと、嬉しさと
寂しさが沸き上がってきます。  冥利、冥利

これからは、誰も達しえなかった命題に取り組むことになりますね。
基本の型を押さえた吟詠に最大級お褒めを頂いたその先は、何を掴むのか。
楽しみです。

コメント

蝉の声

2023年07月20日 | こたろう
今年初めての蝉の声。
去年は、胸の中をカラカラと鳴っていた。
今年は、溺れそうになる。

鳴蝉や得意げな猫(コタ)の口中
                       

年に一度の狩りの季節。蝉を捉えて得意げに持ってくる鼓太郎であった。
いつもは可愛げに寄ってくるのに、蝉の捧げものの時は、テレビで見た
雄ライオンの雄大な歩き方だったねぇ。
そして、鼓太郎の口の中から聞こえるのは、ジジジと言う哀れな声だが、
私には、鼓太郎の得意な気持ちが合わさって、立派な「鳴蝉」と聴けるのだ。
鼓太郎は時に「コタ」とも呼ばれます。


23日(日)中央会の日、特に感情の動いた日でした。鳴蝉について、思いが
溢れて、傑作がうまれました!

     鳴蝉を咥えて吾子はのしあるき

吾子は、鼓太郎のこと。人間でいうと100歳に近い齢でも私にとっては、
鼓太郎は、吾子。居なくなってしまった今は、どうしようもなく吾子。

 

コメント

逃げたら追いつかれる

2023年07月19日 | 詩吟
逃げおおせたつもりでいた、ハラハラドキドキの場面。
平和に、マイペースに、気張らないで過ごしたいと選択して、
その通りに過ごせていたんだけれど。

どうやらまた、ハラハラドキドキの場面に遭遇しそれが続いていきそうだ。
どうやって逃げようかと、愚痴をこぼし、後ろ向きになった時。

”KANGIN TOKYO NEWS”8月号の校了の知らせがいつもより早く届く。
えっ、広報部長は、締め切りの前によんどころない用件で何日もふさがって
いたはずなのに。

すごいなぁと言うと、「皆様の協力の賜物です」とさらりと返事が来ました。
芦孝会って、すごい人ばかりがいるなぁ!

そんな中、追いつかれないように逃げたいという私。

東京芦孝会にもHPがあります。
http://rokokai.sakura.ne.jp/
どうぞご訪問お待ちしております。
尚、8月9日の「一寸法師」構成吟のご披露の情報があります。
ご覧になって、お時間のある方は、どうぞお越しください。



コメント

私の宝物

2023年07月19日 | 詩吟

    

    

 公益社団法人 関西吟詩文化協会 松野春秀愛吟集

このCDは、もう購入が出来ません。
漢詩、読み方、解説も掲載されていますのでお楽しみください。
あるいは、「関吟」 「松野春秀」http://www.kangin.or.jp/learning/text/japanese/k_A3_082.html 他

YouTubeでも上記のキーワードでご覧いただけます。
コメント

そのお方は、猫好き

2023年07月17日 | 詩吟
素敵な衣装の、素敵な紳士に会いました。

ボトムは、袴仕様です。
正面から見た時のボトムは、ベルトで着用していても
見事な袴のラインが出ていました。
あれを写真で撮らせてもらうべきだった!
      

後姿は、猫の模様が透けて見えたので、なんですか?と
尋ねたら、わざわざ上着を脱いで見せてくれました。
浮世絵です。

東急新横浜線の新横浜駅改札前ですれ違いました。
見ず知らずのお方に、後先考えず声をかけ、写真を撮らせて
いただくなんて初めてのこと。

詩吟の衣装について考えているので。

「詩吟」をキーワードに、何かしら猫がそこに作用して、突拍子も
ないことを起こしました。これで、二度目。

お名前も効かず、写真だけ取らせていただいて、
大きにありがとうございました。
ブログに載せますとお断りをしてあります。
如何様にもとのお申し出に、あり難く掲載させていただきました。

後姿はちょっと光っていますが、袴のグレーとの調和が素敵です。

とても姿勢の良い方でした。

さりげなく、装いながら、実は中身のあれこれは、
ものすごい技と知識がつまっているのではと、
電車の中で気がついて、恐れ多い思いがしました。

    詩吟の極意ですよ。

あ、そうそう、写真のセンスもないですけどと申しましたら、
煮て食おうと、焼いて食おうととおっしゃっていただきました。
すっかり中身も見透かされた、その上でのご協力でした。
ありがとうございます。


コメント (2)