風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

木曜日

2007年03月29日 | SAVE THE CHILDREN
        

            「とってください」
今日は、最後です。
それを知ってかしらずか、一番高くりんごのカードを掲げているのは、先週まで椅子に張り付いてどうしても立ち上がってこなかった恥ずかしがり屋さん。
今日は、元気にりんごさんをやってくれました!


 今日で最後

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証明書

2007年03月24日 | SAVE THE CHILDREN
うれしいことに、トゥールさんに、日本語を教えていますという証明書がSAVE THE CHILDREN UKから発行されました。
(そして4月からは、わずかですが、お金も支払われることになるそうです。)

モンゴル日本センターで、本を借りるについて、日本人は入館証を作るだけでよいのですが、モンゴル人については、日本語を教えている人しか貸し出してくれません。

そのため、せっかくトゥールさんがSAVE THE CHILDREN UKでボランティアを始めたのですが、子供たちへ読んであげたい絵本や、折り紙の資料などを自力で手にすることが出来ないでいました。

この証明書は、2ヶ月前から、お願いしていたのですが、警察署へ行って犯罪を犯していないという証明書をもらったり、こんなに長くかかりました。
それでも、トゥールさんが自力で正規のルートで証明書を獲得したわけですから、ほんとに嬉しいことです。

卒業の6月まで、がんばってね!トゥールさん。
観光シーズンには、アルバイトをして、9月のドイツ留学のためにがんばるそうです。





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THANK YOU

2007年03月22日 | SAVE THE CHILDREN
SAVE THE CHILDREN UK チンゲルテイ地区第2センターから感謝状を頂きました。

思いがけないことで、思わず落涙。
施設長(だったと今日認識)のドラムスレン(ドヤー)さんも、思わずティッシュを撮りに走る場面もあり、二人で涙を拭きながら、感謝状の受け渡しをしました。

ちょうど、そのとき、ドヤーさんが相談していたジャ○カの担当の方と通訳さんも立ち会っていただきました。

今日は、ふたりの日本人の奥様もお手伝いと見学に来ていただいており、一ヶ月間お手伝いいただいたYさんにも、子供たちから記念品も戴き行き届いた、礼を尽くしていただいて、ほんとにうれしかったです。

通訳さんには、子供たちの目が輝いていて感動しましたと言っていただき、同行のお二人からは、これで終わりになるのは勿体無いとも、言っていただき、ボランティア冥利に尽きる言葉を頂いたのでした。

記念品の赤いャVェットは、赤いマフラーや帽子を好んで着用していっていたので、私の好きな色と判断しての、色選びだったそうです。
ほかの革製品は、手帳、キーホルダー、ペンケースです。
モンゴルの皮を使って作ったモンゴル民剣iです。

この後、施設長が要請を出してくれれば、いつでも日本側からボランティア要員を派遣できるのですが、何かのことで、それを躊躇しているようです。
せっかく、ジャ○カの担当の方が、来てお話しをして下さっても、要請が無い限りどうにもならないのです。

来週で、ほんとに最後です。
今日は、最後ではないから、贈り物はいらないといったら、困った顔をして今日じゃないとだめと言っていました。
感謝状も頂いてしまったので、「来週も来ていいの?」と言ったら、大笑いしながら、「来ていいよ」という答え。
言葉のわからない同士で、冗談が通じるコミュニケーションが1年半あまりで出来上がっていたことを、感じ、これで終わりになってしまうのは、ちょっと残念でした。

来週は、ちゃんと授業の準備をして、泣かないようにしなくては、と思うのですが。。。

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春が来たを歌う

2007年03月15日 | SAVE THE CHILDREN
今日は、前回のリクエストに答えて、日本の歌を一緒に歌うことにしました。
いろいろ考えて、今の季節にふさわしい『春が来た』を選びました。

ちょうど、五十音の書き方を終わったところなので、歌詞をノートに書いてもらうことに決めました。
その下に、モンゴル語で読み方とモンゴル語訳を書いたら良いと思ったのです。

さて、一通り文字の書き方を習ったとはいえ、白板に書いた文字を書き写すのは、大変だから、授業がだれるのが予想されました。

思いついたのは、文字カードで、「はる」「きた」「やま」「さと」「の」の読みををまず復習します。

白板に磁石で貼り付けますが、磁石が足りないので、「さと」と「の」は、二人の生徒に前に出てもらって、持ってもらいます。
これも、子供を取り込む作戦です。(^^♪

そして、そのモンゴル語をサローラさんに言ってもらいます。
次に、「が」「きた」を加え、「どこ」「に」を加えていきました。

すっかり子供たちは乗ってきました。

はるがきた
やまにきた
さとにきた
のにもきた

をノートに書いてもらいました。
そして、文字を書くことに乗ってきた子供たちに、どこにきたを書いてもらいます。

大きくわかりやすく、毎回、授業のはじめに目にする文字カードは、子供の目を字に慣れさせ、それを、ノートに書き写すのは、とても楽なように見えました。

そして、そのカードを片付け、今度は、私の字で最初からきちんと歌詞を板書しました。

試みは、成功でした。

春が来たといううれしさと、山、野、里という自分たちにイメージしやすい言葉とともに、同じ繰り返しもある歌詞は、退屈することなくノートに書けるようでした。
はじめから、私の書いた文字では、きっと、難儀したことでしょう。(我田引水?)

そして、歌ってみると、最初から、感覚でついてくるのです。
3回も歌えば、大体のところはつかんでほぼ歌えます。

歌ってたのしいねぇ!
早くほんとの春が来ると良いねぇ!

2番、3番もノートに書き写し、何度も繰り返して、計ったようにちょうど12時。

鶴の折り紙に、バトンタッチ。
口ずさみながら、折り紙をする子に、サローラさんは「黙って」と言いました。
いいのになぁ。。。楽しいのになぁ。

とてもスムーズに折り紙を教えてくださる友人に感謝しつつ、今日の教室終了。
のこり後2回。無事に終わらせることを考えよう。

ドヤーさんは、あと2年続けてほしいと言われましたが、それは、無理なこと。
日本に帰るのは、うれしいかと問われて、もちろんと答える私。
こうして、惜しんでくれる人がいることが、何よりの私の名誉かなぁ。

もちろん、子供が帰るときに手を振りながら、「さよなら」と言ってみせる笑顔が、何よりもうれしくて、また、来週も来ようと思い、楽しく覚えるアイディアが次々と沸いてくるのでした。

最後まで、気を抜かず、子供たちに笑顔でさよならと言って帰っていける授業をしよう。

去年から、後任を探してねと言ってあったのですが、今日になってやっとその気になってきたドヤーさん。
しかるべく、筋の担当者の名刺をホルダーに持ちながら、動かなかった彼女も、目前に迫って動かざるを得なくなったようです。
ちゃんと連絡を取って、子供たちの笑顔が途切れないように、がんばってくださいな。

ここのSAVE THE CHILDREN がUKであって、Japanではないので、日本語より折り紙を前面に出して、運用したいようでした。
折り紙の得意な方、どなたか、ボランティアをなさいませんか?



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突然の取材

2007年03月15日 | SAVE THE CHILDREN



2006年12月7日に紹介した写真クラブのダワー ニャムさんが、SAVE THE CHILDREN UKの宣伝のために、ボランティア中の私たちの様子をビデオに撮りに突然ドヤーさんと教室に入ってきました。
友達が折り紙を教えている様子、私と子供たちとのやり取りを撮影していました。
教室が終わったあとには、取材を受けました。

彼は、とても良い顔をしています。
彼の母と子の写真は、ここの事務所に飾られています。
その賞をもらった作品と並んで、かれの写真を撮らせてもらいました。

突然の生まれて初めての取材に、舞い上がってしまって、しどろもどろ。
同行のお友達に、助けられ、事なきを得ました。
サローラさんも臆せず通訳に挑戦していました。

公に出されるビデオではありませんから良かったものの、いつもすべての行事は不意打ちにやってくる。
昨日言ってくれたら、もう少しましなことをいえたのに。。。

子供のことしか考えてないから、外の人に向けての言葉なんて考えてないから、頭が真っ白で何を答えたか覚えてないよぉ。きっと、惨憺たるものだろう。。。

冷静なサメ[ターさんの友達のおかげで、折り紙を通じて、日本文化と礼儀を子供たちは身につけましたということを言っていただいて、ほんとに助かりました。
ありがとう。


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飛行機

2007年03月01日 | SAVE THE CHILDREN
今日の授業は、大きい、小さい。
大きいりんごをあいうえおカードのりんごを利用し、小さいりんごは、絵本の中の小さい絵を使って、大きい、小さいをしていたら、今日で3回目のサローラさんが、サインペンですらすらと小さいりんごの絵を書いてくれました。
新聞でかぶとと風船の大小を折って用意したものも使って、大きい、小さいを、覚えました。

「これは、大きいりんごです。これは小さいりんごです。ハイ、それは、大きいりんごです。いいえ、それは小さいりんごではありません。」の鸚鵡返しの練習は、大きな声が出るようになりました。
くっつき虫の3人は、身を乗り出して、答えてくれます。

「とってください」の練習も、せりふの無い小さいりんごの役がひとつ増えました。
今日は、先週まで後ずさりして椅子に張り付いて立とうとしないでいた子供が、ほんのちょっとの抵抗で、立ってきました。
そして、前に出て楽しそうに、サルや亀のせりふをつっかえながらも話すことが出来ました。

今日になって急に、引っ込み思案が無くなって、積極的になったのは、なぜなんだろう?
今まで前に出ようとしなかった子供が、前に出て頑張ってくれましたから、これで、全員がサルか亀の役をしたことになります。
言葉の壁が、取れたんでしょうか?

そして折り紙は、見学に来て応援団をしてくださっていたYaさんが、飛行機の折り方の指導をしてくれました。
サローラさんも、通訳の出番が有って喜んでいました。

出来た飛行機は、せっかくだから外で思いっきり飛ばしましょうといって外に出ると、子供たちは大喜びで雪の中で飛ばしっこしていました。
明るい歓声は、気持ちの良いものです。

昨日積もった雪を蹴散らして、青い空に向かって、元気な声が響きました。

今日は、初めてのYaさんの折り紙のお手伝いで、緊張していたのは私のほうでした。
朝から、どこどきして、落ち着かなく、すっかり、写真を撮るのを忘れていました。(^_^;)

せっかくの、Yaさんの優しい指導の様子や子供の笑顔を残せませんでした。ごめんなさーい。

来週は、婦人の日の休日でSAVE THE CHILDRENもお休みです。
子供たちは、がっかりしていました。

いつもは12時半の時間が過ぎるまで、目いっぱいの授業ですから、子供たちはあわてて帰っていきます。
今日は、隋分飛行機が早く折り上ったので、ゆっくり教室で、おしゃべりをすることが出来ました。
おかげで、一番年長のお姉さん生徒から、次は日本の歌を教えてくださいと提案を、聴いてあげることが出来ました。
いろいろと相談の末、次回は、『春が来た』をみんなで歌って覚えることになりました。♪

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ザナバザル美術館にて写真展

2007年02月26日 | SAVE THE CHILDREN






ザナバザル美術館にて開催されたハイリャスのSAVE THE CHILDREN UKの写真クラブの展覧会に行ってきました。

去年終了した子供たちの終了式がありました。
テレビ局からも取材に来ていて、トヤ先生の指導力が認められてきています。

そのほかに、今習っている子供たち(3期生)の作品も展示されています。
3期生の中には、一昨年、私が日本語教室を始めたばかりの時の生徒が居て、二人で先生と声をかけてくれました。
一人は、オーガンバヤルもう一人は、名前が思い出せず、尋ねるチャンスも失ってしまって分かりません。(^_^;)
先週入校したばかりの子供たちも、トゥールさんが今教えている子供たちもたくさん見に来ていました。

そして、私がお誘いした日本人5人も来てくださり、日本人が見に来てくれていることは、ドヤーさんやトヤ先生、子供たちにとってもうれしいことのようでした。

トヤ先生の教え子の中にデザインに興味のある子供も居て、その方面のボランティアをしている人もお連れした人の中にたまたま居て、喜んでくれました。
これから、新しい縁を結べるかどうかは分かりませんが、子供たちのために、よい方向に進んでくれるとうれしいと思います。

そのほかに、子供たちの教室の様子も知りたいという方もいらっしゃいました。
もっと、もっと子供たちの笑顔を見たいものです。





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写真クラブ

2007年02月22日 | SAVE THE CHILDREN






トヤ先生が指導する写真クラブの新しい生徒の初顔合わせだったそうです。

              記

SAVE THE CHILDREN UK の写真クラブの子供たちが撮った写真の展覧会が有ります。

日にち 2月26日(月)14時開会式ののち⇒3月2日(金)
開場  ザナバザル美術館内、特設開場(入場無料)

是非、ご覧になってください。



ブーさんに頂いた白黒のフィルムは、(自分たちで現像焼き増しをするので、白黒しか使いません)とても性能が良いので、子供たちに大好評だったそうです。「先生、もうないの~」といわれるそうですよ。
日頃使っているのは、中国製品なのだそうです。。。


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とってください

2007年02月22日 | SAVE THE CHILDREN
今日の会話は、取ってくださいバージョンが、先週に引き続き、子供たちがやりたくてしょうがない。
日本語の言葉がまだでにくい子供は、せりふの無いりんごの役を、はいはいと言って手を上げる。

教室が始まって依頼、あっという間に時間が過ぎて、1時間半が終了しました。
おかげで、折り紙をする時間が有りませんでした。

「かめさんとってください」は、いまや子供たちの大変な楽しみです。
今日は、ほかの絵本をバッグから取り出しかけても、「かめさん」だと思って、大喜びする様子を目にして、どうしてこんなに楽しいのか、分からないのでした。

今日は、授業のあとも残っていたので、一昨年初めての授業をした頃の生徒に会うことが出来ました。
「教え子」と行っていいのかしらと、胸の中でひそかに『この子は教え子』と言ってみたら、何ともいえない幸福感が広がって、一人うれしがっていたのでした。

写真クラブに入っている教え子の一人に私のデジカメを渡して、写真を撮ってねといったら、とても良い写真を撮ってくれました。
これで、やはり、デジカメが古いせいではなく、私の腕がいまいちであることの証明がなされたのでした。(^_^;)

今日も、お手伝いに来てくださったKさん、写真をみんなで撮ったのですが、許可を得るのを忘れたので、みんなとの集合写真のアップは出来ませんが。。。






写真下の、左は写真クラブに入っている男子生徒、右は、先生の居ないクラスで、世話係をしているそうです。
二人とも、すっかり大人らしくなって、私の方が子供になったような気分で、先生大丈夫?と心配されているような気分でした。
二人とも、今やっていることが大好きで、自信を持って居るようでした。



のしり込み三兄妹は、この写真を撮った後、3人の内2人が急にその気になり、りんご役をやりました。
そして、次には見事に亀さんの役に挑戦したりして、その気になってしまいました。
何がそうさせたのでしょうか?<by cleaer all>



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サローラさん

2007年02月15日 | SAVE THE CHILDREN
今日から、TISの日本語科3年生のサローラさんが、通訳に来ることになりました。
トゥールさんは、後期の授業が木曜日の午前中に入ったので、2時からの日本語の教室に専念することになりました。
昨日一日で、ガン先生がサローラさんを見つけてくださって、早速今日から通訳のお手伝いをしてくれます。

今日は、見学のお友達のKさんが来てくださったので、「取ってください」の会話をやりたい子供が増えて、今日は、何回も何回も繰り返しました。
手を上げる子供が多いので、せりふの無いりんご役、りんごの木役を増やしました。
りんごの木役の子供には、直立不動の姿勢をとらせ、りんご役の子供にはなるべく高くりんごの絵を描居たカードを持たせ、猿さんがすぐに手が届かないように持ってもらいました。

何度も着たことのある子供には、会話の数を増やし、まだ日数の浅い子供には、基本の会話を、初めての子供は、私と一緒に言葉を鸚鵡返しにしながらやりました。

折り紙は、インターネットで折り方を公開しているサイトで、Kさんにおさらいをしてもらいましたので、子供たちに手を添えて教えてもらうことが出来ました。

サローラさんも、自分の知らない言い回しが出てくると、すかさずKさんに質問していたそうです。
子供と同じように、サローラさんも楽しそうに、参加していました。
好調な滑り出して、来週もお手伝いしてくれるそうで、安心しました。

今日は、新しく参加した子供も居なくて、カメラも忘れてしまったので、写真のアップはありません。

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