風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

単独SAVE THE CHILDREN

2006年04月06日 | チンゲル亭
今朝は、雪がちらちら。
ウツカが急用で来られなくなったと、朝になってメールが来た。
そして、約束した女性運転手のタクシーが来なかった。

道路で流しのタクシーを拾っていくしかない。帰りの車がどうなるか分からないので、Kさんには一緒に行くのをお断りしました。

道路で流しのタクシーを拾っていくしかない。帰りの車がどうなるか分からないので、Kさんには一緒に行くのをお断りした。

30分後に、夫とツェギーさんがあれこれ連絡をしてくれて、めでたく、約束を忘れて営業に出てしまっていたバットスフ(女性運転手)さんを、探し出してくれた。
あー、良かった。道案内に頭を悩ませていたのですが、その心配がなくなりました。
ウツカが居なくても、経路をちゃんっとしって居る運転手さんが一緒なら安心です。
今日は、Kさんの分も頑張ろう。

SAVE THE CHILDRENには2分前に滑り込み。セーフ!

見慣れない顔の子どもが6人大人が1人。SAVE THE CHILDRENのソーシャルワーカーさんが、その子どもたちと私たちの写真を撮りに来たとのことでした。
今日は一人だからといったら、大丈夫と言って明るいほうの部屋にみんなが集まりました。
日本語の生徒もいっしょに入って写真を撮りました。

その6人の子どもたちがとても私たちに興味を持っているらしいのを感じたので、いっしょにどうですか?と誘いました。
ワーカーさんはこれからやることがあると一度は断ったのですが、子どもたちが動きません。
それで、とっさに日本の歌を歌いましょうと誘うと、子どもたちは、すっかりその気になって、教室に入っていこうとする。
ワーカーさんもそれほどならと、OKをくれました。

今日は、雪なので、本来の子どもの数がちらほら遅れてきて合計5人でした。
とっさに選んだ「汽車」と「やぎ」と「春」のうたのどれがいい?と尋ねると、すかさず「春!」と返ってきた。

白板に、春がきたの歌詞を書き早速、ゲストさんたちのために、モンゴル語の訳をつけました。

なんていい歌を子どもたちは選んでくれたのだろう。
繰り返しがあって、私の頭の中にほんの少しある単語で説明の出来る歌を!
モンゴルには、神様がいるなぁ。子どもの中に神様が居るのだろう。
つたない、私が「やる気」だけで続けている授業が、とりあえず破綻しないで居るのは、きっとその神様のおかげだ。

すかさず春!と選んだ子どもたちの気持ちには、春を待ち焦がれる思いがあふれているわけです。
うれしそうに、うれしそうに歌を覚えていく子どもの笑顔が、いっそう力を与えてくれます。

おかげで、私も、春のモンゴル語をハバルと覚えました。秋はナマルでいつも間違えていたのです。(^_^.)

いつも思うのですが、子どもたちは音感が良く1時間で11人の子どもたちがすっかり覚えてくれました。
一番声の良い、覚えの良い子はゲストさんでした。
前に出て歌ってと言うと、しり込みしましたが、じゃあ私と一緒にといったら喜んで前に出てきてくれました。
そして、次々に全員が、私と二人、あるいは三人で歌い、みんなからそれぞれが大きな拍手をもらいました。

ちょうど、歌の練習の区切りがついたところが1時間、エネルギーが途切れそうになる頃です。
5分休憩をもらって、喉を潤し増した。

そして、ワーカーさんとゲストの子どもたちはかえって行きました。
それぞれ手を振りながら、笑顔でした。
ワーカーさんの挨拶も、「サイン バクシ(よい先生)」と言って褒めてくれたらしいところだけが聞き取れました。。.(^^♪

さて、残りの30分は、予定していた日本語のフレーズの「ここは どこですか」の練習です。
暖かいお湯のおかげで、喉も気力も回復。
ゲストの帰った、本来の生徒たちですから、気を抜くわけには行きません。
いい感じで、授業が出来たかもしれません。

最後に、今日はなにをしたの?と言って、代表の一人に、紙に書いてもらうようにしています。
日本語でも、モンゴル語でも、いいですよ、一つでいいですよ。
と言いながら、私はいつも思いつきで子どもを選ぶのですが、サイン入りできちんと書いてくれます。

今日は、初めて男の子に書いてもらいました。
大きい体に恥ずかしがり屋で、直ぐに頬が赤くなる子です。

朝一番に感じた不安はすっかり吹っ飛んで、信用できる運転手さんが居たら、ウツカには来てもらわなくてもよいことが分かりました。
モンゴル語で困ったら、夫の通訳のツェギーさんに電話をして助けてもらえばよいことも分かりました。

また、1時間半の授業も、5分の休憩を入れるだけで続けられることも分かりました。

もしかしたら、このゲストのなかで日本語を習いたい子が来るようになるかもしれません。

私って結構無茶をやるものだ。今日も、終わりよければすべてよしだったけれど、、、

そうそう、バットスフさんも来週は忘れないように来ます、前日の電話は要りません。と確約をしてくれました。

めでたし、めでたし。
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引っ越しました!

2006年04月02日 | チンゲル亭








ロシア大使館の職員宿舎(と思う)の方向から、朝日が上がります。
直ぐ前が3階建ての建物なので、朝日が顔を見せるのは、9時近くになります。

朝日の入る大きな窓には、多くくそだったロシアンローズを置きました。
これは、建物の玄関側ですから、訪問客の目印にもなりそうです。

そのほかの、グリーンもザザの歯の跡を残しながら、復活しました。

夫がかねてから望んでいた足が伸ばせるながーいバスタブと、一度は使ってみたいと思っていた洗濯機。
これは、大家さんの趣味ではじめから入っていたものです。
どちらも新品デース。(^^♪

ホテル使用の給湯管につながっているステンレスのタオル鰍ッ(?干し)。大家さんが得意げに説明してくれたとか。。。

これも私のお気に入りのモンゴル椅子。
小さい椅子が欲しいと言ったら、これをもってきてくれました。
モダンなイケアのフロアスタンドと仲良く並んでいます。

広い空とボクト山が見えないのは、とても寂しいけれど。
荷物がそれぞれに収まったら、住み心地の良い部屋になることでしょう。

まだ、ダンボールゴロゴロで、はじめに感じたなんともいえない心地よさとは程遠いのですが、あの感覚を取り戻したいと思っています。







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引っ越します

2006年03月31日 | チンゲル亭
        チ○○ル亭へようこそ!

    2005年4月6日、再びチ○○ル亭へ舞い戻ってきました。
 
  今回は、ブログでUBやモンゴルの田舎の様子をお伝えしようと
                思います。
          
          お楽しみいただければ、幸いです。


     2004年1月から11月までの10ヶ月の様子は、リンク集のチ○○ル亭便りから
                   よろしければご覧になってください。





2006.03.19.11:30



これまで、親しんできたチ○○ルテイ地区を離れて、スフ○○トル地区へ引っ越しました。あれこれ考えて、チンゲル亭を返上して、「風のこたろうのウランバートル便り」とタイトルを変えようと思います。

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 間もなく。。。

2006年03月29日 | チンゲル亭
間もなくお別れをするチ○○ル亭のこと。

チンゲル亭のこの状態でわがままを言ってはいけないと納得するために、アパート探しを始めました。
良い物件にめぐり合えず、チ○○ル亭も捨てたものではないと、まだ、思っていた頃、急に。
① 便器を取り替えますと言ってきた。
② 熱いお湯が出るようになり、一風呂のあと汗をかくほどになった。
③ テレビの映りが、飛び切りきれいになった。
④ 隣の部屋が静かで礼儀正しくなった。

今日、心地よい熱さのお湯に浸かりながら、いろいろと思いをめぐらせました。
この一ヶ月の間で、そのどれか一つでも今の良い状態だったら、果たして、「引越し」が、具体的になることがあったろうかと。。。

今日、最後の打ち合わせに行ってきました。
最初に、部屋を見に行ったときから、時間に正確な大家さんでした。
一生懸命希望に沿ってくれるし、センスも良いし。
決断が早く、楽しげに説明してくれたり相談に乗ってくれたりました。

最後の駄目押しのように、備品についてわがままを言ってみたら、ほとんどOKが出ました。大家さんありがとう。
チンゲル亭に大きな未練を残しながらも、新しい部屋にどんどん心惹かれていっています。

引越しが楽しみです。
大家さんと、部屋と、わたしたちとで良いコンビネーションを組みますよ!

駐車場がないので、お借りしていた車も持ち主に返して、明日のSAVE THE CHILDRENには、タクシーを使います。
毎週、同じタクシーの同じ運転手さんが定着してくれることを、期待しています。

夫の仕事にも、私のボランティアにも新しい風を呼び込んで、残りの1年を効果的に有意義に過ごすことにいたしましょう。




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歴史博物館

2006年03月28日 | チンゲル亭





① ウイグルのフレスコ絵の前でチョカさん
② 嗅ぎ煙草入れ 
③ 珊瑚の髪飾り





チョカさんの卒論のお手伝いで、歴史博物館へ行きました。
説明の係りの人が居なくて、チョカさんが持っていた歴史博物館の本と照らし合わせながらの、資料集めです。

今回は、写真を撮るために1万トグルクを支払いました。

熱心に、観察しメモを取るチョカさんです。
将来は、日本語の観光ガイドをしたいと言う彼女には、うってつけのテーマです。
卒業したら日本に留学して、日本語のスキルアップを図るつもりだそうです。

今年のUBの博物館は、JICAのシニアボランティアの活躍のおかげで、展示室に手が加えられ、明るく見やすくなっていました。

科学技術大学の中にある岩石の博物館にも、視察に入り、いろいろとチェックャCントを示されて、一般にわかりやすく、見やすいものにかえていく試みもなされています。
貴重な、歴史的資料が、放置されることなく日の目を見ることが出来るのです。

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TISの地質の学生さん

2006年03月27日 | チンゲル亭
学生さんが夫の部屋に、笑顔満面でやってきた。
可愛い彼女を連れて。

モンゴルでは、日本の大相撲が大人気です。
まして、今場所はモンゴル人同士の優勝争いとあって、テレビの前は人だかりがしています。

TISの入り口のロビーには、コートを預けるクロークと守衛さんのブースとテレビがあります。
人気の取り組みの時間には、そのロビーにテレビを囲んで学生がぎっしりと詰め鰍ッます。

今場所も、その学生さんと夫が賭けをしました。
朝青龍の大ファンの学生さんは当然朝青龍優勝に、夫は白鵬優勝に、500トグルクを賭けたそうです。
それで、お昼の時間に件の学生が彼女を連れて、鰍ッ金を取りに来たのです。
大好きな力士が優勝して、日本人の先生から勝ち取ったお金ですから、彼女には大得意だったことでしょう。
その獲得金で、彼女にジュースをご馳走してあげるのだと言って、連れてきたのだそうす。
実は、彼女を見せたかったのだろうと夫は言っていました。

夕食後のほっと一息ついたとき、愉快なニュースでした。


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また来ましたよ。

2006年03月26日 | チンゲル亭
             カレーを作って食べよう

12/18K氏撮影
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テムーレルという日本人墓地に程近いところにある孤児院に遊びに行きました。
今回はコンサートではなく、カレーを作って食べるという催しでした。

子どもたちは、優しくおとなしく、それでも子どもらしく育っています。
両親が居ないということを十分に調べた上で、ここにつれてこられます。
ですから、院長夫妻はお父さんお母さんであり、ここに居る子どもたちは兄弟姉妹になるわけです。
この日、始めてここにきた女の子が居ました。
あっという間に溶け込んで、みんなと遊んでいるのには、驚きました。

総勢30人のカレーが配られるのを、いたずらをするでもなくお行儀良く待っている様子も、待たされている風情はちっともなく当たり前の様子で小さい子が待っているのには、驚きました。

食事前に階段を上がるときに手をつないで上がった一番小さい女の子が居ました。その子は、一遊びして食堂に下りるとき、目ざとく見つけて私の手に自分の小さい手を滑り込ませてきました。
そんなに小さくても、膝の痛みでちょっと降りにくそうにする様子を目ざとく見つけていたわってくれる様子が、言葉がなくても伝わってきます。

食堂にに入ったら、大きい子がさっと自分の座っていた椅子を空けてくれました。
そこでは、食事が出来るまで大きなテレビで映画鑑賞です。
思わず、一緒に降りてきた女の子を膝に乗せると今度は両手を絡ませてきました。
いとおしくて抱きしめたい思いでした。

気が付いたら、その私の膝を奪い合う子が居ません。
きっとそのうち自分の順番がまわってくると信じているのかなと思ったのです。
ここでは、院長ご夫妻の公平な愛情が注がれていることが、言葉がなくても伝わってくるのです。
これは、資金的に恵まれているということだけでは実現できないのではないか、やはり、そのご夫妻に秘密がありそうだと、協力隊員のNさんと話したことでした。

Nさんが前回(12月18日)のお約束どおり遊びに行きたいと連絡を取ったら、「私たちには、何も隠すものがないから、いつでもいらっしゃってください」と言ったという院長先生の言葉が印象的でした。
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陶結ウ室

2006年03月25日 | チンゲル亭
久しぶりの土曜日の陶結ウ室でした。

教室は、主に奥様が指導なさっていますが、お留守の間は先生が、指導してくださいます。



数日前に焼きあがった、梅小鉢。
思ったよりしっかりと出来ているのに、われながら驚いた。
まだ、よそと比べないで無心だったからかも。
比べるのは、10年早いと思いつつ、つい、他の作品と比べて自分のセンスのなさを嘆いている。。。。。




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夏時間

2006年03月25日 | チンゲル亭
今朝未明から、夏時間になりました。
時計を、1時間進めました。
日本と同じ時間です。
今日、一日、まちのあちこちで、待ちぼうけの人が出ることでしょう。

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日本語の歌

2006年03月25日 | チンゲル亭
            第10回 日本の歌コンクール






スフバートル広場にある文化宮殿で、午後1時より開かれました。
夏時間になった今日のことですから、ちゃんと1時かしら?と思いながら行きました。

在モンゴル日本大使館主催のこの大会がもう10回にもなっているのですね。
年少組と年長組の二つのグループに分かれて、30人ほどの出場です。

ちょっとだけ覗いてみようといったのですが、日本語の歌をナまで聴けるので、最後の授賞式まで座っていました。

今日は、大使が日本に出かけているので大使の出席はありません。
せっかくの受賞が代理人の手で渡されました。
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