きのうから、とうさんは台風の準備で忙しい。
ベランダのものを全て部屋の中に入れて、ついでにお聡怐B
マンションだから、それだけだけどね。
台風については、薀蓄のあるとうさんは、テレビの台風情報に聞き入り、チェックに余念が無い。
おかげでかあさんは、昨日から、足止め。ちょうど、予定の無い週末だったから、良かったけど。「買い物?行かなくて良いよ、あるものを食べれば」と、まだ、風も吹いてないときから、言ってる。
僕は、ちょっとだけ緊張してるので、耳が少し後ろに向いてる。
ほら、風の音が。
また、父さんが呟く。「こんな日に、出かけるなんて非常識だ。台風のこわさをしらないんだよな。」「お、はやいなぁ」「台風の右側は、風が速いから、被害が大きいんだ」などなど・・・
とうさんの子どもの頃は、台風が来るとうれしかったらしい。
大人たちが、いろいろと緊張して、台風に備えて、あれこれやり始めるし、過ぎた後は、いろんなものが飛んできていて、面白かったんだって。
いなかで、なにもないとうさんたちにとっては、その、命や財産を守る大人たちの動きが、今の子どもたちの戦いのゲームをしているきぶんだったのかなぁ。
いまのこどもは、命のことなんてあまりわかってないから、とうさんのときは、もっと、刺激的で、どきどきしたことだろう。
とうさんは、うれしいと表現したけど、ちょっと違うきがするなぁ。
瀬戸際の高揚感?
いなかの、おばあちゃんは、きのうから、デイの宿泊施設に行って、お泊りしている。
とうさんもかあさんも、安心できるとありがたがっている。
ほんとうは、飛んで行ってあげたいんだろうなぁ。
昔と違って、サッシのおかげで家を守るのに、屈強な男手も居なくてもよくなった。
おかげで、おばあちゃんは、ひとりぐらしをそれだけ長く続けなくてはいけない。
東京には、絶対住みたくないんだって。
でも、そう言いきるうちは、まだまだ、大丈夫。おばあちゃん、元気で居てね。
ベランダのものを全て部屋の中に入れて、ついでにお聡怐B
マンションだから、それだけだけどね。
台風については、薀蓄のあるとうさんは、テレビの台風情報に聞き入り、チェックに余念が無い。
おかげでかあさんは、昨日から、足止め。ちょうど、予定の無い週末だったから、良かったけど。「買い物?行かなくて良いよ、あるものを食べれば」と、まだ、風も吹いてないときから、言ってる。
僕は、ちょっとだけ緊張してるので、耳が少し後ろに向いてる。
ほら、風の音が。
また、父さんが呟く。「こんな日に、出かけるなんて非常識だ。台風のこわさをしらないんだよな。」「お、はやいなぁ」「台風の右側は、風が速いから、被害が大きいんだ」などなど・・・
とうさんの子どもの頃は、台風が来るとうれしかったらしい。
大人たちが、いろいろと緊張して、台風に備えて、あれこれやり始めるし、過ぎた後は、いろんなものが飛んできていて、面白かったんだって。
いなかで、なにもないとうさんたちにとっては、その、命や財産を守る大人たちの動きが、今の子どもたちの戦いのゲームをしているきぶんだったのかなぁ。
いまのこどもは、命のことなんてあまりわかってないから、とうさんのときは、もっと、刺激的で、どきどきしたことだろう。
とうさんは、うれしいと表現したけど、ちょっと違うきがするなぁ。
瀬戸際の高揚感?
いなかの、おばあちゃんは、きのうから、デイの宿泊施設に行って、お泊りしている。
とうさんもかあさんも、安心できるとありがたがっている。
ほんとうは、飛んで行ってあげたいんだろうなぁ。
昔と違って、サッシのおかげで家を守るのに、屈強な男手も居なくてもよくなった。
おかげで、おばあちゃんは、ひとりぐらしをそれだけ長く続けなくてはいけない。
東京には、絶対住みたくないんだって。
でも、そう言いきるうちは、まだまだ、大丈夫。おばあちゃん、元気で居てね。