風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

東京都大会

2021年10月28日 | 詩吟
令和三年度東京都代表選出 全国吟詠コンクール東京都大会 一般三部Bグループ

於 野方区民ホール にて開催。


このコンクールは、一度延期となり、次に取りやめとなりましたが、舞台にて発表をという強い思いを受けて、東京都大会を独自に開催することとなったそうです。

したがって、好成績を納めても東日本、全国大会へ進出する道は、有りません。

今日は、平日ということもあり、30%の出場者が欠席の中、とり行われました。

10年後には、「あの時は、コロナで、、、」 と、思いだして語られることとなるのかな。

コンクールにしては、穏やかな雰囲気に感じられました。いつもの、ピリピリした圧迫感のある空気の中で、いたたまれない思いをすること無く、三人の出場者の応援ができました。

結果は、
A.Sさん7位(入賞) 
K.Tさん8位(努力賞)


(ぼんやりしていて、名前を載せることの確認了承を得ませんでしたので、イニシャルでご勘弁。) 


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譜№ 5

2021年10月27日 | 詩吟
効率の良い練習が行われました。その中でも特に目立ったのは、譜№五番の平引き止めです。

三半から三に素早く下りる譜の始まりは、半音の高低差l。。。。。をはっきりと声に出して、三に下りなければなりません。
降りただけでは終わりではなく、それの音を引いて、最後には、三半⇒三と素早く止めて、完成です。

三半の高さで母音となった声を、もう一度同じ母音でダメ押しをしながら三の高さに落とす。
その説明の受け止めやすい言葉に試行錯誤しました。



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最小会議室

2021年10月27日 | 詩吟
定員7名、声を出すのは、一人まで。
コロナ前に、いつも使用して居たこじんまりした会議室(A)は、定員15名。かつて、最大9名が練習をしていました。
現況では、7名収容、声を出すのは、1名だけ。

前回までは、その倍の広さの会議室を二部屋を(B&C)借りることができていました。
今日から、12月までの予約状況は、今日は、Aを二時間 来月は、Aを1時間とBCを1時間という移動を余儀なくされるような、部屋割りとなりました。

大きい会議室を2部屋借りることができていたのが、だんだんに、利用者が増えてきて、その割には、コロナ規制は緩和されないため、このような状況になっています。

1月の2日間の予約は、幸いBとCを2時間予約出来ました。
以後の予約状況は、規制の緩和とのおっかけっこになるのかなぁ。

今日は、Aの部屋に4人。10分ずつタイマーをセットして、個々の好きな課題詩を個人練習という形をとりました。


事前の私の1時間練習は、バスが遅れたので、15分もロスしました。
しかし、それぞれの課題吟と、問題点を思い浮かべて、シミュレーションをして見る。
そのシミュレーションは、的中して、準備した表現も、ツボにはまったようで、全員が満足のいく結果を出すことが出来たと、自画自賛。

会員さんたちは、毎回毎回新しい吟題に取り組むことのストレスを感じていたのは、このところ強く感じていました。
今回、小さい部屋しか借りられなくて、全員で声を出すことが出来ない羽目になったことで、短時間集中型特訓(とは言いすぎか?)にしたのは、良いアイディアでした。

ある程度、レパートリーを増やしたら、飛び石のように、いつもと違う練習を取り入れるのは、いい刺激になりました。
それには、私の、気力が2時間続かないとね。
会員さんは尻切れ屯歩で申し訳ないのですが、、10分のタイマーがなったら、言葉の途中でも直ちにやめて、次の方に譲ります。

今までの練習は、言葉の途中で、止めるなどと出来なくて、言葉を繋ぎました。
そのため、最後の人にしわ寄せが行きました。
この時間制というのは、集中できるという良い効果があります。

10分という時間、今の会員さんたちには、ちょうど良い時間の様です。

今日は、4人でしたから、2巡目も回ることが出来ました。雑談に流れることにも程よい抑制が効いていました。
これが、毎回ではないのが良い。雑談も大事なのは、分かっていますから。

これは、日頃如何に言葉を多く用いているかを実感。スリル満点の、2時間でした。

この次は、遅れないように、1時間の練習を確保して、喉も気持ちもしっかり準備をして、臨みます。
ご苦労様でした。


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告知

2021年10月26日 | 徒然に日々のことを
告知


Power of Voice ~草原の歌・高原の歌~
11月13日(土)北とぴあ国際音楽祭2021参加公演
モンゴル民謡&スイスヨーデル ジョイントコンサート

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オルティンドーの先生

2021年10月26日 | 徒然に日々のことを
   「歌の帆blog」https://utanoho.blog.jp/


表立って歌う機会が少なかった間に体のこわばりをほぐしていたおかげで、声が出しやすくなりました。
大自然の中で歌うと、歌も大きくなるようです。
鹿の鳴き声響くオーガニックカフェそらのもりにて、モンゴル民謡の魅力を語り、歌います。
日曜の昼下がり、体という楽器からの音に身を任せてみてください。






10年ぶりに、オルティンドーの日本での師匠「三枝彩子」先生の新しいブログに接する機会を得ました。


いきなり「体という楽器」という言葉に、嬉しくなりました。
彩子さんの、こちらの教室に通っていたころは、そのようなお話をしたことがありませんでしたから。
以前のブログの拾い読みから、体について興味を持ち、メンテナンスを受けていたことは、知っていました。

新しいブログのアドレスを教えて頂いて、冒頭に、「歌の帆整体」の写真を見て、驚きました。

彩子さんは、自分の体のメンテナンスに飽き足りず、素早く、施術者にもなられたのですね!
その行動力に驚くばかりです。
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伝わった

2021年10月25日 | 徒然に日々のことを
苦労だとは思っていなかったけれど、いたわりの言葉として届いてみると、苦労だったのかなぁとはじめて思う。

体力に満ちていた時に、何の苦もなくできていたことが、だんだんと辛くなってきた。
それでも「やらねば」という思いが、苦しい気持ちに気づかなくした。
押し隠し続けることが出来なくなって、手のひらからこぼれた言葉は、とげのように突き刺さる。

そのことにも気づかずにいるほど、感覚を鈍らせていたのは、何だったのかな?

過ぎ去ってゆっくり考えるきっかけを与えられると、あぁ、そうだったかと気が付く。

破たんする前に、かねての計画通りに舳先を向けることが出来たのは、何よりのことでした。
今のゆとりの時を過ごしていると、そのころのことが素直に考えられるようになる。

あれも私、これも私と緩やかに受け止められる。

あのまま、今日まで、駈け続けていたとしたら、こんな気づきもなく、嬉しいとか、あり難いとか思えなかったかなぁ。
長いお休みは、私らしく在ることを、考えさせ、方向を修正してくれた。
そして、あるがままを見て語られた思いは、強い力を持っていた。
          おかげ様 ありがとう!



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第二世代

2021年10月24日 | 詩吟

今日の、昇格雅号授与式のサポートは、うまくいきました。
前回の失敗をものともせず、今回も同じようにと、指示していただいて、期待に応える機会を得ました。
お邪魔虫にはならなかったけれど、私の立ち位置は、ちょっと間抜けだったかもしれません。
次回があるなら、この二回の経験を踏まえて、上等な仕上げにできることでしょう。

失敗を恐れず、その失敗を糧にして、力を付けさせるやり方は、会長の創成期からの一つの仕事を長く続けて、やり通して学ぶという方針を踏襲していると思う。

その懐の深さに救われます。

さて、私はと振り返ると、二度目、三度目のチャンスをあげる深い思いと懐の深さがあるかというと、残念ながら、無いかなぁ。

していただいたことは、その方にはお返しできないなら、別の困っているかもしれない人に循環していこう。(恩返しではなく、恩送り)

私は、そのような大きな思いの中で育ってきて、恩恵を受けるばかりで、創成者の野田会長の第一世代として、ここまで来ました。

その教えを自身の教場の第二世代にどれだけ伝えられただろうかと、考える。


正しいと思って進めて来た方法も、時が経ち、状況が変わってくると、違う方法が望まれるようになる。だからと言って、そのやり方は、間違っていたわけではない。
その時代に合っていたから、ここまで大きく成長してきたのだから。

これから、さて、どうやって継続して行きましょうかと考えるとき、第二世代の活躍を期待することとなる。

第一世代間でも、私に取っては難解な謎解きなのだから、そこに、新しいものが加わったら、どう対処するのだろうか。

これが、大きな課題です。

考えの伝え方の、それぞれの個性を知らずして、私の理論で、進めたら、大いに間違ってしまいます。共同作業には、一ひねりと一考が必要なことと、まっすぐなだけではいけないことを、日々学んでいます。
そのなかからわたしなりに、すこしでも、前進に力添えができるなら、幸運です。




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ショパンと坂村真民

2021年10月22日 | 徒然に日々のことを
”最後に目指すべきは、素朴さ。自然に正確なリズムで、弾けば詩情があふれ出るのです。”  -ショパン-

ショパンコンクール快挙の予感からはじまって、最終結果の報。

  2位 反田恭平  
  4位 小林愛実       おめでとう!



” 別れたあとがさわやかで 
     過ぎた時間が少しも惜しくない人が一番いい ”
 
                         -坂村真民 -



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こころおきなくすごす

2021年10月21日 | 徒然に日々のことを
最寄り駅で待ち合わせして、カラオケへ。
また、今まで行ったことのないお店。
楽しみにしながら、「初めて」がつくと、どうしてこうもびくついてしまうのかと思う。
カラオケ店と言えば、おそらくどこも同じようなシステムであるはずなのに。
今日は同行者がいるから、安心お任せ。

ずいぶん長い時間、心から楽しみました。
狭い部屋で顔を突き合わせ、大きな声で詠うと、自分をさらけ出して、奥底をみすかされた気がする。ちょっと恥ずかしい。
それでも、飽くことなく気持ちよく続いて、まだまだと思えるのは、なかなかないことです。

この、心地よさはどこからくるのか、相方と波長が合ってたのかな。

何はともあれ、良い時間を過ごせました。収穫も手ごたえもありました。ありがとう。


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胸鎖関節

2021年10月15日 | 体を整える
今日のテーマは、胸鎖関節。
胸骨と鎖骨の出会うところ。私の場合特に、鎖骨間が狭いので、とても気になっていたところです。
膝と違って、痛みの出るような場所ではありませんが、ここが詰まっていると、声がうまく出てくれません。
それに対する引き合いの体操を学びました。ちょっとしたコツが必要でしたから、何度か習う必要があります。

胸鎖関節が開いているという感覚は、今まで習慣的に行ってきた、「あくびをしたときの喉」の感覚と同じでした。
思いっきり大きく喉を開いて、十分な息を吸います。そして、吸いきったら、出すしかありません。
吸っている時は、喉を最大限大きくしようとして、力が入っています。
そして、息を吐く瞬間、喉は最大限大きく丸くひらいていながら、力が抜けています。

その、瞬間をよく覚えていて再現する練習をします。

たとえ、口が一番小さい「ん」や「い」の時も、喉は最大の大きさを保ちます。

充実した下丹田に押されて、最大限におおきくなったのどを、息がまんまるーくなって通ります。この様子が、体の中に、「筒が立つ」ということなのでしょうか。

声帯で、音となった息が、唇で形どられて、名前があって意味のある言葉となって、表現されます。

胸鎖関節を開くと頭の緊張も取れました。

肋骨も上げやすくなります。

一つ一つのパーツの動きを紐解きながら、次への連鎖を実感しました。

これらの動きは、吟詠のためだけではありません。生きていくうえのクオリティーを高くし、幸せ感を高めることとなります。

詩吟は、「生」を詠うもの。

楽しくうたうこと、仲間とたのしくすごすこと、コンクールに挑戦すること、詩を理解し学ぶこと、漢詩を作ること、すべて質のいい「生」を享受することにつながります。

体の中の見えない部分について伝えるのは、難しいのは、承知で、細々と続けているのは、少しでも、「整体」に近づいて欲しいから。

そして、「整体」となった瞬間に豊かな声の出ることを実感し、その響きで体が満たされたときの幸せ感はたとえようもない。

「整体」は、吟詠と同じで、覚えたと思ったら、捕まえたと思ったら、するりと逃げていきます。

一度覚えたものは、体は覚えているはずだから、逃げても追いかければ、取り戻せる。

何度でも、取り戻して、これが今の私という感覚を何度でも、味わおう。




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