風のこたろう

'05年4月6日~'07年4月7日 ウランバートル生活日記
'09年8月~  詩吟三昧の徒然日記

肩甲骨の中

2023年09月29日 | 体を整える
山田先生のことばと手の支えによって、肩甲骨の中にある凝りに到達。
「凝り」は、潜んでいるために、探り当ててあげる必要があります。
そこにわずかな腕の重みをかけてあげるだけで、その凝りが和らいできます。
今までは、いろんな個所の凝りについて、いろんなことを学び、改善しながら
体の動きやかかわりを学んできました。
その因果関係や、とても遠くから影響が伝わって影響しあっている事など、
今日ほど、はっきりと自覚したことはありませんでした。
感受性が高まってくると、自然にその凝りを感知することができ、体が自然に
動かしたくなるのです。
そして、その動きが自然に解消へ、解放へと広がって行きます。

今日は、いつも指摘される肩の内巻きが、かなり改善されてきました。
この位置にこんな形で、収まると良いとの言葉は、納得できました。
これで、家に帰っても、忘れないで教えて頂いた体操の正しい方法が、再現
できそうです。
頭で覚えた手順は、なかなか功を奏しませんが、言い続けて、耳から体に
届けてあげるのです。

9月に入って膝の痛みが和らいできました。
股関節 膝 足首が連動していることがある日突然わかってしまいました。
内殿筋に力が付いたこともなんとなくわかってきて、漫然と動かしていた膝
の着地時の角度が毎度異なっていたのがわかる。
異なっているのがわかって初めて、この角度で着地すると痛みが起きるという
事が、分かりました。

筋力が多少なりともついてきたことで、正しい角度に持っていくことが出来ます。

何も考えずに最高の体の動きが出来ていた柔軟な体だったころと違って、
いろんなところが微妙にずれてきて調整が必要になって来ます。
そのように変化した体は、ねじを締めたり叩いたりして定位置に戻す作業が
必要になってきます。

人体力学とは、そういう知識なのだと、おぼろげにわかってきました。
ほんの少しの労力で、特別な事は何もないのに体が正しく健康に保たれるとは
なんてすばらしい健康法なのだろうと思う。



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強い吟はポジティブ揃い

2023年09月20日 | 詩吟
先日集まった三人は、1967年~1973年まで睨照先生に手取り足取りで、
育てていただきました。
その吟風は、迫力の吟詠です。
そういう私たちは、「和歌」には問題意識を持っています。
その時に培って、それ以来続けてきた吟詠をしているらしい二人は、今、私が抱えている問題を同じように持っているらしい。
 
50年前の吟詠は、覚えているけれど、今その言葉を口にしているあなたの
吟詠を聞きたいねぇ。
「今度会うときは、食事会をしないで、カラオケに行きましょう。」
と言葉が返ってくる。
50年前のあなた達そのままです。そして「照」そのままの心意気で吟詠を
続けているらしいです。
その心意気を受け継いでいるはずの娘さんだから、着物を着て楚々として
いながらその意気込みには、何の疑問もなく賛成するところがおもしろい。

もう一人の関東地区組彼女は、来年はコンクールに挑戦するという。
来年は、またここでね。と全国大会に出場が決まった事のように言う。
そしたら、来年は、みんな舞台だから、「席で応援するのは、私一人?」と
言う私の言葉に笑顔がはじける。来年のことでも鬼を笑わせない三人!
 
     ポジティブシンキングの三人+一人でありました。


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田村仁美 9月 10月 カレンダー

2023年09月19日 | 詩吟
    2023年 ー四季のよろこびー 田村仁美
        「和やかに」  ウメモドキ  エナガ

       コロンとした体に長い尾羽がかわいいエナガと
      ウメモドキの赤い紅は鳥の目にはどのように映っているの?
      
       
         
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50年ぶりの友人

2023年09月18日 | 詩吟
沖縄からコンクール出場の娘さんの付き添いで上京された友人とは、50年
ぶりの再会でした。
横浜に住む友人と共に、その昔岡山で詩吟をしていました。

今は、お互いに流派はちがえど詩吟を続けていることと、50年前の関わりが
あまりに濃密であったためか、あっという間に50年という時間を飛び超え
ました。
昨日も逢っていたかの如く気持ちが寄り添うった会話が始まり、長年の疑問を
解決したり、それで今があるのねと納得したりしました。
昔と今が交錯しながら話題は、行ったり来たり、あっという間に時間が過ぎました。


来年もこの場で会いましょう。そして、娘さんだけでなくお孫さんもねと、
約束しました。

        
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音響係ミーティング

2023年09月05日 | 詩吟
構成吟の準備で、音響係になった三人が集まりました。
次回の中央会の報告に間に合わせるために、早々と会議です。
伴奏を決める作業は、思ったより時間と手間がかかるものですね。
意見が瞬間に合った時は、小気味よかったし、意見が違っていても、遠慮なく
思いが伝えられるのは、もっと、気分が良い。
予定の仕事が完成して、いそいそと、今日の作業の後ろの時間のために準備
していた吟詠をお互いに聴きあいました。
あぁ、いいなぁ。特別な事は何もないのだけれど、通じ合えるということは、
こんなにも嬉しいことなのです。

T先生とS先生は、連合吟の練習でした。意気のあった連吟は、聞いていて
ウキウキする。
私は、苦手な吟を詠って、去年よりは上達しているが、それだけという無言の
感想を得る。それとなくなさったお上手な吟詠を耳に残して、次の自習に備えます。

三人の会話は、ことのほか楽しく穏やかなものですから、いかり肩がなだらか
になりました。
つい、この処悩んでいることに会話が向かったので、これ幸いと思いを聞いて
もらったので、それだけで気が晴れました。
コロナ前には、こんなことがしょっちゅうあったのになぁ。
その頃の飲み会から「吟友草加」の芽が出てきたと言っても過言ではありません。
こんなに楽しいところで蒔かれた種だから、豊かに生い茂る日が来るのは、
間違いはない。その時に居た別の2人のメンバーは、今日はいませんが、また
何か機会をとらえて盛り上がりたいものです。
吟友草加は真っすぐに育っています。おかげ様。



楽しい楽しい時間はあっという間に過ぎました。じゃあ、またねと言って
ホームで別れましたが、次は、いつかなぁ。

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三行に命をかける吟

2023年09月03日 | 詩吟
東大島教室に参加しました。
久し振りの野田会長の指導教場です。

一通りの講義と練習の後の一人一吟では、今日習った「江雪」でも「梅一輪」でもなく、来週のことぶき吟詠大会の吟題を聞いていただきました。
野田会長のご指摘は、あくまでも優しく、それだけ?といつも思います。

それに対し、Uさんの『三行に命をかけた吟詠』とのコメントに、吾ながら、
おかしいくらいに喜んでしまいました。
命をかけるという言葉に、学生のように反応し、「古い時代の吟詠をする人」
と更に言われた言葉もいかにもと思いました。

あまりに的確に私の吟詠を表しすべて包括している言葉でした。
こんな明快な言葉は、一言でど真ん中に届くものなのですねぇ。

私に取って大事な「照」であることの自負を持ち続けていたことへのご褒美
でもあると思う。
鷺照先生は、すでに鬼籍に入っており、故郷で活躍する今の「照」たちは、
どんな思いを抱きどんな吟詠をしているのだろうか?
昭和48年に、そこを出てきた私は、その時の教えをそのまま大事に続け
ていままで変わることはありません。

変わらないでいたということは、芦孝先生のとてつもなく大きな包容力と配慮
の賜物であると思いました。
心地よい居場所、練習場所を準備し提供し、何の束縛もなくすべての人を
大きな心で迎えてくださり、私には「照」のままで居させて下さった。
今更ながらにその大きさを知り、うかうかと恩恵の享受だけしてきたと思いました


いろいろと考えていると、いろんなもやもやが、一気に形を成しながら
まとまって、しかるべきところにまっすぐに動いていて整理されていく。
目の前がドンドン晴れていくようでした。

それと同時に、見ないふりをしていたこともはっきりと見えて、これからの
事を自分らしく過ごすことに弾みがつきそうです。

古い時代の吟詠では、教える価値がないでしょうか。
そのところを良く考える必要があります。
せっかく期待を持って夢松風と吟友草加の会員となってくださった方々に、
どう対して行くかをしっかりと考え直さねばなりません。

      「命をかける吟」「古い吟詠」「新しい吟詠」

「芦」に居ながら「照」であり続けたこと、これからも変わることは無い。
そのことで新しく分かってくることについては、余り短絡しないでじっくり
考えていこうと思います。
物事が整理され、行く方向が決まってくることを予想すると、背骨が通じる
思いがする。

それにしても、「照」の心意気を思い出して、心から安堵し、違った自信が
沸き上がってくるのも感じます。

「片隅で静かに続ける」という言葉には、少し毒気があるような気がします。
ただ、よく考えてみると、その言葉に近い思いを抱いていたことも無いわけでは無いときづくと、また新しい気持ちがわいてくるから、がっかりすることは無い。

これから先の限りない可能性を持った若い人には、選択する自由をどう説明し
たらよいのか。
基本の基が終わる時は、いつなのか具体的に考えたことは無いが、肝心要は
そこだろう。

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